角川文庫の検索結果

  • おんぶにだっこ
    値引きあり
    3.5
    「愛していると言ってくれ」「ロング バケーション」「ビューティフルライフ」のカリスマ脚本家、北川悦吏子が初めてとった2年間の休暇のワケは“おめでた”だった! 医者から妊娠を告げられ、「えええ!?」で始まった、怒濤の妊娠&育児生活。はたして、恋愛の神様に母性は芽生えるのか? 子供を産んでどう変わったのか?! 子供を産んでも自分を見つめ続ける新しいタイプの子育てエッセイ。
  • TRICK トリック -劇場版-
    値引きあり
    3.8
    奇術師・奈緒子に糸節村から神を演じてほしいと依頼がきた。日本科技大学教授上田も巻き込まれ村では次々と不可思議な現象がまき起こる。大ヒットドラマシリーズ映画化第1弾ノベライズ。
  • 檸檬
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    4.2
    私は体調の悪いときに美しいものを見るという贅沢をしたくなる。香りや色に刺激され、丸善の書棚に檸檬一つを置き--。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した代表作ほか、12編を収録。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • ピンク・バス
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    3.1
    子供を妊娠し浮かれているサエコの家に、夫の姉・実夏子が突然訪れる。長い間消息不明だったという実夏子は、そのまま勝手に住み着いてしまった。真夜中に化粧をしたり、冷蔵庫のハムを丸ごと食べたり、と不審な行動を繰り返す実夏子。何も言わない夫に苛つき、サエコの心はかき乱されていく……。出産を目前に控えた女性の心の揺れを描いた表題作ほか、「昨夜はたくさん夢を見た」の一篇を収録。瑞々しい筆致で描き出された、心に染みる極上中篇集。
  • それから
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    3.9
    三部作の前作「三四郎」で描かれた淡い恋愛は、この作で、より深刻な人間的苦悩にいろどられる。自然の情念に引きずられ、社会の掟に反いて友人の妻に恋慕をよせる主人公の苦しみは、明治四十年代の知識人の肖像でもある。三角関係の悲劇を通して漱石が追求したのは、分裂と破綻を約束された愛の運命というテーマだった。西洋化する近代日本文明への失望と封建的道徳の偽善の狭間で苦悩する自意識を描き鋭い文明批評ともなっている。明治42年作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 女が見ていた
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    2.5
    酔い痴れて夜の歓楽街をさまよい歩く啓介は、絶えず女の視線を感じていた。それも三人が入れ替わりながらあとを執拗につけてくる。朦朧とする頭の中で、彼はそのことだけをはっきりと意識していた。外出中に妻を殺害され、現場にいつも持ち歩いていたシガレット・ケースがあったために妻殺しの重要容疑者にされた作家の風間啓介。自分のアリバイを証明する謎の三人の女を必死に探索する。だが、その中の一人を見つけた時、彼女は……。横溝正史が描く本格ミステリーの最高傑作! カバーイラスト/杉本一文
  • 電池が切れるまで 子ども病院からのメッセージ
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    4.6
    「命はとても大切だ/人間が生きるための電池みたいだ(中略)だから 私は命が疲れたと言うまで/せいいっぱい生きよう」小児ガンで入退院を繰り返していた少女が、亡くなる数ヶ月前に書いた詩「命」をはじめ、子ども病院で命と向き合う日々を過ごす子どもたちが綴った詩画集。命の輝き、家族の温もり、感謝の心に満ちた言葉が、生きる勇気と元気をくれると、全国に感動の渦を巻き起こした。すべての漢字にふりがな付き
  • 恋愛力120%アップ 恋をかなえる基本マナー100
    値引きあり
    -
    素敵な恋愛をしたいと願う女性たち必見。大人の女として是非身につけておきたい、彼との心のつきあい方や話し方、食事の作法、ふるまい、ファッションなどを具体的に伝授。あなたの恋愛力が高まること間違いなし。
  • 知らないとゼッタイ恥をかく 社会人のマナー186
    値引きあり
    4.0
    「マナー」ということば、最近はあまり耳にしないような……。でも社会人として、ちょっとした気遣いやマナーに無神経でいると恥をかきかねません。たとえば最近はみんなが持っていて当たり前の携帯電話。プライベートならともかく、ビジネスシーンで使う携帯電話のマナーを心得ていますか? 本書では、最新のビジネスマナーから、冠婚葬祭、食事やつきあい、手紙など、さまざまな場面での基本マナーを取り揃えました。
  • 野獣と花嫁
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    3.7
    女子大生・塚川亜由美はホテルのラウンジで、昔の家庭教師・岐子と出会った。岐子はフィアンセと待ち合わせ、これから二人で、友人の結婚1周年パーティが開かれる山荘へ行くという。岐子は、1年前にぎやかな結婚式が行われた夜の、ある出来事が気にかかっていた――。その2日後、岐子から助けを求める電話が。山荘で殺人事件がおきたのだ。亜由美は愛犬ドン・ファンと、山荘へ向かった! 大人気花嫁シリーズ第18弾。
  • 離愁
    値引きあり
    -
    作者自身である「私」が、異郷パリで胸の病を得てスイスに療養生活したときの闘病の体験記。異国人の間で、ことごとに日本人であることを意識させられる孤独と、妻との愛情のもつれの寂寥の中で重病と闘いつつ深い生命感を体得してゆく過程が、誠実鮮明な筆致で綴られている。1946年刊。
  • 父の贈りもの
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    3.5
    「君の名は」「喜びも悲しみも幾歳月」等の名作映画で一世を風靡しながら昭和39年、東京オリンピックの年に不慮の事故により37歳の若さで逝去した俳優・佐田啓二。以来、伝説の二枚目銀幕スターとして人々の心に深く焼きつけられてきた父の秘話を、当時6歳であった愛娘・貴惠が、一緒に過ごした短い年月、残された秘蔵の写真やフィルムの中からひもといてゆく…。眠っていた記憶の中から掘り起こされる父・中井寛一(本名)の人間臭い素顔と、彼が貴惠や弟・貴一に与えてくれた素晴しい心の贈りものとは? 感動あふれる家族の歴史。
  • F 落第生
    値引きあり
    4.0
    1巻209円 (税込)
    ポジティヴに生きることだけが、決して正しい生き方じゃない。後悔したって、前向きじゃなくたって、少しずつでも歩くことさえ止めなければ、大丈夫。恋において、友情において、仕事において――。人生のなかで何かに「落第」してしまった女の子たちへ贈る、短編集。「シコちゃんの夏休み」「 最後の一枚」「 忘れられなくて」「 ショートカット」「 家並みのむこうにある空」「 岸辺の駅」「 重たい色のコートを脱いで」の7篇を収める。
  • 八王子のレッド・ツェッペリン
    値引きあり
    -
    都会でも田舎でもない、どっちつかずのとても宙ぶらりんな街が八王子だ。その街の片隅で今日も僕は宙ぶらりんな気持ちのまま、4月の空をながめている。僕は進学も就職もしなかったわけで、家業の工務店を真剣に手伝うわけでもなく、長い春休みをすごしているような毎日を送っている。なぜなら、自分の中で決めていたからである。プロのミュージシャンになることを……。木根尚登が自らの青春の彷徨を描く、TMネットワーク結成前の伝説の物語。
  • チューサン階級の冒険
    値引きあり
    -
    嵐山光三郎とは何モノかというと、にわかには答えられない。いろいろなことをやってきた。だから、友だちが多いヒトだ。今も、かぞえきれないほどたくさんのことをやっている。それで、ますます友だちがふえている、らしい。昔から忙しかったのに、メゲずに書くことが好きであった。その結果としての、これが、じつは処女作。――男ゴコロとか女ごころとか、スジコとかイクラとか、孤独だとか、いろいろなことがわかるようになる。愉しいうえに、読めば効くという、たぐい稀れなる本。著者の性格からも、タイトルからも、これはもうNHKと同じ、世の中に初登場の「皆さまの本」なのであります。
  • 風ふたたび
    値引きあり
    2.0
    作者はみずみずしい文体を駆使してユーモアとペーソスに富んだ珠玉の掌篇をものとする文壇の鬼才。これは、朝日新聞に小説執筆中急逝した林芙美子のあと起用され、構想三日にしてその任を全うしたいわくつきの新聞小説。仙台から学会出席のため上京した大学教授に盗みの疑いがかかる。教授は東京駅で倒れ、昔の教え子の下宿へ。駆けつけた娘は、父親に盗みの疑いがあることを知り、被害者の元を訪ねる……。「荒々しい風音の中で、あくまで明るい表情を捨てぬ数個の人物」は読者の胸に涼風を呼ぶ。
  • 言葉の虫めがね
    値引きあり
    3.0
    たとえば万葉集をひもとけば、千年以上前の言葉が、そこにはある。私が口ずさめば、千年の時空を超えて、鮮度を落とすことなく言葉は蘇る。言葉は、永遠なのだ。けれどたとえば、今日私が恋人に言った「好き」という言葉は、今日の二人のあいだで成立している、たった一度きりのもの。言葉は一瞬のものでもあるのだ―。読むこと、詠むこと、口ずさむこと。言葉を観察し、発見するエッセイ集。
  • 池辺の棲家
    値引きあり
    4.0
    多彩な渡り鳥が飛来する池のほとりで暮らす千亜子。夫は老母の介護で実家に帰ったままだ。子供たちも出て行った。カラスのクロウと語り、林の生き物たちと交流し、牛飼い少女の物語の翻訳に打ち込む日々は、悪くはない。人道という偽善に付き合うよりも、生物としての死に場所を探したいからだ。美しくも激しい自然の中で、生と死に深い独自の眼差しを向けた新たなる感動小説。
  • 天皇家の人々 皇室のすべてがわかる本
    値引きあり
    -
    天皇と皇族は、毎日どんな生活を送っているのか。仕事は何をしているのか。冠婚葬祭や宮中祭祀にはどんなものがあり、それにはどんな人たちが関わっているのか。そして出産、子育てはどのようにされるのか――。戦後、象徴天皇制の下、皇室はわれわれ国民にとって身近な存在になっていったが、その詳しい実態に関してはまだまだ知られていない点が多い。本書は、菊のカーテンの内側をわかりやすくコンパクトに解説。21世紀の国際社会で活躍する、新しい皇室の姿を紹介する。
  • かわいい子には旅をさせるな
    値引きあり
    3.7
    鷺沢さんの旅はどこへ行ってもトラブルばかり。事前に目的地の正確な位置を調べなかったために、10メートル先も見えない霧の峠道で「はとバス」を反対車線から無理に追い抜くことになってしまったり、安いチケットを追求したために複雑な経由の便になってしまい、ロスト・バゲージのためシカゴの空港で6時間もひたすら待つことになったり――。だけど、やっぱり、旅立たずにはいられないのでした。笑って泣ける珠玉のエッセイ集。
  • 恋をするには遅すぎない
    値引きあり
    -
    愚かで、考えなしで、向こう見ず。そして一途で、恐ろしいほどのパワーがあって――。恋はいつでも自己中心主義。たとえ周りに面倒かけても不幸にしても、そういう常識にかまっていては走りだせない。いくつになっても、結婚してても、子供がいても。病気であっても、異国にいても、貧しくても。恋をするのに、決して遅すぎるということはないのだから。恋の疾走に、幸多かれ! 全国の恋する女の子たちへ贈る、応援恋愛論! ※本書は一九九三年、大和書房より刊行され『ティア・ドロップ・プラネット』を改題、加筆・訂正したものが底本です。
  • 美味読書 ~愛も学べる読書術~
    値引きあり
    3.0
    恋愛の達人・サイモンさんは読書のしかたも一味違う。事件が起これば『FBI心理分析官』のプロファイリングを超える名推理を冴えわたらせ、科学書を読めば自著『あすなろ白書』の登場人物を明快に解説。恋愛文学はもちろんミステリ、心理ノンフィクションまであらゆるジャンルの本から男と女の心の機微や、作家の心理を読み解き明かす。サイモンさんの読んだ本も、書いた本音もおいしい。笑えて学べる美味なエッセイ、まずはご賞味あれ!
  • 必要のない人
    値引きあり
    3.5
    五十五歳の誕生日を迎えて間もなく、野末稔は『毎朝タイムス』の印刷現場セクションから、子会社の『毎朝文化セミナー』へ出向を命じられた。稔は一日も休むことなく、新しい職場に通っていたが、二週間を過ぎた頃から、ひどくみじめな思いに悩むことがふえていた。具体的な原因は何もなかったが、以前のような「俺は必要とされている人間」だという昂揚感がどうしても持てなくなっていたのだ……(「必要のない人」)。恋、性、老い、そして死――。人生の大きな流れのなかで、揺れ、惑う、男と女を描く、著者初の本格短編小説集。
  • 悪魔岬
    値引きあり
    5.0
    不倫の恋の清算のための心中で生き残ってしまった女――。自殺関与、死体遺棄の罪で懲役三年執行猶与二年。三条雄介と群馬・浅間隠山で心中をはかった小此木美紗に科せられた罰だ。美紗に捨てられた元婚約者の松平は、この心中事件に疑問をもち、三条の妻・八千代とともにその真相を追う。だが、美紗もまた三条の命日に十和田湖で「海で死ぬ」との手紙を遺し不審な死をとげた……。大人気、長編官能推理の大作。
  • 悪魔の誘惑
    値引きあり
    -
    「ニシノソノシニコクハクタノミマス」。写真の裏に書かれていた謎の文章、そして現場に残された「ヨ人」の二字……。これこそ暴漢に襲われ、失明の末に自殺した夫による、犯人告発のメッセージではないのか? 麻衣子は、事件の鍵を握る西ノ園誉人に接近、二人きりで一カ月間のヨット航海にでる機会を掴んだ。めくるめく性の快楽に陶酔させられる麻衣子! そして、男はある重大な秘密を打ち明けようとするのだが……。愛憎渦巻く官能サスペンス小説の超大作。
  • 門
    値引きあり

    3.9
    ひとりの人間の犠牲において成立した宗助とお米の愛の勝利は、やがて罪の苦しみにおそわれる。「人間の心の奥底には結核性の恐ろしいものがひそんでいる」という。ついに宗助は禅寺の山門をたたくが、安心と悟りは容易に得られない。そこに真の意味の求道者としての人間漱石の面目があった。明治43年の作品。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 彼岸過迄
    値引きあり
    4.0
    「行人」「こゝろ」とつづく後期三部作の序曲。このあたりからの作品は漱石自身の問題に密着してくる。人間ゆえのエゴイズムの悲劇は、自意識をもてあます須永と千代子に……。1912年の作品。
  • ワンナイトミステリー 「香港の魔宮」殺人事件
    値引きあり
    5.0
    日本の会社でOLをやっていては、女に未来はない。そう決断した沢村麻季は、人生の成功を賭けて香港へ旅立つ。だが、野心の陰で麻季は、友人のキャッシュカードを何度も盗んでは金を引き出すという犯罪に味をしめ、その罪を隠すため委託殺人まで犯していた。麻季の婚約者西条雄一は、その黒い行為に薄々気づくが、まったく任意に決めた暗証番号がなぜ解読できたのか、銀行員の彼にも推理ができない。そして解決は精神分析医・氷室想介の手に委ねられた!
  • ワンナイトミステリー 「カリブの海賊」殺人事件
    値引きあり
    3.0
    『カリブの海賊』と呼ばれ海外で大活躍中のボクサー・カルロス山東と創刊誌上で対談するため、カリブの島バハマへ飛んだ推理作家の朝比奈耕作。が、対談開始直前に相手が殺された! いつも右の目に髑髏マークの眼帯をして海賊ムードを演出していたボクサーが、なぜか反対側の左目に眼帯を掛け、しかも真正面から襲われ、何の抵抗もできずに金づちで撲殺されたのだ。あれは『コロンブスの卵』だったと朝比奈が志垣警部に語る意表のトリックとは何なのか?
  • ワンナイトミステリー 「巴里の恋人」殺人事件
    値引きあり
    5.0
    地味な性格で友人もおらず、寂しいひとり暮らしのOL山添亜希子の留守番電話には、伝言が入っていた例しがない。メッセージ有りを示す赤いランプの点滅が見たくて、亜希子は自分の留守TELに自分で伝言を吹き込む、むなしい一人二役の行為を繰り返していた。ところがある日、亜希子をデートに誘う謎の男の声がテープに録音されていた。不安と期待で胸が高鳴る。が、甘い夜を夢みてホテルに向かった彼女を待ち受けていたのは上司の物言わぬ死体だった!
  • 京都の祭に人が死ぬ
    値引きあり
    4.0
    都大路をねり歩く華麗な時代祭の行列。先頭の馬車に仕掛けられた爆弾によって市長が死亡、さらに再開した行列の中で静御前に扮した女性が青酸死した――。テレビ中継のゲストとして祭を見ていた推理作家矢村麻沙子は、馬車の入っていた倉庫の数字錠から事件の真相に迫ってゆく……。(時代祭に人が死ぬ) 歴史と伝統を誇る京都の祭を舞台に、トリック・メーカーの女王が贈る傑作推理短編集!
  • 死体は告発する 毒物殺人検証
    値引きあり
    3.0
    「毒殺が病死として葬られるのは、もうたくさんだ!」変死体解剖34年の経験を持つ“死体の権威”上野正彦が、途絶えることのない毒殺事件に怒りの筆をとった。砒素、青酸、農薬、睡眠剤、一酸化炭素、トリカブト、覚醒剤、アルコール、猫いらず、クレゾール、シンナー……。古今東西のありとあらゆる毒物殺人の謎を解き明かしながら、監察医制度の未整備な“毒殺天国日本”の現状を告発する。
  • ワンナイトミステリー 「ナイルの甲虫」殺人事件
    値引きあり
    -
    自主映画の大ヒットを夢見て、海外ロケに出発した5人の大学生。舞台に選んだのは古代エジプトのファラオたちが眠る「王家の谷」。その地で主役を演じる岡崎拓哉が、全身に包帯を巻かれた格好で謎の突然死を遂げる。3年後、撮影に加わっていた女子大生から事件の解明を乞われた推理作家の朝比奈耕作は、現地へ飛んだ。雄大なる古代遺跡の地で、彼が導いた結論は他殺。犯人を示す鍵はナイルの甲虫をかたどった「心臓スカラベ」の置物。だが死の瞬間を撮ったビデオに意外な真相が……!
  • 聖アントニオの舌
    値引きあり
    4.0
    時は中世イタリア。当時パドヴァに暮らした修道士アントニオは、人智を超えた不思議な力で数多くの奇蹟を起こし、人々を病苦・死から救い出したという。彼の死後700年以上経った今も、その聖性は人々の心に脈々と生き続け、その証として崇められているのは、彼の干からびた舌であった……。表題作の地パドヴァ、魔女伝説が残るトリオラ、鞭打ち苦行の儀式が行われるチェリアーナ、魔都と呼ばれるトリノ等、直木賞作家の著者が、イタリア中世の奇蹟と神秘の地を訪ね歩き、彼らの魂と深層を探りあてた、知的好奇心溢れるエッセイ。
  • 人類への胃散
    値引きあり
    -
    「ゲルマン民族の大移動」に潜む驚くべき事実。エルサレムを目指した「十字軍」の真の目的、等々。偉大なる歴史学者“野田秀樹”が勇気をもって真実を語る驚愕の一冊。
  • じゃじゃ馬ならし
    値引きあり
    -
    所はイタリアのパデュア。その町にかくれもないじゃじゃ馬娘キャタリーナは家中の悩みの種。そこへあらわれたのは彼女を上廻るような癇癪持ちのヴェローナの紳士ペトルーチオ。彼との否を言わせぬ結婚にキャタリーナは息も絶え絶えな目にあう。結局、荒馬は調教され、めでたく里帰りには貞淑,従順な婦人に生まれ変わるという喜劇。
  • 花失せては面白からず 山田教授の生き方・考え方
    値引きあり
    3.8
    『この三年ほどの正月、わたしは不思議な、そして精神的にはとても贅沢な過ごし方をしている。学生時代の教授と二人だけのゼミナールで元日の午後を過ごす、のである。教授は今年九十三歳、わたしは六十八歳。』忠君愛国以外に生き甲斐なしと信じ、海軍の少年兵に志願入隊した著書は、敗戦によって価値観の根本的な考え直しを迫られ、東京商大に入学。そこで出会った理論経済学の山田雄三教授こそ、著者の生涯を決めた人物であった。出会いから四十余年。探究心で結ばれた、心洗われる“人間の絆”を通して著者自身の精神形成史を綴った感動の一冊。
  • 東京少女歳時記
    値引きあり
    -
    “特別”にあこがれながら、“普通”を抜け出せなかった少女・酒井。そんな普通の女子高生が、突如「東京女子高分類」なるものを書き出した。友達はとても面白がって読んでくれる。よし、雑誌に送ってみよう! そうしたら、なんと泉麻人氏から連絡が入ったのだ。――「マーガレット酒井」の誕生である。コラムニストとして活躍しだした女子高時代から、社会人になるまでの多感な頃の心の内を日々の出来事とともに、一枚一枚綴っていく、自伝的エッセイ集。
  • 女の旅じまん
    値引きあり
    3.0
    財力、人数、そして持ち前の自己中心性にものを言わせ、世界各地の重要拠点を破竹の勢いで次々と制覇しているOLたち。言葉の通じない国でもオドオドすることなく、「だって日本人なんだもーん!」とばかりに郷に入っても郷に従わずマイペースで行動し、体当たりのボディランゲージでコミュニケーションをとってしまう…。成田出発から税関での攻防、旅先での友情決裂、土産話の苦痛まで、“緊張しない”“躊躇しない”“遠慮しない”と海外で快進撃を続けるOLたちの旅姿を詳細にレポートした爆笑エッセイ!
  • 男たちの経営
    値引きあり
    4.0
    石鹸は、「たかだか石鹸…」と軽視されがちだが、明治時代には「文明開化を象徴」するような工業製品の一つだった。“日本の夜明けをになう新しい人間像”のモデルとして、島崎藤村の未完の大作『東方の門』にも登場する花王石鹸の長瀬富郎。そのころ混乱の場にあったこの業界に〈高級新石鹸〉として、アイデアを駆使して挑戦した花王石鹸の創立と発展の歴史。一企業が単なる「職場」以上の意味をもって、そこで働いたことのある人たちの「心の故郷(ふるさと)」たり得るかを問いかけ、男たちの経営に賭けた人生を描いた、感動の長編小説!
  • 頭は帽子のためじゃない
    値引きあり
    3.0
    脳細胞っていう奴は、元来怠け者なんです。少しでも暇があると、すぐ休もうとするんです。それでなければ、「頭は使えば使うほど、よくなる」と言われる訳がありません。とくに最近は、面白い頭の使い方をする人が少なくなってきました。それでこの本のタイトルの登場です。独自の発想と着想をする著者が、頭の使い方を考えてみました。御一読を!!
  • 丸の内の空腹 OLお食事物語
    値引きあり
    3.0
    外食・ストレス・おつき合い…ダイエットの敵と共存するには?中華料理の円卓におけるベスト・ポジション。彼の家でご馳走になる夜、「親の顔が見たいわ」と言われないために。コンビニ・リフレッシュの快楽。ご馳走してくれる上司の「可愛がりたい欲」を満足させる秘訣。――おいしいものを、幸せに食べるための努力は尽きない…。OLの〈食〉をめぐる生態を鋭く描いたコラム24編+書き下ろし。
  • 会社員で行こう!
    値引きあり
    3.0
    ダサくて、いつも疲れた顔で、たいてい酔っ払っている会社員。外からは、そんな風に見えるけど、実際会社に入ってみると、彼らが最も格好いいのは、会社にいるときの姿だった!もてる名刺、もてない名刺。キャリアと美意識のせめぎ合い、会社員ファッション。挨拶の微妙な距離感。会議必修用語集。〈噂〉の流通ルート…など。全ての女性部下を持つ上司と、若きビジネスマン、そして男社会に働くOLに捧げる会社生活必勝エッセイ。
  • お年頃 乙女の開花前線
    値引きあり
    3.0
    問題は、自意識!――男の子に好い印象を与えたか? 友達は、本当は私の事をどう思っているのだろう? ひと一倍それに悩んでいた私は、はたと気づいたのです。みんな思っていることは同じなんだって。おしゃれや雑貨にこだわるのも、男の子に恋するのも自意識があるからこそ。 せっかく女の子に生まれたんだから、楽しまなくては損ってものだわ。肩の力を抜いて、平凡さに胸をはりましょ。人気上昇中、女の子たちの代弁者、酒井順子が放つ、新感覚エッセイ。
  • アナタとわたしは違う人
    値引きあり
    3.3
    子供にお受験させる女vsさせない女、内股の女vs外股の女、パンツをはく女vsパンティーをはく女、和式便所を使う女vs洋式便所を使う女…。「この人って私と別の人種だわ」と内心思いながらも、なぜか器用に共存してしまう女たち。ならば二種類に分類してみようではありませんか。すると、その嗜好や態度の裏に隠された、女の本音が垣間みえてきて…。斬新な角度から現代女性を二通りに分類し、その素顔を浮び上がらせてゆく、痛快エッセイ!
  • 金曜日にきみは行かない
    値引きあり
    3.5
    天才ロックシンガー白石ありすの記事を依頼された音楽ライターの〈きみ〉。だが、インタビューは散々だった。ありすが全く口を開こうとしなかったからだ。それでも〈きみ〉は十個の質問に対する、ありすの十通りの沈黙を書き分け、編集部にファックスする。そこに、ありすから「助けて」と電話が入る。東京湾岸のスタジオを抜け出し、紅葉の足尾へ、新宿歌舞伎町の街路へ、ふたりの逃避行が始まる。境界線を失踪する、ありすと有子。時間の迷路を旅する、きみとぼく。〈分身〉をめぐるネバーエンディング・ストーリー。
  • ラストファミリー
    値引きあり
    -
    80歳に近い高齢で、死を待つだけになった老婆・横尾こう。こうには先に死んでしまった息子と娘の、嫁と夫に財産を残したくないという憎悪があった。こうの死の床に立ったのは、あろうことか死へのお迎えでなく、家に忍び込んだ泥棒だった。泥棒に再び怨念の火をつけられたこうは、復讐のために死の床から蘇える……。表題作をはじめ、不思議な出来事が奇妙な世界へと誘う「異次元の夜」、いつもついてない男を描いた「無責任な恐怖」を収録した傑作集。
  • 海の短篇集
    値引きあり
    4.2
    空港からホテルまで乗ったタクシーの運転手は“黒魔術に気をつけろ”と言った。なんでもこの島には黒魔術を使う魔術師が大勢いるらしい。彼らから、恨みはもちろん大金を見せたりして妬みもかってはいけないという。そして、彼らは左手の掌に不思議な模様の入墨をしているらしい。島から悪い思い出を持ち帰ってほしくないという、郷土愛に満ちた運転手の忠告を、わたしは話半分で聞いていたのだが…。(『黒魔術』より)美しい南国の海に秘められた、幻想的で不可思議な掌編小説集。
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻
    値引きあり
    3.8
    連続殺人事件の死体遺棄現場に佇む男。内なる衝動を抑えられず懊悩する彼は、そこで自分を死体に見たてて写真を撮ってくれと頼む不思議な少女と出会う。GOTH少女・森野夜の、知られざるもう1つの事件。 「GOTH」シリーズ シリーズ1冊目:「GOTH 夜の章」 シリーズ2冊目:「GOTH 僕の章」 シリーズ3冊目:「GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻」 ※「GOTH 夜の章」と「GOTH 僕の章」は、「GOTH リストカット事件」を改題した書籍です ※「GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻」は、「GOTH モリノヨル」を改題した書籍です
  • 中村修二の反乱
    値引きあり
    4.0
    「青色LED」の開発において、赤崎勇・天野浩の両名と共に、2014年のノーベル物理学賞の受賞が決まった中村修二。日本中が喜びに沸く中で、中村は受賞決定後の記者会見の場で、研究を続ける原動力は「アンガ-(怒り)」と言った。中村が言う「怒り」とはいったい何なのか? 中村修二の原点を追ったノンフィクションが、ノーベル賞受賞直後の中村本人へのインタビューも加え、文庫版として復活。 ※「赤崎」氏の「崎」は山偏に竒「たつさき」の表記です。 ◆中村修二(なかむら・しゅうじ) 1954年愛媛県生まれ。 徳島大学工学部電子工学科卒業後、同大学院で修士号を取得。 79年徳島県阿南市の蛍光体メーカー・日亜化学工業株式会社に入社。開発課に配属され、半導体の研究に携わる。 93年11月、20世紀中には不可能と言われていた「高光度青色発光ダイオード(青色LED)」の実用製品化を世界で初めて実現。 94年徳島大学大学院博士号取得。 99年同社を退社し、2000年2月よりカリフォルニア大学サンタバーバラ校・材料物性工学部教授に就任。同年12月、日亜化学工業から青色LED特許に関する企業秘密漏洩の疑いで、ノースカロライナ州東部連邦地方裁判所に訴えられる。これに対して、01年8月、東京地裁に特許権の帰属などを求めて同社を提訴。05年和解。 2014年ノーベル物理学賞受賞。 ◆畠山憲司(はたけやま・けんじ) 1954年岡山県生まれ。 中央大学法学部卒業後、通信社、出版社を経て、90年畠山けんじ事務所を設立。著書に『ポケモン・ストーリー上・下』(角川文庫)、『踊るコンテンツ・ビジネスの未来』(小学館)、『クワタとユーミン』(サンマーク出版)、『鹿鳴館を創った男』(河出書房新社)など。
  • 壊れゆくひと
    値引きあり
    3.4
    どこにでもいる普通の人々、あたりまえの日常生活が私の周りで少しずつズレていく。してもいないミスをあげつらう“いい人”と評判の同僚。自分はアイドルの恋人だと言い張る子持ちの友人。顔も思い出せないのに恋人だと手紙を送ってくる男。狂ってしまったのは私なのか。それとも周りの人々なのか。現実と虚構の狭間から滲み出す狂気を描いたサイコ・ホラー。
  • 咬ませ犬
    値引きあり
    -
    名犬の流れを汲む土佐闘犬・羽黒、関東地区の横綱犬であった。飼い主は東京の鉄工所社長。闘犬の一生は短い。社長は羽黒が全盛の峠を越したと判断、興行会社社長に売り飛ばす。ここから羽黒の流転が始まった。次々に変わる飼い主。あげくは「咬ませ犬」にさせられた。若い闘犬に自信を持たせるための咬まれ役。羽黒の意地がそれを許さない。若犬には負けない。飼い主たちの暴力と劣悪な環境。元闘犬のたどる過酷な道、心温まるハッピーエンドが待っている。「高安犬物語」で第32回直木賞を受賞、動物文学という新領域を開拓した著者の傑作。ほかに「忠犬像紳士録」「仔犬」「山犬塚」「猪犬物語」。
  • バイバイ
    値引きあり
    3.8
    1巻198円 (税込)
    はじめて会った日から1年、付きあいはじめてからは7、8か月が過ぎても、喧嘩らしい喧嘩は一度もなかった。勝利と朱実のあいだはとてもうまくいっていたはずだった。「結婚」ということばこそ、ふたりのあいだで口にのぼることはまだなかったが、どちらかがいつ言い出してもおかしくないような雰囲気だった。何の問題もない恋人同士のように見えたはずだ、と勝利は思う。たったひとつの問題は、勝利に、朱実以外にもそういう付きあいをしている女性が、あとふたりいることだった……。
  • だから恋は少しせつない
    値引きあり
    3.5
    打算のない無鉄砲な恋、素直になれずに失う恋、身勝手な相手にふり回される恋、なぜか心がすれ違ってしまう恋……。愛し合っていながら完全に身も心もひとつになれないもどかしさ。しかし、その重ならない部分から生まれる恋のせつなさがふくらむほどに、人は心の襞を刻み、感情を豊かに広げてゆく。この、“至福の悲しみ”というべき感情をじっくりと受けとめ、素敵な恋をみつけるプロセスに変えてゆきたい――。出逢いからさよならまで、9つの恋のエピソードと共に綴った、極上の恋愛エッセイ!
  • さよならシングル・デイズ
    値引きあり
    3.5
    由子は十年来の恋人と別れたことをきっかけに、これまでのキャリアを捨て、北海道に移り住んだ。「人生をやり直してくる」という言葉を残して……(「忘れるために彼女がしたこと」)。どんなに切なく、苦しい思いを抱えたとしても恋する気持ちはとめられない。恋に傷つき、臆病になりながらも「一緒に生きていける」ただひとりの人を求めて、懸命に、まっすぐに生きていく女たちを描いたビター・スウィートな9つの物語。
  • 一房の葡萄
    値引きあり
    3.9
    有島武郎の童話はここに収められた8篇がすべてである。男手一つで愛児を育てあげる苦労を味わいつつ、すでに学齢期に達した3人の子供に、精神の糧を与えたいという父性愛的願望から書かれたものである。「おぼれかけた兄弟」「碁石を飲んだ八っちゃん」「ぼくの帽子のお話」「かたわ者」「火事とポチ」「真夏の夢」「燕と王子」を収録。
  • 三四郎
    値引きあり
    3.6
    「それから」「門」へと続く三部作の序曲ともいうべき作品。いわゆる「無意識の偽善」という問題をめぐり愛そうとして愛を得ず、愛されようとして愛を得ない複雑な愛の心理を描く。三四郎を中心に展開される当時の東京大学学生生活の描写は、風俗史的にも貴重な資料を提供するだろう。明治41年作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 崑崙遊撃隊
    値引きあり
    5.0
    中国大陸の奥深くにあるという伝説の地“崑崙”。そこは花々が咲き乱れ、竜や不死の一族が存在し、太古の剣歯虎(サーベル・タイガー)が守護しているという。また、この地に行き着いた者は、中国を治める事ができると信じられていた。――大陸浪人、藤村脇はゴビ砂漠で剣歯虎と遭遇したことから“崑崙”を目指すことになった。戦雲吹きすさぶ中国大陸を舞台に、秘密結社の殺し屋、謀報機関員、謎の美少年らが、さまざまな野望を抱いてくりひろげる大冒険旅行。SF長編。
  • 首を買う女
    値引きあり
    3.0
    松下研三が古道具屋の店先であぶらを売っている時だった。和服を着た三十前後の上品な女が入ってきて「芝居に使う小道具の男の生首はないか」と、突飛なことをいう。別段、頭が変だとも思えない。研三は訝りながら、警視庁勤めの兄の家へ立ち寄り、その奇妙な出来事を話題にしたが……。実は二日前、女たらしの元歌舞伎役者が首を斬りおとされるというバラバラ事件が発生、警視庁では密かに捜査をしていたという。犯罪捜査に鋭いカンと天才的な手腕をみせる名探偵神津恭介シリーズ。
  • 妖術師
    値引きあり
    -
    歳の差が倍も違う初老の夫との生活に倦んでいた麻耶子は、知り合いの大学生がもたらした“予言者”の噂を、とても信じられなかった。その男は人を喰ったような態度で「人間なんて名前など必要ない。顔を見ただけで、運命がわかる」と豪語し、麻耶子の現在・過去をズバリ言い当てたのだ……。科学の力では説明できない神秘現象に巻き込まれ、煩悩の虜になった若い人妻の怪! 本格推理傑作集。
  • 幽霊西へ行く
    値引きあり
    -
    高島竜二警部は、かつて麻薬密売の容疑で取り調べたことがある女優の上杉弥生と、10年ぶりに出会った。彼女は哀願するように――主人が死人の亡霊をよび出し、あの世との通信をするという“降霊術”に凝り、お前は間もなく恐ろしい死に方をする!――と絶えず脅すので、助けてくれというのだ。そんな馬鹿な!? と警部は一笑に付したのだが、彼女の熱心な誘いに負けて、降霊術の実験に立ち合うハメになった……。
  • 姿なき女
    値引きあり
    -
    東京・荻窪のある邸宅に、差出人不明の大型トランクが運びこまれ、中から女性の絞殺死体が発見された!! 死体はその日の昼間、川島竜子の探偵事務所に、切断された女の指が入った包みを届けてきた当の女性らしい。突発したこの奇妙な殺人事件に、警視庁捜査陣はいきり立った。後に、名探偵・大前田英策の妻になる川島竜子が活躍する「姿なき女」ほか、傑作本格ミステリー六篇。
  • 顔のない女
    値引きあり
    -
    「新宿の喫茶店で『顔のない女』が人を殺す」奇妙な手紙が舞い込んだ。予告通り、顔のない女が描かれた油絵の前で、その絵を描いた男が殺された。しかもその直後、再び不思議なことがおこった。男の妻と名乗る女が現れ、たまった家賃を払い、家の中を見ていったというのだ。そして家主に、警察に渡してくれと、小さなビンをおいていった。ビンの中には青酸カリが入っていた。何のために、このような殺人劇を演出するのか――。大前田英策、川島竜子の名探偵コンビが活躍する傑作推理。
  • はばかりごと
    値引きあり
    -
    あなたは下り派? それとも詰まり派? の問いかけに始まりラッシュ時地下鉄の中で開催される脳内緊急会議。反応しないセンサーを前に繰り広げられる孤高のパントマイムなど、近くてしょうがない異国(?)トイレに関するあれこれ。共感度120%のリアルさで語り倒した爆笑エッセイです。あなたにもきっと思い当たるフシが……読んで役立つ海外はばかり事情も充実!……ちなみにトイレ読み、激しく推奨です!
  • ウィンザーの陽気な女房たち
    値引きあり
    -
    大酒呑みでほら吹きで臆病で女にだらしなく汚職も平気でやってのけ、臆面もない世俗的欲望の追求者フォルスタフ。『ヘンリー四世』で活躍するフォルスタフを気に入ったエリザベス女王が、今度は恋するフォルスタフを観たいと所望したために仕上げられた喜劇、という伝説がある。当時のロンドン近郊を舞台にした現代写実劇に近い市民劇。
  • 芙蓉屋敷の秘密
    値引きあり
    2.6
    夜目にも鮮やかに咲きほこる白い芙蓉の花に包まれた石畳を踏みしめながら、巡査は玄関へ入った。人の気配は感じられない。暗がりの中を探りつつ、彼は問題の部屋に辿り着いた。灯りのスイッチを押すと、バラ色の光が部屋に溢れる。だが次の瞬間、彼は殴られたような驚愕に打たれた。敷きつめられた派手な模様の絨毯の上に、胸から鮮血をしたたらせた女の変死体が……。それぞれに複雑な殺害動機を持つ7人の容疑者と、素人名探偵都築欣哉の対決を描く表題作ほか7編を収録。 カバーイラスト/杉本一文
  • 雪国
    値引きあり
    3.9
    国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。「無為の孤独」を非情に守る青年・島村と、雪国の芸者・駒子の純情。魂が触れあう様を具に描き、人生の哀しさ美しさをうたったノーベル文学賞作家の名作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 羅生門・鼻・芋粥
    値引きあり
    3.8
    大正5年、東大在学中の芥川は、久米正雄・菊池寛らと創刊した第四次「新思潮」に「鼻」を発表、漱石の賞賛を得、異才はにわかに文壇の脚光を浴びた。『今昔物語』に取材の表題作のほか、人生の暗黒を見つめる理知と清新な抒情、卓抜な虚構と明晰な文体は、すでにゆるぎない作風を完成している。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 伊豆の踊子
    値引きあり
    3.7
    「伊豆の踊子」は著者初期の代表作。主人公の二十歳になる旧制高校生は孤独な心を抱いて、伊豆へ一人旅に出る。そこで旅芸人の一行に出会い、十四歳の薫という踊り子に惹かれる。踊り子の若さと清純さが主人公の歪んだ心をいつしかあたたかくときほぐしていく過程に、青春の感情と慕情が融けあった美しい抒情が漂う作品である。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 風船魔人・黄金魔人
    値引きあり
    -
    上野公園に集まった人々は空を見あげて驚いた。一頭の馬が空に舞いあがったのだ! 馬体には7つの風船がゆわえつけてある。それにしても馬一頭、空に舞いあがらせるとは何とすごい浮揚力だろう。風船にはどんなガスが詰められているのか? そしてそれを発明したのは何者なのか? やがて新聞紙上に次の実験を予告する広告が出た。“風船魔人”の次の実験とはいったい何なのか? ほかに、全身黄金の謎の怪人を追う御子柴進と三津木俊助の活躍を描く『黄金魔人』を収録。傑作中編集。 カバーイラスト/杉本一文
  • 恐ろしき四月馬鹿
    値引きあり
    3.2
    四月一日の朝、M中学寄宿舎内で恐ろしい事件が起きた。学生の一人が自室で、何者かに殺されたらしいのだ。現場は惨澹たる有様で、机は覆り、インクが流れ、破壊された石膏細工の破片が部屋一面に飛び散っていた。そして夜具の白いシーツには、ベットリしみついた生生しい血潮が! しかし不思議なことに、肝心の死体が部屋のどこにもなく、また夜中に物音を聞いた学生は一人としていなかった……。処女作「恐ろしき四月馬鹿」を初めとした横溝正史初期短編傑作選(大正編)! カバーイラスト/杉本一文
  • 姿なき怪人
    値引きあり
    4.5
    床に残るどす黒い血だまり。その横にナイフを突き刺した写真が一枚。写真の主は法医学者、板垣博士の旧友の娘、吾妻早苗だった。電話で早苗の悲鳴を聞き、駆けつける三津木俊介と。犯人は早苗との結婚を博士に反対された木塚陽介か?だが早苗から電話が掛かってきたとき、木塚は博士の部屋にいた……。「“姿なき怪人”となって、博士に復讐してやるのだ」と不敵な挑戦状を突きつけてきた犯人は。 カバーイラスト/杉本一文
  • 羽子板娘 自選人形佐七捕物帳1
    値引きあり
    5.0
    正月気分さめやらぬ江戸の町に、血なまぐさい事件が勃発した。江戸三小町と呼ばれ、羽子板のモデルになった三人の評判娘のうち、深川小町のお蓮が水死体となって発見された。その後、押し絵の首を切り裂いたお蓮の羽子板が、彼女の実家に投げこまれる。だが事件は、これだけで終わらなかった。今度は音羽小町のお蝶が……。女にモテすぎるのが玉に瑕、美男目明かし人形佐七の初手柄話他7篇収録。「これだけは読んで欲しい」と横溝正史が自ら選んだ捕物傑作選第1集! カバーイラスト/杉本一文
  • 生まれ出づる悩み
    値引きあり
    5.0
    この作には白樺派らしい人道主義が、一筋に個性をのばす人間への隣人愛となってほとばしっている。「クララの出家」は現世にひかれる心を感じながら、神と共にある清浄な世界に憧憬する。共に、芸術への精進、聖なるものへの登高という武郎の霊的一面を代表する注目すべき作品。他に「フランセスの顔」「石にひしがれた雑草」併載。
  • 氷河民族
    値引きあり
    4.0
    ある雨の夜、ドライブ中の私は、突然飛び出してきた少女をはねてしまった。外傷はなかったが、意識を失った少女を車に乗せ、友人の医師須藤の下宿に運び込んだ。少女は、息を呑むほど完璧な美しさをたたえていたが、ただひたすら眠り続けた。何日も何日も……。少女の容体を調べた須藤は、彼女が異常に低い体温を持ち、普通の人間では考えられない血液組織を持っていることに気づいた。彼女は人間ではないのだろうか!
  • 東キャナル文書
    値引きあり
    -
    ――吹きすさぶ砂嵐に追いまくられながら、人類終焉の地、火星から果てしない宇宙へ、祖先の足跡を求めて旅立つ宇宙船。待ちうけているのは、恐ろしい破滅と予知される不安、そして、ほとんど絶望的な帰還。解き明かされた〈東キャナル文書〉に秘められていた謎とは……。表題作ほか、滅びさった火星の先住種族の伝説を追った「アマゾン砂漠」、火星探検時代の栄光を胸に秘めたスペース・マンの悲哀を描いた「火星人の道」等、異境の都市東キャナル市を舞台に謳いあげた宇宙SF集。
  • 神狩り
    値引きあり
    4.3
    弥生時代の遺跡で発見された《古代文字》。情報工学の天才島津は、その解明に挑んだが、次第に驚くべきことが明らかになる。それは、人類には理解できない言語構成だったのだ。この不可思議な言語をあやつるのは、人類をはるかに超えた存在“神”ではないのか! その時――突然、島津の心に現われた男が、すさまじいオーラを発散させながら叫んだ。〈全て忘れろ〉。もし、これが神だとしたら、我々は神に挑戦することになるのか? 神は人類に対して悪意に満ちているのだろうか。
  • 墓碑銘二〇〇七年
    値引きあり
    4.0
    数々の功労章に輝く栄光の宇宙飛行士トジ。彼は9回に及ぶ他星への遠征で、いつもただ一人の生還者だった。「何故トジだけが……」死んだ隊員たちの遺族はトジに対し、激しい憎しみを抱いていた。そんなある日、第三次木星探検に参加のため宇宙基地へやってきたトジは、突然、見知らぬ女に襲われた! 彼女は、何回目かの遠征で彼が見捨ててきた仲間の妻だったのだ。広漠たる宇宙を背景に、忌まわしい宿命を背負って生き抜く男を描いた表題作ほか12編を収めた本格SF傑作選!
  • チョウたちの時間
    値引きあり
    -
    少年時代のある夏の日、長い髪の美しい少女から手渡された一匹のチョウ……。それが宇宙、反宇宙、そして〈時間〉さえも舞台にくり広げられる人類の命運を賭けた凄絶な闘いに関わっているとは! ――すべての謎をとく鍵は、ファシズムの嵐が吹きあれる1930年代のヨーロッパを放浪する一原子物理学者の行く手にあった。彼はいったい何を見、どこへ行くのか。人類に残された唯一の可能性は〈時間〉を支配することなのか……。壮大なスケールで〈時間〉テーマに挑んだ超SF長編。
  • 宇宙のツァラトゥストラ
    値引きあり
    -
    幼い頃、空に浮かぶ銀色の物体を目撃した吉田謙造は、それ以来、時々強烈な発作に見舞われた。この発作の後には必ず不思議な透視力が湧き起こる。小学校の時は浮気中の父親、高校時代には親友の盗難現場、結婚後は見知らぬ男に抱かれる妻の裸身と、知りたくない事実が見えてしまう。そして今また会社の極秘事項を知った彼は、苦しさに耐え切れず口外してしまった。数日後、悄然と街を歩く謙造を、突然、何者かが襲った! 宇宙を背景に、一人の男が辿る数奇な運命を描く傑作長編SF。
  • 歌麿さま参る
    値引きあり
    4.0
    風呂敷をかかえた男が、古道具屋に持ちこんだ刀は、まぎれもない名刀だった。それも、何十年、何百年に一刀という、見る者の魂を吸いとるようなものだ。だが、不思議なことに、柄には、あきらかに最近つけられた血のしみが残されていた。――その後、あちこちで、いままで知られなかった名刀が売りに出された。刀だけでなく、謎の絵師として知られる写楽の新しい絵までもが売りに出されたのだ……。笙子、元、かもめ、3人の時間局員が活躍する代表作ほか、著者会心の時代SF集。
  • 一発!
    値引きあり
    -
    現実という名の“歯車”からネジを一本抜いたらどうなるか、あるいは一本プラスしたらどうなるのか? その答えがこの一冊には凝縮されている。米軍とソ連軍、それに日本の自衛隊の仮想されるべき必然の行方を、偶然のもとに同時進行のプロットで描いた悪夢というべき表題の「一発!」など17篇。それらが教えてくれるのはまさに仮想(ファンタジー)とは現実のすべてだということである。
  • 1+1=0
    値引きあり
    -
    最近、1たす1が2にしかならないとお嘆きの貴兄。1+1=1になっちゃうわとお悩みの貴姉。お疲れのようですね。でもご安心ください。“博士”が発見した、美しき公式、(1+1=0)がいかに証明されたかを描く表題作をはじめ、言葉の幻術師川又千秋が贈る、マッドでポエティックな小宇宙に遊べば、あなたもすっかり幻視人になれます。ショート・ショート・バラエティ第2弾。
  • ペルシャ猫を抱く女
    値引きあり
    2.5
    早春の肌寒い黄昏時、五井は墓地の隅で泣いている一人の美しい娘に気がついた。不審に思った彼がその娘に近づこうとした時、突然、低い、威嚇するような男の声が聞こえてきた。木の間がくれにみえるその男は、白い袷のうえに墨染の衣をまとい、片足が不自然にまがっていた……。古ぼけた一冊の書物が秘める事件の謎とは? 横溝文学の原点をたどる初期短編集第2弾! ペルシャ猫を抱く女/詰将棋/双生児は踊る/薔薇より薊へ/百面相芸人/泣虫小僧/建築家の死/を収録。 カバーイラスト/杉本一文
  • 塙侯爵一家
    値引きあり
    4.8
    霧深いロンドンの街の片隅で秘密裡に進められたある計画。それは、莫大な資産家塙侯爵の息子で欧州留学中の安道を、思い通りに操れる偽者とすり替える畔沢大佐の陰謀だった。日本へ戻った偽安道は見事にその役柄をこなし、ライバルの晴道を押えて侯爵の信頼を勝ち取った。だが、その頃から偽安道に変化が生じた。大佐の命令に従わず、勝手な行動をとり始めたのだ。そして、あの忌まわしい老侯爵殺害事件が起きた……。横溝正史の異色長編ほか「孔雀夫人」を収録。
  • 殺人暦
    値引きあり
    5.0
    大新聞に掲載された5人の人々の死亡広告。大実業家、宝石王、有名女優等、いずれも今を時めく知名人。悪戯にしては余りに無気味な広告に、全員が実業家の 屋敷に集まった。実は彼らには重大な共通の秘密があった。それは莫大な利権を生む人造ダイヤの製法に関する機密で、15年前の忌まわしい事件に繋っていた のだ。そして今、部屋にある鏡にいつのまにか血のような真紅の紙が貼られ、そこには第一の殺人予告が! サスペンスに富む表題作をはじめ、傑作を網羅した 珠玉の推理短編集。?
  • 仮面劇場
    値引きあり
    4.3
    瀬戸内海のまっただなかに木の葉のように浮かぶ一艘の小舟。だが、その上にしつらえた大きなガラスの柩の中には、一人の美少年が身動きもせず横たわっていた! 助け出された少年が盲聾唖の三重苦とわかった時、ひどく同情した富裕な未亡人が彼を引きとった。しかし、それが恐ろしい連続殺人事件の発端になろうとは……。無気味な背景に潜む見事なトリック。横溝正史の傑作本格推理、他2編収録。 カバーイラスト/杉本一文
  • 刺青された男
    値引きあり
    4.0
    灼熱の外洋でも、絶対にシャツを脱がない大男の船乗りがいた。他人に見せられない刺青をしているという噂がある男だ。ある日、私が船医をしている船で、船員同士の傷害事件が起きた。被害者は日頃、仲間からゲジゲジのように嫌われている腕自慢の水夫である。片目をつぶされ、肋骨をヘシ折られた瀕死の状態で運ばれてきた。喧嘩の相手はなんと、あの謎の船乗りだった。彼はいつの間にかボートを盗み、船から姿を消していた。表題作ほか9篇を収録。 カバーイラスト/杉本一文
  • 悪魔の設計図
    値引きあり
    4.0
    庭の隅に立つ大木に、セメントでギッチリ充填された洞がある。そこには一握りの長い髪が生え出し、冷たい秋風にバサリバサリと揺れていた。すぐに発掘が始まり、やがてそこから女の真っ白な脛が…。役者殺しを皮切りに、たて続けに殺人が起きた。事件解決に乗り出した由利先生と三津木俊助は、被害者が一様に或る大富豪の隠し子である事実をつきとめた。だがその時、最後の遺産相続人である盲目の娘に、犯人の魔の手が! サスペンス豊かに描く本格推理小説。表題作ほか2篇を収録。 カバーイラスト/杉本一文
  • 青い外套を着た女
    値引きあり
    -
    フランスから帰朝した無名の画家は、ポケットに入っていた奇妙な紙切れに気がついた。そこには「日比谷公園の入口で青い外套を着た女に会いたまえ」と書いてある。彼は、面白半分に日比谷公園へ行った。入口近くに真青なレインコートを着た美しい女が立っている。彼は、女に話しかけた瞬間から、とんでもない事件に巻き込まれてしまった……。表題作のほか、白い恋人/クリスマスの酒場/木乃伊の花嫁/花嫁富籤/仮面舞踏会/佝僂の樹/飾窓の中の姫君/覗機械倫敦綺譚を収録 カバーイラスト/杉本一文
  • 金田一耕助のモノローグ
    値引きあり
    1.0
    昭和20年4月1日から始まった約3年半にわたる岡山での疎開生活。横溝正史は肥たごをかつぎ、畑を耕しながら、土地の人々との交流を深めた。彼は日本の敗戦を予測し、もし戦争協力を求められたら一家心中も辞さず、と常に青酸加里を携帯していた。玉音放送を聞いた時、彼は快哉を叫んだ。正史の猛烈な創作がこの時から始まる……。「本陣殺人事件」「蝶々殺人事件」「八つ墓村」「獄門島」等、数々の名作が生まれた背景を、横溝正史が自ら綴った想い出の記。横溝ファン必読の1冊! カバーイラスト/杉本一文
  • 山名耕作の不思議な生活
    値引きあり
    4.0
    家並みもまばらな田舎くさい町の片隅に、十度ばかり往来に傾いたみすぼらしい家がある。その家には、天井がわりに設えた奇妙な棚があった。これこそ、あの有名な奇人山名耕作の住まいである。洗いざらしの浴衣によれよれの帯を締めたその装いは、至極この部屋に調和する。だが、頭をきれいに刈り込み、顔もきれいにそり、爪にはマニキュアを施す凄じさ。その彼が恋愛をしているらしく、私は大変興味を持った……。横溝文学の原点を探る初期短編傑作選〈昭和編〉!
  • 読む少女
    値引きあり
    3.8
    初めてその胸にしまった「秘密」。初めて知った「愛」というもの。学校の自分と、本当の自分とのギャップ。父の古いノートのはじっこに見つけた落書き……。誰もがほろ苦く思い出す、思春期の少女特有の気持ちを綴る
  • こゝろ
    値引きあり
    4.3
    「こゝろ」は後期三部作の終曲であるばかりでなく、漱石文学の絶頂をなす作品。自我の奥深くに巣くっているエゴイズムは、ここでぎりぎりのところまで押しつめられる。誠実ゆえに自己否定の試みを、自殺にまで追いつめなければならなかった漱石は、そこから「則天去私」という人生観にたどりつく。大正3年作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 蜘蛛の糸・地獄変
    値引きあり
    4.0
    大正7年、芥川はすでに文壇に確たる地歩を築き、花形作家としての輝かしい道を進んでいた。愛娘を犠牲にして芸術の完成を図る老絵師の苦悩と恍惚を描く王朝物の傑作「地獄変」、香り高い童話「蜘蛛の糸」ほか、明治物「奉教人の死」、江戸期物「枯野抄」など溢れる創作意欲の下に作品の趣向は変化を極めている。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 硝子戸の中
    値引きあり
    3.5
    明治43年夏の伊豆修善寺における大患は、漱石にとって一つの思想的転機を意味した。「思い出す事など」は、生死の境をうつつに彷徨したその病中の心境を静かな澄明な筆致で綴ったもの。硝子戸の中に静座して眺めた人生への感懐と過ぎ去った日々への追憶を語る「硝子戸の中」は、その後の心境的発展をうかがわしめるものである。
  • 弥勒戦争
    値引きあり
    3.0
    戦後間もない頃、人々は飢え、世は混沌としていた――。「掟を無視し、悪しき独覚が、世界を変えようと動き始めている。悪いことが起こらねばよいが……」一族の老師はつぶやいた。釈迦入滅後、ひたすら滅びの道を歩み、世と関わりを持つことを禁じられた超能力者集団、独覚一族。一族のなかの“悪しきもの”は誰なのか? やがて、老師の思惑どおり、世相は濁り、朝鮮半島に戦火のきざしがあらわれてきた! 山田正紀が戦後の動乱期を舞台に描いた、会心の“神シリーズ”。
  • 夕ばえ作戦
    値引きあり
    4.5
    木かげから飛び出した茂は、声のした方に向けて懐中電灯をすばやく点滅させる。その瞬間、闇にひそんでいた風魔忍者は目がくらみ、屋根からころがり落ちた。だが、そこには茂がばらまいておいたカンシャク玉が……。茂は古道具屋で買った奇妙な機械(タイム・マシン)をいじっているうちに突然、江戸時代の寒村へ来ていた。そこで、人々を苦しめる風魔忍者団を目撃した彼は正義感に燃えて彼等と対決! 現代と過去の対比をたくみにとり入れた光瀬龍の傑作ジュニアSF。
  • 作戦NACL
    値引きあり
    5.0
    大爆発によって、死傷者1000名をこす大惨事になった渋谷。つづいて、各地でも同じように奇妙な大爆発があいついで起こった。いずれも原因は不明。だが、爆発の直前、中学生の団体のバスが通過したという情報がもたらされた――このニュースを聞いた中学生の明夫は、思わず叫んだ“修学旅行中に車中で出会った、不気味な雰囲気をもった、あいつらだ”明夫は早速、同級生の尚に不思議な中学生たちを追跡しようともちかけたのだった……。光瀬龍が贈るSFジュブナイル。
  • 邪火神
    値引きあり
    -
    時は、第二次世界大戦直前、僕の尊敬する博士が、南洋探険からみやげに持ち帰ったのは奇怪な火だった。火はそれ自身生きており、いけにえさえ要求する恐るべき火だという。実際、博士は探険途中で、火がひとりの水兵と、原地の娘ふたりを呑み込んだのを目撃していた。はたしてその火の正体は…?が、この未知の生命体が博士の家族や、いずれ戦争に突入した日本に、恐るべき災いをもたらすことになるのだった。――川又千秋の、冒険とメルヘンの秀作集。

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