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Posted by ブクログ
西村京太郎の、たぶん初期作品。電車が出てこず、ストーリーとしては、松本清張や森村誠一のような、一般的なミステリ短編集である。
軽乗用車で子供をはねたが、誰にも見つからずにいたと思っていた理容師のところに、むさ苦しい男が現れる。顔を剃ってもらった後に「撥ねた子供はなくなったよ」と、5000円を要求する。そこから頻繁に男が現れるようになり、来店するごとに要求される金額が倍になっていく…(優しい脅迫者)。
西村京太郎は、以前に飽きて嫌になるほど家にあったのを読み散らかしたので避けていたのだが、鉄道の関係ない作品は、ちょっと珍しいなと思って手にした。初期作品ぽいのは特に1作目の表題作で、読点だらけで細切れになっているため、別の意味で読みにくい。
ただ、大方の作品は、動機がいまひとつ納得いかないところがあったりはするものの、一応落ちているので安心して読める。1本だけ、豊中の女性が殺されたのは、清張の犯人の独白に近いような、状況をダラダラダラダラと書いたものの、ちゃんと締めきれていないような気持ち悪い終わり方。だいたい☆2平均というところ。
全部の作品の中から、あらすじを紹介したものは、ショートショート的で、ページ数も少なくオチもよく出来ていたと思うんだよね。ということで☆を1個足した。
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小説・文芸
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