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「柔らかな上半身、力強い下半身」「リラックスしながらも集中した心身の状態」「不測の事態にもパニックにならない柔軟な体」――そのためには、身体の中心軸を日頃から意識しよう! 具体的な訓練法が満載。
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Posted by ブクログ
よく「自然体で臨む」と言う場合の自然体と、ここでの「自然体」とは違うものである。ここでの自然体とは、上半身は柔らかく、下半身は力強いという「上虚下実」という状態のことであり、それは訓練次第で身につくものだという。 具体的なトレーニング方法もあり、試してみたいと思うが、動画があれば尚わかりやすくなる...続きを読むと思う。 後半の「レスポンスする身体」になると、やや抽象的な印象を受けるのが残念だが、その言わんとしたいことは理解できる。 あとは実践あるのみ。電車内でのトレーニングと、臍下丹田を意識する呼吸法から。 [more] (目次) プロローグ 「自然体」から「レスポンスする身体」へ なぜ“身体文化カリキュラム”が必要なのか 身体という大きなテーマを絞り込む 内なる中心感覚と、他者との距離感覚と ほか 第1部 自然体のつくり方 自然体とはどういうものか 足腰のつくり方 足裏感覚 上半身のつくり方 肚の感覚 方向性をもった感覚 第2部 レスポンスする身体 コミュニケーションできる身体とは 息を合わせる 中心軸をやりとりする 欧米流のパブリックな身体技法
「他者との距離感覚の欠如が関与している。まず、おたがいにぶつかりあわないように他者と自分の距離を測って動く、そういう配慮が基本的に欠けている」(p139) というように、単に身体的なことのみならず、コミュニケーション論につながっているところが面白い。だから、「腰肚文化」というように、個人の技にとどま...続きを読むらず多くの人が身につけてこその自然体なのであり、それを実現させるための工夫が考えられていて、さすがは教育者と思わせる。
身体論と精神の話を結び付けて考えるきっかけとして良い。 「レスポンスする身体」といったわかりやすい概念づけが行われており、 自分の思考を整理する助けになった。 身体技法として、活元運動やアレキサンダーテクニーク、四股立ち、推手、押し相撲(のようなもの)が紹介されており、それらは自分にとっては既知...続きを読むだったが、すっきりとした記述を読んだおかげで理解が進んだ気がする。
自分が思い描いていた自然体とは違い、技として身につける自然体について挿絵もありでわかりやすく説明してある。 力の入れ方、抜き方を今日からいざ実践!
体の姿勢、呼吸方法からの自然体の方法。心のあり方としての自然体とは別のアプローチではあるが、読んでいると共通することが多いことにも気づく。さっと1-2時間で読める。実践的な本。
人前に出るとあがってしまってうまく喋れなかったり、楽器の演奏が練習の半分くらいしか発揮できないので、自然体でふるまうにはどうしたら良いのか知りたくて読みました。 前半は自然体とはどういうものか説明し、その自然体の作り方や鍛え方のトレーニングを紹介しています。 後半は、「レスポンスする身体」をキー...続きを読むワードに、欧米のコミュニケーション技術の例を交えながら実践的な話をしています。 前半の自然体を作る基礎となるトレーニングを紹介していますが、どうやら学校などで訓練するのを想定しているのか、2人ペアでやるような運動を紹介していてなんせ1人くらしの私にはハードルが高いです。 あと説明が難しくて、ユーチューブなどを参考にしました。つまり、あまりオリジナルなトレーニングを紹介しているわけではなく、伝統的な舞踊や武道の動きや、有名な体操を紹介しているというものです。 とはいえアレクサンダーテクニークなどのメソッドがあると知り、興味を持ちました。 前半はちょっと読むのが疲れますが、後半はコミュニケーションのゲームなども面白く読めました。 一番学びになったのが、欧米流のパブリックな身体技法のところ。欧米ではコミュニケーションの形式(握手など)がしっかりあり、体に技として染み込んでいるかたちがいくつもあるので、半公共的な関係の取り方がうまい、とあり納得した。 リアクションもそうですが、ZOOMでの挨拶の方法とか、自分のオリジナルの技を持っておくのも良いと思いました。
斎藤孝による、身体論の話。中心感覚、丹田について、今では異なってしまっていること。 自然体とは本来自然ではなく、下半身はしっかりした上で成り立つ修練が必要な上での自然体であること。 下半身は力強く、上半身は柔らかく。 四股立ち 足先を真横に向け、膝から下を地面に垂直に、腰を十分に下ろす。腿の裏側と...続きを読むお尻の筋肉を引き締め、足の指で床をつかむようにする。 肩入れ 腕をつっかえ棒のようにして、股関節、わき腹、肩甲骨をストレッチ。 普段の姿勢で意識下できない身体感覚をあえて非自然的な姿勢をとることによって意識化するねらいがある、相撲は密着していこうとする下への方向性が強く、バレエは情報に伸びていこうとする方向性が強い。 肩甲骨マッサージ 肩の前の骨と肩甲骨をはさ見込むように手をあてながら、奥の部分を揺り動かす。肩があごや耳の下に付く感じで大きくゆっくり回す 腕を耳の後ろにつけるようにして、前に伸ばすストレッチを取り入れる。腕のつけねを頭につるすようにする、 肩こりのときは肩甲骨を大きく動かすのが効果的。 上体ぶら下げ体操 両足をわずかに左右に開いて上体を前したにぶら下げる。重力にからだをまかせ、揺れを増幅していく。息をはきながら左右に揺らす。しばらく自然のゆれに任せて膝をゆるめるのをきっかけにした二液体かする。 スワイショウ 肩幅より少し広めに足幅をとり、膝をゆるめて立つ。 電電太鼓のように回転させる。 指圧・マッサージは送り手は受けての息のゆるみ、深さをみて、受けては的確なレスポンスを返す。一つのコミュニケーションである。 片方がもう片方の手首をつかむ。掴まれた側が息を吸いながら、腕を自分の側に引き付け腹の前まで下ろす。そこで息をとめ、ゆっくり吐き出しながら、てのひらを相手の腹に向けておしだすように、腕を前に出していく。呼吸で押すイメージ。 つかんでいる側は、相手の力がよりひきだされるよう適度な抵抗をかけ、相手の呼吸に自分の呼吸を会わせる。 中心軸をとりあう、座ってむきあい、手首の外側をあわせて押し引きしながら、相手を崩す。相手の動きを感じながら、腹の力で相手の中心軸をずらす。立って行う場合、からだがまっすぐ相手に向くよう位置をとる、片方が左へ一歩動くと、動いた側は、まっすぐ相手に向くが、動いていない側はだれもいないほうへ向くので、一歩回りながら修正する。中心軸をとりあう。 以下ゲーム 囚人ゲーム いすを円形にし、内側をむいて座る。一人がいすの真ん中にたつ。座った人が囚人。真ん中が看守。囚人は会いコンタクトで入れ替わる。隣同士は入れ替わらない。アイコンタンクとした相手以外の椅子に座ることはできない。看守は相手ところにすばやく座る。十秒以上座れない、述懐移動した人から抜けていくなど追加ルールも可 ジップ・ザップ・ボイン 円形になり、ジップといって隣の人に拳銃のように人差し指を相手に向けて、相手の目をみてじっぷといってまわしていく。隣どちらに返してもいい。 ザップは隣以外に回すとき。目を会わせて指を向けてザップという。離れている人に光線のように送る。どちらをつかってもいい。間があくと、あうと。ボインは、相手からきた信号をそのまま相手に返す。体全体を大きく揺らして、ボインという。 カウントゲーム 円形になり、一から十まで数えていく。いわゆるたけのこにょっき。
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自然体のつくり方
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齋藤孝
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