無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2023年01月27日
子供から大人へと移り変わろうとする男児。人生の中で一番あやふやであやうくあやしい時間。そのニ度と訪れない時期に、幹彦少年が経験した一夏。
聡を嫌い哲志に憧れを抱く心持ちが、幹彦の年相応の葛藤を見せているのは微笑ましい一面である。ただ、一方的に年長者においていかれる追いつきたい思いを抱えてしまい、そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月11日
こんな本書いていたとは知らなかった。
作者晩年に得意だった大正ゴシックロマン?、桜屋敷と呼ばれる古い屋敷に住む人々をめぐる物語。屋敷には一族の他にも関係がよくわからない遠い親戚や食客、大勢の使用人などが溢れており、蔵には秘密めいた病人もいる。主人公の少年の目からこの閉鎖的な旧家の内情を描き、さまざま...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月04日
大正時代、ミステリーということであらすじ買い。
旧家の一族の絢爛たる暮らし(これもまあ見せかけ)が崩壊するまで。読みにくくてちょっとずつ読んでたのですが、子どもたくさん出てくるしで分からなくなりそうだから一気読み。
主人公に起こる出来事はひどいが、どこか小さい頃の特別な体験、行っちゃいけない場所...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月10日
樹齢数百年を経た中将桜が庭先に構え「桜屋敷」と呼ばれる柏木家。
主人公は、14歳の幹彦。
普通じゃない家。東京で噂された赤マントが近所で目撃された恐怖。
苛めた直後に行方不明になり死んだいとこ。
大人へと急ぐ幹彦に降りかかる災難。
思春期独特の子供でも大人でもない中途半端な時期の苛立ちと
焦りは上手...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月14日
栗本薫の作品には、桜がよくでてくる。
セイレーンは桜井だし、
緑の騎士は、桜を切る話から始まる。
栗本薫は、戦後の新人類(new generation)の日本人の典型なのかもしれない。
そう気がつくと、大正浪漫を書きたくなった気持ちも推測できる。
新撰組ものよりは、より現実味を帯びている。
あ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月16日
えーとね、これ、後ろの説明文に「大正ゴシックミステリ」と書いてあるんですが。
結論から言うと、ちょっとトラウマになりました。
あの……いや……ミステリって書いてあって、主人公が掘られると誰が思うよ……( ゚д゚)
耐性がある私でさえこうなので、一般的な男性がよく考えず読んじゃったら、大変な心...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。