Posted by ブクログ
2018年03月21日
本をここまで読むきっかけになったのは、中学校3年の時に行ったスキー旅行。友達から言われた「たまにはお前も本読めよ」という言葉でした。その時に富山の本屋さんで見かけたグインサーガという本。実はファミコン通信、通商ファミ通の広告にグインサーガの31巻の広告がついていたのでした。なじみ深いファイナルファン...続きを読むタジーのデザインをしていた天野喜孝氏の美麗な表紙に、なんだかわからないけれどゲームの世界みたいで面白そうだと漠然と思っていました。
そして富山の本屋さんににズラリと並んだグインサーガから一番かっこよかった28巻「アルセイスの秘密」を手に取りました。なんで1巻からじゃなかったかって?こんなに長い本が存在するなんて思いもしなかったので、全部ひとつひとつの話だと思い込んでいたのです。
この巻の導入部がとてもよかった。グインが率いる軍がユラニアの田舎町を通過するときに、見物しようと木に登っていた少年が落下して、それをグインが馬で駆け寄って間一髪受け止めるシーンは今でも容易に思い出せます。リーロがグインの頭を撫でる所はジーンと来ます。全然話知らないのに、グインに一気に夢中になりました。
高校に入ってからは貪るように本を読んでいました。グインサーガはその頃32巻ぐらいだったでしょうか。新刊出る度に1巻から読み返していたので、この「豹頭の仮面」は何度読んだか数えきれないです。今回改めて読み返しましたが、やはり面白さは変わらないですね。この後未完になる事が分かっているので悔しさがジワリと胸に広がりますが、お弟子さんの続刊を信じて読んで行こうと心に決めました。さあ!行くぞノスフェラスの彼方へ!!