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Posted by ブクログ
もう30年以上前になるが、中学生の頃夢中になって読んでいた。50巻ぐらいまで読んだ記憶があるが、
だいぶ前に100巻を突破しており、ほぼ記憶に残っていないし、今から読むのはかなり覚悟が必要である。
作者が亡くなった際に未完で終わるのかと残念に思っていたが、複数の小説家が協力して継続している
ようで是非完結してほしいと思う。置き場所を気にしなくて良い電子書籍で読み直してみたが、最近の
ファンタジーにないスケールの大きさとグロテスクさが際立っているし、その当時の冒険小説の影響も
垣間見えやはり面白い。当時ハンセン病に似た表現が問題になり修正が入ったようだが、今はちょっとした
事でタブーな言葉が多過ぎてテレビも小説も魅力が半減してきていると思う。
登場人物が多過ぎてなかなか覚えるのが大変ではあるが、それもこの作品の魅力である。
1巻で亡くなるトーラスのオロも後に伏線があったりするので、そこも長編小説の魅力である。
今や携帯でも気軽に持ち運べるので、少しずつ読み直してみたいと思う。
Posted by ブクログ
先日亡くなられた栗本薫氏の超有名シリーズ「グイン・サーガ」の第1巻です。
既に出版されているのは正伝129巻・外伝21巻で未完に終わった大シリーズの第1巻で、1979年に出版されましたが、後に1983年に改訂されました。
物語はモンゴールに攻め落とされ、父王夫妻を殺害された世継ぎの双生児レムスとリンダ。そして彼らがルードの森で出会う豹頭の戦士グイン。彼らを中心に様々な人間模様が描かれる大河ドラマです。
第1巻では、彼らの出会い、モンゴールによる捕縛、スタフォロス砦でのイシュトヴァーンやスニ、オロとの出会い、ヴァーノン伯爵との戦い等が描かれます。
2009年4月からNHKでアニメ化されました。今回原作を読むことにしたのは、このアニメの影響ですが、アニメでは脚色が施されているので、大きな流れは同じですが、中身はかなり異なっています。特にグインの容姿については、アニメでは最初から豹なのだということになっていますが、原作では明確に仮面となっており、そのため、グインは発音が明瞭でないとか、水を飲むのが苦手だとかいう設定になっています。
アニメをみた人でも、充分に楽しめるし、息をもつかせぬ展開はさすがですよ。
著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、小説家)
Posted by ブクログ
本をここまで読むきっかけになったのは、中学校3年の時に行ったスキー旅行。友達から言われた「たまにはお前も本読めよ」という言葉でした。その時に富山の本屋さんで見かけたグインサーガという本。実はファミコン通信、通商ファミ通の広告にグインサーガの31巻の広告がついていたのでした。なじみ深いファイナルファンタジーのデザインをしていた天野喜孝氏の美麗な表紙に、なんだかわからないけれどゲームの世界みたいで面白そうだと漠然と思っていました。
そして富山の本屋さんににズラリと並んだグインサーガから一番かっこよかった28巻「アルセイスの秘密」を手に取りました。なんで1巻からじゃなかったかって?こんなに長い本が存在するなんて思いもしなかったので、全部ひとつひとつの話だと思い込んでいたのです。
この巻の導入部がとてもよかった。グインが率いる軍がユラニアの田舎町を通過するときに、見物しようと木に登っていた少年が落下して、それをグインが馬で駆け寄って間一髪受け止めるシーンは今でも容易に思い出せます。リーロがグインの頭を撫でる所はジーンと来ます。全然話知らないのに、グインに一気に夢中になりました。
高校に入ってからは貪るように本を読んでいました。グインサーガはその頃32巻ぐらいだったでしょうか。新刊出る度に1巻から読み返していたので、この「豹頭の仮面」は何度読んだか数えきれないです。今回改めて読み返しましたが、やはり面白さは変わらないですね。この後未完になる事が分かっているので悔しさがジワリと胸に広がりますが、お弟子さんの続刊を信じて読んで行こうと心に決めました。さあ!行くぞノスフェラスの彼方へ!!
Posted by ブクログ
再読。
グイン・サーガの中で間違いなく一番読んだ回数が多い1巻(笑)。初めて読んだ頃は『光の公女』まで刊行されていて、それこそ寝る間も惜しんで一気に読みました。やっぱり当初の方がファンタジーらしいですね。
突然現れた訳ありな高貴な双子、豹頭の謎の男、そしてどんな生物がいるのか人も入りたがらない辺境の森。雰囲気バッチリ! 壮大な物語が始まる!とワクワクしたものです^^
スニとリンダもここで会ったのでしたねぇ。
トーラスのオロもこの巻のみの登場でしたけれど、惜しい人を…と思います。
それにしても文字が小さい。昔の本なのだなぁと実感します(苦笑)
加藤直之さんのリンダとレムス、好きでした^^
Posted by ブクログ
高校生の頃に読み始めて、読書する楽しさを教えてくれた記念碑となる自分にとってあまりに偉大な作品です。その頃第50巻刊行記念フェアをやっていて、最新刊に追いついたころには確か第75巻くらいだったと思います。読んでも読んでも続きがあるという幸せが、やがて100巻を超えたあたりから、再びグインが記憶喪失になるという展開を経て自分の中で何かが冷めてしまったのを感じつつも、それでも新刊が出る度に買い続けて、いつか読むつもりでいたのに作者の死によって永遠に未完に・・・でもそれもまたこの物語らしくて良いと思えてしまうのが不思議でもあるけれど、単なる「物語」を超えた、「世界」がそこに存在していた証拠なのだと思いました。
Posted by ブクログ
ついにアニメ化されたグイン・サーガを、今しがた見終わったばかりです。
1979年に、この第一巻『豹頭の仮面』が出てから、30年を経ての満を持した初めてのアニメ化ということで、ドキドキ期待して見ましたが、残念ながら、それほど、感心した出来栄えではありませんでした。
あまりにも、子ども向けすぎるのでは?と思ったのは私だけでしょうか。
もちろん、30年書き継がれた世界最長編のヒロイック・ファンタジーである孤高さを失わないで、などという気はもうとうありませんが、最も新しい読者である少年少女に対してだけに向けられた映像化のようで、大人の鑑賞に堪えられる部分をもう少し追及してほしかった、と思いました。
栗本薫については、オリジナリティがあまりない、とか、文章が下手で類型的だ、とかいう風評を聞きますが、私は全作品を読んでいて、彼女の、ミステリーやSFや問題意識のセンスは良いと思いますし、強いマインドを持っている作家である、と認識しています。(恥ずかしながら、実は、隠れ栗本薫ファンで、実際には誰にも告白したことはありません)
たとえ迫害されても、『グイン・サーガ』一作だけで、文学史に残る作家であると思います。
※2012年3月17日、誤字を一字だけ訂正して再レビューしたら、すべて消えてしまいました。ということで、新規登録みたいになってしまいました。
ところで、消えた文章をどこから引っ張り出したかというと、たなぞうのときに任意に選ばれて掲載された、ほとんどのレビューがまだ残っている「ヨムナビ」からです。ありがたいことです、感謝!
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