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Posted by ブクログ
辺境編第4巻「ラゴンの虜囚」では、引き続きセム族とモンゴールとのノスフェラスの戦いが繰り広げられます。セム族も善戦しますが、状況を打破するには至らず、グインはもう一つのノスフェラスの主、ラゴン族に応援を求める旅に出ます。でも、ラゴン族の住んでいるところさえもわからりません。しかし、狼王の導きによりたどりつきます。
もう一つの大きな柱はモンゴールのマルス伯です。このモンゴールの老候にして精神的支柱は、グインの謀略により、凄まじい最期を迎えます。
テレビとは違って、グインの心の葛藤や、セム族内部の一筋ならぬ関係とか、細かい描写が光りますね。
Posted by ブクログ
最初にグインサーガに出会ったのが、1980年、中学生でした。
ハワードの、コナンの世界が好きだったので、日本のヒロイックファンタジーで注目されていた「グインサーガ」(名前がいいですよね)、文庫本の表紙に惹かれジャケ買い(その当時、そんな言葉はない!)。実は惹かれたのは2巻の「荒野の戦士」なんですけど・・・。
そこから、約30年、この長い物語を読み続けてきました。「月刊グインサーガ」のときはうれしかったですね。新しいグインが毎月読めたので。
未完なのは残念ですが、タイムリーにグインサーガに出会えて感謝してます。
他の作者さんで、書き続いているようですが、やっぱり栗本薫ではないグインは・・・。
星マイナス1は、未完だから。
予告通り100巻で終わっておけばなぁ。と思ってしまいます。
(「ランドック」ってなんだったの。「アウラ」って何だったんだぁ!!)
Posted by ブクログ
グインサーガの第4巻。
イシュトヴァーンはモンゴール軍の中から、夜半に抜け出してきた青騎士のアルゴン中隊のエクなるものを殺し、その代わりに忍び込む。
そして今度はエルを名乗り、マルス老伯爵にグインをかつてクムで目撃したことがあると告げる。
一方、グインはセム族にこのままではモンゴールに勝てない、よって伝説の部族ラゴンに助けを求めに行くと告げる。そして、4日後の日没までには帰ると約束する。もし、それまでに戻らない場合、イラチェリにリンダとレムスを殺すと言われる。
グインは旅立つが、竜巻を伴う嵐に巻き込まれて、意識を失う。夢の中でグインは、自分の妻が刻まれたコインを目撃する。また、一つ目の化け物に会い、これから3人の女に会うと言われる。それぞれと出会うことにより、運命と王冠と自分自身を見出すだろうと。また、夢の中で1人の女とも出会う。
目覚めるとそこは狗頭山(ドッグヘッド)であった。夢のことは覚えていない。ドッグヘッドでグインは次々と狼に襲われるが、狼の王に彼に救われる。また狼王に導かれ、白い岩のたくさんあるところに赴く。岩塩であった。そこで彼はラゴン族に出会い、虜囚となる。
その時、モンゴール軍はセム族に悩み総反撃に出る準備をしていた。イシュトヴァーンであるエルも、マルス伯爵の信頼を得ていた。イシュトヴァーンの誘導でセムの村に進んだマルス隊は、罠に嵌り、火をかけられ、岩を落とされる。マルス伯とその腹心ガランスは命を落とすが、マルスはイシュトヴァーンに「アルゴンのエル、きさまだけは許さぬ」と絶叫する。
グインサーガ、ノスフェラス編も佳境です。本当に面白いです。
Posted by ブクログ
2~5巻まとめて、アニメと比較しつつの感想。
ノスフェラスの戦いは、アニメではひたすらグインが強く、バーッと戦ってバーッと勝ったみたいになっていたけれど、原作は全然違った(当たり前か。
知略と武力が衝突するリアルな戦争だった。
血なまぐささが文面から漂ってくるような。
上手いと思ったのは、作者がセム族とモンゴール軍、どちらかに過度に肩入れしていないところ。
マルス伯が死んだシーンでは、「グイン、エグいこと考えたな……」と思ったけれど、5巻終盤でモンゴール兵がセムを虐殺しているシーンは読んでいて気持ち悪くなった。
どっちが正義でどっちが悪という話ではなく、侵略する者とされる者、殺す側と殺される側を客観的な視点で描いている。
しかし、私としては最終的にグイン側に心を傾けずにはいられない。
彼がラゴンを引き連れてやって来た時、私はすっかりリンダやレムスと同じ気持ちになっていたし、彼らが勝敗を決した時には感動で泣きそうになった。
そしてセム族が好きになった。
スニは健気だし、シバもなかなか頼りになる。部族間の問題も入り組んでいて、全体的にセムのキャラが立っていた。
イドの谷を竹馬で渡るシーンはアニメで見たかったな。サライ、いい奴だったのに……。
リンダと傭兵の言い合いとか、レムスはただのヘタレじゃないよ描写とか、おいしいシーンがアニメでは全部カットされててもったいない。
イシュトヴァーンは原作の方が好きかもしれない、やんちゃ坊主って感じがして。
アストリアスは思いのほかまともでびっくりした。
アム様大好きっぷりは変わらないのに、変態と言うよりは情熱的な坊ちゃんと言った方がしっくりきた。
リンダを捕らえた時、やさしくウマに乗せてあげたのはポイント高い(笑)
「自分は誰なのか」という苦悩を背負ったグインは、アニメより陰影に富む人物になっていたと思う。
グインと狼王が行動を共にしている場面がお気に入り。
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