柳澤一明の作品一覧
「柳澤一明」の「グイン・サーガ 七人の魔道師」「ウオアイニイ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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少年・青年マンガ
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アンリ・マンユ!
この漫画がなければ、悪魔絵師金子一馬氏がアンリ・マンユを書き下ろすこともなく
女神転生D2で高クオリティで忠実にイケメンモデリングされて実装されることもなかったでしょう。
そして恐らく、ゲームで野生のアンリ・マンユが仲魔になるというデマの発生源です(苦笑)
また、アトラス公式のアプリのハザマ編にて絶対悪に徹しているのと違って
仲間や部下思いの熱い魔王として解釈されているのが面白い。
なお、この漫画のあとは漫画版カーン(真・女神転生1をベースにした続編)と小説版カーンにルート分岐するのですが
漫画版が真1の登場人物のキャラの性格がいい意味で裏切ってくれたり、仲魔達と意外な再開をするのですが
小説版はこの今作序盤のある行動が伏線になっていたりと二粒でおいしいです。
まさにifの真髄ですね。
ちなみに小説版の著者は、人修羅が壊れ性能で敵味方ともに戦闘描写が凄まじい真3小説、
色んな意味で狂っていたドラマ版デビルサマナーを更に狂わせたノベライズ版、
アバチュにBGMが流用されているのとドロヘドロ作者がコミカライズしたくらいしか知名度がないであろう魔剣の続編を丁寧に書いたり
だっしゃだっしゃの初代葛葉狂死が出てくるライドウ小説などを生み出した蕪木統文先生です。
やや都合が良すぎる
バブルが弾けた直後ぐらいの時代を描いた作品である。イギリスのダイアナ王妃の問題でもあらわになったように、写真週刊誌が猛威を振るっていたことを思い出した。ヤクザと政治家と写真週刊誌、今読んでもなかなかに面白い組み合わせだが、銃撃戦での一方的展開などやや都合が良すぎる気もする。絵柄はやや時代を感じさせるが、かっきりとしていて読みやすい。
なにコレ
日本最長の小説シリーズであり、オリジナルの原作者が亡くなった(130巻まで)後も書き継がれている「グイン・サーガ」シリーズ。
2026年現在で、本篇150巻を数える長大SF。
一方、本作は外伝の「七人の魔術師」をもとに、2000年よりマンガ化されたもの。
まだ原作者の栗本薫が存命の時代のものであり、本人が認めていたともいえるだろう。
ちなみに、「七人の魔術師」が出版されたのは1981年2月。
当時は本篇でまだ5巻までしか出ておらず、グインはのちの「豹頭王」を作中で匂わされていたものの、その時点ではまだ流浪の身。
「いずれ描かれるであろう未来の話」を外伝にしていたという事になる。
(ちなみに、本篇でグインがケイロニアの王になるのは70巻であり、ケイロニアが黒死病に襲われるのは128巻)
で、本作。
まず、絵と文字が非常に見づらい。
絵は独特の味があるものの、グインの豹頭のバランスだったり、女性キャラの顔の造りなどに違和感あり。
「夜逃げ屋本舗」や「真・女神転生カーン」のコミック版を書いているマンガ家ではあるが、この癖のある絵は読む人を選ぶと思う。
さらに、1巻だけでもシーンが間延びし、状況が良くわからないシーンが複数あった。
例えば6話目の最後の部分など。
そもそも、いきなり複雑な国名や宗教、人名が入り乱れ、皇女の冷たい視線とか言われても、原作を知らない人には伝わりにくい。
(皇女に関しては、この時点で原作を知っていたとしても理解できないが)
もう少し丁寧に、解説も交えて描くべきではなかったのだろうか?
これでは、現在進行形のファンしか理解できないと思う。
実際、もう40年近く前に原作を三十数巻まで読んでいた自分でも、ほとんど内容を忘れていて理解が難しかった。
原作のコアなファンのみ理解できる作品、という事なのかもしれない。
もっとも、原作のコアなファンなら、原作の挿絵…特に20-56巻の挿絵を担当していた天野喜孝氏の美しい絵が印象に残っているだろうから、この絵は受け付けにくいと思うけれど。