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女性を暴行し自殺に追いやり、故郷南紀を飛び出した中西明は、両親の遺骨を抱いて十年ぶりに帰郷した。中西を迎えたのは、墓石や駅の伝言板に書かれた不気味な脅迫文と知人の怪死であった。そして、現地で逢う予定の婚約者も寝台特急「紀伊」から忽然と姿を消した。中西の帰郷が動かす黒い影…。十津川の指示のもと亀井が暴く意外な真相とは。
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名作になり損ねたのかも
中西青年の思考回路が幼稚なのだけが気になる。その点以外はとても面白かったです。彼がもっと真摯に過去の過ちに対して反省していたら、絡み合う事件がより明確に浮かび上がったのかも。
Posted by ブクログ
シリーズのファンというわけではないんですが、家にあったのを読んでみましたー。 当たり前なんだけど時代を感じる描写はだいぶある笑 でもいろんな要素が上手く絡んでて、思ってたより面白かったです。
平成5.5.10 38刷 500 中西は高校生の時、高野山で女性を襲い、自殺に追いやった。それから10年――。27歳になった中西は両親の遺骨を納めるため、懐かしくも忌わしい故郷南紀を訪れるが……。奇妙な脅迫と警告。連続して起こる10年前の関係者の怪死。婚約者の失踪。舞台は東京、南紀、京都、そして山陰...続きを読むへ。寝台特急「紀伊」、特急「あさしお」を使った巧妙なトリックの影に隠れた真犯人の正体は?十津川、亀井の名コンビが怪事件に挑む、待望の長編トラベル・ミステリー。
両親が亡くなり,暗い思いでがある故郷に帰る男。 同級性が迎えに来ている。 婚約者が後から来る予定なのに,着かない。 いろいろな嫌がらせがあり,殺人も起こる。 東京から亀井刑事と小川刑事が来て捜査に協力する。 十津川警部は最期の方で電話で指示するだけ。 十津川警部愛好者には物足りないかもしれな...続きを読むい。 物語の複雑さは十分だろう。
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寝台特急「紀伊」殺人行
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西村京太郎
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