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  • 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ
    4.2
    世界では、ジェンダーや人種の多様性が過剰に主張され、その結果、「多様性」こそが正義であり、それ以外を一切認めないアイデンティティ・ポリティクスが横行するようになった。ヨーロッパで起こっている「多様性」の矛盾を突く!
  • いま世の中で起きている「本当のこと」 プーチン危機・米中対立・パンデミック…得するのは誰なのか?
    3.9
    1巻1,584円 (税込)
    フェイクニュースに埋もれてしまった 世界の真実を暴く! 日々刻刻と変化する世界情勢。 それについて大手メディアやSNSでさまざまな情報が飛び交うが、 果たしてどこまでが真実でフェイクなのか? 大手メディアが発信する情報であれば、信じられるのか? SNSの情報だから、やはりフェイクにまみれているのか? 本書では、国際政治経済の最新情報を精緻に分析し発信し続けるカリスマYouTuberが、 世界に隠然たる影響力を及ぼしているネットワークの存在、 そして彼らの都合によって起こされている出来事をひも解いていく。 ●ロシアのウクライナ侵攻は、プーチンの暴走によるものなのか? ●アメリカは民主主義の代表国で中国と本当に対立しているのか? ●コロナ、そしてワクチンの問題で見え隠れする矛盾の数々とは? ●「脱炭素」「温暖化現象」の真に不都合な真実とは? ●台湾有事、尖閣諸島、北方領土など誰が日本の国益を脅かしているのか? そして、これらのことでいったい誰が得をしているのか? いま世の中で起きている「本当のこと」が詳細な分析とともに明らかになる! 第1章 なぜアメリカはロシア・プーチンを目の敵にするのか 第2章 米中対立なんて噓! バイデンは習近平の応援団 第3章 打ってはいけない! コロナワクチンは世紀の詐欺行為 第4章 「脱炭素」「温暖化現象」はただのでっち上げ 第5章 間に合わない! 台湾有事から日本の国家主権を質す
  • 心の病気にかかる子どもたち 精神疾患の予防と回復
    3.0
    1巻1,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2022年度から高校の保健体育の教科書に精神疾患が盛り込まれる。うつ病、統合失調症、不安症といった精神疾患は、若い年代で発症し、不登校や自殺の原因にもなっている。その予防と回復について精神科医がわかりやすく解説する一冊。
  • 〈必要〉から始める仕事おこし 「協同労働」の可能性
    4.0
    暮らしや地域に必要な仕事は自分たちで立ち上げよう! 働く者たちが自ら出資して仕事をおこし,経営にも携わる.労働者協同組合法が成立し,いま「協同労働」という新しい働き方が広がろうとしている.行き詰る日本の雇用や労働の問題を浮き彫りにしながら,「協同労働」の意義や具体的な実践を検証し,その可能性を探る.

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  • 失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック
    4.0
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 悪気はなかったでは済まされない時代です。 現役新聞記者たちが自省の念を込めて贈る「気づきの書」。 「美しすぎる○○」がダメな理由がわからない。女医、女子アナと無意識に言ってしまう。「女性ならではの気配り」はほめ言葉のつもりだった?「薄着の季節だから痴漢に注意」のどこが問題!?女児の出産祝いになんとなくピンクを選んでしまう・・・。ひとつでも当てはまる人、アウトです。ぜひ本書を一読することをおすすめします。 ジェンダー平等を日本で早く実現したい。それにはまず、メディアが発信する記事から見直さなければならないーーー。この本は、現役の新聞記者たちの強い危機感から生まれたものです。今やSNSや広告、宣伝で誰もが発信者になる時代、ジェンダー表現のリテラシーを高めることは必須。その手引き書的な一冊です。 無意識の偏見と男尊女卑、性別役割分業のすりこみなどジェンダーの視点で改めて見直すとたくさんの問題点がみえてくる。ウエブ記事もしかり。スマホアドバイザー・モバイルプリンスさん、ジャーナリスト浜田敬子さん、弁護士の太田啓子さん、武井由起子さんに聞くインターネットとジェンダー論。性暴力の報道や表現の問題、メディアの現状と取組まで徹底的に追求。 (底本 2022年3月発行作品)
  • 国民のための「食と農」の授業 ファクツとロジックで考える
    4.0
    農業に関する誤った常識を払拭。 日本農業の実態、可能性を正しく伝える。東大講義をもとにした総合解説書。 日本の農業・農村の実態、食料・農業生産の理論、世界の食料・農業事情、食料安全保障、食の安全、フードシステムと食料消費、食料・農業・安全に関する国際規律、農業政策の歴史と思想、日本の食料・農業政策、技術による進化と日本農業の可能性まで、日本の食と農の全貌をファクツをもとに総合解説。歴史・理論から実態、政策、展望まで、すべてがわかる! ファクツとロジックを積み重ね、世界に通じる普遍的な視点から、体系的、平易に日本の「食と農」の全体像を解説。 【目次】 はじめに 序章 ファクツとロジックで考えよう 第1章 食料・農業政策の目的と政治:なぜ望ましい政策が実行されないのか? 第2章 日本の食料・農業・農村のファクツから出発しよう 第3章 食料・農業のセオリーとアプリケーション:ベーシックな経済学 第4章 世界の食料・農業事情と持続的な農業 第5章 食料安全保障について考える 第6章 食の安全について考える  第7章 フードシステムと食料消費について考える 第8章 食料・農業および食の安全についての国際規律 第9章 日本の食料・農業政策の歴史と思想 第10章 日本の食料・農業政策:概要と改革の方向 第11章 新技術と日本農業の可能性 おわりに 参考文献
  • 雨宮処凛が見る世界:生きづらい女性たち
    -
    20年以上「生きづらさ」や格差・貧困問題の解決に取り組んできた作家・活動家の雨宮処凛(あまみや・かりん)氏が、この国の女性たちの「この10年」(2012~2021)の記録を留めた書。根底から日本社会のあり方を変えた東日本大震災と原発事故、高橋まつりさんの過労死事件、女子受験者の一律減点問題、「#Me Too」運動、コロナ禍で苦しむ人々──当事者に寄り添い続けた雨宮氏がさまざまな社会問題を読み解く。月刊誌『第三文明』の好評連載「作家・雨宮処凛が見る世界」から厳選した原稿を電子書籍化。
  • 望まない孤独
    4.2
    「助けてください」 「学校でいじめられているわけでもないし、友達や家族と仲が悪いわけでもない。だけど死にたいんです」 「いますぐ命を絶ちたいです」 誰かに頼りたくても頼れない。話したくても、救いを求めたくても、相手がいない――。 日本に暗く横たわる「望まない孤独」を解消するため、一人の現役大学生が立ち上がった。 2020年に開設された24時間365日、誰でも無料・匿名で利用できる相談窓口「あなたのいばしょチャット相談」には、誰にも頼ることができない孤独に苦しむ人々からの相談が、日夜問わず寄せられる。 国会を動かし、孤独・孤立対策担当大臣の設立に繋げた著者が語る「望まない孤独」の正体と、孤独大国・日本が取るべき孤独対策とは。 ~目次~ ◆第1章 あなたのいばしょ設立までの経緯 ~著者自身の原体験~ ◆第2章 イギリスで定義された「望まない孤独」とは ◆第3章 増え続ける子どもの自殺相談 ~欠けた当事者目線~ ◆第4章 懲罰的自己責任論で苦しむ人々 ◆第5章 匿名相談チャットデータで見る “死にたい人”の思考 ◆第6章 世界が注目する日本の孤独政策
  • 社会保障論Ⅰ[基礎編]
    -
    1巻3,520円 (税込)
    理念・哲学から年金・医療の制度、運用の基本まで、初学者向けの最良テキスト 人気講義を待望の書籍化! 【内容紹介】 社会保障を始めるにあたって/近代社会保障制度の創設/福祉国家の理念と発展/日本の社会保障制度の基本的考え方/国民皆保険と国民皆年金/社会保障を取り巻く経済社会情勢の変化/経済・財政・社会保障の一体改革/数字で見る社会保障/各国の社会保障制度を概観する/ライフサイクルの変化と社会保障/社会保障の所得再分配機能/主要な産業としての社会保障/国家財政と社会保障/日本の社会保障制度の国際的評価 etc.
  • ハイヒールと宝石が温暖化をもたらす
    3.5
    ◎安物のダイヤモンドやハイヒールOLが、地球を加熱する? ◎温暖化は「孫子の兵法」が原因? ◎環境問題もやっぱり「格差」だった! ◎グーグルが地球を冷ます? ◎省エネでメタボも解消! ◎「100ドルパソコン」が地球を救う! ◎割り箸は環境破壊? ◎「チームマイナス6%」で日本だけが損をする? ―― 一見、無関係と思われるような日常のあらゆる活動が及ぼす、地球環境への影響とは。わかりやすい例や素朴な疑問から、温暖化問題の本質に迫る。一方で、実は「地球に優しい」ことは、私たちにとっても優しいという事実がある。人生の質を高め、ビジネスでも利益を上げるのだ。本書を読めば、一人ひとりが自分の問題として前向きに温暖化を考えることができるだろう。そのときこそ、「エゴ」は「エコ」に転じるはずだ。そして、指一本からでも世界は変わり始める。
  • 不幸度ランキング
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 バブル、団塊ジュニアから、ゆとり、Z世代まで、不幸ナンバーワン世代をあぶり出す! 一億総貧困時代を迎える日本、本当に恵まれていないのはどの世代か?不幸ナンバーワン世代をあぶり出す! 本書は『週刊SPA!(スパ)』 2022年 2/8号の特集を抜粋して電子化したものです。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

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  • 私はイスラム教徒でフェミニスト
    3.0
    コーランにもとづく、「服従」しないための療法。 フェミニストでありながら、イスラムのスカーフを被ること─。これは、スカーフを女性差別の象徴としてみなす西洋のフェミニストたちに理解されにくく、議論の的となってきました。でも、それが、ナディア・エル・ブガの流儀です。宗教に敬虔であることとフェミニストであることは、矛盾しません。 イスラムというと女性蔑視の因習的な宗教という先入観や、テロと短絡的に結びつける傾向もあるでしょう。そんな誤解や偏見は、イスラム法を学んで、モスクで講和を行なう専門知識をそなえたナディアが、丁寧にときほぐします。 この本は、イスラムの聖典をひもときながら男女平等を説き、セクシュアリテの封印を解く、フランスで人気の性科学医(セクソローグ)による自伝的エッセイです。 セックスやジェンダーに悩むひとに、コーランにもとづく、「服従」しないための療法を! 診療室をおとずれる多様性をかかえた患者の生に寄りそってきた著者ならではのアドバイスや語り口は、どれも魅力的で、イスラム文化のみならず性教育に関心を持つ読者にも有意義。日本の読者へのメッセージ「コロナ禍を経て、伝えたいこと。」も収録。
  • 「感動ポルノ」と向き合う 障害者像にひそむ差別と排除
    4.4
    健気に頑張る,あるいは尊敬すべき障害者ーーメディアや映像作品でおなじみのイメージは,健常者の感動の道具として消費するだけの「感動ポルノ」なのではないか? 最近のそんな批判に対し,名作とされる映画からドキュメンタリー,パラ五輪まで個々の表現に分け入り,何が語られていないか,その可能性まで含めて考える.

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  • 「殺すな」と「共生」 大震災とともに考える
    3.5
    九五年一月の阪神大震災は,今まで築いてきた「経済大国」日本の現実をも一気に露呈させてしまった.この反省にたって,「殺し,殺され」ることなく本当に「共に生きる」市民社会をこれからどうつくっていくべきか.大空襲の体験を思索の出発点とし,今また大震災を体験した著者が,戦後五○年に力強く訴える.

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  • 「制服少女たちのその後」を語る
    5.0
    「宮台さんとは20年ぶりくらいですけれど、『制服少女問題』に責任を感じてらっしゃるんですか?」(上野) 「『援交は魂に悪い』というのを、僕は当初、鼻で笑ってましたけど、でも、ある時期から鼻で笑えなくなった」(宮台) 「あそこの空間、めちゃくちゃおもしろかったから、やらないほうがよかったとは言えないんですよね」(鈴木) 上野千鶴子さんと鈴木涼美さんによる『往復書簡 限界から始まる』のなかで鈴木さんは、女子高校生時代のブルセラ体験において「目の前で自慰行為をする男性の滑稽で情けない姿を浴びるほど見たこと」が「男性への絶望」につながり、今なお逃れられないと繰り返し書かれています。それに対し上野さんは、「10代のうちに性が対価をともなうものであること、そして、欲望の市場が男性の陋劣(ろうれつ)な性欲によって成り立っていると知ったことは不幸なことだったかもしれない」と返信されました。 そこで、当時の1994年に、『制服少女たちの選択』を発表し、女子中高生が援助交際をしたり、ブルセラショップで制服や下着を売ったりする現象を社会システムの問題として分析した宮台真司さんをゲストにお迎えし、『往復書簡 限界から始まる』刊行記念トークイベントを2021年8月26日に開催いたしました。宮台さんが援交少女たちへの責任を感じるに至った変容、女子高生という記号に欲情し、いまなお自己愛にとらわれたままの男性への上野さんの厳しい指摘、制服少女だったときの気持ちを否定しない鈴木さん。性を正しく使い、愛へと向かうことはいかに可能か――? 時代の証言者たちが集った緊張感みなぎる2時間をテキスト化してお届けいたします。 ※本作品は、『小説幻冬』2021年12月号に掲載された記事を抜粋し電子書籍化したものです。
  • 感染症としての文学と哲学
    4.5
    パンデミックに深く影響を受けたのはカミュの『ペスト』だけではない。ペスト、コレラ、結核、エイズ――紀元前の古代ギリシアの時代から現代にいたるまで、文学者や哲学者がいかに感染症=病のイメージを自らの思考に取り入れてきたか。病とは人にとって何なのか。病気とともに生きてきた人間の一側面を、文芸批評家の著者が圧倒的な知識と手際で鮮やかに切り取る病の文化史。
  • 「廃炉」という幻想~福島第一原発、本当の物語~
    3.8
    「福島第一原発の廃炉は順調だ」「30~40年で完了する」――そんな話を信用している人もいるかもしれない。しかしそれはとんでもない話だ。使用済み燃料の取り出しは滞り、燃料デブリは取り出す方法すら見つかっていない。それではなぜ、国と東電は廃炉が「できる」という幻想を広め続けるのか。廃炉を阻む最大の要因は? 事故発生当日から一貫して国と東電を取材し続ける記者が、幻想とその背景、廃炉の本当の未来に迫る。
  • 超高齢化の危機
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生涯で1億円の格差!老人に食いつぶされる国 歴史上前例のない高齢化社会が訪れようとしている。果たしてそこに希望はあるのか?その現実に向き合った。 本書は『週刊SPA!(スパ)』 2022年 1/25号の特集を抜粋して電子化したものです。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • むらづくり入門
    -
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 災害,人口減少等々で疲弊していく地域をなんとかしたい! 人々が共同で自主的に自律的に,身の回りの環境に働きかけていく「むらづくり」に,謙虚に,欲張らず,ゆるく,楽しく,でもマジメに向き合う筆者の「流儀」をお伝えします。
  • 世界96カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 「世界の民族」超入門
    4.2
    1巻1,584円 (税込)
    人種差別、格差問題、ナショナリズムの台頭、難民問題、経済摩擦、紛争…。世界で起こるさまざまな事象の根本には人種や民族の問題がある。グローバル化が進み、多様性の時代となるなかで、民族の知識はもはや必須教養となった。世界96カ国で学んだ元外交官が多くの取材や実体験からまとめた世界の民族の超入門書。
  • スポーツと遺伝子ドーピングを問う
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 金メダリストを創ることのいったい何が問題なのか? 遺伝子操作技術の急速な進化により、「遺伝子ドーピング」への懸念が高まっている。スポーツの価値を揺るがす遺伝子ドーピングが現実となった時、アスリートの身体や社会にどのような影響をおよぼし、どのような問題が起こるのか。私たちはいま遺伝子ドーピングとどのように向き合うべきかを問う。巻末には中村桂子氏へのロングインタビュー収録。
  • 公立病院改革 地方独立行政法人化の有効性の検証
    -
    1巻1,320円 (税込)
    東京が変われば、全国が変わる。 公立病院は独法化を!!大阪府にできて、なぜ東京都にできないのか!? 地方自治体と住民の負担軽減のために。公立病院の大改革を提言する著者による、10年間の調査・研究結果の集大成。 各種病院の経営実績分析表や実績比較表、貸借対照表比較表等の資料も多数収録。

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  • それでも維新の『身を切る改革』 改革をすすめない国会議員たち
    -
    1巻1,144円 (税込)
    超高齢化社会、人口減、増える税負担・・・ 日本はかつてない国難を迎える中、 国会議員には今もなお「無駄遣い」の習慣がはびこっています。 例えば、以下の無駄遣いをみなさんはご存知でしょうか? ・国会議員の給料は年額2163万円。世界の国会議員の中でも最も高い報酬を受けている。 ・何に使ったのか一切報告の必要がない月100万円の文書通信交通滞在費(文通費)が国会議員に支給されている ・党支部に一部議員が自ら寄附を行い税優遇を受けている ・一人会派に支給される立法事務費の存在 ・地方議会ではありえない委員長手当 ・衆議院では議員定数465名に対して公用車が138台。参議院では議員定数242名に対して100台もの公用車。 他にも、まだまだ私たちの知らないところで、私たちの税金が国会議員に無駄に使われている事実があります。 しかし、そのような無駄がはびこる中、2018年7月18日には参院定数を6増する自民党提出の公職選挙法改正案が与党の賛成多数で可決されました。 国難と言われるこの時代に、議員定数を増やすというのはまさに国会議員の「非常識」と言っても過言ではありません。 本書では、参議院議員の東徹が、地方議員出身者の立場私から見た、国会の理不尽な「非常識」について深く切り込んでいく内容となっています。 日本維新の会が掲げる「身を切る改革」が、なぜ、今の日本に必要なのか、国会議員の無駄遣いを多くのデータから紐解いて、大阪から日本の未来を変えていく戦略を分かりやすく解説しています。 なお、巻末には日本維新の会代表で大阪府知事・松井一郎氏と参議院議員・東徹の特別対談を収録しています。大阪府と大阪市が「身を切る改革」によってどのように財政を回復させたのか、さらには都構想や万博誘致等、大阪の未来についても多いに語っています。

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  • 私は男でフェミニストです
    4.4
    韓国の男子高校で教える著者が、学び、実践してきたフェミニズムとは? 生きるための「男フェミ」宣言。 2018年に刊行後、韓国各紙で話題になり、「幸せな朝の読書推薦図書」や「今年の青少年教養図書」にも選定された「本格男フェミ入門書」。初の邦訳。 ▶上野千鶴子さん推薦!  「男なのに、フェミニストです」とか「男のくせにフェミニストなの?」とかいうのを聞くと、その他人ごと感にイラッとする。そうだよ、あんたのことだよ、これはあんたに宛てたメッセージだよ、と言いたくなる。  チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ流に『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』というなら、フェミニストでないひとたちをどう呼ぶか?  セクシスト(性差別主義者)というのだ。  セクシズムって男と女の非対称な関係のことだから、これから自由なひとはいない。このなかでは、ひとは加害者であるか被害者であるかのどちらかだ。いや、もうひとつ、忘れてた。傍観者っていうのがあった。……  ……韓国から、こんな男性フェミニストの本が生まれたとは感激だ。  女にも男にも、誰にも、被害者にも加害者にも、そして傍観者にも、ならないでほしい。   (「解説」より) ▶本文抜粋  私は男子高等学校の教師である。私の職場の半径二〇〇メートル内には、すぐにでも男性ホルモンで爆発しそうな完全なる「雄」八〇〇人が生息している。教室では、悪たれ口を叩き、力自慢に余念がないが、そこに悪意はない。なぜそんな行為をするのかと聞くと「とくに理由はない」という答えがいちばん多く、以下「面白いから」「強く見えるから」の順である。……  男たちに提案したい。声を上げる女性を抑圧する時間で自分を振り返り、フェミニズムを勉強しよう。時代が読み取れず、淘汰されることのないようにしよう。一緒にフェミニストになろう。失うものはマンボックスで、得るものは全世界となるだろう。   (「プロローグ」より) 【目次】 プロローグ――男がフェミニストだって? 1章 母と息子 2章 フェミニズムを学ぶ男 3章 先生、もしかして週末に江南駅に行ってきたんですか? 4章 八〇〇人の男子生徒とともに 5章 ヘイトと戦う方法 エピローグ――共に地獄を生き抜くために 読書案内――男フェミのためのカリキュラム 解説 『82年生まれ、キム・ジヨン』の夫、それとも息子?――上野千鶴子 訳者あとがき
  • 新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突
    4.4
    原油価格はなぜ激しく変動するのか? 米中関係はどうなるのか? 地政学とエネルギー分野の劇的な変化によって、どのような新しい世界地図が形作られようとしているのか? 地政学リスクから第一人者が読み解く『ウォール・ストリート・ジャーナル』ベストセラー エネルギー問題の世界的権威で、ピューリッツァー賞受賞者の著者が、エネルギー革命と気候変動との闘い、ダイナミックに変化し続ける国際政治の地図を読み解く衝撃の書。最新情報が満載! 日本人が知らない資源戦争の裏側とは? 米国vsロシア・中国の新冷戦、エネルギー転換の未来を描く! [米国]「シェール革命」で中東と距離を置く [ロシア]市場を求めて中国と急接近 [中国]「一帯一路」で中東・欧州にも影響大 [中東]石油需要枯渇への危機感が増す [自動車]石油の地位を脅かす自動運転車と電気自動車 [気候変動]再生可能エネルギーや政策の役割の比重が増大
  • 次なる100年―歴史の危機から学ぶこと
    4.0
    1巻3,960円 (税込)
    近代はどう終わるのか、「第2の中世」は到来するか 圧倒的なスケールで説く、水野「文明史観」の決定版! 【内容紹介】 13世紀以降の社会は「数字(利益)は嘘をつかない」という前提の上に成り立っている。「神は嘘をつかない」という前提で成り立っていた中世キリスト教社会が崩壊していったのは「神が嘘をついた」からであって、人々は来世の天国よりも現世の暮らし向きが年々よくなっていく資本を信じるようになった。そこで、13世紀に教会は利子を認め信者を引き留めた。ところが、21世紀になって、「数字は嘘をつかない」という前提が揺らいでいる。現在は13世紀の身分社会以上に所得の不平等が広がっている。(略) 「21世紀の社会はいかなる方向に向かうか」であるが、社会の在り方は中心概念になにを据えるかで決まってくる。社会の仕組みの中心概念は、21世紀においてはもはやコイン(硬貨)ではない。イコン(聖像)が嘘をついたので、嘘をつかない数字を人々は信じるようになったが、そのコイン(資本)が嘘をつくようになったからである。所有権の概念や株式会社制度を見直し、ケインズのいう「明日のことなど心配しなくてもいい社会」を構築する必要がある。 ゼロ金利社会になって、ようやく日本人は働け、働けという強迫観念から解放され、人間の本質について考える時間を手に入れた。瞑想しても人間の本質はわからないので、「古典」あるいは芸術を学ぶ必要がある。ゼロ金利とは現在と将来の時差がなくなって、現在も将来も同じ価値となったことを意味する。将来もっとよくなるのではなく現在が最高なのである。すなわち、「より遠く」の将来ではなく「より近く」の現在に高い価値が与えられる。「資本の時代」が終わり「芸術の時代」が到来する。「より近く、よりゆっくり、より寛容に」が新たな行動原理となる社会が到来するであろう。(本書「はじめに」より要約抜粋)
  • ジョブ型雇用社会とは何か 正社員体制の矛盾と転機
    4.0
    前著『新しい労働社会』から12年.同書が提示した「ジョブ型」という概念は広く使われるに至ったが,今や似ても似つかぬジョブ型論がはびこっている.ジョブ型とは何であるかを基礎の基礎から解説した上で,ジョブ型とメンバーシップ型の対比を用いて日本の労働問題の各論を考察.隠された真実を明らかにして,この分析枠組の切れ味を示す.

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  • コロナ戦記 医療現場と政治の700日
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    なぜ日本は新型コロナの感染を食い止められないのか.二〇二〇年初頭,集団感染の発生した永寿総合病院,ダイヤモンド・プリンセス号から,デルタ株に襲われる第五波までの約七〇〇日間,各地の対応現場を克明に取材.緊急対応を続ける医療従事者や,最前線で拡大をくいとめる自治体・保健所スタッフの声から,あるべき対応を模索する.

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  • 人間と宗教あるいは日本人の心の基軸
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    極端なまでに政治権力と一体化した国家神道の時代への反動から,物質的繁栄を最優先し,「宗教なき社会」を築いた戦後日本.しかし二〇世紀型の工業生産力モデルは力を失い,コロナ禍の下,日本の埋没は顕著だ.「日本人の精神性とは何か」,イラン革命の衝撃,現代のバベルの塔たる米国,世界を歩いてきた経済人がいま問い返す.

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  • 勝ち組中年の肖像
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 男はどんなおじさんに憧れるのか? 年齢とともに給料と肩書が上がり、部下には愛のある説教、毎晩のように飲み歩く──。かつて「勝ち組」と言われた華やかな肖像は消え失せた。令和時代の中年たちは何を勝ち組の規準に据えるべきなのか。同世代が選ぶ「好きな男」像を探った 本書は『週刊SPA!(スパ)』 2022年 1/11・18合併 号の特集を抜粋して電子化したものです。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 人口減少で日本はどうなる? 未来の社会について考えよう!
    4.5
    1巻2,999円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の人口は少子高齢化によって、100年後には今の半分以下になると予測されています。若者が減り高齢者が増えると、社会はどう変わるのでしょうか? 子どもたちはどんな能力を身に付ければよいのでしょうか? ベストセラー『未来の年表』の著者が、未来を生きる小・中学生に向けてわかりやすく解説します。 [パート1]日本がなくなる? ……日本の人口は減りつづけている/出生数が減る!/働き手が減る!/高齢化が進む! 他 [パート2]人口減少と高齢化で何が起こる? ……都会に「ゆうれい屋敷」ができる?/電車やバスが減り、遅刻する?/デパートや銀行の窓口が混む?/蛇口から水が出なくなる?/近くに通える高校がなくなる?/部活動のチームが他校と合同になる? 他 [パート3]小さくても豊かな国になろう! ……集まって暮らす/働き方を変える/いろいろな世代とコミュニケーションを/いろいろなことができる人になろう 他
  • 「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認
    3.9
    21歳・現役女子大生ライターが送る、衝撃のデビュー作! 歌舞伎町に誕生した「ぴえん系女子」、「トー横キッズ」、「自殺カルチャー」、「新世代ホスト」、「SNS洗脳」……etc、なぜ未成年たちは深い闇に落ちてしまうのか――。そのリアルを著者自身の実体験と寄り添う取材で書き上げた現代若者論。巻末には『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』の真鍋昌平氏との対談も実現。混迷な時代を生きる”ぴえん”な若者たちのリアルを刮目せよ! (はじめにより) 午前1時を回った歌舞伎町は、今日も騒がしい――。 路上にはシャンパンボトルを抱えた若い女の子が泣きじゃくり、酔っぱらったホストが女の子と口喧嘩をしている。ゴジラビル横の広場に移動すれば、明らかに未成年とわかる若い男女が酒を飲み、踊る動画を撮影していた。彼らのすぐそばには街娼の女性たちが立ち並ぶ。さっきまで男に話しかけていた制服姿の女子高生は、ホテル街に消えた……。 第一章 「ぴえん系女子」の誕生 第二章 「トー横キッズ」の闇 第三章 歌舞伎町「自殺」カルチャー 第四章 「推し活」と「男性性」の消費 第五章 ホストに狂う「ぴえん」たち 第六章 「まなざし」と「SNS洗脳」 特別対談 「九条の大罪」真鍋昌平×「ぴえん系の病」佐々木チワワ 歌舞伎町の住人たちの「病み(闇)」と「承認(光)」
  • 14歳から考えたい 貧困
    3.0
    オックスフォード大学出版“Very Short Introductions”シリーズは1995年に刊行が始まり、現在も続々と新たなトピックを世に送り出している知的教養シリーズ。そのなかでも近年とくに注目されているホットイシューや近現代史のトピックを取り上げる。 本書では世界的に、そして近年は米国や日本など先進国でもその根深さ、深刻さが表面化している「貧困」問題。 経済格差の拡大やジェンダーの問題とも密接な貧困の現状を、世界的な視野から具体的な政策レベルに落とし込んで分析、その解決へのステップを模索する一冊。
  • 感染の令和
    -
    土壇場ですべてが許される! 政治・外交・経済・社会・思想・コロナ 時代の全貌、ここにあり。 衰退・没落の色を日増しに強める令和日本。 「かつては繁栄を謳歌したのに、なぜこうなったのか?」と疑問に思う人も多いはず。 だが戦後日本は、もともと失敗を運命づけられていた。往年の成功は、それがたまたま抑え込まれていた結果にすぎなかったのだ! 七十年以上前から、われわれは「滅び」に感染していたのである。コロナ禍のもと、この病は「現実の否認と解体」という形を取るにいたった…… 時代の全貌をつかみ、現実を再建せよ。本書は復活への道を示す「知の黙示録」だ。 「美しい調和という「令和」本来の意味とは裏腹に、日本は濃霧に包まれている。 コロナウイルス以前に、日本人の精神が何かに感染しているのではないか? 鬼才、佐藤健志氏がタブーを破り、戦後を呪縛する神話を解いて、 われわれを現実発見へと導く。」 ———堀茂樹氏(慶応義塾大学名誉教授)、激賞!!
  • 世界の現状と互立主義ー貧困と戦禍のない社会ー
    -
    1巻1,100円 (税込)
    友愛のもと互いに支え合う「互立主義」の根付いた国家が、自由と平等を実現できる。 「コロナ不況」で先の見えない日々に不安を抱える人々、富裕層に有利な経済政策により、働いても働いても生活が苦しい人々――。「己だけが成り立てばよし」としているから貧困者が多くなった、<資本主義・社会主義>の国々。 「お互いに成り立つ」社会を創造するため、政治・教育・雇用体制について一人一人が当事者として考えることこそが、明るい未来を実現するカギとなる。 現代社会におけるあらゆる問題の根本原因を明らかにし、「互立主義」という新しい社会構造の実現によって解決することを提言した一冊。 〈著者紹介〉 青沼 爽壱(あおぬま そういち) 1928年北海道生まれ。日大法学部卒業 同大に勤務。 友愛青年同志会の会員となるが帰道し北斗社会科学研究所を設立。 著書 『現代社会の条件』 趣味 作曲。

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  • チベット侵略 中国共産党100の残虐行為
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 チベットで本当は何が起きているのか? 写真多数で生の声を伝える証言集! NBAボストン・セルティックスの選手が チベット問題で習近平政権を批判し国際社会で大反響! ウイグルでの少数民族弾圧が日本でも関心を呼ぶ中、 チベット亡命政権の英語版報告書を日本語訳。 圧政の証拠を100項目にわかりやすくまとめた、 ビジュアル中心のハンドブック
  • 冬のボーナス大調査
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 コロナ禍で業績が悪化、一向に回復しない企業は今冬のボーナスも“厳冬回答”が多い。一方で、業績が落ち込んでも前年と同額、微減で歯を食いしばる企業もある。ローンの支払いは滞り、日常生活もままならなくなると、支給額に一喜一憂する……有名企業の正社員が、プライドをかなぐり捨ててボーナスにまつわる「素直な胸の内」を明かしてくれた! 本書は『週刊SPA!(スパ)』 2021年 12/14・21合併 号の特集を抜粋して電子化したものです。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

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  • ポリコレ過剰社会
    4.0
    有無を言わさぬ「正義」が社会を覆っている。そして、一度「差別主義」「排外主義」のレッテルを貼られると、それを覆すのは容易ではない。だが、差別と言われていることは本当にそうなのか? 『「弱者」とはだれか』の刊行から20余年。ごく普通の生活感覚を手掛かりに「差別問題」の本質を問う。 第1章 ポリコレ現象はなぜ広まるのか 第2章 非常識なポリコレ現象の数々 第3章 女性差別は本当か 第4章 性差の変わらぬ構造 第5章 LGBTは最先端の問題か 第6章 攻撃的なバリアフリー運動はかえって不利 第7章 ポリコレ過剰社会の心理的要因 第8章 ポリコレは真の政治課題の邪魔
  • 検証 コロナと五輪 変われぬ日本の失敗連鎖
    -
    1年延期の末に開催された東京五輪をめぐっていったい何が起こっていたのか。社会的・政治的動向と国内外のさまざまなメディア上の言説を分析・検証し、ポスト五輪の東京を展望する。
  • 災害情報と避難
    -
    1巻3,520円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 災害情報についてこれ1冊で学べる、初学者のための必読書! 【本書のポイン】ト ・災害研究の基本を重視しつつ、総合的・体系的に論じる ・理論と具体的な事例をバランスよく、あわせて考察 ・防災の実務者にも役立つよう、実例や課題、対応策なども幅広く紹介 ・更に学びを深めるための発展的な情報を掲載
  • かぼちゃの馬車事件 スルガ銀行シェアハウス詐欺の舞台裏
    4.7
    1巻1,980円 (税込)
    「少しでも将来の足しになれば……」 軽い気持ちで友人の誘いに乗った 「かぼちゃの馬車」は、地獄の一丁目行きだった――。 2億円の借金を背負わされた一被害者の、2年に渡る苦しみと闘いの日々を描くドキュメント! 2018年、スルガ銀行による巨額の不正融資事件が発覚。 時の金融庁長官に「地方銀行の雄」とまで評価されたスルガ銀行だったが、 シェアハウス不正融資事件の元凶として巨大な壁となり、 被害者たちには長く苦しい闘いの日々が待っていた。 被害者の一人である著者は、離婚、自殺まで考えるほど追い詰められながらも、 徐々に同志を増やし、被害者同盟を結成。社会派弁護士らとの出会いにより、 一人では到底勝ち目のない闘いをチーム戦で挑み、 ついに累積1570億円の債権放棄を勝ち取ったのだ。 被害者だからこそ知り得た詐欺事件の裏側を、実体験をもとに克明に描き出した本書は、 誰の身にも迫りうる詐欺被害への注意を喚起する、必読の一冊である。
  • 誰も書けない「コロナ対策」のA級戦犯
    4.2
    迷走の果て国民の生活を犠牲にした政府のコロナ対策の総括。いったい何が、誰が悪かったのか元厚労省医系技官の著者が徹底追及。医師会、分科会、感染症専門医、メディア、厚労省、政治家たちはどんな行動原理だったのか。歯に衣着せぬ発言でテレビでも話題の木村盛世氏、最新刊。
  • 隔離の島に生きる―岡山ハンセン病問題記録集 創設期の愛生園
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、国立療養所長島愛生園に残されていた行政文書「舎長会議事録」「一人一題・最近の愛生園」を翻刻した貴重な資料集である。 ハンセン病隔離政策を象徴する岡山県の長島には、一時は三千人を超す入園者と職員、その家族が暮らしていた。 紐解かれた記録によって、鮮明によみがえる療養所の歴史と隔離の日々。 ハンセン病問題の歴史は、私たちに何を説くことになるのだろう。 目次 舎長会議事録 舎長会議事録(一九三一年八月) 舎長会議事録(一九三一年九月) 舎長及作業主任臨時会議議事録(一九三一年一〇月) 舎長会顧問辞職願取扱に関する件 舎長会議事録(一九三一年一二月) 舎長・作業主任会議の決定事項(一九三二年三月) 舎長会議決事項についての処理方針(一九三二年六月) 舎長会議事録(一九三二年九月) 舎長会の開催通知 舎長会議事録(一九三二年一〇月) 秋季運動会大綱(一九三二年一〇月) 舎長会議事録(一九三二年一二月) 舎長会・作業主任打合会議事録(一九三三年三月) 舎長会議事録(一九三三年五月) 舎長会議事録(一九三三年八月) 舎長会の開催通知 舎長会の開催通知 舎長会議事録(一九三三九月一二日) 舎長会の開催通知 舎長会議事録(一九三三年九月二七日) 舎長会議事録(一九三四年一月) 入園者作業心得改正案 舎長会議事録(一九三四年二月) 舎長会議事録(一九三四年四月) 舎長会の開催通知 舎長会の上程予定議案 舎長会議事録(一九三四年七月) 舎長会開催通知 舎長会開催通知 舎長会総代の要求書(一九三四年一一月) 舎長会議事録(一九三五年二月) 舎長会準備会の決議事項 舎長会の開催通知 舎長会準備会の決議書 舎長・作業主任合同会議議事録(一九三五年二月) 舎長会議事録(一九三五年三月) 農芸部・畜産部・陶工部事務規程 舎長会の開催通知 舎長会議事録(一九三五年五月) 購買部一九三四年度決算報告書 舎長会議事録(一九三五年七月) 舎長会の開催通知 入園者総代の上申書(一九三五年七月) など
  • なぜ、日本の職場は世界一ギスギスしているのか
    4.6
    人間関係、生産性、やりがい、満足度…… 日本の職場は「ワースト1位」!? 職場がギスギスしている……。 そう思ったことはないでしょうか? 残念なことに、それは気のせいではなく、紛れもない真実です。 それも日本の職場は「世界一」ギスギスしていると、国際調査で明らかになったのです。 日本の職場のどこに問題があるのでしょうか? 本書では、350以上の企業・自治体・官公庁で職場コミュニケーションと組織風土の問題に向き合ってきた著者が、 豊富な実例とデータを基に、職場のギスギスの原因を掘り下げ、働きやすい職場に生まれ変わるためのアイデアを提案します。 こんな職場は危険信号 ●コロナ禍以前と働き方は変わらない ●誰に何を聞けばいいのかが分からない ●「○○さんにしか分からない仕事」がある ●部署間の連携が取れない、敵対している ●新しいことに挑戦しにくい ●雑用が多くてスキルが伸びない ●正社員と非正規社員に大きな格差がある
  • 中年社員vs会社 仁義なき戦い
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 会社は幻想。自己評価は捨てよ。中年社員の生き残り戦略とは? 本書は『週刊SPA!(スパ)』 2021年 11/23・30合併 号の特集を抜粋して電子化したものです。

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  • ラジオ報道の現場から 声を上げる、声を届ける
    4.4
    1巻1,650円 (税込)
    「面白おかしくしたいから聞いているんだろ」 「いや、何が問題かと思っているかを聞きたいから、聞いているんです」 2021年2月4日。 女性蔑視発言に関する謝罪会見で森喜朗氏に迫った澤田記者の「更問い」は、世論のうねりを引き起こし、社会を動かすきっかけとなった。 特別なことをしたわけではない。 おかしいと思ったことに声を上げ、真意を確かめ、その声を放送にのせる。 人数は絶滅危惧種並み、取材予算もテレビや新聞と比べてはるかに少ない「ラジオ記者」。 マイク一本で伝えられることは限られているのか? そんなことはない。 逆境をものともせず日々取材に奔走する記者から届いた、令和の時代のラジオ論。 TBSラジオ「Session」「アシタノカレッジ」など、 ニュースを日々声で伝える #澤田記者、初の著書! 澤田さんの声は、 1人の「記者」あるいは職業人である前に まず1人の個人として、1人の父として、 そしてこの国に生きる市民として 精一杯の叫びを届けているように感じます。 だからこそ、どんな権威にも屈せず、 私たちの声を届ける力があると思うのです。 ――辻愛沙子さん(クリエイティブディレクター) 【もくじ】 ■ プロローグ ■ 第一章 自分にとってラジオとは  ラジオの原点  TBSラジオとの出会いは「アクセス」  TBSラジオへ  社内で新聞を読む日々  森本毅郎さんに学んだ、ニュースを複眼で見る力  「人脈を作ってこい!」……突然のテレビ出向  「オン日程」と「オフ取材」  「代表おろし」で出し抜かれ、そして出し抜き返す   男性記者、育休をとる  「サンデーモーニング」でテレビ番組の作り方を学ぶ  大人になって実感した得手不得手 ■ 第二章 ラジオ記者とはどういう仕事か  ニュース番組ディレクターとして再出発  森友学園・籠池理事長の生インタビュー! ラジオでの発言が国会へ  「薬物報道ガイドラインを作ろう!」が変えた薬物報道   国会をもっと身近に、「国会論戦・珍プレー!好プレー!」  既存のニュース番組に対する受け手側の不満  ラジオ記者とは何者か?   ラジオ記者は説滅危惧種!?  〝非主流メディア〟だからこそできること  「パンケーキ懇談」に見るメディアと政治の距離 ■ 第三章  森喜朗会見と東京オリンピック・パラリンピック報道  それは前日から始まった  会見場ではなく〝ぶら下がり〟  怒濤の十九分が始まった  元首相との対峙  あっけない幕切れ  会見に対する森氏、組織委員会の姿勢   電撃辞任、後任人事のゴタゴタ    Clubhouseでリスナーと作戦会議   準備万端で会見へ……のはずが  橋本会長の誕生、女性理事の就任、組織委員会のジェンダー平等  「声を上げる」大事さ  国民感情は無視! オリンピック・パラリンピック関係者取材 ■ 第四章 国会はいかなる場所か――ニュースの現場を歩く  国会担当ラジオ記者は何をしているのか?  国会が好きすぎるラジオ記者  入れないなら裏側をしゃべる――ひとり記者の戦い方  映像では伝えられないニュースの一面を伝える  継続して伝える  永田町を飛び出し、チームで取り組む「新型コロナ取材」  ひとり記者、だけど「ひとり」じゃない  会見・囲み取材はチーム戦――更問いで言質をつかむ ■ 第五章 声を上げる、声を届ける――ラジオジャーナリズムはどこへ  経験の上に成り立つリアリティ  細部から本質を見る――東日本大震災取材  市町村によって被災の景色が変わる理由  内に向けて話すこと、外に向けて話すこと  東京から伝え続ける意味、演劇を通して福島に向き合う  ラジオは斜陽メディアなのか――始まった新たな取り組み  声を上げ続けること  顔の見えるメディアへ ■ あとがき
  • 日本の未来を変えるあなたへ (この国に起きたことを伝えたい)
    -
    昭和、平成を一主婦として見て体験し、どうしても不安に思ったこの国に起こったことを令和時代を生きる若者たちに伝えたいとしてまとめたのが本書である。 【目次】 第一章 松川事件 第二章 松川事件から六八年の今 第三章 戦争って何? 第四章 憲法って何? 第五章 安全保障関連法って何? 第六章 オリンピックはなぜやるの? 第七章 選挙が日本を決める 第八章 労働組合はあなたの力 第九章 学校教育の現場で 第十章 東日本大震災 第十一章 政治と無関係には生きられない 第十二章 世界のポピュリズムと地球温暖化
  • コロナと生きる世界の人々
    -
    コロナが世界で蔓延していたとき(2020年12月~)、世界の国々では、学校・家事・通勤・買い物……、どうしてた? 各国のリアルな日常を現地在住者がレポート!! ニュースだけではわからない、アメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国、東南アジア、南米、アフリカなどなど、それぞれの国の感動する話から、ひやひやする話、ほっこりする話、各国のお国柄がわかる「コロナと生きる世界の人々」のザ・コロナ対策。 ●スコットランド   コロナにもがく世界遺産の街。エディンバラに希望の虹がかかる日 ●アメリカ合衆国(ミネソタ)   コロナ対策を守らない人に振り回されるアメリカ生活の現状 ●エストニア   コロナ禍のエストニア「クリスマスだけは明るい気持ちで過ごしたい」 ●フィリピン   9ヶ月も続いたロックダウン。厳戒フィリピンでの日常生活ルポ ●マレーシア   日本人が住みたい国・マレーシアでも感じた「海外にいる」という感覚 ●中華人民共和国(朝鮮族)   コロナ禍で配達員が命の恩人に。変化した中国朝鮮族の生活様式 ●中華人民共和国(広東省)   中国広東省で暮らす日本人が思う祖国とノマドビジネスについて ●オーストラリア   ほぼ無人の飛行機でシドニーへ。厳しい制限で暮らす豪州スタイル ●コロンビア   ロックダウンで4ヵ月間も足止め。コロンビアでの戸惑いと出会い ●アメリカ合衆国(ニューヨーク)   置き去りの国・アメリカで生きる。ニューヨーク非常事態宣言1年記 ●セネガル共和国   「コロナなんて無い」アフリカ大陸最西端・セネガルでのコロナ体験記 ●フィンランド   ムーミンの故郷・フィンランドで過ごしたコロナ禍の1年 ●オランダ   「自由」の名の下にマスクをしないオランダの人々 ●韓国   新型コロナで大忙し! ママの日常から見た韓国の現在 ●電子書籍化に寄せて ※本書は、現地在住の日本人や、日本に長く住んだことのある外国人による現地レポートをまとめた書籍です。報道だけでは伝わらない“日常に視点をおいた”生の声をテーマにしております。あくまで、ご本人の知り得た範囲での情報、その当時の情報を元にしておりますので、2021年11月時点での新型コロナウイルス(COVID-19)に関する対策や、正しい情報に関して影響を与えるものではないことをご留意いただけますと幸いです。 ※本書はウェブマガジン「WANI BOOKS NewsCrunch」にて2020年12月から2021年4月まで連載された「コロナと生きる世界の国々」をもとに加筆・修正を加え電子書籍化したものです。
  • 狙われる18歳!? 消費者被害から身を守る18のQ&A
    4.0
    若者が「大人」になる年齢が一八歳へ――明治時代からずっと二〇歳だった成年年齢が,二〇二二年四月,一八歳に引き下げられる.これまでより二年早く大人になるだけ? ところが,たった二年の引下げにより,若者たちに消費者被害が広まるおそれが指摘されている.リスクの説明と,未来を創る若い人たちへのヒント集.

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  • 防大女子 - 究極の男性組織に飛び込んだ女性たち -
    4.3
    「究極の男性組織」に身を置いた「防大女子」の生活、人生とは? 防衛大学校の全学生に女子学生が占める割合はわずか12%。 一般の「女子大生」とはまったく違う世界に飛び込んだ彼女たちの生活、苦悩、そして喜びを、自身が「防大女子」だった著者が詳細に描く。 実体験に加え、多くの防大OG、女性自衛官にも取材し、特殊な環境で働く女性たちの本音にせまり、課題を提示する。 【本書の目次より一部抜粋】 「防衛大学校」とはどんな組織か 防大を目指す理由 「中高は文科系」も少なくない防大志望者 テレビなし、腕立て伏せに「これが防大か」 わずか五日で一割退校 防大生の一日 ひたすら匍匐前進の陸、お茶を飲む余裕のある空 「目指すべき学生のあり方」とは 防大生同士の「絆」は固い 男女の友情は成り立つのか 「女子部屋の緊張感が異常」 メンブレ、リスカ、自殺――心が折れるとき 卒業後、自衛官にならなかった防大生 部隊という現実に直面する元防大女子たち ロールモデルの不在 はびこるハラスメント 防大女子のこれから 【著者プロフィール】 松田小牧 (まつだ・こまき) 1987年、大阪府生まれ。 2007年防衛大学校に入校。人間文化学科で心理学を専攻。 陸上自衛隊幹部候補生学校を中途退校し、2012年、株式会社時事通信社に入社。 社会部、神戸総局を経て、政治部に配属。 2018年、第一子出産を機に退職。 その後はITベンチャーの人事を経て、現在はフリーランスとして執筆活動などを行う。 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス
  • 炎上するバカさせるバカ ~負のネット言論史~(小学館新書)
    3.0
    炎上は日本人最大の娯楽となった。 自己責任論争、「羊水腐る」発言、フジテレビデモ、バイトテロ、タピオカ屋恫喝、上級国民、五輪エンブレム……数々の炎上騒動を見てきたネットニュース編集者が、負のネット言論史を総括する。序章「炎上は日本人最大の娯楽となった」にはこうある。 〈日々発生する炎上は、まさにその瞬間、ないしは数日間の娯楽として消費されるものの、当事者にとっては深い傷を残すこともある。  これまで、無数の炎上騒動が発生したが、これらの歴史を一つ一つまとめて振り返るのは、その時代の人間の性を示すことになるのではないか(中略)炎上の歴史というものは、本当にどうしようもない人間の愚かな面を暴き出してくれるものである。そうした愚かな面について今一度振り返り、まともな人生を送る一助となれば幸いである。 〉 (底本 2021年11月発行作品)
  • 定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2021年前半
    -
    1巻2,200円 (税込)
    Go Toトラベルが昨年末に中止され、一〇日後には全国の感染者数が過去最多の七八六三人となる。水際対策が遅れた結果、全国の感染源は変異株に移行。経済重視と五輪開催ありきで進み、後手に回るコロナ対策。日本のコロナ禍は、いつ終息を迎えるのだろうか……。本企画では、コロナ禍の社会を定点観測する。シリーズの第三弾となる本書では、二〇二一年の上半期が観測の対象となる。
  • 貧困パンデミック
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新型コロナは多くの失業者を出すなど【貧困パンデミック】とでも言うべき状況が生まれている。生活困窮層は分厚くなり、さらに下流の底がヒビ割れ奈落に落ちる人も・・・。そんなニッポンの貧困のリアルを総力取材した! 本書は『週刊SPA!(スパ)』 2021年 11/2 号の特集を抜粋して電子化したものです。
  • 「選択的」夫婦別姓 IT経営者が裁判を起こし、考えたこと
    4.5
    夫婦別姓問題を知り、考えるための入門書。サイボウズ社長の青野慶久氏が、夫婦別姓を求め訴訟を起こした! 各界ビジネスリーダーたちは賛同、各紙誌の調査では賛成多数にも関わらず、なぜ「選択的夫婦別姓」は達成されない? 大きな話題となった青野社長の裁判、活動を通して、夫婦別姓を基礎から知ることができる。「子どもがかわいそう」「家族の絆がこわれるのでは?」といった疑問や不安についても応えます。
  • ワクチンの噂――どう広まり、なぜいつまでも消えないのか
    4.5
    〈私は、噂の重要性を次のように見ている。すなわち、公的な情報源から提供されない場合に答えを求める手段、不確かなリスクに直面したときに集団で意味づけをする手段、公的な経路ではまだ認識されていない予見できないリスクについての新情報を伝える合図としての重要性である〉「ワクチンを打つと不妊になる」「ワクチンを打つと自閉症になる」――。予防接種という世界的なプロジェクトの誕生以来、私たちはワクチンをめぐって常に噂やデマに翻弄されつづけてきた。それらの噂やデマは単に街の噂話から立ち上り拡散されていくのでなく、時の政権やエリートへの不信感のなかに、そして宗教的指導者や科学者の発言のなかに火種が隠されていることもある。さらに、ソーシャルメディアに慣れ親しんだ今日の私たちは、容易に噂のパンデミックに曝される危機に陥っているのだ。ワクチンをめぐる噂やデマはどのように生まれ、どう広まり、なぜ疑いようのない事実のようにいつまでも消え去らないのか? ワクチンの信頼性をめぐる国際的な研究プロジェクトを率いてきた人類学者が、多様な背景より湧き上がる噂の生態系を明らかにする。[解説・磯野真穂]
  • SDGs大国ニッポンになろう!
    -
    SDGsはもはや大企業のイメージ戦略で終わらない。人類が自然界から突き付けられた課題なのだ。大量生産大量消費の時代からサステイナブルな社会へと変革を余儀なくされる。私たち一人ひとりが限られたこの世界の資源を有効に用いて社会の障害を乗り越え、惑星地球号を安全に導いていかなければならない。そのための私たちができる具体的なサスティナブルな生活とは何かを検証した一冊。コロナ後の世界は、世界約200 の国・地域がSDGs17目標に向かい、地球を守り、持続する社会の発展を目指している。 【目次】 はじめに なぜ今 SDGsなのか? 第1章 SDGsを理解する 第2章 惑星SDGs地球号の運航状況を確認する 第3章 SDGsを自分事化する 第4章 SDGs Awardを創設する 第5章 世界のSDGs都市に仲間入りする 第6章 中小企業がSDGs社会を牽引する 第7章 SDGs時代のライフキャリアをデザインする おわりに 惑星SDGs地球号は どこへ行くのか?
  • 「人が減る」ということは、そんなに悪いことなのか?
    -
    日本の人口が1億3000万人というのは、日本の歴史の上からも「異常」なこと。鉄道の満員ラッシュも、食料自給率も、この異常な人口数を前提としては解決出来ないのではないか。「人々が等しくある水準の生活を送れるようになった20世紀の工業の時代から、21世紀は自分らしい暮らしとは何かを考え、多くの選択肢から自分の暮らし方を選択して再編集する時代だと思います」(本書、あとがきより) 目次 第1章 人口減少社会がやってくる 第2章 なぜ、人口は減少してしまうのか 第3章 人口減少に対する取り組み 第4章 「減」の時代の、10の方法
  • 日本再生 令和の開国論 ~グローバル人材共生の青写真~
    -
    1巻1,980円 (税込)
    日本ではたらく外国人との共生。 15歳でニュージーランドから来日したラグビーのリーチ・マイケル選手はラグビーワールドカップに出場するにあたり、国歌「君が代」の「さざれ石」を学ぶために宮崎県の神社をチームで訪れた。約半数が外国出身選手だったチームをまとめるための行動に込められた思いとは?本書は、日本人と外国人が互いに敬いながら共生していく社会について考える熱い議論から始まる。 昭和24年に269万人を超えていた出生数が、令和2年には84万人まで減少、深刻化する労働力不足を担う外国人の働き手は重要な存在になっている。元自民党幹事長で、昨年、外国人材共生支援全国協会(NAGOMi)を設立した著者の問題意識は鋭い。〈日本社会には外国人労働者は安い労働力という発想がある。まだまだアジアの国々を上から目線でみている。だからこそ、外国人受け入れの施策を考え、健全な就労システムをつくることが必要。外国人受け入れ政策は日本の安全保障に影響する問題です〉。ラグビー日本代表リーチ・マイケル選手、北岡伸一・JICA(国際協力機構)理事長などとの対談、日本で活躍する外国人10名のストーリー、外国人材共生の基礎知識など諸問題を網羅する一冊。 (底本 2021年11月発行作品) ※この作品はカラーが含まれます。
  • 「私物化」される国公立大学
    4.1
    近年加速する大学の「ガバナンス改革」.学長を中心としたトップダウン型経営は,教育現場に果てしない混乱をもたらしている.教育・研究の実態からかけ離れた独善的な改革が推し進められ,果ては学内制度や人事までが一部の人間の意のままに改められてしまう――.変わりゆく国公立大学のいまを,七つの大学の現場から報告する.

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  • グリーン・ニューディール 世界を動かすガバニング・アジェンダ
    3.0
    気候危機をもたらした社会システムをチェンジし,コロナ禍からのリカバリーとジャスティスの実現をも果たす――米バイデン政権発足で加速する世界的潮流とは何か.その背景,内容,課題を解説すると共に,「二〇五〇年カーボン・ニュートラル」を宣言したものの政府も産業界も対応が大きく遅れている日本のとるべき道を提言する.

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  • 〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム ケアの倫理とともに
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    ネット言論が活発化する反面,マスメディア・ジャーナリズムの衰退が顕著だ.排除・不可視化されがちな女性,子ども,高齢者,貧困層,障害者,外国人等の隠喩である〈オンナ・コドモ〉的な視点から,従来の公正中立や正義の倫理といった価値の限界を補う「ケアの倫理」を重視し,メディア社会を活性化するための方法を提起する.

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  • 自己責任という暴力――コロナ禍にみる日本という国の怖さ
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    長いことテレビ報道の第一線で社会問題に対面しつづけた著者は、現在のコロナウイルスに見舞われた日本人の心理的対応のなかに隠された怖さを見出す。パリ支局長時代に経験したイラク人質事件に見られた日本人の「自己責任」という名の官民あげての暴力的なバッシングは、世界の目からは異常な日本人の心性として目に余るものと見られた。海外でそうした批判や疑問を身近に目撃した著者は、「同調圧力」「自粛警察」などのいまにいたるも変わることのない日本人の精神的な抑圧構造を見抜いている。日本人とは何かを根底から問う警世・警告の書。
  • EV(電気自動車)推進の罠 「脱炭素」政策の嘘
    3.4
    ものづくりを守れ!日本とクルマを愛する熱き論客が徹底討論! 加藤康子(元内閣官房参与) 池田直渡(自動車経済評論家) 岡崎五朗(モータージャーナリスト) SDGs、ESG投資、地球温暖化、環境問題の欺瞞を暴く! ★ EVは環境に優しいの嘘 ★ ガソリン車廃止でCO2削減の嘘 ★ 燃えるEVバッテリーの本当 ★ 中国製リチウムイオン電池が危ない! ★ EVは何故高いのか?(EVの価格の真実) ★ テスラとイーロン・マスクの嘘 ★ トヨタとVWの世界戦争勃発 ★ そもそも日本には電気が無い!(原発再稼働の真実) ★ EV化で失われる日本の雇用550万人の本当 イーロン・マスク(テスラ)、菅義偉、小泉進次郎、小池百合子、ヘルベルト・ディース(VW CEO)、中国共産党、EU、マスメディアの嘘を暴く! ガソリン車廃止の真相は? EV化に潜む罠とは? ※QRコードを読み込むには、専用アプリ(QRコードリーダー)が必要です。(機種によっては最初からインストールされているものもございます。) QRコードの載った画像をQRコードリーダーで読み込み、閲覧してください。 読み込みづらい場合は、表示画像を拡大し、カメラが画像を読み込みやすいよう調整してから再度お試しください。
  • 過疎再生 奇跡を起こすまちづくり ~人口400人の石見銀山に若者たちが移住する理由~
    4.2
    1巻1,485円 (税込)
    小さな地方ならではのブランディングがある。 2021年1月、著者の松場登美さんは、人口400人の過疎の町、石見銀山を再生・活性化させた功績で 総務省主催「ふるさとづくり大賞」内閣総理大臣賞を受賞した。 町で創業したアパレルブランド「群言堂」を全国展開のブランドに育て上げ、地域の魅力を全国に発信。 古民家(空き家)再生事業で展開した宿泊事業、リノベ古民家住宅で 若い世代の移住・定住を促進し、子どもの人口はじわり増えてきた。 不便で、遠くて、非効率的。 経済から置いて行かれたような小さな地方だからこそできるブランディングとは? 本書では著者の40年にわたる事業と町づくりの軌跡をたどりながら、 地方再生で効果を上げるために大切な考え方とヒントを包み隠さず伝授する。 地方で地域のために奮闘している皆さん、必読の一冊です! ※この作品はカラーが含まれます。
  • LGBTの不都合な真実 活動家の言葉を100%妄信するマスコミ報道は公共的か
    4.5
    1巻1,485円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書はLGBTの権利擁護の運動が余りに急進的になり、異論を問答無用で排除する事態が増えてきた現状を憂え、あえて急進的LGBT活動家が触れたがらない不都合な真実をあぶり出し、保守の立場からのLGBT論を提唱する。
  • 図解入門ビジネス 最新SDGsの手法とツールがよ~くわかる本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 SDGsは、平和な世界を構築することを目標に、国連が定めた持続可能な開発目標です。貧困や気候変動など私たちが直面する数多くの課題を解決するために、国だけではなく企業や市民の行動も求められています。本書は、SDGsの本質や構造、目標達成のための具体的なステップを解説した入門書です。知識編では企業にとってなぜSDGsが重要なのかを解説。実践編では具体的なステップとツール、先進的な企業の取り組み事例を紹介します。
  • DX時代に考える シン・インターネット(インターナショナル新書)
    4.3
    じつは日本でデジタル化が進んでいないのはなぜか? 2021年秋に発足するデジタル庁がやるべきことは? 「日本のインターネットの父」と「天才プログラマー」が語るインターネットの未来。日々、IT、DXによって世界が激しく進歩、変化するなか、インターネット文化の普及、インフラの充実に貢献し続ける村井純と日本のデジタルを支え続ける竹中直純が対談。日本のインターネットを総括し、「この国のデジタルのかたち」について語り尽くす。
  • コロナとワクチンの全貌(小学館新書)
    4.4
    日本人への緊急メッセージ! コロナ禍の中、ワクチン接種が進められているが、はたしてそれで全て解決するのだろうか? ワクチン接種が進んだ国でも感染者が再び急増している。日本でも接種後の死者は数百人を超え、副反応の危険を指摘する声も少なくない。 そもそも、世界から見ると日本は、人口当たりの感染者数も死亡者数も極めて少ない。ところが、対策は欧米と同じため、経済は疲弊し、失業者や自殺者が急増している。日本の対策は根本的に間違っているのではないか? ベストセラー『コロナ論』、『コロナ脳』の著者で漫画家の小林よしのり氏と、医学者で大阪市立大学名誉教授(分子病態学)の井上正康氏が、テレビや新聞では報道されない「コロナとワクチンの全貌」を語り尽くす! (底本 2021年10月発行作品)
  • 池上彰の世界の見方 中国 ~巨龍に振り回される世界~
    4.2
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 厄介な隣国の知られざる実像に迫る! 人口は世界一、GDPでは世界第2位となった中国。 しかし、その対外戦略や、デジタル大国の実像は意外に知られていません。中国の素顔を池上彰が徹底解説します! ・台湾からのパイナップル輸入を差し止めるなど、食料の輸入制限を武器にする中国。輸入制限を恐れて、ノーベル平和賞受賞者が変更された可能性があること、知っていましたか? ・中国のワクチン外交は有名ですが、ワクチン外交でウイグル人を追いつめています。どういう方法を用いているか、知っていますか? ・民主化運動が弾圧されている香港。イギリスは当初、香港を英国領にとどめるつもりでした。その方針を変えさせた中国首脳の一言とは、どんなものだったでしょう? ・一定以上の規模の企業や教育機関には必ず共産党員がいる中国。企業の実質的な指導者が共産党員で、重要な決定は共産党の指示を仰いでいること、ご存じでしたか? 新型コロナ対応から対外政策、共産党の結党からデジタル大国になるまでの歴史など、中国のことが手に取るようにわかる1冊です! 東京工業大学附属科学技術高等学校で行った授業をもとに大幅加筆。受験生、就活生、学び直しの社会人にもお勧めです。 (底本 2021年10月発行作品)
  • コロナ騒動と日本の急所
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    新型コロナウイルス流行直後から、その対策について『ドクター Gの教訓【番外編】コロナ騒動』で訴えた著者が、今回、改めて〈非常時医療体制確立〉の緊急性とワクチンの安全性を問う。
  • 自衛隊はアフリカのジブチで何をしているのか
    3.0
    日本と国際社会のために働く、誇りとやりがいとは? ジブチ共和国。ソマリア海賊から日本の海上交通の生命線を守るため、2011年、ここに自衛隊初となる海外拠点を設けた。。本書はその創設期での自衛隊などを現場に派遣された一隊員の視点で描いたものである。……日本ではあまり知られていないジブチのことや地球の裏側で人知れず、日本の国益や国際協力のために活動している自衛隊員の姿を多くの方々に知っていただけたらと思う。また、平和な日本にあって、海賊やテロは日本人の身近な問題として関心を持ち難いだろう。本書を通じて、少しでも読者に興味を持っていただけたら幸いである……本文より。 ソマリア海賊の多発、イスラムテロとの見えない脅威のなか、現場の隊員は何をしているのか? 現場の活動、様々な人々との交流、隊員の日常生活、ソマリア問題などを描く。 目次  第一章 ソマリア海賊対処の現場 第二章 様々な人たちとの交流 第三章 ジブチ勤務の舞台裏 第四章 ジブチでのカルチャーショック 第五章 ジブチ駐留アメリカ軍基地 キャンプ・レモニエ 第六章 イスラムテロとの静かなる戦い 第七章 ソマリアの平和と安定のために 第八章 その後のジブチと自衛隊国際活動の変遷
  • 盾と矛 2030年大失業時代に備える「学び直し」の新常識
    3.8
    「繰り返し」の仕事は消滅する! 新たな時代のニーズを掴め! DX/AI/SDGs/MOTをあなたの武器にする本 はじめに 大失業時代、学び続けないものは生き残れない ・2030年までに1600万人が今の職を失う 1章 人生100年時代と「一所懸命」モデルの崩壊 ・DXによって学んだことの賞味期限はどんどん短くなる 2章 AIとDXを自分の言葉で語れるようになろう ・雇用を減らすイノベーション・生み出すイノベーション 3章 DXの本質は、ビジネスモデル変革 4章 最も弱いスキルを鍛えない限り、成長はない 5章 データを正しく解釈しよう。 新型コロナと日本人 ・日本のコロナ対応、欧米と日本で評価が180度異なるのはなぜ? 6章 エネルギー革命と成長する企業の決断 ・再生可能エネルギーは企業にとって「負担」ではなく「投資」 7章 投資家が重要視する「サステナブルファイナンス」とは おわりに 自己実現への道しるべ
  • ルポ コロナ禍で追いつめられる女性たち~深まる孤立と貧困~
    5.0
    困難が集中するシングルマザー、DV等でステイホームすることがままならない少女、エッセンシャルワーカーとして現場に立ち続ける女性。ある人は非正規雇用の待遇に怒り、ある人は孤立感から自死を考える……。私たちがコロナウイルスの影響を受け始めてから1年半余り。その間に女性たちに何が起こっているのか。当事者の言葉を丹念にすくいあげた取材記録によって、コロナ以前から変わらないこの国の実態が浮き彫りになる。
  • コロナ禍という戦災――戦争とプロパガンダ:作られた[物語]を超えて
    -
    1巻550円 (税込)
    戦争といえば、斧や槍、剣、鉄砲、大砲、機関銃……そして原子爆弾などによる熱戦と、諜報活動や経済圧力等による冷戦だったが、人類がいま経験しているのは、目には見えないウイルス感染というパンデミック、コロナ禍という、まさに戦争、そして災害。本書は、この異様な状況を、プロパガンダ(意図をもって特定の主義や思想に誘導する宣伝戦略)による「新型コロナウイルスによる社会支配」ととらえ、それを「第三次世界大戦」と位置付け。そしてこの「戦争プロパガンダ」がどのように情報操作され、人々を巻き込んでいるかを、第一次世界大戦や湾岸戦争を例に引きながら、心理学的視点から分析しまとめた講演録。心理学的視点から「戦争」を分析すると、そこに洗い出される構図は、「支配者」と「プロパガンダされてしまった民衆」。著者は、この戦争を根絶するには「目の前にある情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考える習慣をつけること」が唯一の方法であることを強調。コロナ禍というプロパガンダで情報操作された「新しいかたちの戦争」……やがて「コロナ・パンデミック世界戦争」と記述されるかもしれない今日の、日本と世界の状況を読み解くための書。
  • 平等バカ
    4.3
    新型コロナワクチン接種の大混乱 緊急事態宣言下での東京オリンピック強行 拡大し続ける経済格差、公平じゃない消費税、 勘違いした多様性――偽りの「公平」から目を背けるな! 『ホンマでっか!? TV』でおなじみの生物学者・池田清彦が説く、 不平等な現実に向き合う知恵と教養 新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり大混乱が起きた。 同じ高齢者でも具体的に誰から打つのかに頭を無駄に悩ませ、 接種態勢を整えるのに時間を要する自治体が続出したからだ。 また、かつて東日本大震災の被災地支援で毛布を用意したにもかかわらず、 避難所のすべての人に届かないからと配布を取りやめたことがあったそうだ。 いずれも平等にこだわるあまり、非合理極まりない事態に陥っていたのである。 こうした事例を挙げるまでもなく、社会を見回すと平等に拘泥するあまり 非効率なことが起きる事例が蔓延している。 拡大し続ける経済格差、公平ではない消費税、 「多様性」を謳いながら平等に縛られる学校教育の現場はどうか? 恣意的に「平等」を使って国民を騙す行政は大問題だが、 国民の側にも「平等が何より大事」という思い込みがあるのではないか? 日本を覆う「平等が正義」という空気の本質をあぶりだす一冊。 「時にはあえて平等を選択するのが必要なケースはもちろんある。 ただし、しつこく上っ面の『平等』だけを追い求める 『平等バカ』の先にあるのは、実は『不公平』であり、 時としてそれはより深刻な格差にもつながるのである」 (本書「はじめに」より) ●完全な公平を求めるのは非現実的である ●平等バカの根っこにある「嫉妬羨望システム」 ●消費税は「広く公平に」課税されてなどいない ●平等に働いても賃金は不平等になる理不尽 ●平等な授業が落ちこぼれをつくる ●表面的なジェンダー平等ではむしろ生きづらい ●新しい資本主義には頭脳の多様性が欠かせない ●「決める政治」がはらむ独裁のリスク ●脱「平等バカ」は、自分の頭で考えることから……etc.
  • 地球温暖化/電気の話と、私たちにできること
    3.0
    企業の二酸化炭素排出を減らす以外にも、まだまだやれることはある!! 20年以上にわたって「地球温暖化の危機」を訴えてきた著者が語る、 温暖化問題を「わずか数年」で解決できる方法とは!? 2021年2月、アメリカ航空宇宙局(NASA)が「2020年は、観測史上で最も暑い年だった」と発表した。そして2021年に入っても、世界各地で「観測史上最高」となる高気温が記録されている。地球の平均気温は産業革命以前より1.2℃上昇し、現在も10年で0.2℃ずつ上昇し続けているのだ。 さらに2021年8月9日、国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)は人間の活動が地球温暖化を進行させていることには「疑う余地がない」と発表した。 異常気象、海面上昇、熱波・寒波、氷河の融解、大規模な山火事、洪水、旱魃、農業被害、生態系の破壊など、地球温暖化(気候変動)の影響と思われる現象が世界各地で頻発していて、「人類の滅亡は避けられない」「今の温暖化対策ではもう間に合わないのではないか」という説も聞かれる。 しかし、著者の田中優さんは「企業の二酸化炭素排出を減らすことも大事だが、まだほかにもできることがある」と語る。そして「その方法を本気になってやれば、わずか数年で解決できる」というのだ。 20年以上にわたって「地球温暖化の危機」を説き、日本全国で講演をし続けてきた田中優さんが提案する「温暖化問題をすぐに解決できる方法」とは、どんな方法なのか? 「ぼくたちは微力ではあるが無力ではないのです。一人ひとりが小さな希望の灯を灯していけば、『破局』は必ず回避できると信じています。 ぼくたちには必ず大切にしたい人がいます。その人たちの未来のために、これから生まれてくる人たちのために、やれるだけのことはしておきませんか。 始めよう、未来はこれから作れるのだ」(「おわりに」より)
  • なぜ若者は理由もなく会社を辞められるのか?
    4.0
    大学倒産時代を迎え自己変革を迫られる大学と順応する学生。一方で、若者の意識を理解しないままの企業。結果、就職した若者がすぐに辞めてしまう。このままでは企業は若者に見捨てられてしまうのか。若者をうまく使いこなすために企業が知っておくべき令和時代の大学生のリアルとは。激変する大学事情を「教える側」の視点で語る現代若者論。 はじめに 間もなく、若者に逆襲される日本企業の皆さんへ 第一章 本格化する若者激減時代 第二章 甘い経営者と中高年管理職の認識 第三章 若者は弱いか? 第四章 日本を衰退させる若者の仕事観 第五章 日本を再浮上させる若者の仕事観 第六章 若者はなぜ「成長」したがるのか? 第七章 もはや小中高と大差ない大学 第八章 若者を有効活用できている企業がやっていること 第九章 今の若者に欠けているもの おわりに 日本企業は大学より遅れている?
  • 差別はたいてい悪意のない人がする 見えない排除に気づくための10章
    -
    私たち誰もが「悪意なき差別者」になりうる——韓国で16万部のベストセラー邦訳! あらゆる差別は、マジョリティには「見えない」。日常の中にありふれた排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。韓国で16万部突破のベストセラー!【推薦】望月優大(「ニッポン複雑紀行」編集長)、小島慶子(エッセイスト)、伊是名夏子(コラムニスト、車いすユーザー)、清田隆之(桃山商事代表) 【目次】 プロローグ あなたには差別が見えますか? I 善良な差別主義者の誕生 1章 立ち位置が変われば風景も変わる 2章 私たちが立つ場所はひとつではない 3章 鳥には鳥かごが見えない II 差別はどうやって不可視化されるのか 4章 冗談を笑って済ませるべきではない理由 5章 差別に公正はあるのか? 6章 排除される人々 7章 「私の視界に入らないでほしい」 III 私たちは差別にどう向きあうか 8章 平等は変化への不安の先にある 9章 みんなのための平等 10章 差別禁止法について エピローグ わたしたち 訳者あとがき 解説 韓国における差別禁止の制度化とそのダイナミズム(金美珍) 【著者】 キムジヘ 韓国・江陵原州大学校多文化学科教授(マイノリティ、人権、差別論)。移民、セクシュアル・マイノリティ、子ども・若者、ホームレスなどさまざまな差別問題に関心を持ち、当事者へのリサーチや政策提言に携わっている。 尹怡景 韓国・ソウル生まれ。韓国語翻訳者。訳書に『夢を描く女性たち イラスト偉人伝』(タバブックス)。
  • 被爆者からあなたに いま伝えたいこと
    5.0
    ふたたび被爆者をつくらないために――一九四五年八月の原爆投下によってこの世の地獄と化した広島と長崎.その苦難の中から立ち上がった被爆者たちは,原爆が心身にもたらす苦しみとたたかいながら,被害の実相を訴え,原爆投下の責任を問い続けてきた.核のない世界の実現を願い,次世代に伝えるメッセージ.

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  • 好循環のまちづくり!
    4.0
    活気のあるまちとよどみ感の広がる活力の感じられないまち.この二極化が進む理由は何か.悪循環を断ち切り,まちを活性化するメソッドがある.まちのビジョンを作り,まちの構造を見える化し,その構造を変える.持続可能で幸せなまちづくりに長年携わる著者が培ってきた誰でも試せるまちづくりのプロセスを伝授する.

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  • 大学は何処へ 未来への設計
    4.1
    パンデミックで窮状が白日の下に晒された日本の大学.襲いかかるオンライン化の奔流,不可避の人口減,疲弊する教員,逼迫する資金,低下する国際評価――.存続の危機の根本原因はどこにあるのか.本来の大学を追究し続けてきた著者が,「時間」をキー概念に提案する再生のための戦略とは.ロングセラー『大学とは何か』待望の姉妹編.

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  • 霞が関のリアル
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    NHK NEWS WEBの注目連載書籍化.激務で知られ,さらにコロナ対応で疲弊する霞が関官僚.不条理な働き方は,精神疾患,相次ぐ退職,なり手不足といった問題だけでなく,第一線で働く官僚の能力発揮を妨げ,国の政策を停滞させている.官僚本人,家族,政治家,関係者への緻密な取材から,その現状と構造に鋭く迫る.

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  • エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来
    4.4
    1巻2,640円 (税込)
    資本主義、食料、気候変動… 「エネルギー」がわかるとこれからの世界が見えてくる! 火の利用から気候変動対策まで。エネルギーと人類の歴史をたどり、現代社会が陥った問題の本質と未来への道筋を描き出す。驚嘆必至の教養書。 ・ヒトの脳が大きくなったのは火のおかげ ・文明の技術的発展を支えたのは森林だった ・リサイクルをしていた古代キプロスの人々 ・省エネ技術はエネルギー消費を増やす? ・化石燃料資源の枯渇はいつ頃起きるのか ・110億人のための新しい豊かさの定義を探す ・自然界から「ほどほど」のテンポを学ぶ ……驚きのエピソード満載、エネルギーから読み解く文明論。 [第1部 量を追求する旅――エネルギーの視点から見た人類史] 第1章 火のエネルギー 第2章 農耕のエネルギー 第3章 森林のエネルギー 第4章 産業革命とエネルギー 第5章 電気の利用 第6章 肥料とエネルギー 第7章 食料生産の工業化とエネルギー [第2部 知を追究する旅――科学が解き明かしたエネルギーの姿] 第1章 エネルギーとは何者か 第2章 エネルギーの特性 第3章 エネルギーの流れが創り出すもの 第4章 理想のエネルギー源は何か [第3部 心を探究する旅――ヒトの心とエネルギー] 第1章 火の精神性 第2章 エネルギーと経済 第3章 エネルギーと社会 [第4部 旅の目的地――エネルゲイアの復活] 第1章 取り組むべき問題 第2章 目指すべき未来 第3章 私たちにできること
  • 家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル
    4.0
    1巻1,232円 (税込)
    ギャンブル問題のある人と暮らしていると、ありとあらゆる問題が降りかかってきます。 突然の借金発覚、定期預金や保険の使い込み、家族のカードを勝手に使ったり家の貴重品を持ち出す、暴言や暴力、失踪、会社のお金に手をつけた……。 いったいどうしたら?? ギャンブル依存症の人を回復につなげ、家族も安心して暮らせる方法が、ここにあります。 悩んでいる家族はもちろん、支援者も必読です。 (主な内容) 〇原則1 自助グループ、家族会につながろう! 〇原則2 解決のチャンスを引き寄せよう! ●対応1 定期預金や保険の「使い込み」を防ぐには? ●対応2 夫が生活費を入れない時、どうしたら? ●対応3 借金返済を焦らなくていい理由とは? ●対応4 なぜ「金銭管理」はやめるべきなのか? ●対応5 弁護士に味方になってもらうには? ●対応6 逮捕・失踪・ヤミ金の取り立て……対処法は? ●対応7 離婚や別居で悩んだら? 家族の体験/ギャンブル依存症のスクリーニングテスト/相談先リスト
  • パクスなき世界 コロナ後の正義と自由とは
    3.5
    中間層の没落、2028年米中GDP逆転、停滞する日本、広がる「K字の傷」…… 激動と転換の時代、未来を考える視座をどこに置くべきか? 68人の知性と考える、25の世界の命題 2020年、新型コロナウイルスの危機が私たちに突きつけた現実は、平和と秩序の女神「パクス」のいない世界だった。 民主主義とグローバリズムの動揺、デジタルが生む分断、開く経済格差、若者たちの貧困化……社会のあらゆる矛盾があぶりだされ、世界の変化が加速している。 このような不連続の時代をどう生きるべきか? 68人の世界の知性とともに考える日本経済新聞の大型連載がついに書籍化。
  • 海がやってくる 気候変動によってアメリカ沿岸部では何が起きているのか
    -
    メキシコ湾岸、フロリダ、そしてニューヨークまで、温暖化と海面上昇がもたらした崩壊の風景と、常識を覆す「人新世」の恐るべき現実。2018年ピューリッツァー賞最終候補作。
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
    3.3
    新型コロナで世界は大変容した。経済格差は拡大し社会の分断は深まり、暮らしや文化のありようも大きく転換した。これから日本人はどのように生き、どのような未来を描けばよいのか。多分野で活躍する賢人たちの思考と言葉で導く論考集。
  • 人事の日本史
    3.7
    一大リストラで律令制を確立した天武天皇、人心を巧みに掴んだ武家政権生みの親・源頼朝、徹底した「能力主義」で人事の停滞を打破した松平定信……。「抜擢」「出世」「派閥」「査定」「手当」「肩書」などのキーワードから歴史を読み解く、現代人必読の書!
  • 実子誘拐 - 「子供の連れ去り問題」――日本は世界から拉致大国と呼ばれている -
    4.0
    ある日、突然、配偶者が我が子を連れ家を出る。 残されたほうの親は茫然としながら、必死にその行方を捜す。 やがて、弁護士から連絡があり、配偶者はDVを受けていたことから離婚を望んでいる、と告げられる。 その後は、配偶者と直接話し合うことも、子どもに会うこともできない。 こんな「子供の連れ去り問題」が社会問題化しています。 数年前からこの問題に取り組んできた、ホワイトプロパガンダ漫画家・はすみとしこのマンガと、識者・関係者たちの文章、そして資料により、世界から非難を浴びるこの重大な人権問題の実情と構図、背景を、白日の下にさらす。 【執筆者(掲載順)】 上野 晃(弁護士) はすみとしこ(ホワイトプロパガンダ漫画家) ケント・ギルバート(米国カリフォルニア州弁護士) エドワーズ博美(メリーランド大学講師) 杉山程彦(弁護士) 中野浩和(弁護士・弁理士) 石垣秀之(臨床心理士) 古賀礼子(弁護士) 藤木俊一(テキサス親父日本事務局長) ポール・トゥジャー(フランスの当事者団体Sauvons Nos Enfants Japan代表) 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス
  • サカナとヤクザ ~暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う~
    3.9
    食べてるあなたも共犯者!決死の潜入ルポ。  アワビ、ウナギ、ウニ、サケ、ナマコ……・「高級魚(サカナ)を食べると暴力団(ヤクザ)が儲かる」という食品業界最大のタブーを暴く。  築地市場から密漁団まで5年に及ぶ潜入ルポは刊行時、大きな反響を呼んだが、このたび文庫化にあたって「サカナとヤクザ」の歴史と現状を追加取材。新章「“魚河岸の守護神”佃政の数奇な人生」「密漁社会のマラドーナは生きていた」を書き下ろした。  推薦文は『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』の漫画家・真鍋昌平氏、文庫解説は『モテキ』『バクマン』の映画監督・大根仁氏。  本作はノンフィクションのジャンルを超え、日本のエンタメ最前線を走る人たちから絶賛されている。 真鍋昌平(漫画家) 「人の欲望は止まらない。 ルールがあれば反則勝ちした 犯罪者がぼろ儲け。 知らないうちに自分自身が 密漁者の共犯者。 高級寿司の時価の舞台裏を 犯罪集団に 笑顔に拳は当たらない処世術で 5年間も潜入取材して 伝えてくれた勇気に泣けてくる」
  • 10年後の福島からあなたへ
    -
    1巻1,320円 (税込)
    原発事故は私たちから何を奪い、何を残したのか 「私たちはいま、静かに怒りを燃やす東北の鬼です」——自然とともに生きる生活の豊かさと、それを奪われた悲しみ、分断されていく故郷への思い。事故責任を問う運動の先頭に立ってきた著者が10年にわたり綴った福島の実像。 【目次】 はじめに 何が豊かな暮らしなのか、 どれが一人ひとりが幸せになれる価値観なのか 東北の鬼 どんぐりの森から 新しい道 生きる尊厳を奪われない いま、福島から訴えたいこと 福島原発事故は終わらない 置き去りにされた都市問題と福島のいま 福島で生きる若いあなたへ 女たち命の大行進in京都 スタートライン 原発事故が私たちから奪うものは…… 東電福島原発事故刑事訴訟のいま 海の日に寄せて 放射能安全神話と原発事故の責任 深い憤りと悲しみの中から 世界の皆さまへ [寄稿]福島から——きちんと絶望すること、そこから次の道を見出すこと (ノーマ・フィールド) おわりに 【著者】 武藤類子 1953年生まれ。福島県三春町在住。養護学校教員などを経て、2003年に開業した里山喫茶「燦(きらら)」を営みながら反原発運動に取り組む。
  • 麻薬捜査の裏舞台
    -
    1巻1,320円 (税込)
    警察&マトリ VS. 日本と海外の闇社会勢力! 2020年の覚醒剤の検挙人数は8,000人オーバー、大麻取締法違反の摘発にいたっては5,000人を超えて過去最多となった。特に20代以下が増えた。若年層にまん延する背景には、大麻使用に対する危険性の認識の低下があるという。大麻、コカイン、覚醒剤、MDMA、危険ドラッグ……麻薬とはどういったものであるのか、一体、どこからやってきて、どう広まっているのか。そして、麻薬の氾濫を防ぐべく、日本の警備体制はどうなっているのか。 元警視庁刑事の犯罪ジャーナリストが、海外と日本国内の麻薬事情、芸能人の麻薬逮捕劇の裏側、麻薬の種類と歴史、麻薬に関わる組織などを紹介しながら、麻薬捜査の裏側を明らかにするノンフィクション。
  • 日本のSDGs それってほんとにサステナブル?
    -
    1巻1,408円 (税込)
    「ロゴだけSDGs」になってませんか? 官民挙げて推進されるSDGs。でも中には疑問符がつく例も…? 本当に持続可能な社会をつくるには、「ロゴだけ」ではない本質を見極める目が市民にも必要。各分野の日本の現状と取り組み例を紹介しながら問題提起する。 【目次】 はじめに——モヤモヤする、日本のSDGs 第1章 SDGsは何をめざしているのか? 第2章 これでいいのか? 日本のSDGs [インタビュー]ニールセン北村朋子さんに聞く デンマークがSDGs先進国である理由 第3章 日本とSDGs 八つの論点 [インタビュー]井田徹治さんに聞く 日本は環境危機とどう向きあうべきか? 第4章 パートナーシップで貫く七つの実践例 [インタビュー]田中信一郎さんに聞く SDGs時代の持続可能なまちづくり おわりに——できない理由よりできる方法を探す 【著者】 高橋真樹 ノンフィクションライター。平和協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞。放送大学非常勤講師。国内外をめぐり、持続可能性をテーマに取材・執筆を続ける。エネルギー関連の著作に『ご当地電力はじめました!』(岩波ジュニア新書)など。
  • これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン
    2.7
    1巻1,408円 (税込)
    男の子にこそきちんと話そう、性やジェンダーのこと。 「男らしさ」の呪縛は何歳から始まる? わが子をセクハラ加害者にしないためには? 性差別に怒りを燃やしつつ男子2人を育てる弁護士ママが悩みながら考えた、ジェンダー平等時代の子育て論。 【対談】 小島慶子(タレント・エッセイスト) 清田隆之(桃山商事代表) 星野俊樹(小学校教師) 【目次】 1章 男の子の日常にかかるジェンダーバイアスの膜 2章 男の子にかけられる呪い 清田隆之さん(桃山商事)に聞く 男子って、どうしてああなんでしょうか? 3章 セックスする前に男子に知っておいてほしいこと 星野俊樹さん(小学校教員)に聞く 多様性が尊重される教室をつくるには? 4章 セクハラ・性暴力について男子にどう教える? 5章 カンチガイを生む表現を考える 小島慶子さん(タレント・エッセイスト)に聞く 母親として、息子・娘たちに何を伝えられますか? 6章 これからの男の子たちへ 【著者】 太田啓子 弁護士。2002年弁護士登録、離婚・相続等の家事事件、セクシュアルハラスメント・性被害、各種損害賠償請求等の民事事件を主に手掛ける。
  • ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか
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    1巻1,408円 (税込)
    気持ちいいから恐ろしい。話題沸騰の入門講義 ウェブ上で話題沸騰の「ナチスを体験する授業」の紹介を通じて、ファシズムの仕組みを解説。ナチスの大衆動員の実態、ヘイトスピーチなど身近な問題も論じる、民主主義のための新たな入門書。【 推薦】荻上チキさん(評論家)、岸 政彦さん(社会学者) 【目次】 第1章 ヒトラーに従った家畜たち? 第2章 なぜ「体験学習」なのか? 第3章 ファシズムを体験する 第4章 受講生は何を学んだのか? 第5章 「体験学習」の舞台裏 第6章 ファシズムと現代 【著者】 田野大輔 1970年生まれ。甲南大学文学部教授。専攻は歴史社会学。
  • この国の不寛容の果てに 相模原事件と私たちの時代
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    1巻1,408円 (税込)
    貧困化する日本では、命の選別も仕方ないのか? 「生産性」「自己責任」「迷惑」「一人で死ね」…… 刺々しい言葉に溢れたこの国で、男は19人の障害者を殺害した。 「莫大な借金をかかえた日本に、障害者を養う余裕はない」との理由で。 沈みゆく社会で、それでも「殺すな」と叫ぶ7人の対話集。 対談= 神戸金史(RKB毎日放送記者) 熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術センター准教授、小児科医) 岩永直子(BuzzFeed Japan記者) 杉田俊介(批評家、元障害者ヘルパー) 森川すいめい(精神科医) 向谷地生良(浦河べてるの家ソーシャルワーカー) 【目次】 序章 私自身の「内なる植松」との対話(雨宮処凛) 1章 植松被告は私に「いつまで息子を生かしておくのですか」と尋ねた 神戸金史×雨宮処凛 2章 「生産性」よりも「必要性」を胸を張って語ろう 熊谷晋一郎×雨宮処凛 3章 命を語るときこそ、ファクト重視で冷静な議論を 岩永直子×雨宮処凛 4章 ロスジェネ世代に強いられた「生存のための闘争」の物語 杉田俊介×雨宮処凛 5章 みんなで我慢するのをやめて、ただ対話すればいい 森川すいめい×雨宮処凛 6章 植松被告がもしも「べてるの家」につながっていたら 向谷地生良×雨宮処凛 【著者】 雨宮処凛 作家・活動家。1975年北海道生まれ。反貧困ネットワーク世話人、週刊金曜日編集委員。
  • フェイクと憎悪 歪むメディアと民主主義
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    1巻1,584円 (税込)
    フェイクとヘイトが横行する「報道」の異常 「反日日本人をあぶり出せ」と煽る新聞、デマに満ちた沖縄報道、 「日本礼賛」の裏での外交的孤立——権力にすり寄り右傾化するマスメディアが社会の分断に拍車をかける現状に、第一線のジャーナリストと研究者が警鐘を鳴らす。 【執筆者】斉加尚代/西岡研介/川端幹人/臺宏士/北野隆一/立岩陽一郎/望月衣塑子/古田大輔/香山リカ/福嶋聡/梁英聖/辻大介 【目次】 序章 いまメディアに何が起こっているのか Ⅰ 歪むメディア 1章 歪曲される沖縄の基地反対運動 2章 関西テレビ界に蔓延る「チーム殉愛」の闇 3章 劣化する「保守」論壇誌と極右運動 4章 産経新聞による記者・メディアへのバッシング 5章 「歴史戦」がもたらしたものとその結末 6章 ファクトがねじ曲げられる国際報道 Ⅱ 公正な言論空間とは 1章 「フェイク」と「ヘイト」のスパイラルに抗するには 2章 「日本スゴイ」の幻想と現実 3章 書店員として「ヘイト本」と向きあう 4章 差別・極右への対抗とメディア・NGOの社会的責任 5章 メディアの党派化と世論の分断 【著者】 永田浩三 武蔵大学社会学部教授(メディア社会学)。元NHKプロデューサー。
  • 希望の未来への招待状 持続可能で公正な経済へ
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    脱成長、それは自然と人間が融和する未来 危機的状況にある地球環境を守るには、経済成長を追い続けた人間の活動を根本的に見直すしかない。生命の源である自然を守り、富の偏在と経済格差を縮小する持続可能な世界へと誘う、コロナ後のドイツで16万部を超えたベストセラー。 斎藤幸平(経済思想家)氏 推薦!  なぜ脱成長が必要なのか。マルクス・ガブリエルの同僚が打ち出すポスト資本主義の未来を刮目せよ。 【目次】 第1章 招待状 第2章 新たな現実 第3章 自然と生命 第4章 人間とふるまい 第5章 成長と発展 第6章 技術の進歩 第7章 消費 第8章 国家・市場・公共財 第9章 公正 第10章 思考と行動 【著者】 マーヤ・ゲーペル 1976年生まれ。ドイツの政治経済学者、持続可能性研究者。ドイツ地球変動諮問評議会(WBGU)の元事務局長、ニューインスティテュート(The New Institute)の科学ディレクター。リューネブルク大学の名誉教授でもある。 三崎和志 東京慈恵会医科大学教授 大倉茂 東京農工大学講師 府川純一郎 横浜国立大学非常勤講師 守博紀 高崎経済大学非常勤講師
  • 最低賃金1500円がつくる仕事と暮らし 「雇用崩壊」を乗り越える
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    1日8時間働けば誰もがフツーに暮らせる社会へ 年功賃金の崩壊と労働市場の激変、非正規雇用だけでなく正社員にも低所得層が増加するなかで、 〈最賃1500円運動〉への期待が広がっている。 最賃引き上げで地域経済を元気にする戦略など最低賃金1500円が切り開く社会への展望を示す。 【目次】 第1章 最低賃金1500円は社会をどう変える——家計補助賃金からリビング・ウェイジへ 第2章 労働市場と働き方の現在〜未来 第3章 最低賃金の歴史と思想 第4章 大資本に対する防波堤としての最低賃金——地域経済と中小企業 終章 社会的危機を救う──最賃1500円と福祉国家型生活保障 【著者】 後藤道夫 都留文科大学名誉教授 中澤秀一 静岡県立大学准教授 木下武男 元昭和女子大学教授 今野晴貴 NPO法人POSSE代表 福祉国家構想研究会 新たな福祉国家型の社会再建をめざして,現代日本の状況を批判的に分析し,対抗構想を提起する。代表:岡田知弘・後藤道夫・二宮厚美・渡辺治。
  • ケア宣言 相互依存の政治へ
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    ケアを貶める政治を越えて、ケアに満ちた世界へ。 コロナ禍は、ケア実践やケア労働の重要性と、それを疎かにしてきた社会のあり方をあらわにした。ケアの概念を手がかりに、家族、コミュニティ、国家、経済、そして世界と地球環境の危機を解明し、ケアを中心に据えた対案を構想する。 【目次】 序章 ケアを顧みないことの支配 第1章 ケアに満ちた政治 第2章 ケアに満ちた親族関係 第3章 ケアに満ちたコミュニティ 第4章 ケアに満ちた国家 第5章 ケアに満ちた経済 第6章 世界へのケア 解説(岡野八代、冨岡 薫、武田宏子) 【著者】 ケア・コレクティヴ The Care Collective ケアをめぐる世界的な危機に取り組むことを目的に、2017年にロンドンで活動を開始した研究者・活動家グループ。 岡野八代 1967年生まれ。同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授。専攻は西洋政治思想史・現代政治理論。著書に『フェミニズムの政治学——ケアの倫理をグローバル社会へ』(みすず書房、2012年)、『ケアするのは誰か?——新しい民主主義のかたちへ』(白澤社、2020年)ほか。 冨岡薫 1993年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科哲学・倫理学専攻後期博士課程。国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター生命倫理・医事法研究部特任研究員。専攻はケアの倫理と生命倫理・研究倫理。論文に「ケアの倫理における「依存」概念の射程——「自立」との対立を超えて」(『エティカ』第13号、2020年)。 武田宏子 1968年生まれ。名古屋大学大学院法学研究科教授。専攻は政治社会学。著書にThe Political Economy of Reproduction in Japan: Between Nation-State and Everyday Life(Routledge、2005年)、The Routledge Handbook of Contemporary Japan(共編著、Routledge、2021年)ほか。

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