感染症としての文学と哲学

感染症としての文学と哲学

1,166円 (税込)

5pt

4.7

パンデミックに深く影響を受けたのはカミュの『ペスト』だけではない。ペスト、コレラ、結核、エイズ――紀元前の古代ギリシアの時代から現代にいたるまで、文学者や哲学者がいかに感染症=病のイメージを自らの思考に取り入れてきたか。病とは人にとって何なのか。病気とともに生きてきた人間の一側面を、文芸批評家の著者が圧倒的な知識と手際で鮮やかに切り取る病の文化史。

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感染症としての文学と哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月12日

    戦争を題材にした文学はなじみ深いが疾病・医学をモチーフにした哲学、文学の馴染みは余りない。
    一般向け 「医学・疾病等にまつわる諸々の諸説の海」に乗り出す羅針盤的叙述。私には決して平易とは言えなかったが、次々と知らないトリビアが出てきて面白かった。

    哲学者 文学者に医学の家柄に生まれた、或いは医学へ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年08月13日

    そうそう、この3年くらい、こういう本を読みたかったんだった。
    さらに映画も追記していきたい。ex.ヴェルナー・ヘルツォーク「ノスフェラトゥ」、ジョージ・A・ロメロ「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」etc...
    さらに読み継ぐなら、平凡社ライブラリーの「病短編小説集」「疫病短編小説集」「医療短編小説...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年07月12日

    ペスト、コレラ、天然痘、結核、エイズなど。文学は疫病のイメージを利用し、変形し、哲学者も文学者も、疫病や医学のイメージを戦略的に操作してきた。個人的には、種痘に対する視点が興味深い。ヴォルテールは種痘を評価し、カントは道徳的に批判した。リスクや確率を基準にして推奨するのか、道徳を基準にして批判するの...続きを読む

    0

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