エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来

エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来

2,640円 (税込)

13pt

資本主義、食料、気候変動…
「エネルギー」がわかるとこれからの世界が見えてくる!
火の利用から気候変動対策まで。エネルギーと人類の歴史をたどり、現代社会が陥った問題の本質と未来への道筋を描き出す。驚嘆必至の教養書。

・ヒトの脳が大きくなったのは火のおかげ
・文明の技術的発展を支えたのは森林だった
・リサイクルをしていた古代キプロスの人々
・省エネ技術はエネルギー消費を増やす?
・化石燃料資源の枯渇はいつ頃起きるのか
・110億人のための新しい豊かさの定義を探す
・自然界から「ほどほど」のテンポを学ぶ
……驚きのエピソード満載、エネルギーから読み解く文明論。

[第1部 量を追求する旅――エネルギーの視点から見た人類史]
第1章 火のエネルギー
第2章 農耕のエネルギー
第3章 森林のエネルギー
第4章 産業革命とエネルギー
第5章 電気の利用
第6章 肥料とエネルギー
第7章 食料生産の工業化とエネルギー
[第2部 知を追究する旅――科学が解き明かしたエネルギーの姿]
第1章 エネルギーとは何者か
第2章 エネルギーの特性
第3章 エネルギーの流れが創り出すもの
第4章 理想のエネルギー源は何か
[第3部 心を探究する旅――ヒトの心とエネルギー]
第1章 火の精神性
第2章 エネルギーと経済
第3章 エネルギーと社会
[第4部 旅の目的地――エネルゲイアの復活]
第1章 取り組むべき問題
第2章 目指すべき未来
第3章 私たちにできること

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エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    エネルギーというものを軸に、人類のこれまでの歴史、現在の課題を解説した本。高校の物理化学で習って無機質に覚えていた数々の公式の人類史における価値や、古代人が経験則からそれを理解していたことなど目から鱗の話が多かった。気候問題や資源問題でも、国家レベルで取り組むことから個人で取り組むべきことも示されて

    1
    2023年03月02日

    Posted by ブクログ

    エネルギー関係について纏まった本が無いか探していて、偶然評価が高かった本書を読んでみた。
    結論、素晴らしかった。これ程までにエネルギーについて纏めあげた本は無いのではないか?
    エネルギーとは技術1つの話ではなく、歴史や時間、人の認識などの様々な概念から理解しなければ分からない。
    本書はそれを見事に的

    1
    2022年10月23日

    Posted by ブクログ

    前半部分はエネルギーの成り立ちなど少し難しい話もありましたが、半分を超えてくるととても内容の深いものばかりでした。
    印象に残ったのは、”より少ないお金で、”より少なり財産で、より少ないエネルギー消費で幸せを感じることができるように自らの脳を意識付けすることこそが、より確実に幸せに暮らす秘訣であるとい

    1
    2022年10月06日

    Posted by ブクログ

    非常に面白かった。
    人類史をエネルギーという切り口から読み解く。火の利用に始まる広い意味での5つのエネルギー革命に着目し、それが実現した背景を考察している。

    以下印象に残っていることの箇条書き。

    ・火の利用の人類進化への貢献。
    野菜や肉など、食べ物は焼くことで栄養を吸収しやすくなり、胃腸の消化に

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    人の営みをエネルギーから見るという視点は大変参考になり、また目から鱗でした。メソポタミアなど過去の文明の消滅が森林伐採が大きな原因であること、産業革命は単なる機械化の発芽ではなく人の拡張の始まりであるといった評価は興味深い。
    人間社会は資源の枯渇の前に温暖化による自然災害の激甚化による限界を迎えてし

    0
    2025年01月12日

    Posted by ブクログ

    どんな物事でもそうなのですが、わたしは物事を単純な善悪二元論に帰結してしまうような癖があります。(みんなそうか、、、)

    エネルギー問題も同様に、なんとなく石炭がすでに時代にそぐわない悪者で、再生エネルギーが良い、ただし太陽光発電は森林伐採や処分の難しさからあまり適さず風力や地熱等がよりよい、という

    0
    2025年01月06日

    Posted by ブクログ

    読書2周目。エネルギー初学者のバイブルだと思う。地球の誕生から、生命の誕生、人類の火の使用の起源、それがどのように人類の頭脳と文明を発達させたのか、歴史的・文化人類学的・生物学的・物理学的にとても分かりやすく記載されている。「旅」というタイトルの通り、事実の羅列ではなく、エネルギーの歴史を一つのスト

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    エネルギーに関連する歴史、技術、地政学、哲学まで幅広く語られた本。教科書にしたらいいんじゃないかと思う。良本。

    0
    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    【感想】
    わたしたち人類が直面している最も困難な課題は「エネルギー問題」である。現在喫緊の課題である環境問題も、もとをたどれば、ヒトが増殖と発展のために際限なくエネルギーを求め続け、そのしわ寄せが地球に向かった結果生じている。また、途上国と先進国の格差問題も、細かく見れば「エネルギーの不平等」問題に

    0
    2024年04月25日

    Posted by ブクログ

    エネルギー問題について、文明史や環境史、産業革命と資本主義、熱力学の法則といった様々な視点から捉えることができる良書だった。

    1865年、クラウジウスは熱エネルギーから運動エネルギーへの変換におけるエネルギー損失を説明するエントロピーという概念を考えた。高温槽から取り出される熱エネルギーの量と、運

    0
    2024年04月10日

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