「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認

「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認

902円 (税込)

4pt

21歳・現役女子大生ライターが送る、衝撃のデビュー作!

歌舞伎町に誕生した「ぴえん系女子」、「トー横キッズ」、「自殺カルチャー」、「新世代ホスト」、「SNS洗脳」……etc、なぜ未成年たちは深い闇に落ちてしまうのか――。そのリアルを著者自身の実体験と寄り添う取材で書き上げた現代若者論。巻末には『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』の真鍋昌平氏との対談も実現。混迷な時代を生きる”ぴえん”な若者たちのリアルを刮目せよ!

(はじめにより)
午前1時を回った歌舞伎町は、今日も騒がしい――。
路上にはシャンパンボトルを抱えた若い女の子が泣きじゃくり、酔っぱらったホストが女の子と口喧嘩をしている。ゴジラビル横の広場に移動すれば、明らかに未成年とわかる若い男女が酒を飲み、踊る動画を撮影していた。彼らのすぐそばには街娼の女性たちが立ち並ぶ。さっきまで男に話しかけていた制服姿の女子高生は、ホテル街に消えた……。

第一章 「ぴえん系女子」の誕生
第二章 「トー横キッズ」の闇
第三章 歌舞伎町「自殺」カルチャー
第四章 「推し活」と「男性性」の消費
第五章 ホストに狂う「ぴえん」たち
第六章 「まなざし」と「SNS洗脳」
特別対談 「九条の大罪」真鍋昌平×「ぴえん系の病」佐々木チワワ
歌舞伎町の住人たちの「病み(闇)」と「承認(光)」

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「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月21日

    時代に取り残されないよう勉強。
    推しとかぴえんとかエモいとかホストとか、何もかも興味ないトピックばかりだが社会性を身につけるため。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月15日

    (2022年6月)

    すごく良かった。

    「推し文化」、「推し活」の記述が興味深かった。p.164の真鍋氏と佐々木氏の対談にて、「推しの立場や職業を親がちゃんと見るべき」と佐々木氏が話していたことに同意する。

    私はジャニーズのアイドルに始まり、人生の中で俳優やお笑い芸人などを「推し」て生きてきた。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月30日

    手に取るまで全く知らなかった「ぴえん」というカルチャーについてが端的に分かりやすくまとめられた本書。「量産型」「地雷系」「メンヘラ」「ヤンデレ」の分類は目から鱗。

    多分だが、「トー横キッズ」というワードが全国ニュースで取り上げられるきっかけになったのは本書発売から約半年程後の通称’歌舞伎町のハウル...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月11日

    「ぬいぐるみペニスショック」「男根支配(ファロセントリズム)」、、、これから絶対使うことはない知識を身につけてしまった...

    推しに貢ぐ者と、その推しとして貢がれる者。それは一種の宗教のような関係。この関係で厄介なのは、貢ぐ側の承認欲求が満たされるために誇示的消費により何度も貢いでしまいドツボにハ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月03日

    著者オールナイトニッポン0に抜擢されたり、
    「闇金ウシジマくん」作者の真鍋昌平さんも絶賛されていたため本書に興味を持ち購入。

    令和の若者であるZ世代を筆頭に使用する、
    ぴえんと言う言葉の語源から、特に歌舞伎町に入り浸る若い女性の生態を
    著者の経験やインタビューから深掘りして頂ける作品。

    自分の世...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月13日

    Z世代の病んでる系コミュニティ文化を解説した本。
    病み系の過剰さと“キッズ”特有の非常識さが掛け合わさってとんでもないことになってんな。パワーワードが多すぎる。
    著者がホストクラブ好きということで、ホスト関連の記述には特に熱を感じた。

    トー横は著者も少し触れていたように、居場所のない若者がつるんで...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2024年01月11日

    歌舞伎町、トー横、ホスト等今まで関わりのなかったものの一端に触れることができる。
    事象の起こる要因、考えが細かに描かれており、生態図鑑のような出来になっている。
    自分の価値観や感性に多少なりとも影響を与えるため、一読する価値はあると感じる。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月11日

    歌舞伎町の持つ闇と、ぴえん系女子の持つ病みが融合
    ぴえんからのホストの世界の話が面白すぎる。男女の考え方の違いが如実に現れてる。女性は認められたいんだ
    歌舞伎町は刹那的に生きている人が多く、肩書は関係ない。引越し業者で働いた時はそれを感じた。ただその時は逆にそれが慣れなかった。
    筆者自身ホストにしっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月23日

    ぴえん、っていう言葉の意味、その背景を知ることができた。
    著者の佐々木チワワさん、恐るべし。

    宮台真司氏のネクスト社会学者なのではないか。

    著者自身も歌舞伎町で過ごしていた経緯もあり、文章から本そこにいたから体感できた強いものを感じた。

    トー横キッズの光と闇をこの本で知ることができる、というと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月27日

    元々誰かに払うために稼ぐ、稼ぐ金額も大きいので夜職みたいなのはあったようだが、それがとても多様化しているように感じた。
    1つの文化がSNSも後押しして大きくなった。そんな気がした。

    親から離れ行き着いたところは大人から最も遠いところにあるのだろう。それを希望として向かい、つかの間の癒しを求めている...続きを読む

    0

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