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「少しでも将来の足しになれば……」
軽い気持ちで友人の誘いに乗った
「かぼちゃの馬車」は、地獄の一丁目行きだった――。
2億円の借金を背負わされた一被害者の、2年に渡る苦しみと闘いの日々を描くドキュメント!
2018年、スルガ銀行による巨額の不正融資事件が発覚。
時の金融庁長官に「地方銀行の雄」とまで評価されたスルガ銀行だったが、
シェアハウス不正融資事件の元凶として巨大な壁となり、
被害者たちには長く苦しい闘いの日々が待っていた。
被害者の一人である著者は、離婚、自殺まで考えるほど追い詰められながらも、
徐々に同志を増やし、被害者同盟を結成。社会派弁護士らとの出会いにより、
一人では到底勝ち目のない闘いをチーム戦で挑み、
ついに累積1570億円の債権放棄を勝ち取ったのだ。
被害者だからこそ知り得た詐欺事件の裏側を、実体験をもとに克明に描き出した本書は、
誰の身にも迫りうる詐欺被害への注意を喚起する、必読の一冊である。
Posted by ブクログ 2022年05月16日
# 吐き気のする邪悪との戦い、その記録
## 面白かったところ
- 現代における巨悪懲罰の生々しい実話が、とても身に沁みた
- 抽象化できそうな怪しげな描写や流れが勉強になった
## 微妙だったところ
特になし
## 感想
スルガ銀行の事件を一言で片付けてしまえば、「自己責任」といえて...続きを読む
普段自分たちが銀行を利用することは多いが、その銀行自体がこのようなことができるなら世の中のすべての人が簡単に銀行の手で悲惨な目に遭わされることがよくわかった。本当に怖い事件だし、まだ解決していない人がいっぱいいるなら、その全員を解決しないと終わらないと思う。
Posted by ブクログ 2022年07月01日
かぼちゃの馬車事件にひっかかった人達はなんとお馬鹿さんなんだろうと思っていたけど、この本を読んで考えを改めた。
なんでこんなに優秀な人達が騙されてしまったのだろうと不思議に思う。
大物弁護士とタッグを組めたことは幸運だったと思うが、この人達が勝利したのは弁護士だけの力だけではない。
被害者達を束ね...続きを読む
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