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悪気はなかったでは済まされない時代です。
現役新聞記者たちが自省の念を込めて贈る「気づきの書」。
「美しすぎる○○」がダメな理由がわからない。女医、女子アナと無意識に言ってしまう。「女性ならではの気配り」はほめ言葉のつもりだった?「薄着の季節だから痴漢に注意」のどこが問題!?女児の出産祝いになんとなくピンクを選んでしまう・・・。ひとつでも当てはまる人、アウトです。ぜひ本書を一読することをおすすめします。
ジェンダー平等を日本で早く実現したい。それにはまず、メディアが発信する記事から見直さなければならないーーー。この本は、現役の新聞記者たちの強い危機感から生まれたものです。今やSNSや広告、宣伝で誰もが発信者になる時代、ジェンダー表現のリテラシーを高めることは必須。その手引き書的な一冊です。
無意識の偏見と男尊女卑、性別役割分業のすりこみなどジェンダーの視点で改めて見直すとたくさんの問題点がみえてくる。ウエブ記事もしかり。スマホアドバイザー・モバイルプリンスさん、ジャーナリスト浜田敬子さん、弁護士の太田啓子さん、武井由起子さんに聞くインターネットとジェンダー論。性暴力の報道や表現の問題、メディアの現状と取組まで徹底的に追求。
(底本 2022年3月発行作品)
Posted by ブクログ 2022年05月07日
ジェンダーやセクシュアリティに関して実に様々な信念・価値観を持つ人たちがともに生きる中で、どのようにジェンダー表現を考えていくべきか、ということを真摯に、丁寧に考えて創られた本だと思う。
タイトルこそ「ジェンダー表現ガイドブック」となっているけれど、いわゆる「To do」「Not to do」を教示...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月30日
表現ガイドブックというと指南書のような印象を受けるが、非常に読みやすいジェンダーに関する良書。
男性が大多数を占めるマスコミなどの情報発信側や、法曹界。そこで発信・利用される言葉は、男性優位だったり家父長制を色濃く残したりと、決してニュートラルとは言えない。
新聞労連の方たちが経験をもとに議論を積み...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月22日
猛省しながら読み進めていた。
私は女性であり、ジェンダー問題に対し当事者意識を抱いていたつもりだったが、浅はかさだったと気づかされた。
無知とは恐ろしいもので、自分がある言葉を使うことで、無意識のうちに不平等なジェンダーを広げることに買ってしまうこともある。
これまで当然のように使っていた言葉につい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月01日
ジェンダー表記の解説本。メディア関係者向けとなっているが、そうでない人が読んでも学びは多いと思う。ただ一点思うのは私も含めて「え?この表現って何がいけないの?」となりがちな(主に)男性に対して「そのように考える時点で問題か?」と「考えるだけならOKだが、それを公の場で口にするのは問題か?」を分ける視...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月17日
おそらくタイトルから想起できる内容は、冒頭三分の1ほど。途中からはそれなりに重たいテーマである性暴力にまつわる表現のありかたについてが続き、巻末はメディア表現の健全性を維持するための組織のあり方について議論されている。本書を読ませたいターゲット像が曖昧である点(タイトルをみて手に取る人は、誰なんだろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月27日
書いてあるほとんどのことに同意。
20代の頃から男女差についてずっと違和感を覚えてきたので30年経過して「やっと表に出てきたのか…」という感じ。
女性にだけ使い、男性に対になる表現がない呼び方は避ける。その通りだと思う。
本の最後に載っている年表を見て改めてびっくり。
1945年 女性が参政権を...続きを読む
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