作品一覧 2022/02/18更新 生まれてこないほうが良かったのか? ――生命の哲学へ! 試し読み フォロー 決定版 感じない男 試し読み フォロー 33個めの石 傷ついた現代のための哲学 試し読み フォロー 自分と向き合う「知」の方法 試し読み フォロー 人生相談を哲学する 試し読み フォロー 救いとは何か 試し読み フォロー スポーツと遺伝子ドーピングを問う 試し読み フォロー 生命観を問いなおす ――エコロジーから脳死まで 試し読み フォロー 草食系男子の恋愛学 値引きあり 試し読み フォロー まんが 哲学入門 生きるって何だろう? 試し読み フォロー 1~10件目 / 10件<<<1・・・・・・・・・>>> 森岡正博の作品をすべて見る
ユーザーレビュー まんが 哲学入門 生きるって何だろう? 森岡正博 / 寺田にゃんこふ 学者である著者本人がまんがを描いている。 あとがきにもあったが、まんがという伝達手段でこそ伝わることを模索している。 3年かけて、絵もどんどん上手くなってるし、それだけですごい。 それだけでなく難しい言葉や専門用語は極力排除されているので予備知識無しでも深い思索まで行ける。 特定の哲学者の議論を纏め...続きを読むたものでもない。 後半の「あなたなのです!」は良かった! 昔、永井均の著作を読んだが、「自分が自分であることにびっくりするタイプの人はいる」といった話があって、確かにこのページで初めてびっくりする人は一定数いると思う。 そのくらい効果的な伝え方だと思う。 生きる理由を明確に宣言しているのが力強い。 逆もまた然りだとは思うけどこういう考え方もありだろう。 Posted by ブクログ 生まれてこないほうが良かったのか? ――生命の哲学へ! 森岡正博 夢中で読みました。明確な言葉で論理的に繰り返し確認しながら書いてくれてるので読みやすかった。また読み返します。何回かにわたって講義を受けた気分。手軽なハウツー本ではなくこれからも考えてゆく途上にある哲学です。人間への愛がある。自分の陥ってる状況がわかってきたし行き詰まった感覚から緩やかに解放されてい...続きを読むくだろうという希望が見えました。 Posted by ブクログ まんが 哲学入門 生きるって何だろう? 森岡正博 / 寺田にゃんこふ 「感じない男」を読んで著者に興味が湧き、読みやすそうなこの本を二冊目に選んでみました。マンガの絵と構図まで森岡先生が書いた、とあとがきで知って驚きました。自分の考えを伝えるためにここまで努力できることが凄いです。 哲学的な文章だけだと?となる部分も図解でわかりやすく解説されていて、とてもよかったで...続きを読むす。全編通して、それでも前を向いて生きていきたいよね、生きている意味を見つけていきたいよね、という希望的な見方が根底に感じられ、でも押しつけがましくなく、とても勇気付けられました。買って手元に置いておきたいなぁと思う本でした。 Posted by ブクログ 生まれてこないほうが良かったのか? ――生命の哲学へ! 森岡正博 とても平易な文章で読みやすかった。 ベネターの誕生害悪論から反出生主義の変遷を古代ギリシャまで遡り、西洋から東洋へ、その横断を辿るのも面白かったし各章の論考も充実。最終的には誕生の肯定を目指す本なので、読み終える頃には気持ちが軽くなっていた。 個人的にはショーペンハウアーと仏教の章が特に面白かった...続きを読むのだけど多分それはショーペンハウアーの哲学をほとんど知らなかったからだと思う。逆にインド哲学が難しくてわかるようなわからんような…そしてこの文脈にニーチェを乗せると彼がいかにぶっ飛んだかが分かって面白かった。人を超えるのだ… シリーズもののようだけどこれ一冊でも十分楽しめたかな。けど出産の同意不在論についてはもっと読みたかった…まだ発展途上の議論のようだけど(川上未映子『夏物語』に繋がりますね)。 そして気になってくるのがハンス・ヨナスなのだった。次の本でヨナス哲学にもっと切り込んでいくなら買いたい。 各章のサブタイトルが「世界と人生に対する呪詛」とか「自殺について」とか「無意志こそ最強」みたいなネガティブワードばっかりでそれだけで面白かったのに極め付けにブッダの章で「一切皆苦」が出てきたときには堪えきれずに笑ってしまった もう生まれてきたくない人たちがこんなにたくさん… でも反出生主義が自殺を必ずしも肯定しないというのは興味深かった。「生まれない方が良かった」と「じゃあ自殺すればいい」は違う話でこれは時代も超えてショーペンハウアーもベネターも意見が同じでへえーなんかすごいなと思ったのだった 何れにしても皆さんの立場は一切皆苦なんですけどね… Posted by ブクログ 生まれてこないほうが良かったのか? ――生命の哲学へ! 森岡正博 「生まれてこなければよかった」という思想の歴史の長さに驚かされる。洋の東西を問わず、様々な時代の様々な歴史家や小説家、哲学者が向き合ってきた思想。個人的にもう少し掘り下げてみたい思想もあり、読んでよかった。 Posted by ブクログ 森岡正博のレビューをもっと見る