パクスなき世界 コロナ後の正義と自由とは

日本経済新聞社

中間層の没落、2028年米中GDP逆転、停滞する日本、広がる「K字の傷」……
激動と転換の時代、未来を考える視座をどこに置くべきか?
68人の知性と考える、25の世界の命題

2020年、新型コロナウイルスの危機が私たちに突きつけた現実は、平和と秩序の女神「パクス」のいない世界だった。
民主主義とグローバリズムの動揺、デジタルが生む分断、開く経済格差、若者たちの貧困化……社会のあらゆる矛盾があぶりだされ、世界の変化が加速している。
このような不連続の時代をどう生きるべきか? 68人の世界の知性とともに考える日本経済新聞の大型連載がついに書籍化。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 社会・政治 / 社会問題
• 出版社: 日経BP
• 掲載誌・レーベル: 日本経済新聞出版
• ページ数: 352ページ
• 電子版発売日: 2021年08月13日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 8MB

[ブクログ · ★★★★☆]

冬休みを利用して読んだ本。
コロナについても書かれているが、それ以上のページを割いているのが格差の問題。第四次産業革命の特徴から、解消解決のための経済的方策、格差と社会不安の関係などについてページを多く割いている。
何事にも効用とそれに対する反動があるが、そのスパンが短くなっていること、過去の産業革命と異なり雇用に貢献する点が少ないことなど（だから経済的に勝者総取りになりやすい）、ポピュリズムと格差の関係などの点が非常に不安を覚える。
政治家などもこれらの知見はあるのだと思いたいが・・・
政治家等

[ブクログ · ★★★☆☆]

コロナ禍で新たに見えた部分、顕在化した要素。
必然的に変容した社会と、今後強いられるであろう変化。

内容としては良くも悪くも散漫的。