大学は何処へ 未来への設計

大学は何処へ 未来への設計

1,100円 (税込)

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パンデミックで窮状が白日の下に晒された日本の大学.襲いかかるオンライン化の奔流,不可避の人口減,疲弊する教員,逼迫する資金,低下する国際評価――.存続の危機の根本原因はどこにあるのか.本来の大学を追究し続けてきた著者が,「時間」をキー概念に提案する再生のための戦略とは.ロングセラー『大学とは何か』待望の姉妹編.

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大学は何処へ 未来への設計 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     日本の「大学」が劣化している。その一番の原因は、国民の無関心、誤解、保守的思考…。
     結局のところ「大学」を真に改革するには、日本の社会自体を改革しないといけない。しかし世間は社会の改革に乗り気ではない。だから日本の「大学」は、経済とともに国際競争から取り残されていく。

     そもそも、「大学とは何

    0
    2021年12月21日

    Posted by ブクログ

    Excellent!さすが東大教授の大学論、Quality秀逸!
    日本の大学の①現状②経緯③世界の位置低下④入試至上主義
    コロナ禍で本質の問題が顕在化
    ①国家主導の画一化 個性化に逆行
    ②民間経営手法の導入 大学の喪失
    ③④⑤

    0
    2021年08月16日

    Posted by ブクログ

    リンダ・グラットンの「LIFE SHIFT」を読んでからずっと、100年生活に「学び」をもう一度、組み込みたい(はやりのリカレント教育?)という気持ちがむくむく沸き上がっている自分にとっては、タイミンググッドな新書でした。一方で大学人というインナーサークルからの大学改革についての分析なので、悔恨、逡

    0
    2021年08月15日

    Posted by ブクログ

    大学論に関する骨太な新書。これより先に出版された『大学とは何か』も持っているのだが、『大学とは何か』は世界における大学の成り立ちや歴史についての内容が多く、積んでしまっていた。本書『大学は何処へ』も買っただけで放置していたのだが、Audibleにあるのを見つけて視聴。出版は2021年で、コロナ禍にお

    0
    2025年07月03日

    Posted by ブクログ

    【大学で何をするか、何をしたいか】
    私はもう社会人になるため、私自身に活かせるかは分からない。
    しかし、大学の教育がどうあるべきか以前よりも視野広く考えられたと思う。
    特に今後のオンライン時代は、ミネルバ大学のような例は参考になる。

    ・日本人の興味は大学ではなく、大学入試にある
    就職までのつなぎと

    0
    2021年09月25日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍で大学は大変。学生もだが教員も対応に四苦八苦。
    大学はどうなっていくのかを、中世からの大学の成り立ち、世界と日本の大学の違いや、コロナ禍以前からのオンライン化した大学の事例、9月入学の考察など多様な切り口で解き明かしてくれます。
    難読な部類ですが、筋道の通った論説はさすがで納得がいきます。

    0
    2021年09月23日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍で、ほとんどがオンライン授業に切り替わった、大学の授業。
    大学は窮状に立たされており、10年後には何校が残るかわからない。根本的な原因と、ポストコロナ時代の大学のあり方について。

    0
    2021年09月04日

    Posted by ブクログ

    欧州的ユニバーシティと奈良時代から官僚育成のために作られた日本的「大学」はイコールではない。中世旅する知識人のネットワークとして始まった学会。旅する知識人の集積場所、つまり多様性、独立独歩のユニバーシティ。
    その違いがよくわかりました。
    その分析を基に、21世紀ポストコロナの大学こそ、中世ユニバーシ

    0
    2021年08月20日

    Posted by ブクログ

    東大のことが多いので東大生は自分の大学のこととして読むことが望ましいが、他の国立大学については参考程度である。ただし、東工大については意外と詳しく書いてあるので、東工大生はその部分だけ拾い読みでもいい。
     あまり他書で扱っていない高専と金沢工大についても書いてあるので、高専についておおよそ知っておく

    0
    2021年08月07日

    Posted by ブクログ

    2020年のコロナ禍が一挙にオンライン授業を進展させ、大学は大きく変革させられたことから始まる。実は海外に比べて遅れていた日本の教育の現状が著者によって深刻な実態として心に迫ってくる。日本の失われた20年というのは経済、政治以上に教育において進んでおり、これは長く続く未来への深刻な影響が心配される。

    0
    2021年06月05日

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