歴史・時代の検索結果

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  • 秘剣 双ツ竜――浮世絵宗次日月抄[6]
    小説・文芸
    3.5
    715~935円 (税込)
    悲運の姫が権力亡者の餌食に―― 闇に溶けた凄腕刺客の正体とは? 「病床の父に姿絵を」天下一の浮世絵師・宗次の許に、将軍家綱を父に持つ扇姫が訪れた。だが突如、刺客の切っ先が姫を襲う!  揚真流“撃滅剣法”で救った宗次は、綿密な奇襲に権力筋の関りを疑う。暗殺を潰された刺客は、怒りの矛先を宗次に向けた! 一方、大老酒井から、御家騒動烈しい越後高田藩へ嫁ぐことを命じられた扇姫は、道中、謎の忍の一団に襲われ……。 門田泰明時代劇場の神髄ここにあり! ※電子版に口絵は含まれません
  • 忍びの副業(上)
    小説・文芸
    3.5
    1~2巻792円 (税込)
    太平の世が長く続いた江戸後期。甲賀忍者の末裔、弥九郎は友の十郎、蔵人とともに江戸城内での失せ物探しを頼まれる。 密かに伝承してきた忍術を駆使して依頼を果たした弥九郎たちに、将軍のお世継ぎ、西之丸様の警護役として白羽の矢が立った。 長年の閑職から解放され、栄達の道が拓けたと喜んだが……。 弥九郎は打鉤、十郎は占術、蔵人は火薬。それぞれに腕を磨いた技はあるが、忍術はむやみに他人に見せるものではない。 普段は番所に座っているだけで十分な禄を得られておらず、傘張りの内職にいそしむ日々。 一族の地位向上のため、秘めていた力を解き放つ。
  • 十手浪人 名無しの権兵衛悪党狩
    小説・文芸
    3.5
    1~4巻770~880円 (税込)
    十手を預かる身でありながら、同心ではなく、その素姓は誰も知らない……人呼んで「ななしの権兵衛」が江戸の悪を成敗する! 人気シリーズを多数抱える著者、待望の新シリーズ!
  • 全宗 秀吉の侍医にして名参謀
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,540円 (税込)
    豊臣政権の中枢を担った知られざる名参謀・施薬院全宗の半生を描いた歴史長編。 甲賀出身で比叡山に学んだ全宗は、師・曲直瀬道三を踏み台に豊臣政権の中枢に食い込み、秀吉の筆頭侍医として活躍する。竹中半兵衛、黒田如水、石田三成らの名だたる側近の中で異彩を放ち、天下統一、世継問題に重要な鍵を握ったその生涯をダイナミックな筆致で描出する。 吉川英治文学新人賞候補となった火坂雅史の傑作小説。
  • 真砂屋お峰 新版
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    大工修業中の甚三郎に、見合い話が持ちかけられる。 相手は、節約第一を家訓とし二百年以上栄えてきた材木問屋「真砂屋」の娘・お峰。 互いに惚れあい結ばれた二人の前に、数々の困難が降りかかった時、お峰は炎の女へと変貌し―― 享楽と頽廃の渦巻く文化文政期の江戸を舞台に鮮烈な愛の姿を描く、中期有吉文学を代表する長篇。 〈解説〉松井今朝子
  • 雷電
    小説・文芸
    3.5
    1巻2,310円 (税込)
    勝率9割6分2厘、江戸相撲最強の力士・雷電為右衛門。その雷電が唯一、二度敗れた相手がいた。相手の名は花頂山。後世に伝わる花頂山との戦績は、3勝2敗、そして二人の最後の取組となった1預り(その場で勝敗を付けず、保留とすること)。その1預りには、藩の思惑と力士の誇りがぶつかり合う、隠された物語があった――。 江戸時代の相撲は藩の威信を懸けた代理の戦。松江藩の江戸留守居役・石積多平太は、藩主・松平不昧が力を入れる相撲力士の育成に関わることに。過去のある出来事から相撲を憎む多平太だったが、松江のお抱え力士・雷電爲右衞門の圧倒的な強さを前に、徐々に相撲に魅入られていく。あるとき、雷電は、庄内藩の幕下力士、花頂山に敗北を喫し、更に次の場所でも花頂山に敗れてしまう。それは、相撲藩・松江藩にとっては、起きてはならぬ一大事であった。各藩の思惑渦巻く土俵の上で、雷電と花頂山は何を思うのか。藩の威信、そして一人の力士としての意地を懸けた、両者の最後の一番の行方は――。
  • 軍師 秀長(上)
    小説・文芸
    3.5
    1~2巻1,760円 (税込)
    26年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公 この男がいなければ豊臣家の天下はなかった 家族や同僚、家臣に慕われ、兄・秀吉の天下取りを影から支えた秀長の生涯を明朗な筆致で描く傑作長編歴史小説。 突然帰郷した兄・藤吉郎に強引に武士にさせられた小一郎(のちの秀長)は、兄から「軍師殿」とおだてられ、無理難題を丸投げされる。苦心しながらも兄の出世を助ける小一郎の誠実な人柄にひかれ、竹中半兵衛らホンモノの「軍師」が集い、兄弟は飛躍の時を迎える......。
  • 江戸は浅草
    小説・文芸
    3.5
    1~6巻748~847円 (税込)
    雷門で掏摸に遇い路頭に迷っていた真一郎は、貧乏長屋の大家・久兵衛に用心棒兼遣い走りとして拾われる。向かいは真夜中に面を打つ謎の美女・多香、隣は女のヒモで洒落者の笛師・大介。長屋で気ままに暮らす住人たちが、町の騒動に立ち向かう。江戸っ子の粋と人情、そして色恋も鮮やかな新シリーズが開幕!「六軒長屋」「猫殺し」「夏の獲物」「錠前破り」の傑作四話収録。
  • 霧惑い 古道具屋 皆塵堂
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1巻539円 (税込)
    宇右衛門が若い頃に修業に行った蝋燭屋で一緒に働いていた男。伝兵衛は後に自分の店を本所に持ったが、宇右衛門と同様、今は息子に継がせて隠居。やはり本所の中之郷横川町に家を借りて、気ままな暮らしをしていた。宇右衛門とはずっと交流があり、今回も一緒に酒を飲んだが、宇右衛門と別れた後、帰り道で何者かに殺されてしまった。 日本橋の室町にある木綿問屋・河内屋の一人娘で、かなり大事にされている箱入り娘。十六歳。実際に結構な美人と思われる。 日本橋の大伝馬町にある小間物問屋の息子。お雪に一目惚れし(ちらりと横顔を見ただけ)、縁談を申し込むが最上屋から相手にされない。お雪への想いが募り、知らず知らずのうちに生霊としてお雪の寝所に現れる。
  • おれは清麿
    小説・文芸
    3.5
    1巻792円 (税込)
    山本さんによって清麿の謎がひとつ解かれたと考えるべきだろう―― 【巻末解説:葉室麟】 「この刀はおれです。おれのこころです。折れず、撓まず、どこまでも斬れる。そうありたいと願って鍛えたんだ」 信州小諸藩赤岩村に生まれた山浦正行、のちの源清麿は、九つ上の兄真雄の影響で作刀の道にのめりこむ。 隣村の長岡家に十八歳で婿に入るが、刀に対する熱情は妻子をおろそかにさせるほどたぎるのだった……。 幕末最後の天才刀鍛冶、その波乱の生涯を描く!
  • 池田屋乱刃
    小説・文芸
    3.5
    1巻990円 (税込)
    新選組×尊攘派    灼熱の夜、志士たちの血闘。 桂小五郎が告白する 事件の真実とは!?             歴史小説の名手、渾身の傑作 あの熱い夏の夜、 何があったのか―!? 幕末の京都、尊王攘夷を掲げる毛利家とつながりある古高俊太郎が幕府方に捕らわれ、 彼の奪還のため参集したのは、福岡祐次郎、北添佶摩、宮部鼎蔵、吉田稔麿ら志士の面々。 そして桂小五郎も…。彼らの動きを嗅ぎつけた近藤勇率いる新選組が襲撃、壮絶なる死闘が始まる。 木戸孝允と改名し、維新後に元勲となった桂の衝撃の告白とは…!? 解説・中村武生
  • 新・御刀番 黒木兵庫 : 1 無双流仕置剣
    小説・文芸
    3.5
    1~3巻792~803円 (税込)
    江戸表の水戸藩邸で何やら不穏な動きありとの報せを受けた御刀番頭の黒木兵庫は、国許を発ち一路江戸に向かった。水戸藩主斉脩の庶子・京之介とその母・お眉の方が暮らす向島の下屋敷に、時の老中水野忠成の懐刀・土方縫殿助が訪ねてきたという。土方は将軍家斉の娘・峰姫を斉脩の正室に輿入れさせた黒幕。しかも峰姫は七年前に裏柳生を使嗾して、当時虎松と名乗っていた京之介を亡き者にせんと企てた過去があった。土方の狙いは一体何なのか、峰姫はこの一件に関与しているのか!? 待望の書き下ろし新シリーズ第1弾!
  • 川は流れる
    小説・文芸
    3.5
    1巻2,475円 (税込)
    人の生きる意味を問う。著者畢生の歴史大作。 日本革命前夜- 時は幕末。北関東の清流、那珂川が流れる黒羽藩で、青年下士・板倉誠之介は育まれた。彼の養父、主水丞は百姓一揆に同調したことで、一家は厳しい生活を余儀なくされているが、誠之介の心には、民を思い、信念をもって立ち向かう侍への憧れが宿っていく。 藩は他藩から新たな藩主を迎えることを決め、不正を働く家老の権力に対する憤りが、家臣たちの間で藩政改革の波を呼び起こす。城代の息子、浄法寺高俊との激しい対立、さらには幼なじみの加代との淡い出会い、そして養父の不審な死が重なりながら、誠之介は幕府が終わる時代の流れに対峙する。 彼の目指す道は、ただの武士としてではなく、民のために生きること。その熱い志を胸に、安穏なる日々を超えて、ただ鮮烈に生きていく。 北関東の豊かな四季を芳醇な日本語で綴りながら、人の生きる意味を問う、著者畢生の書。
  • 若親分、翔る 目明し常吉の神楽坂捕物帖
    小説・文芸
    3.5
    1巻929円 (税込)
    「捕物帖」シリーズ最新刊! 公儀すら手出しできない事件の全容とは――。 祟りの裏に隠された陰謀に挑む!
  • 夢の痕 古道具屋 皆塵堂
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1巻539円 (税込)
    古道具屋皆塵堂は、小僧の峰吉で回っている。自在な客あしらい、目利きの確かさ、道具の修繕は職人並みの腕前、と釣り好きで店になかなかいない店主の伊平次に代わって、皆塵堂を切り回している。曰くつきの古道具を手に入れても、峰吉は幽霊を見ないから平気だ。向かいの油屋の小僧参太は、峰吉と違い、幽霊が見える。よその店の古道具の憑きものを見ては、いつも震えさせられている。 それが悔しくてたまらない参太は、一度くらい峰吉に幽霊を見せて、震え上がる姿を見てみたいと思う。幽霊話を仕入れては、峰吉に幽霊を見せようとするが、実際に見て怖い思いをするのはいつも参太ばかり。 そんな参太をご隠居の清左衛門たちも応援にまわる。大人の巳之助、茂蔵、円九郎がとっておきの幽霊話を引っさげ、峰吉に怖い思いをさせる刺客としてやってくるのだが……。 参太のまわりに集まってくるのは、夢がらみの幽霊譚。 夢はお告げか、誰かが救いを求める声か? 職人のじいさんが隠した櫛が気になって成仏できないばあさん。隠し先を峰吉は見破ろうとするが? 二階からあるいは草むらから自分の姿も見える夢を見る菊次郎、誰が夢を見せようとしているのか?  幸ちゃんとしか覚えていない幼なじみの夢を見る円九郎。やっと町名を思いだした円九郎は、峰吉と向かうが、蕎麦打ちに行き詰まり、首を吊ろうとしていた男と出くわした。 ……などなど。他人の夢の話はつまらない、とうそぶきながらも、峰吉は、夢の謎を解く鍵を見つけていく。 皆が期待する峰吉が震え上がる日は来るのか?
  • おやごころ
    小説・文芸
    3.5
    1巻800円 (税込)
    大好評「まんまこと」シリーズ第9弾。麻之助、ついに父に――! 前作でお和歌と婚礼をあげた麻之助。今作ではお和歌に男の子が生まれます。 お気楽者の麻之助もこれで少しはしゃっきりするだろうと、町の面々もほっとしてお祝いムード。 子どもの名前を考えながら、麻之助は今日も町の揉め事に立ち向かいます。 〈文庫解説〉 杉江松恋 たのまれごと  嫡男の悪行で家が滅ぶと愚痴る旗本だが、悪行は見当たらず…… こころのこり 大店から大事なものが失せるのは、ある芝居のせいだというが よめごりょう  妻のお和歌と結婚するはずだったと息巻く男が突然現れた 麻之助走る  妻が子を宿した麻之助。何かが気になり支配町を走り回るが 終わったこと  与力の娘につきまとう謎の男。麻之助は真犯人に辿りつけるか おやごころ  息子が生まれたばかりの麻之助の周りに親子の相談事が続々と 単行本 2023年5月 文藝春秋刊 文庫版 2025年4月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 純忠 日本で最初にキリシタン大名になった男
    完結
    小説・文芸
    3.5
    全1巻1,683円 (税込)
    当時、異彩をはなっていたであろう大名・大村純忠について、清涼院流水氏が7年の取材をもとに記した渾身の歴史エンタテイメント。 「人は、俺を人外と呼ぶかもしれぬ。だが、それが何であろう。」 歴史の闇に葬られたキリシタン大名の全貌が、今、蘇る! 信長より1年早く生まれ、戦国時代を生き抜き日本で初めて洗礼を受けた大名「大村純忠」(おおむら すみただ) ザビエル来日の前年に18歳で当主となり、数々の合戦を戦い抜き、長崎港を開き、領内の寺社を焼き払い、天正遣欧少年使節をローマに派遣した稀代の戦国武将、大村純忠の波乱万丈の生涯。
  • 風を紡ぐ
    消えた花嫁衣裳と竹刀 不可解な盗人の正体とは―― 深川の縫箔(刺繍)屋・丸仙の娘、おちえの竹刀が盗まれた。 おちえの父が、ある大店のため縫い上げた花嫁衣裳にも不穏な影が忍び寄る。 剣の達人であった職人・一居でさえも、その気配に気づくことができなかった賊の意外な正体とは。 一方、おちえにも突然求婚者が現れて――大人気時代青春ミステリー〈針と剣〉、風雲急を告げるシリーズ第3弾!
  • 熊田十兵衛の仇討ち〈新装版〉 人情編
    小説・文芸
    3.5
    1~2巻748円 (税込)
    盗賊・雲霧仁左衛門の子分である州走の熊五郎に、目明しの夫を殺されたお延。ある日、お延の茶店に旅の男がやってきて、お延はその男を泊める。やがてふたりは深い仲になるが、お延は男の体の特徴が逃走中の熊五郎とそっくりなことに気づき……(「熊五郎の顔」)、敵もちの小平次は、旅籠で出会ったあばた面の浪人の名を名乗るようになるが……(「あばた又十郎」)など、傑作短編五編を収録。
  • 初代北町奉行 米津勘兵衛〈一〉 弦月の帥
    小説・文芸
    3.5
    1~11巻770~1,056円 (税込)
    これぞ、令和版『鬼平犯科帳』!(文芸評論家 末國善己氏) 徳川幕府開府の翌年、三河以来の譜代の臣米津勘兵衛は、家康直々の命で初代北町奉行に任じられた。 戦国の殺気が未だ燻り豊臣恩顧の大名も多い。国情は不安定で、治安は最重要課題だった。 得意の槍と剣で悪を断ち、豊かな発想で奉行所の礎を築いていく勘兵衛。次第に悪党から恐れられるが、敵は城内にも―― 「信長の軍師」シリーズの著者が江戸創成期を守り抜いた男を描く、かつてない衝撃の捕物帳!
  • 魔天忍法帖<新版>
    小説・文芸
    3.5
    1巻660円 (税込)
    徳川家康、斬首!天下無双の忍者服部半蔵に導かれ、泰平の世から時空を越えてやってきた隠密鶉平太郎を待ち受けていたのは、思いもよらぬ魔天の世界だった。石田三成は江戸城を落すと、主君秀吉の妹ちゃちゃ姫、千姫を人質にしようと企てた。共に江戸城を攻めた真田幸村は三成の叛意に気づき、忍び組に姫君を逃がすことを命じる。鶉は失った恋人に瓜二つな千姫に近づくため、猿飛佐助と共に動き始めた。
  • 号外! 幕末かわら版
    小説・文芸
    3.5
    1巻836円 (税込)
    読んで極楽、見て極楽。幕末、かわら版屋・極楽屋の銀次は絵師の歌川芳徳と組んで妖怪伝説や心中ネタなどで江戸の人々を楽しませていた。だが、変わり者・佐久間象山の言葉で浦賀に黒船を取材に行き、吉田松陰と出会ったことから、銀次のかわら版への想いは変わっていき……。安政大地震、コロリの流行、そして幕府重臣の暗殺まで──すべてのことをあますことなく民に伝えた先に待つ未来とは!? 勝海舟、坂本龍馬、西郷隆盛、土方歳三など、幕末オールスターで贈る読んで極楽、見て極楽! 娯楽たっぷりの痛快時代小説!
  • 螢と鶯 鳴神黒衣後見録
    小説・文芸
    3.5
    1~3巻792~902円 (税込)
    思いのすべてが迸る! だから、芝居はやめられない―― 黒衣には黒衣のこだわりが、役者には役者の執念がある。 若手だからって譲れない「舞台」への想い、果てなき道。 畑で大根を盗んでいた文無しは、江戸三座に追いつこうと意気込む鳴神座の狂言作者・石川松鶴に拾われた。 狸八と命名され下働きとなるが、実は大店育ちで掃き掃除さえできない狸八は、一座のお荷物に。だが、舞台で大雨を降らせるという松鶴が出した難題を見事解決。自らの生きる道を見出して……。 裏方と若手役者が芝居にすべてを捧げる熱気と狂気の物語。
  • 居酒屋若さま 裁いて候
    小説・文芸
    3.5
    1~3巻836~858円 (税込)
    伊達家の血を引く三滝家は、殿さまではあるものの城を持たぬ陣屋大名。 その跡取りである一太郎は、ある日、父の宗久に呼びだされる。そこで突きつけられたのは、藩の借金を減らすべく、江戸に藩直営の居酒屋を出して金稼ぎをしろ、という無理難題であった。 この難問の裏には、どうやら世継ぎをめぐる継母・お田鶴の方の思惑も隠れている様子……途方に暮れた一太郎はさっそく仲間を選びはじめるのだが、ようやく集められたのは、粗暴な剣の達人、悪名高い算盤侍、おてんばな腰元という、変人たちであった。 そんなはぐれ者を配下とし、一太郎は居酒屋のみならず、町の揉め事や事件に首を突っこんでいくのだが……。期待の新シリーズ開幕!
  • 戦国剣銃伝
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,023円 (税込)
    無私の剣と貪欲の銃、天才同士が一騎打ち! 時は戦国時代。京の都から遠く離れ、合戦の気配もない紀州有本で田畑を耕して暮らす、兄の孫四郎と弟の源五。 仲のよい兄弟は、陰の流を遣う父・誠三郎から剣を学んでいた。 孫四郎はほとんど剣を持たず、鍬を振り下ろしているだけの日々を過ごしているのに、恐るべき天稟を持っていた。 剣を極めるべく修業に励む源五はやがて、兄の才に戦慄して姿をくらますと、鉄砲撃ちの天才・鈴木孫一率いる雑賀衆に加わり、傭兵となって地獄に堕ちていく。 時を経て、政治とは無縁であったはずの有本までもが合戦に巻き込まれ、孫四郎が生きる土地で、源五の剣が宙に閃き、孫一の弾が空を穿つようになる……。 天地を疎んじ、驕り高ぶる者たちに、孫四郎の怒りと悲しみの剣が唸りを上げる! 孤高の天才剣士の一撃は、有本の郷に何を生むのか? 思わず目頭が熱くなる長編剣豪小説!
  • 裏火盗裁き帳
    完結
    小説・文芸
    3.5
    全10巻748~836円 (税込)
    影の火付盗賊改方ともいうべき「裏火盗」の頭を引き受けてもらいたい── 介錯人の長谷川平蔵はそう言って、微禄の旗本・結城蔵人を救った。それは蔵人が、上司を斬った罪で切腹する寸前のことであった。 火付盗賊改方長官の平蔵は、幕政改革を推し進めるには、武士道に篤い彼の協力が是非とも必要と判断したのである。 かくして結成された「裏火盗」は、火盗改の差配の及ばぬ幕閣や寺社方を密かに探索、処断する組織となり、長となった蔵人は、すぐさま世を乱す悪の退治に乗り出す。 駆使するのは鞍馬古流の秘太刀。その豪剣を引っ提げ、悪徳商人と結託する幕府要人の影を追う! だがそこには、老中の政をも揺るがす驚くべき陰謀が隠されていたのだった──!!
  • 伊達の企て【毎日文庫】
    小説・文芸
    3.5
    1巻990円 (税込)
    〝北の関ヶ原〟を制し、奥羽連合軍は江戸を突く! 独眼龍伊達政宗、天下取りの野望、再び! 秀吉の没後、奥羽の地では伊達、上杉、最上の思惑が複雑に絡み、敵味方の区別すら判然としない状況となった。〝北の関ケ原〟を勝ち抜く者は誰か? 家康との同盟とは別に、政宗は心中に壮大な企てを秘めていた。天下人への夢を生涯追い続けた、最後の戦国大名を新視点で描く歴史小説。
  • 恋の川、春の町 江戸戯作者事情
    小説・文芸
    3.5
    1巻858円 (税込)
    駿河小島藩に仕える倉橋寿平には、もう一つの顔がある。「恋川春町」の名前で滑稽本を執筆する江戸で人気の戯作者だったのだ。浮世を楽しむため、さまざまな女性のもとを渡り歩く春町のもとに、突如として幕府の大物・松平定信から呼び出しの文が届く。倹約を旨とする幕府の方針に、春町の著作はそぐわないと判断されたのだ――。戯作者の矜持を胸に、命がけの洒落で権力に挑んだ粋人の生涯を描く軽妙洒脱な時代小説。
  • ぷらっと黄表紙 猫の恋
    完結
    小説・文芸
    3.5
    全2巻704円 (税込)
    虎吉は、読本をしょって商う貸本屋で、派手な着物とつづらがトレードマーク。目端が利くので、戯作者・九玲彬(くれあきら)に人気作を書かせるなど、版元の手伝いもしている。そんな二人は、読本に夢中になった大店のお嬢様の恋を助ける羽目に…。ちょっとせつなく、ちょっと不可思議。江戸の季節をめぐるほっこりあたたかい連作短編登場!
  • 藁化け 古道具屋 皆塵堂
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1巻539円 (税込)
    幽霊が見えて、数々の幽霊話を解決してきた太一郎の幼馴染みの巳之助は、浅草の道具屋の若旦那の太一郎とは対照的に、鬼も逃げ出すいかつい風貌で怪力の持ち主だ。なぜか深川の皆塵堂には、昔から出入りしていて、力仕事に重宝されている。 長屋のかみさん連中に魚を売る、気ままな棒手振りで、まるで女っ気がなかった巳之助は、札差の大店大和屋の、とびきりの美人女中お志乃に一目惚れ、なんとか嫁さんにもらいたいと願う。 誰がどうみても、お志乃は高嶺の花。皆塵堂の主、伊平次たちも面白がって、呪い話で手に入った藁人形を巳之助に手渡し、四日の内に次々交換して、お志乃さんにふさわしい価値ある贈り物に替えてみせることができたら、材木商鳴海屋のご隠居清左衛門にかけあってもらい、みんなで背中を押そう、と巳之助をけしかける。 藁人形がはたしてどこまで化けるのか、巳之助の涙ぐましい奮闘がはじまる。 そうこうするうちにも、皆塵堂には、次々と怪異話が舞い込んで……。 皆塵堂シリーズきっての強力キャラ、自称江戸一の猫好き、棒手振りの巳之助が巻き起こす一世一代の「わらしべ長者」奮戦記!
  • 若親分、起つ 目明かし常吉の神楽坂捕物帖
    小説・文芸
    3.5
    1巻929円 (税込)
    気鋭の作家による珠玉の時代小説!!! 親爺・・・ あんたは何を見ちまったんだいーー 神楽坂で名を馳せた目明かしの鐡が謎の死を遂げる。 腹には横一文字に斬られた傷。 のんべんだらりとした毎日を送っていた鐡の息子の常吉が 「神楽坂の若親分」となって、父の死の真相を追っていく。
  • 辻番奮闘記 危急
    小説・文芸
    3.5
    1~6巻550~737円 (税込)
    将軍家光は、長引く島原の乱鎮圧のため、老中松平伊豆守に討伐の命を下す。不穏な気配は江戸にも漂い、辻斬りが横行。藩内に和蘭陀商館を持つ平戸藩江戸家老は、幕府の疑念を逸らすため、斎弦ノ丞らを辻番に任命し、江戸の治安を護る忠誠心を見せようとする。だが、弦ノ丞は任務初日に剣戟に遭遇し、政争に巻き込まれていく…。藩の窮地を救うため奮闘する辻番達の活躍!
  • 為吉 北町奉行所ものがたり 新装版
    厳しさと優しさに満ちた宇江佐文学の真骨頂。 過ちを一度も犯さない人間はいない―― 為吉は幼いころ呉服屋の跡取り息子だったが、両親を押し込み強盗に殺されていた。 その後、北町奉行所付きの中間となっていたが、両親を殺した盗賊集団の首領が捕まったとの知らせが届く。 その首領の発したひと言は為吉の心に大きな波紋を広げ…。江戸北町奉行所を舞台に描く著者渾身の連作長編。 執筆の経緯を綴った著者エッセイに加え、新たに作家仲間の直木賞作家・朱川湊人氏の追悼エッセイが加わった新装版。
  • 武田の金、毛利の銀
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    上洛した織田信長に呼び出された明智光秀は、とある任務を下される。数の信奉者である信長は、敵対する大名の武力を把握する必要があった。中でも武田と毛利の資金源である湯之奥金山と石見銀山の見定めは不可欠である。ただし、そのためには敵地の中枢に潜り込み、金銀の産出量を示した台帳を確認しなくてはならない。見つかれば命の保証はない危険な道中である。光秀は盟友の新九郎と愚息を伴って隠密裏に甲州へ向う。駿河湾の港・田子の浦にたどり着いた三人は、そこで土屋長安と名乗る奇天烈な男に出会い――。  『光秀の定理』『信長の原理』に連なる、直木賞受賞第一作!
  • 奏鳴曲 北里と鷗外【電子特典付き】
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,001円 (税込)
    感染症と戦う北里と鷗外、その栄光と蹉跌! 民の命を守るため「医療の軍隊」を夢見た北里と鷗外は、なぜ道を違えて対立したか。医師でもある海堂尊が描くライバル物語! 明治時代のニッポンに、感染症との終わりなき闘いに挑んだ男たちがいた。「細菌学の父」北里柴三郎と、陸軍の軍医総監にして文豪の森鷗外。ふたりは同時期にドイツで学び、「感染症から国民の命を守る」という同じ目標に突き進んだ。それなのになぜ道を違え、対立したのか。誰も描かなかったライバル物語。解説・本郷和人 ※この電子書籍は2022年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本とし、「作品相関図」などの電子版特典を付したものです。
  • 鶴は戦火の空を舞った
    小説・文芸
    3.5
    1巻957円 (税込)
    ライト兄弟からわずか10年、戦闘機は「凧のお化け」から急速に進化し、第一次世界大戦の実践に投入された。日本軍で招集された操縦訓練生の一人、錦織英彦は持ち前の体力と視力で操縦センスを発揮。しかし上司に好かれず任務から外されてしまう。「地上」から自由になりたい! しがらみを捨て、自由に飛びたいと思った英彦は、フランスでピロット(戦闘機乗り)になった先人のことを知り海を渡る。アス(エース)を目指す新たな挑戦が始まった――。近代を舞台にして、ひとりの若者のドラマとして描かれる「航空機事始め」。新時代の歴史小説誕生!
  • 地上の星
    小説・文芸
    3.5
    1巻800円 (税込)
    葉室麟、絶賛! 「島原の乱」開戦前夜 天草を守った武将・麟泉。民に愛された姫・お京。異国との架け橋になった少女・おせん。かなしみの秘史に、はじめて光を当てる! ※この電子書籍は2016年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 天竺熱風録
    小説・文芸
    3.5
    1巻495円 (税込)
    唐の時代にとてつもない偉業をなしとげた男がいた。その名は王玄策。唐の外交使節としてインドに赴いた彼は、国を奪った悪王によって捕らえられてしまった。牢から脱出した王玄策は、文官の身でありながら、チベットとネパールから兵を借りて、簒奪者の軍に立ち向かう。異国の地で、異国の軍をひきいて、敵の大軍と戦った男の運命はいかに!? 壮大なスケールで描く歴史物語。
  • 戦端 武商繚乱記(一)
    小説・文芸
    3.5
    1~3巻748~770円 (税込)
    大坂・東町奉行所の同心、山中小鹿(やまなか・ころく)は、上役の筆頭与力・和田山の娘をわけがあることを 承知で娶ったにもかかわらず、裏切られてしまう。妻の不貞を許せなかった小鹿は、 義父の和田山に妻を公然と突っ返すという方法に及ぶ。これが原因で、東町奉行所内では、 同僚たちからも距離を置かれて居心地がよくない日々を過ごしていた。 鬱憤をはらそうと大坂の遊郭に足を向けたものの、なぜか客引きをされない。 理由は、大商家が「総揚げ」すべての見世を貸し切っていたからだ。 その商家の名は、淀屋。西国三十藩以上の年貢米を大坂へ廻送、売る権利を持ち、莫大な富を得ていた。 淀屋に借金をする大名もあらわれ、参勤交代の折には淀屋に寄って挨拶をするほどの力関係に至る。 幕府も忸怩たる思いで、ついに時の老中首座・土屋相模守が手を打つことに。 一介の同心・小鹿は、商魂たくましい上方の豪商と武士の沽券をかけた争乱に巻き込まれていく。 吉川英治文庫賞受賞作家が送る新機軸の書下ろし時代小説、堂々開幕!
  • 貸し物屋お庸謎解き帖 髪結いの亭主
    小説・文芸
    3.5
    1巻924円 (税込)
    江戸の貸し物屋を舞台に娘店主が痛快謎捌き! 大人気! 読み心地満点の書き下ろし時代小説! 物のみならず知恵も貸すと評判の江戸のレンタルショップの娘店主のもとには、 今日も秘密と事情を抱えたお客たちが訪れて──。 「面白れぇ謎に行き当ったら、首を突っ込んでみたくなるんだよ」 ──江戸っ子の暮らしを支える貸し物屋・湊屋両国出店の主は、真っ直ぐな気性と人情と口の悪さで知られる江戸娘。 「無い物はない」うえに知恵も力も貸してくれると評判の店の暖簾を、今日も訳ありのお客がくぐる──。 借りた釣り竿を持たずに毎日釣りに出かける男の目的は? 大火鉢と夜具十組が運込まれた仕舞屋に集う者たちの正体は? お客が求める貸し物の陰に隠れた秘密を見抜いて収めるお庸の謎捌きが痛快な、大人気書き下ろし時代小説、待望の第四弾! <目次> 髪結いの亭主 割れた鼈甲櫛 六尺の釣り竿 火の用心さっしゃりやしょう 凶刃と大火鉢
  • うぽっぽ同心十手綴り かじけ鳥
    完結
    小説・文芸
    3.5
    全1巻770円 (税込)
    男手ひとつで育てあげた愛娘の綾乃が手許から去ってしまった。溜息を吐く長尾勘兵衛のもとに、失踪した妻・静の消息を知るという女が現れる。勘兵衛はその女を追うが、一足違いで殺されてしまい……。寒さと寂しさが骨身に染みる雪の日は、ひとりぼっちのうぽっぽになにを連れてくるのか――。傑作捕物帳「十手綴り」シリーズ、悲喜交々の最終巻。
  • 本阿弥行状記
    小説・文芸
    3.5
    1巻990円 (税込)
    江戸初期、書、陶芸、茶の湯など多方面で活躍した数寄者・本阿弥光悦とは――。光甫の「行状記」を筆記した孫娘が語る、光悦と家業の刀の鑑定、そして一族の風流で清貧な生活と美の世界。著者の代表作『清貧の思想』の先駆けとなった長篇小説。 〈解説〉川村 湊 【目次】 巻一 鷹ヶ峰返上のこと 巻二 妙秀がこと 巻三 光悦がこと 巻四 刀の目利きのこと 巻五 紹益殿の訪れのこと 〈解説〉川村 湊
  • 闇試し 古道具屋 皆塵堂
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1巻539円 (税込)
    古道具屋銀杏屋の若旦那太一郎は、幽霊が見える。修業先だった曰く物ばかり集める皆塵堂に降りかかる幽霊騒ぎの数々にかかわってきた。 銀杏屋に浅草森田町の札差大和屋の養女お縫がやって来た。まだ十歳くらいに見えるが、年は十三歳。綺麗な女中と下男を連れ、ふるまいは堂に入っていて、売りたい壺があるという。太一郎は壺に執着する幽霊に気づき、札差を贔屓にしたい番頭の勧めで壺を買おうとする。お縫は太一郎を一軒の袋物屋に連れて行く、その家で太一郎は壺に執着するおかみさんの幽霊を見るが、それに気づいたお縫は、皆の目の前で壺を叩き割ってしまう。壺に執着していた幽霊は消え去ってしまった。 お縫は、太一郎が幽霊が見えるのを知っていて、自分にも見えないものか試したくて、幽霊の出そうなあちこちに太一郎を引きずりまわしたいらしい。 だが太一郎は、お縫の人懐っこい笑顔に悪い予感を抱いていた……。 太一郎のように幽霊を見たいお嬢様に皆塵堂の面々が翻弄される。はたしてその正体は? 「皆塵堂」シリーズに新キャラクター登場!
  • 小説 紫式部
    小説・文芸
    3.5
    1巻829円 (税込)
    2024年大河ドラマは紫式部! 名作『源氏物語』の作者が直木賞作家の手によって等身大の女性として鮮やかに蘇る。 時は平安時代――。藤原家に生まれた香子は、一人の女性として悩みながら、物書きの才能を開花させていく。 彼女はいかにして「紫式部」となったのか。そして『源氏物語』の執筆の陰にある彼女自身の物語とは……。 時の権力者道長との関わりなど、小説ならではの展開の中に実像を追う。 作中に登場する人物たちが織りなす和歌にも注目! 「紫式部は歴史に残る大作『源氏物語』の作者である。わが国物書きの最高峰の先達と考えていた。 いつかは始祖紫式部の生まれ育ち、生き方について書きたい、と思うようになっていたのである」(「あとがき」より) 解説に、中山義秀文学賞や新田次郎文学賞などで注目の作家・奥山景布子氏が特別寄稿!
  • 戦百景 大坂夏の陣
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1巻623円 (税込)
    慶長20年(1615年)3月、戦乱の気配が再び漂い始める。前年の暮に成った、いわゆる「大坂冬の陣」の和議が早くも崩れようとしていた。和議の条件で棄却された二の丸、三の丸の堀や柵が再建され始めていたのだ。それに対し徳川方は、牢人の解雇か豊臣家の移封を求めるが、豊臣家はそれを拒否。徳川と豊臣はついに手切れとなった。総勢15万を下らない徳川方に対し、豊臣方はその約半分。しかも「冬の陣」のときと違って、堀のない城では豊臣方は打って出るしかないのだ。──緒戦で命を懸けて戦う後藤又兵衛や藤堂高虎、浅野長晟。豊臣を滅亡させることを躊躇う徳川家康。牢人集を制御できない大野治長。乾坤一擲を狙う真田信繁。呪縛を乗り越えようとする豊臣秀頼。諸将の思惑が入り乱れるなかで、いよいよ戦乱の世の終止符が打たれる!
  • 王の綽名
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    禿頭王、肥満帝、青歯王、合羽王、長脛王、金袋大公、ドラキュラ公、助平ジジイ……今も伝わる55の王の綽名から、近代ヨーロッパのなりたちがわかる。ゴシップとスキャンダルに彩られた、華麗で野蛮な中世・近世欧州史! 『小説フランス革命』や『ナポレオン』をはじめ、スケールの大きな歴史小説で多くのファンを持つ直木賞作家・佐藤賢一氏が、中世から近世にかけてのヨーロッパの王の「綽名」にまつわる逸話を在位の時代順にひもといていく歴史エッセイ。1話=4ページのエスプリの効いたコラム集という趣きで、寄席の謎解きのように軽妙な語りが時空をまたいで逸話と逸話をつないでく。読んでいるとはっと掌を打ったり、思わず吹き出したり。 本書に登場するのは、9世紀のフランス・ドイツ・イタリアの元となったフランク王国の王から19世紀の二月革命で廃位されるフランスの「市民王」まで56人。北欧のヴァイキングや戦乱やまぬイベリア半島の王も登場し、星雲状態だった中世ヨーロッパがほぼ現在の国々の勢力図になっていくまでの1000年が活写される。残虐非道な謀略、親子兄弟の骨肉の争い、結婚や世継ぎを巡る醜聞、そこにカトリック教会など宗教がからみ、時に100年も続く戦争に発展する。まさに血で血を洗う歴史である。
  • おんな大工お峰 お江戸普請繁盛記
    小説・文芸
    3.5
    1~2巻814~858円 (税込)
    「息子を閉じ込める牢だって?」采配屋の与吉から普請仕事を請け負うおんな大工のお峰に、珍妙な依頼が舞い込んだ。笊職人の亀造の九つになる息子が、腕白を通り過ぎて長屋住人に迷惑をかけ続けており、女房と相談のうえ、家に牢を作る苦渋の決断をしたという。江戸城小普請方の家に生まれるも父を亡くし、大工として生きるお峰がひねり出した、痛快な代案の普請とは? ほっこり心が温かくなる人情時代小説!
  • 元禄一刀流 〈新装版〉 池波正太郎初文庫化作品集
    小説・文芸
    3.5
    1巻748円 (税込)
    浅野内匠頭の家来、堀部安兵衛と奥田孫太夫に吉良上野介の中小姓である清水一学。同じ一刀流の堀内道場に通いながら、敵味方にわかれざるをえなかった彼らを師の視点から描いた「元禄一刀流」や、新陰流の開祖、上泉伊勢守の戦国武将としての姿を描いた「上泉伊勢守」など、文庫に収録されていなかった作品7編を収録したオリジナル文庫。
  • それからの四十七士
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,034円 (税込)
    実に怪しからぬ元禄の御代。命運を握るは死をも厭わぬ男の中の漢たち。“火の子”と恐れられた新井白石と、“眠牛”と謗られた大石内蔵助。大人気シリーズ「取次屋栄三」著者の真骨頂!――六代将軍の有力候補である徳川綱豊は、吉良家との刃傷沙汰に対する赤穂藩への厳罰に関心を示した。そして、筆頭家老の大石内蔵助に魅かれる。元禄の御世に憤慨する侍講の新井白石とともに、仁の心を持つ武士を求めていたのである。二人は紀伊國屋文左衛門らを巻き込み浅野家再興に尽力する。しかし、運命は綱吉と柳沢吉保の陰謀から、討ち入りへと転がり落ち……。
  • 江戸染まぬ
    小説・文芸
    3.5
    1巻800円 (税込)
    江戸に生きる人々が織りなす鮮やかな人生。 “青山流時代小説”の真骨頂! 旗本の次男坊で部屋住みの俺は、武家であらねばならぬ、などとは思っていない。 堅物の兄が下女に好意を寄せているのを見て取って、 わざと下女にちょっかいを出そうとするが、気づくと女は身籠っていた。 しかも父親は、隠居の祖父だという。 六十九歳の老人に女で負けた俺がとった行動は――。 直木賞受賞作『つまをめとらば』に連なる傑作短編集。 史実から生まれた圧巻の7編。 ※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 高家表裏譚1 跡継
    小説・文芸
    3.5
    1~7巻748~792円 (税込)
    幕府と朝廷の礼法を司る「高家」に生まれた吉良三郎義央(後の上野介)は、十三歳になり、吉良家の跡取として将軍にお目見えを願い出た。三郎は無事跡取りとして認められたが、大名たちに不穏な動きが──。
  • 落語小説集 子別れ
    小説・文芸
    3.5
    1巻759円 (税込)
    直木賞作家による、落語「人情小説」集! ●子別れ 腕の良い大工だが呑兵衛の熊五郎。呑み過ぎないよう妻のおとくに釘を刺されていたが、棟梁に前借りした50万円を、遊郭ですべて溶かしてしまった。愛想をつかしたおとくは、一粒種の亀吉を連れて出て行ってしまう。 ●景清 腕のいい鏨彫り物師だった定次郎は、目の病を患い、わずか半年で失明してしまった。かつての仕事への未練を捨てられず、目の病に御利益があるという赤坂の圓通寺の日朝さまに、願掛け参りを始める。 ●後家殺し 刃物研ぎ宿「研ぎ常」の親方である常吉の強みは、声の良さにある。義太夫の師匠中堀十元に、熱心に稽古をつけてもらっていた。天保三年六月、常吉は運命の女に出会う。 ●火事息子 蔵前天王町の大身札差・伊勢屋四郎左衛門は、従弟で質屋を営む伊勢屋藤右衛門の息子・藤三郎を溺愛していた。火消しに憧れる藤三郎のために、四郎左衛門は火の見やぐらを建設し、半鐘番に就けるよう根回しをした。 ●柳田格之進 彦根藩納戸役を免職となった柳田格之進は、浅草馬道の碁会所で質屋、万屋源兵衛と対局し意気投合する。対局はその後、万屋の離れにて行われることになり、二人の関係は、八月の十五夜まで盤石だった。 ※この作品は単行本版『後家殺し』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 火群のごとく
    小説・文芸
    3.5
    1~3巻649~880円 (税込)
    山河豊かな小舞(おまい)藩、父代わりの兄を何者かに殺された林弥(りんや)は友らに支えられ剣の稽古に励む日々を送るが、江戸から来た家老の息子・透馬との出会いから運命が動きだす。やがて藩の政争と陰謀が少年たちをも巻き込み……。身分や立場の差を超えてつながる少年剣士の成長に清々しい風が吹く、著者の新たな代表作。
  • 闇の用心棒〈一〉
    小説・文芸
    3.5
    1~14巻618~660円 (税込)
    本所相生町の長屋に年頃の娘と住む安田平兵衛の許に“十八夜”と記された紙片が投げ込まれた。それは地獄屋を意味する殺しの依頼だった。 十年前に足を洗ったはずなのに、今頃なぜ? 酒で全身に走る震えを抑え、再び剣を取る凄腕の老剣士を描く、冷酷にして情感溢れる異色の剣豪小説登場!
  • 大江戸少女カゲキ団
    完結
    小説・文芸
    3.5
    全5巻704~748円 (税込)
    花のお江戸の両国に、芹が女中として働く「掛け茶屋まめや」がある。芹は幼いころ、役者だった父のもとで芝居の稽古に励んでいた。しかしあることがきっかけで、芝居や踊りからすっかり遠ざかってしまう。ある日、芹は久しぶりに心の中で踊りの師と仰いでいる東花円の稽古所を覗いた。ちゃんと金さえ積めばあたしだって立派な師匠に弟子入りすることが出来るのに……。心にうずく妬み心を隠しつつ、踊りへの未練を捨てきれずにいた。そんな時、花円が突如まめやに現れて、意外な申し出をしてきた──。待望の新シリーズの開幕です!!
  • 江戸の雷神 死化粧
    小説・文芸
    3.5
    1巻792円 (税込)
    深川で娘が惨殺された。もう四人目だ。続いて刺殺された男の死体が吾妻橋近くで見つかる。その頃、「江戸の雷神」と呼ばれ町人に人気があった前火付盗賊改役の伊香雷蔵は、わけありの剣の達人・安斎六右衛門、元盗賊の玄慈、幼馴染みで拳法使いの女医・長飛とともに、「よりよい江戸」をつくらんとしていたが……。 個性的な仲間たちが正義のために奮闘する、痛快時代小説シリーズ!
  • まんぷく旅籠 朝日屋 あつあつ鴨南蛮そばと桜餅
    小説・文芸
    3.5
    1巻770円 (税込)
    朝日屋の主・怜治の元同僚、火盗改同心の柿崎詩門が盗賊に斬られたらしい。安否を確かめにいった怜治だったが、本人に会うことはできなかった。そんな折、大坂の呉服屋の老番頭・孫兵衛が、長逗留したいと朝日屋を訪ねてきたが……(第一話 新旧)。美味しさと痛快さが胸を満たす――心の活力源を一服どうぞ。文庫書き下ろし 第一話 新旧 第二話 年始のさざ波 第三話 継ぐもの 第四話 朝桜
  • 女だてら
    小説・文芸
    3.5
    1巻880円 (税込)
    文政11年、漢詩人・原古処の娘であるみちは、若侍に姿を変えた。昨年、秋月黒田家の嫡子が急死し、福岡の黒田本家の専横に対抗できる人物を立てるべく、京、そして江戸へと向かう密命をおびたためだ。女であることをひた隠しにしながら任務に邁進するみちに、兄の友人・石上玖左衛門という心強い旅の道連れができる。だが酒を酌みかわし、心を通わせていく一方で、みちは、彼にも秘密があるのではないかと疑心暗鬼に囚われる。不気味な追っ手の影、錯綜する思惑、巨大な陰謀―聡明なみちは得意の変装術と機転で、危機を切り抜けていくが…。実在した漢詩人・原采蘋の数奇な半生と、秋月黒田家お家騒動の驚きの内幕をスリリングに描いた、圧巻の歴史ミステリー。
  • 贋屋十四郎 影桜、咲かせやしょう
    小説・文芸
    3.5
    1巻770円 (税込)
    武士であることを捨てて長屋暮らしの赤木十四郎。 面白いことが大好きで、型にとらわれない生き方を押し通す彼の裏の顔は、贋屋と呼ばれるニセ物作りの名人だ。 人の心を踏みにじる悪党どもを相手に、精巧な贋作をでっち上げて悪巧みを暴き、地獄へ突き落とす。 情にあついがゆえに侍を捨てた男が、世におもねらず自分の道を突き進んでゆく姿は爽快。 登場する贋作に大拍手! しいたげられた人がニセ物で救われる勧善懲悪の時代小説。
  • 人情めし江戸屋 剣豪同心と鬼与力
    江戸は楓川近く、松川町にある二軒の見世――。兄が仕切る駕籠屋と弟が商う飯屋の名はどちらも「江戸屋」。 ことに「人情めし屋」と呼ばれる飯屋は料理の評判があまたな人々を呼び、にぎやかだがほんのりと情に厚い街をこしらえていた。 そんな折、薬研堀で商人の主従が何者かに殺された。徒党を組んだ辻斬りの仕業と思われた。 南町奉行所隠密廻り同心の月崎陽之進は、二人の手下とともに下手人探索に乗り出す。 だがその矢先、またしても辻斬りは起きた。しかも犠牲になったのは、なんと江戸屋の駕籠かき二人だった。 悲しみに暮れる江戸屋の面々の敵を討つべく、陽之進はあたりをつけた下手人を追い詰めていくが…。江戸料理人情物語。
  • 新・水滸後伝(上)
    小説・文芸
    3.5
    1~2巻660円 (税込)
    十二世紀の中国、北宋末期。世の乱れを正そうと梁山泊に集まった好漢たちがいた。彼らの夢は潰えたが、それから数年、変わらず悪政がはびこるなか、散り散りになった生き残りたちが不思議な縁に導かれ再会。過酷な運命に涙をのんだ者たちは熱き心を胸に再び蜂起する! 『水滸伝』の痛快な後日譚を田中芳樹が現代の読者向けにリライトした新しい物語。
  • 立花三将伝
    小説・文芸
    3.5
    1巻924円 (税込)
    戦国最強と言われた立花宗茂が当主になる前、筑前に感動の青春群像ストーリーがあった。大国に翻弄された若き武将らを描く歴史長編! 関ヶ原の戦いに参戦せずとも、当時最強の武将と謳われた立花宗茂。だがその一世代前、宗茂活躍の礎ともなった若き武将や姫たちがいた。──時を遡ること40年、筑前国の要衝を占める立花家は、「西の大友」と呼ばれる名門であった。大友宗家から立花入りした15歳の三左衛門は、四つ年上の勇将・和泉、三つ上の軍師・弥十郎らと出会う。腕に覚えのあった三左衛門は和泉に打ち負かさられるも、すぐに弟子入り。寡兵で大軍を退けた弥十郎の知略にも驚かされる。また、当主の娘・皐月姫や和泉の妹・佳月らの恋心も絡み、三将の絆は深まっていく。8年が過ぎる。筑前では毛利の調略が進み、諸将が次々に大友を離反。立花家は孤立していく中で家中も毛利派と大友派に分裂する。そしてついに、三将の運命を変える大きな政変が……。
  • 突きの鬼一 鉄扇
    小説・文芸
    3.5
    1巻880円 (税込)
    弥佑死す!?そんなことがあってたまるか! 血相を変えて飛び込んできた北町奉行所同心・服部左門の一言が、一郎太と藍蔵を絶句させた。犯行現場の路地に横たわる弥佑は、正面から袈裟懸けに一刀両断されたらしい。 野次馬をかき分けるようにして弥佑の父・照元斎と検死医・源篤が現われた。正面から挑んで、弥佑ほどの遣い手を倒す者が江戸にいるとは思えない。 案の定、首筋に針の穴のような跡が見つかる。紫に変色した唇や指先は、弥佑が呼吸困難に陥った兆候だ。トリカブトを塗った吹矢を使用したに違いない、と照元斎が断言する。下手人は椎葉虎南、初老ながら並外れた業前の持ち主だという。 弥佑はこれまで陰になり日向になり、一郎太の身辺を警護してきた。さっそく、弥佑の住処を探し当てた一郎太は、文机に残された、誰が新田与五右衛門に漏らしたのか、と記された覚書を見つけて呆然とする。 新田は御広敷膳所台所頭の地位を利用して悪事を働き、一郎太に成敗されたばかりだ。弥佑が新田を調べていた!? では、新田が一郎太の命を狙っていると踏んで、秘かに警護しようとしていたのか。一郎太と藍蔵の必死の探索が始まる。 大好評書き下ろし痛快時代小説第8弾!
  • 江戸寺子屋薫風庵
    小説・文芸
    3.5
    1巻770円 (税込)
    尼僧と寺子の熱い絆!江戸版“二十四の瞳”。 江戸は下谷に薫風庵という風変わりな寺子屋があった。三百坪の敷地に平屋の学び舎と住まいの庵がある。二十人の寺子は博奕打ち一家の餓鬼大将から、それを取り締まる岡っ引きの倅までいる。 薫風庵の住人は教鞭をとる妙春という二十四歳の尼と、廻船問屋・日向屋の先代の元妾で、その前は遊女だったという五十一歳の蓮寿尼、それに十二歳の飯炊き娘の小梅の三人しかいない。子供たちの評判はいいが、女所帯では不用心と日向屋の用心棒の堤勝之進が様子を見にやってくる。寺子屋設立の費用と月々の掛かりを出す日向屋は世間体もあって、同じ町内の薫風庵にすげない仕打ちもできないらしい。 そんなある日、隣家の大造が寺子に盆栽を折られたと怒鳴り込んできた。近所では蚯蚓や蛙の死骸を投げ込まれた家もあるのだという。折も折、寺子が学び舎の前で行き倒れを見つける。男前に弱い蓮寿は、城戸宗次郎と名乗る浪人の面倒は薫風庵で見ると宣言する。やがて宗次郎が学び舎で教え始めると、妙春に思いもよらぬ心の変化が……。 隣家への投石は誰の仕業なのか。宗次郎の出現は単なる偶然だったのか。教職の経験もある著者が満を持して放つ江戸版“二十四の瞳”誕生!
  • つわもの
    小説・文芸
    3.5
    1巻814円 (税込)
    真田幸村は本当に日ノ本一の兵(つわもの)だったのか。思いもよらぬ着想から描かれる戦国六大合戦の裏側。 「火、蛾。」桶狭間の戦い 策士たちが裏の裏を読み合う壮絶な頭脳戦、心理戦の先にある驚愕のラスト。 「甘粕の退き口」川中島合戦 優れた武将だけが持ち得るカリスマ性とは何か。 「幽斎の悪采」本能寺の変 失敗すれば平然と切り捨てる信長の下で心身ともに追い詰められていく幽斎と光秀。 「槍よ、愚直なれ」賤ヶ岳の戦い 加藤清正のラブロマンスを軸に、従来の武張ったイメージを覆す。 「怪僧恵瓊」関ヶ原の戦い 歴史を読み替え、いかに合戦を避けるかが物語を牽引する異色作。 「日ノ本一の兵」大坂の陣 家康、秀忠父子を翻弄した知将・真田昌幸の息子、幸村は何者だったのか。
  • 趙雲伝
    小説・文芸
    3.5
    1巻2,178円 (税込)
    劉備や諸葛亮を支えた名将として、三国志屈指の人気を誇る趙雲子龍。公孫氏配下時代から、官渡の戦い、赤壁の戦い、入蜀、三国鼎立、漢中攻め……その波乱の生涯を描ききる歴史大河ロマン。
  • 侠骨記 〈新装版〉
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1巻508円 (税込)
    直木賞作家の名篇! 中国古代ロマンの香気――。 胸のすく逆転劇の表題作をはじめ、名帝舜の青春や百里奚の激情を描く、全4篇の傑作集。
  • 出世商人 (一)
    小説・文芸
    3.5
    1~5巻700円 (税込)
    遺されたのは借財、託されたのは店の再建 急逝した父が遺したのは借財まみれの小さな艾屋(もぐさや)。 再建を志した文吉は、荒波を乗り越え立派な商人へとなれるのか。 薬種問屋に奉公していた文吉は、父が急逝し、家業の艾屋を継ぐ事となった。 形見は古い店と十両を超す借財。 文吉は店を再興しようと決意するが、艾売りだけでは金は返せそうにない。 しかも、借金の形(かた)に己の命までもかけられてしまい――。 絶体絶命の返済期限が迫る中、文吉に一発逆転の策はあるのか? 書き下ろし新シリーズ、第一弾!
  • 信長、鉄砲で君臨する
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    『家康、江戸を建てる』の著者が、織田信長と西洋文明の対峙を描いた歴史時代小説誕生! それは、ひとも討てるのか!? 種子島に伝わった二梃の銃が、日本の未来を震撼させる。 武士からは蔑まれながらも、着実に戦果をあげていくヨーロッパの武器は、 乱世の覇者に何を考えさせ、いかに行動させたのか!?
  • 隠し絵 風烈廻り与力・青柳剣一郎[56] 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    小説・文芸
    3.5
    1巻792円 (税込)
    宝の在り処か、殺人予告か、それとも――? 見知らぬ男に託された錦絵の謎。そこに描かれた十二支の正体とは? 剣一郎の推理が冴えわたる! 「馬と猪に目を向けるように」青柳剣一郎は、見知らぬ男から錦絵を託された。そこには黄金の茶釜を囲む羽織姿の竜、頬被りをした猿など十二支の動物が描かれていた。 直後、なぜか男は姿を晦ましてしまう。同じ頃、二人の町人が同様の手口で殺された。剣一郎が彼らの名に馬と猪の字があるのに気づくと―― 男は何者か? 絵に隠された真意とは? 謎に迫る中、新たな殺しが!
  • 大奥騒乱 伊賀者同心手控え 〈新装版〉
    小説・文芸
    3.5
    1巻825円 (税込)
    目に余る横暴、このままにはしておけぬ。田沼意次に反旗を翻した松平定信は、大奥を取り込むことで田沼失脚を画策。腹心のお庭番を差し向ける。危難を察した大奥も黙ってはいない。表使い大島が、御広敷伊賀者同心御厨一兵に反撃を命じた。幕府二大権力、そして大奥女中たちの主導権争いが激化。事態が混迷を極めるなか、忍びの誇りをかけた死闘が始まる! 疾走感あふれる痛快時代活劇。〈新装版〉
  • 寂光院残照
    小説・文芸
    3.5
    1巻704円 (税込)
    壇ノ浦の戦いで九死に一生を得て寂光院に隠棲した建礼門院。彼女のもとに突然、後白河法皇が姿を見せる。平家に対する裏切りに一切の罪悪も感じない様に恐怖と憤りを覚える侍女に対し、驚くほど冷静な女院。彼女は何を思うのか。平家滅亡後を描く表題作の他、義経追討に名を挙げた男の顛末を描いた「土佐房昌俊」、「頼朝の死」など全6作を収録。鎌倉時代の権力の座を巡る複雑な人間模様と渦巻く陰謀に切り込んだ傑作歴史小説。
  • 義元、遼たり
    小説・文芸
    3.5
    1巻847円 (税込)
    「海道一の弓取り」と称された今川義元。幼いころに仏門に出され、師父・太原雪斎とともに京都での学びの日々を送っていた栴岳承芳(のちの今川義元)は、兄・氏輝に呼び戻され駿府に戻る。やがて氏輝は夭逝、還俗し家督を継ぐことになった義元に、同じく仏門にあった兄の玄広恵探が対抗、『花蔵の乱』と呼ばれる家督争いが起こる。心を鬼にしなければならぬ――仏の道を捨て今川家総領としての道を選んだ、若き日の義元に焦点を当てた長篇歴史小説。
  • 草紙屋薬楽堂ふしぎ始末
    小説・文芸
    3.5
    1~6巻671~814円 (税込)
    「謎を解いて、見事に怪異を鎮めてみせるよ――」 時は文政――。 江戸の通油町にある本屋・草紙屋薬楽堂に戯作を持ちこんだのは、地味な三筋格子の着物を粋に着こなした鉢野金魚(はちのきんとと)。 薬楽堂に居候する貧乏戯作者・本能寺無念(ほんのうじむねん)とともに巻き込まれるのは、あやかしの仕業とも囁かれる怪事件――。 個性豊かな面々が集う江戸の本屋を舞台に繰り広げられる丁々発止の会話と謎解きと、どこかせつない人間模様。 読み心地満点の時代小説!
  • 虎の牙
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1巻631円 (税込)
    武田信玄の父・信虎の謎の弟、勝沼信友。「山の民」として育てられたその男は、自らに流れる血の運命にのみ込まれていく。一方、罪を犯して流浪の末武田家に仕官した足軽大将の原虎胤は、その武勇から「鬼美濃」と恐れられ、外様ながら家中で重きをなしていく。乱国甲斐の統一を目指す武田信虎を挟んで、二人の男がある「呪」を背負いながら戦場を駆け巡る。最強武田のルーツを描く、女流ヒストリーテラーのデビュー長編、待望の文庫化。〔解説〕平山優。
  • 恵比寿屋喜兵衛手控え 新装版
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1巻646円 (税込)
    争いごとは世の常、人の常。江戸の世でその争いの相談を受けるのが恵比寿屋のような公事宿だ。 今日も、恵比寿屋に自分の兄が見知らぬ男に金を返せと訴えられていると、若い男が相談に来た。 その訴えを聞いた、主の喜兵衛は怪しいにおいを感じとる。事件の真相は如何に?  江戸の街に生きる市井の人々を、愛情込めて描く長編時代小説。第110回直木賞受賞作。
  • 朝ごとに死におくべし 葉隠物語
    小説・文芸
    3.5
    1巻858円 (税込)
    藩内の諍いに巻き込まれた佐賀藩士の田代陣基は、武士の意地を見せるために切腹を決意した。冥土の土産に家中で伝説となっていた山本常朝の庵を訪ねるが、そこで語られたのは驚天動地の武士道観だった。
  • 駕籠屋春秋 新三と太十
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1~3巻508円 (税込)
    「いつの時代でも《新三》と《太十》のように“粋”でありたい」 ――歌舞伎俳優・片岡愛之助さん推薦! お節介が気持ちいい。男も惚れる駕籠舁き、江戸を駆ける! 「取次屋栄三」「剣客太平記」「居酒屋お夏」の大人気作家の新しい人情時代小説シリーズ誕生! 講談社文庫創刊50周年書下ろし作品 江戸の町を駆け廻る美男の駕籠舁き・新三(しんざ)と太十(たじゅう)。 悩みを抱えた客が駕籠にひとたび乗れば、二人のお節介で心が晴れると評判だ。 ある日、武家屋敷近くで瀕死の若侍を助けた二人は、大名家の騒動に巻き込まれ……。 若侍の志に心打たれた駕籠舁きの思わぬ行動とは? 優しさと爽快感が心に響く人情時代小説開幕!
  • 天狼 明智光秀(上) 信長の軍師外伝
    小説・文芸
    3.5
    1~5巻759~946円 (税込)
    光秀と信長。同床異夢の二人を分けた天の采配とは……。名門土岐(とき)源氏の血を引き継ぎ、明智家の養嗣子となった十兵衛光秀。神童の誉れ高い少年は、美濃の碩学・快川紹喜(かいせん・じょうき)に見出され、師弟となる。快川は織田信長の師である沢彦宗恩(たくげん・そうおん)とともに、臨済宗妙心寺派の最高位をつとめ、兄弟弟子でもあった。光秀は乱世の有力武将に兵法治世を学ぶため、諸国遊行に励む。しかし、その心の裡には奸雄をも喰らう狼が棲んでいた――。瞠目の新説で歴史ファン、時代小説ファンの度肝を抜いた『信長の軍師』(祥伝社文庫/全4巻)の著者が満を持して放つ空前の「明智光秀伝」! 迫真の書下ろし巨編(上下2巻)を緊急電子化!(下巻へ続く)
  • 鼠子待の恋 風烈廻り与力・青柳剣一郎[54] 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    小説・文芸
    3.5
    1巻792円 (税込)
    破滅に向かうとわかっていたのに…… 迷宮入り事件に男女のもつれが楔を打つ! 風烈廻り与力の青柳剣一郎は、迷宮入りした事件の探索を任される。十年前に今戸で起きた男女の殺しだ。死んだ女の元許婚は消え、唯一の容疑者は江戸から姿を晦ましたあと殺されてしまう。 有力な手がかりもなく捜査が行き詰まるなか、新たな殺しが。 調べを進めると、意外な男女のもつれが事件を紐解く鍵に――犯人が命をかけてまで守りたかったものとは?
  • ありんす国の料理人 1
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1巻485円 (税込)
    江戸最大の歓楽街にして遊女の町・吉原。そのいちばん奥にある揚屋町で食堂「三日月屋」を営む花凜と相方の神楽。花凜は少女のころは遊女の見習いである禿だったが、料理の道に目覚めてお店を開いたのだった。「温かくて美味しい料理を遊女たちに食べさせてあげたい」という高い志を持っていたものの、店はまったくはやらなかった。そして迎えた今日この日、店にやってきた花魁に料理をふるまい、「美味しい」と言わせれば借金を当分待ってもらえるのだが、「まずい」と言われれば店を畳んで遊女として身売りすることになっていた……。
  • しのぶ梅 着物始末暦
    完結
    小説・文芸
    3.5
    全10巻680~682円 (税込)
    着物の染み抜き、洗いや染めとなんでもこなす着物の始末屋・余一は、職人としての腕もよく、若くて男前なのだが、人と深く関わろうとしない。一方、余一の古馴染みで、柳原土手の古着屋・六助は、難ありの客ばかりを連れてくる。余一の腕を認めながら、敵対心を燃やす呉服太物問屋の若旦那・陵太郎。朴念仁の余一に片思いをしている一膳飯屋の看板娘・お糸など……。市井の人々が抱える悩みを着物にまつわる思いと共に、余一が綺麗に始末する!! 人情味溢れる筆致で描く、時代小説。
  • 突きの鬼一 饗宴
    小説・文芸
    3.5
    1巻880円 (税込)
    屋形船炎上!謎の浪人団めがけ、八艘飛び! お家騒動で殺された母・桜香院の四十九日法要は御成道沿いの天栄寺で行われた。参列者は嫡男・一郎太と正室の静、兄・一郎太の跡を継いだ北山藩当主・重二郎。それに一郎太の警護役にして無二の忠臣・神酒藍蔵、一郎太の江戸暮らしを物心ともに支える駒込土物店の差配・徳兵衛とその愛娘・志乃。 葉桜に目をやり、母の思い出に浸るかとみえた一郎太が場所柄もわきまえず、博打場に行くぞ、と言い出した。呆れ果てて絶句する藍蔵と、その場に顔を見せた興梠弥佑。弥佑はいわば病み上がり、一連の騒動で負った短筒の傷が快方に向かい始めたばかりだ。 博打には勝ったが、好事魔多し。一郎太ら三人は大川を舟で戻る途中、その後、思いもよらぬ経緯を辿ることになる怪事件に遭遇する。一艘の屋形船を取り囲む四艘の猪牙舟。襲撃者は浪人者十数人。やおら猪牙舟から火矢が放たれた。炎に包まれる屋形船に飛び移った一郎太が目にしたのは、幕府の要人と思しき二人の人物。しかも、その一人には見覚えがあった。 自由気ままな江戸暮らしに、次から次に持ち上がる難事件。鬼一シリーズ新たな展開! 大人気シリーズ! 大好評書き下ろし痛快時代小説第7弾。
  • 寝ず身の子 風烈廻り与力・青柳剣一郎[53] 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    小説・文芸
    3.5
    1巻792円 (税込)
    旗本ばかりを狙う盗人・白ネズミが出没。 八つ目の宝を先に奪うのは誰か? 名前を捨てた男の真実に青柳剣一郎が迫る! 立て続けに同じ手口の殺しがあった。殺されたのは、十年前、盗品を扱った罪で潰された木綿問屋『大黒屋』の元番頭と、盗品と告発した女だった。 当時、身の潔白を訴えたものの、島流しにあった『大黒屋』には、七人の子供がいた。 復讐か? なぜ、今頃? 探索が行き詰まるなか、新たな殺しが!  風烈廻り与力の青柳剣一郎が人を信じる心で復讐の裏にある真相を暴く!
  • 劉裕 豪剣の皇帝
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1巻600円 (税込)
    “史上最強”皇帝を生んだ下剋上! 1000人をこえる叛乱軍をたった一人で殲滅した稀代の剛勇の一代記。 貴族政治が民衆を苦しめた四世紀末の中国・東晋に歴史を激変させる男が出現。 その名は劉裕、貧しい家の出で食うために軍へ入った博徒だ。 戦地では先頭に立ち強敵を次々撃破。 出世すれども学はなく、政治に無関心。 規格外の男が剣の腕だけで切り拓いた道とは。 町の無頼漢から頂点へ。史上最強皇帝の一代記。
  • 島津義弘
    小説・文芸
    3.5
    1巻715円 (税込)
    骨肉相食(こつにくあいは)む戦国の世、島津家は親子兄弟が堅固な団結力をもって、薩摩・大隅・日向、やがては九州全土の征服を目指した。二十歳(はたち)の初陣で大勝した義弘は、輝かしい武名を残すが、関ヶ原の合戦に敗れ、家康陣の前を敵中突破、〃島津の早駈(はやが)け〃で名を挙げ、薩摩藩の繁栄の礎(いしずえ)を築く。南国の猛将の生涯を通して、島津一族の絆(きずな)を描いた長編力作。
  • 生きてこそ 風烈廻り与力・青柳剣一郎[52] 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    小説・文芸
    3.5
    1巻792円 (税込)
    言葉を交わした者は絶命する… 人を死に誘う、老爺の正体は? みすぼらしい物乞い風体の年寄り、名は玉堂。彼と言葉を交わした者は、自ら死を選ぶ―― 世間が老爺を“死神”と畏れる中、風烈廻り与力・青柳剣一郎は、下駄屋夫婦殺しに遭遇。探索を進めるも、下手人の姿を目撃した指物師が不審な自死を遂げる。それもまた死神の仕業とされ騒ぎに。 剣一郎は、人心を惑わす噂を打ち消し、夫婦殺しの真の下手人を見つけられるか?
  • 大店の暖簾 下り酒一番(一)
    小説・文芸
    3.5
    1~5巻704~726円 (税込)
    霊岸島にある酒問屋武蔵屋は、上方からの高級酒下り酒を扱う大店だ。だが商才のあった主の市郎兵衛が亡くなり四年、武蔵屋の商いは火の車になっていた。市郎兵衛の妾腹三男の卯吉は、主にはなれない。そりの合わぬ長兄の市太郎や義母のお丹に冷たく当たられながらも、心通う者たちと店の切り回しに奔走する日々。新酒番船で一番となった銘酒灘桜の新酒が千樽届くことになっていたが、春の嵐に遭ったという報に武蔵屋一同青ざめる。
  • 両国の神隠し~大江戸木戸番始末~
    小説・文芸
    3.5
    1~14巻616~726円 (税込)
    両国広小路に流れ着いた新任の木戸番、杢之助。仕事熱心と評判の彼は、古巣の四ツ谷左門町をある事情から逃げ出した過去を持つ。ある日、両国界隈で神隠しの噂が流れ、八百屋の息子、留吉が消えてしまう。天狗の仕業だと町の面々が怯える中、杢之助は留吉の捜索を買って出るのだが……。己の過去を隠しつつ町の平穏のために奔走する男、杢之助の新シリーズ始動!
  • 風巻【しまき】 伊豆春嵐譜
    小説・文芸
    3.5
    1巻2,640円 (税込)
    明治7年、伊豆入間村。村の漁師・達吉は嵐の海から異人を救った。匿えばお咎めを受けると承知しながら、達吉は彼を助けることを決意する。異国と日本がまだ分断された時代、心触れ合わせた人々の清廉な姿。〈ニール号沈没〉の史実から紡がれた渾身の歴史小説。
  • マンガ 論語と孔子I
    小説・文芸
    3.5
    1~2巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◎落合陽一氏、推薦! ! 渋沢栄一の 『論語と算盤』の原点! 最強の古典に学ぶ! 自分を磨く “人間学”の教科書が マンガで登場! ! 中国が生んだ 最高の思想家・孔子。 熱き生き様を描いた 一大歴史巨編! 人の道を説く孔子の下には その徳を求めて多くの弟子が集まり 学塾として名声を得る。 一方、魯では重臣の三桓氏が 政権を掌握し、君主・昭公が他国へ 亡命するという事件が起きた―― 「子曰く」で始まる 教えが生まれた 背景とは<? 論語をなんとなく知っているけれど きちんと読んだことがないという方に おすすめの入門書! 論語のルーツに迫る! 二松学舎大学 町泉寿郎先生の 解説付き!
  • 白菊の声 風烈廻り与力・青柳剣一郎[51] 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    小説・文芸
    3.5
    1巻792円 (税込)
    「あっしは、殺ってねえ」無実を叫ぶ職人と、それを信じる許嫁。だが、処刑の時迫る!愛する男の濡れ衣を晴らしてほしい―風烈廻り与力青柳剣一郎は、おくみという町娘から急な嘆願を受ける。聞けば許嫁である指物師の与吉が道具商殺しの罪で捕縛されたという。無実を信じるおくみの切なる願いに同情し、剣一郎を探索を始める。しかし、次々と与吉に不利な証が出てきて、ついには裁きが下ってしまう。極刑のときが迫る中、剣一郎は正義を為せるか?
  • 師弟 新・軍鶏侍
    小説・文芸
    3.5
    1~5巻704~759円 (税込)
    跳べ、若軍鶏(わかしゃも)よ! 息子や弟子たちの成長と旅立ちを見守る日々…。七年の歳月が過ぎ、齢(よわい)五十四となった園瀬藩の道場・主岩倉源太夫。だれにも避けることのできぬ“老い”を自覚しつつも、かつて退けた剣士の挑戦を再び受けて立つ。挑戦者の註文は「真剣で」だった―(『歳月』)。道場を開いて弟子を持ち、後添いにみつを娶って、思いがけず子を得た源太夫。息子の成長と旅立ち、弟子の苦節と克服を見守る、逃徹した眼差しの時代小説4篇を収録。軍鶏侍シリーズ新展開の第1弾!
  • 溝猫長屋 祠之怪
    値引きあり
    小説・文芸
    3.5
    1~5巻492~508円 (税込)
    猫まみれ長屋の奥にある祠に、毎朝お参りすることになった溝猫長屋の年長組、十二歳の忠次たち四人。そのお多恵の祠の力なのか、忠次たちは幽霊を感じることができるようになる。桶職人の倅、忠次は「見る」ことが、提灯屋の倅、新七は「嗅ぐ」ことが、油屋の倅、留吉は「聞く」ことができるようになった。将棋盤の職人の倅、銀太だけは何も変わらない。お多恵の祠は、はたして長屋の子供たちの守り神なのか、それとも!?
  • 旅路 上
    小説・文芸
    3.5
    1~2巻800~880円 (税込)
    池波正太郎のヒロイン、仇討の旅 彦根藩の勘定方・三浦芳之助が斬殺された。 下手人は御目付方・近 藤虎次郎らしい。 男は逃亡し、藩庁は三浦の若妻・三千代に実家へ戻るようにと沙汰した。 納得出来ぬ三千代は敵討ちのため故郷を出奔、 道中危難に見舞われるが、堀本伯道と名乗る謎めいた老人に救われる。 美しくしなやかな武家の女の数奇な運命を描く傑作長編。
  • 酔象の流儀 朝倉盛衰記
    小説・文芸
    3.5
    1巻836円 (税込)
    越前の名門、朝倉家。五代当主・景孝のころ、軍奉行を務める朝倉宗滴は生涯初めての敗北を喫する。能登深くに攻め入るも味方の裏切りに遭い、総崩れとなった。その撤退戦の中で宗滴は15歳の若者と出会う。のちの山崎吉家だ。吉家は敗戦の惨劇を目の当たりにして心が壊れ、言葉を失っていた。責任を感じた宗滴は吉家を手元に置き、親子のように接する。その後、仏門修行を経て周りの民とも打ち解け、吉家はついに言葉を取り戻す。だが、吉家24歳のとき、思わぬ災難が降りかかる。実父・祖桂が謀反を企てて露見し、打ち首となったのだ。宗滴は所領半分と引き換えに吉家を救う。時が経ち、朝倉家当主は父・孝景の後を継いだ義景の代になる。軍事は宗滴に、政務は従兄の朝倉景鏡に委ねられた。宗滴は加賀に攻め入り、一揆勢を次々に討ち果たしていった。だがついに陣中に倒れ、後事を吉家に託した。また、育成していた吉家以外の四将にも加賀侵攻の継続を指示したうえで病没する。命の恩人であり父親代わりであった宗滴の遺命に従い、吉家は朝倉家を守ることを固く誓う。が、のちに将軍となる足利義秋の保護、織田信長の畿内進出、宗滴門下・五将内の対立、そして当主・義景の気紛れと、時代の波に翻弄された名門朝倉家の土台は根底から揺らぎ始めていた。そこで吉家が打った秘策とは!
  • 花影の花 大石内蔵助の妻
    小説・文芸
    3.5
    1巻800円 (税込)
    赤穂浪士・大石内蔵助の妻、りく。 忠臣として語り続けられる大石内蔵助ではなく、その妻にスポットライトを当てた、影の「忠臣蔵」。 討ち入り後、りくは遺児となった大三郎とともに生きるが、その生涯は哀しいものだった。赤穂に嫁ぎ、夫を支え、そして夫亡き後は忠臣たちの遺族のもとをまわるなど、最期まで武士の妻であった。そんなりくの人生を平岩弓枝が鮮やかに描き出した傑作長編。涙なくしては読めません。 第25回吉川英治文学賞受賞作。 ※この電子書籍は1990年に新潮社より刊行され、文藝春秋より2020年12月に刊行した文庫版を底本としています。
  • 伊勢物語 在原業平 恋と誠
    千百年前から伊勢物語は読み継がれ、ふるくから在原業平はプレイボーイの代名詞だった。業平の「色好み」とはいったいどういうものなのか――多くの読者を獲得している『小説伊勢物語 業平』の著者が自ら小説に紡ぐうちに浮かび上がってきた「雅」という人間力に迫る! 「英雄、色を好む」ということわざがある。現在ではセクシャルハラスメントになりかねないが、長らく続いた男尊女卑の社会では、それをよしとしてきたことを表すフレーズとも言える。英雄ではないにしても在原業平もしばしばこの文脈でプレイボーイの代名詞として人々の口の端にのぼってきた。しかし、業平の「色好み」は単に女性との性愛に執着することとは違うのではないか――見えてきたのは、現代にも通じる豊かな人間関係を構築できる能力だった。そして「雅」とはその能力に裏打ちされた人間的な余裕だとも。社会が多様性を認めることを人々に求める現代人にこそ、その優れたコミュニケーション力を、業平から学ぶところは大きい。 伊勢物語は恋愛の教科書ともしばしば言われる。つまるところ、男はいい女に育てられ、成長した男がいい女を育てる、それも思いを歌に詠むことによって。それゆえに言葉のコミュニケーション力の高さが求められる。その能力は恋愛以外の人生も豊かにするものになるだろう。
  • くちばみ
    小説・文芸
    3.5
    1巻2,178円 (税込)
    血で骨を洗う斎藤道三「父子の相克」一代記。  古く蝮を「くちばみ」と呼んだ。鋭い毒牙を持つその長虫は、親の腹を食い破って生まれてくるという――。  時は戦国、下剋上の世。「美濃の蝮」と畏れられた乱世の巨魁・斎藤道三は、京の荒ら屋で生を受けるも、母に見捨てられ、油を舐めて命を繋いでいた。油売りを生業にどん底から這い上がった父子は、いつしか国盗りという途轍もない野望を抱くようになる。狙うは天下の要・美濃国。父に続き美濃入りした道三は、守護・土岐頼芸を籠絡し、側室・深芳野と密かに心を通わせる。一方で、父の歪んだ支配欲に苛立ち、血の呪縛から逃れようと毒殺を夢想するようになる。政敵を次々に抹殺し、遂に主君頼芸を追放し、名実ともに国主となった道三。ところがその頃、長男義龍の胸中には、父への嫉妬と憎悪が渦巻いていた・・・。  本作品は、下剋上を成し遂げながらも実子に殺される道三の生涯を、三代にわたる「父子の相克」をテーマに活写する新感覚時代小説。「暴力と情愛」の筆運びはますます磨かれ、「悪の爽快感」に溢れる物語世界は圧巻! まさに花村時代小説の到達点と言える作品です。
  • はないちもんめ
    小説・文芸
    3.5
    1~7巻649~792円 (税込)
    八丁堀の同心たちの役宅近く、北紺屋町に料理屋“はないちもんめ”はある。口やかましいが食材選びの目利きの大女将・お紋、美貌で姉御肌の女将・お市、そして女だてらに啖呵を切る見習い娘・お花。女三代が営む賑やかな店に、常連の同心・木暮が浮かぬ顔で現われる。横行する追い剥ぎを捕えられずにいるというのだ。女三代がかしましく事件を解決する新シリーズ第一弾!

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