上杉鷹山 財政危機を打開した名君の生涯

上杉鷹山 財政危機を打開した名君の生涯

709円 (税込)

3pt

3.5

江戸期のもっとも優れた改革者・上杉鷹山の仕法と生き方を描いた、書き下ろし長編小説である。江戸開幕から百数十年、米沢藩十五万石は、幕府への領地返上も考えざるを得ないほど、財政窮乏の極みにあった。そんな状況のもとで、日向高鍋藩から養子に入った治憲(鷹山)は、十七歳で上杉家の家督を継ぎ、さっそく藩政改革に着手する。名門であるがゆえに家臣の抵抗は強く、まず自らが襟を正すとともに、思い切った人材の登用で、藩士の意識改革に努める。その上で、倹約の奨励、漆・桑・楮の植立てや縮布製造など殖産興業を推進し、財政基盤を整えていくのである。本書では、改革に取り組む治憲を、剣の奥義を極めることを目指す若き武芸者の生きざまと対比しながら描くことにより、治憲のこころの内を見事に引き出していく。作家と会社社長の二足のわらじをはく著者だけに、ひと味違った新鮮な味付けがなされた鷹山像が描かれている。

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上杉鷹山 財政危機を打開した名君の生涯 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    名君上杉鷹山の文庫。武士とは何か、農民が働くことに生きがいを見つける為にはどうすべきか、当時としては斬新な改革に着手する手腕。米沢藩を立ち直らせた優れた指導者。

    0
    2011年10月11日

    Posted by ブクログ

    藩の経営危機にどう立ち向かって行けばいいか、より良い藩の運営のためにどのような手法を取るか…。若くして藩主になった鷹山は、まず武士とは何かという定義そのものから考えていく。それが、生涯の命題になる。現代でも、物事を定義し、皆で共通の意識を持つことが大切である。複雑な社会、価値観が様々な社会だからこそ

    0
    2013年05月20日

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