陽炎（かげろう）の符牒～日暮左近事件帖～

藤井邦夫

公事宿「巴屋」の出入物吟味人日暮左近は、かつて秩父忍びの仲間で許嫁だった陽炎から助けを求められる。陽炎のいる下野国宇都宮藩江戸下屋敷に向かった左近だったが、陽炎は戸田家藩主の養子の御守をするなかで怪我を負っていた。陽炎の願いを受けた左近と幼き後継ぎを襲う刺客たち。激闘が始まる――。迫力の剣戟に手に汗握る藤井邦夫の代表シリーズ第五巻。（『修羅活人剣 日暮左近事件帖』改題）

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 歴史・時代 / 歴史・時代小説
• 出版社: 光文社
• 掲載誌・レーベル: 光文社文庫
• 電子版発売日: 2019年10月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★☆]

今回は若い秩父忍びたちの登場で、左近さんと陽炎が活躍する。
二荒忍びとの闘いには苦戦しつつもいつもの躍動感があって楽しめた。

どんどん悪い奴らをやっつける左近さん。今回もカッコいい^^

[ブクログ · ★★★★☆]

内容（「BOOK」データベースより）

公事宿「巴屋」の出入物吟味人日暮左近は、かつて秩父忍びの仲間で許嫁だった陽炎から助けを求められる。陽炎のいる下野国宇都宮藩江戸下屋敷に向かった左近だったが、陽炎は戸田家藩主の養子の御守をするなかで怪我を負っていた。陽炎の願いを受けた左近と幼き後継ぎを襲う刺客たち。激闘が始まる―。迫力の剣戟に手に汗握る藤井邦夫の代表シリーズ第五巻。

令和5年7月29日～8月3日

[ブクログ · ★★★★☆]

秩父忍びの陽炎は、一族の復活を夢見て、将軍の幼子の警護を引き受ける。
陽炎の危機は見過ごせない左近も、肩入れする。

忍者同士の壮絶な戦い。
死闘を繰り広げる文章表現が、手に汗を！

[ブクログ · ★★★☆☆]

陽炎は過去に生きる女
秩父忍者復興を夢見るが、自分が育てたみなしごたちは成長の途中だし左近は振り向いてくれないし
忍者同志の壮絶な戦いの後、のんびり公事宿の主とヤマを終えるアンマッチ感が今回は楽しかった（笑）

[boof · ★★★☆☆]

滅び行く者達

公事宿の見届け人としての仕事の裏に、やはり、忍びの者達との熾烈な戦いが有る。滅び行く忍びの悲哀を感じる。陽炎は、もう秩父に引っ込んでいて欲しい。