突きの鬼一 饗宴

突きの鬼一 饗宴

880円 (税込)

4pt

3.5

屋形船炎上!謎の浪人団めがけ、八艘飛び!

お家騒動で殺された母・桜香院の四十九日法要は御成道沿いの天栄寺で行われた。参列者は嫡男・一郎太と正室の静、兄・一郎太の跡を継いだ北山藩当主・重二郎。それに一郎太の警護役にして無二の忠臣・神酒藍蔵、一郎太の江戸暮らしを物心ともに支える駒込土物店の差配・徳兵衛とその愛娘・志乃。

葉桜に目をやり、母の思い出に浸るかとみえた一郎太が場所柄もわきまえず、博打場に行くぞ、と言い出した。呆れ果てて絶句する藍蔵と、その場に顔を見せた興梠弥佑。弥佑はいわば病み上がり、一連の騒動で負った短筒の傷が快方に向かい始めたばかりだ。

博打には勝ったが、好事魔多し。一郎太ら三人は大川を舟で戻る途中、その後、思いもよらぬ経緯を辿ることになる怪事件に遭遇する。一艘の屋形船を取り囲む四艘の猪牙舟。襲撃者は浪人者十数人。やおら猪牙舟から火矢が放たれた。炎に包まれる屋形船に飛び移った一郎太が目にしたのは、幕府の要人と思しき二人の人物。しかも、その一人には見覚えがあった。

自由気ままな江戸暮らしに、次から次に持ち上がる難事件。鬼一シリーズ新たな展開! 大人気シリーズ! 大好評書き下ろし痛快時代小説第7弾。

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突きの鬼一 饗宴 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年07月06日

    突きの鬼一シリーズ七巻目。前作で大団円となって終わったと思ったら続いていた。
    殿様から完全に浪人となった鬼一は相変わらずのお人好し。困った人を助けるだけでなく、犯人探しにも熱心にハマって行く。幕府の重臣達へも過去の繋がりから簡単に懐に入ってゆく。今回の剣での勝負は護衛の友人達に助けられていたが、最後...続きを読む

    0
    購入済み

    突きの鬼一

    2021年12月09日

    藩の収益を決める石高の振り分けが、余りにも大胆に行えた経緯や、家老が裏金に走る必要性等、もう少し掘り下げたほうが展開に深みや幅をもたらしたのでは。全体的には一郎太の人となり、剣劇等面白味のある仕上がりと感じました。

    #カッコいい

    0

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