歴史・時代小説の検索結果
検索のヒント
検索のヒント
■キーワードの変更・再検索
記号を含むキーワードや略称は適切に検索できない場合があります。 略称は正式名称の一部など、異なるキーワードで再検索してみてください。
■ひらがな検索がおすすめ!
ひらがなで入力するとより検索結果に表示されやすくなります。
おすすめ例
まどうし
つまずきやすい例
魔導士
「魔導師」や「魔道士」など、異なる漢字で検索すると結果に表示されない場合があります。
■並び順の変更
人気順や新着順で並び替えると、お探しの作品がより前に表示される場合があります。
■絞り込み検索もおすすめ!
発売状況の「新刊(1ヶ月以内)」にチェックを入れて検索してみてください。
-
銀嶺のかなた
信長の命で前田利家・利長父子が能登入国! 歴史時代小説の第一人者・安倍龍太郎の集大成! 戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めた――。 織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌で〈上様の近習〉となった利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。 本書の冒頭は、柴田勝家率いる織田勢と上杉勢が激しく争う「手取川の戦い」。そこで手痛い敗北を喫するも、謙信の急死で形勢を挽回した織田勢は加賀ばかりか能登、越中の大半を支配下に組み込んでゆく。信長の馬揃えのため上洛した利家にもたらされたのは、「能登一国を任せるゆえ励め」との言葉だった。さらに利長は信長の近習、さらに娘婿にまで取り立てられる。 しかし、国持大名として能登一国をどう収めるのか? 越中への侵攻の行方は? 数々の難題に立ち向かう前田利家のもとに、まさかの本能寺における信長の訃報が届けられ……。 -
豆は煮えたか
手を重ねて観える未来が心を癒す時代小説 深川佐賀町の水茶屋「ささげや」の女将・お玉。彼女は、人の掌に触れると、その人の「人生の束の間が観える」という不思議な力を持っています。悩みを抱えた人々が「豆は煮えたか」という符牒を合図に彼女を訪れ、その不思議な力に導かれていきます。お玉自身も、悲しい事故で夫を失っています。お玉をはじめ、人知れず特別な力を持つ者たちが織りなす連作短編集です。 ささげやの女将お玉は、名物の豆餅を売る水茶屋を営んでいます。しかし、彼女にはもう一つの顔がありました。訪れる客の掌に触れることで、その人の未来を垣間見る力。それは本人が望んだものではなく、彼女自身も「あまり気の進む生業ではない」と感じています。 しかし、夫と営んでいたささげやの名物、豆餅をお玉はどうしても上手くつくることができません。女の腕で餅をついても目指すものはできず、小豆を煮ても火加減、塩加減、砂糖の加減までまるで見当違いで、恋しい味にならないのです。客の評判も下がるいっぽうで、どのみち来ない客を待つならと、気が進まないながらも求められると占いをしています。 あるとき、親の決めた縁談と想い人との間で悩む娘、おこうが店を訪れます(「豆は煮えたか」)。お玉の力は、ただ未来を告げるだけでなく、相談者が自らの足で幸せな道を選ぶための、ささやかな道標となっていきます。 本作の魅力は、お玉だけにとどまりません。物語が進むにつれて、それぞれ異なる不思議な力を持つ人物たちが登場し、彼らの運命が交錯していきます。不思議な力を通して描かれるのは、懸命に生きる人々の姿であり、彼らを支える温かな人の縁。登場人物たちが紡ぐ優しさに触れるたび、心がじんわりと温かくなる。読み終えた後、ささげやの豆餅が食べたくなるような、滋味深い一冊です。 -
憧れ写楽
蔦屋が隠した謎の絵師、写楽の真実とは? 多くの傑作を残し、約10ヵ月で姿を消した「東洲斎写楽」。 この謎多き絵師にふたたび筆をとらせたい老舗版元の主・鶴屋喜右衛門は、「写楽の正体」だと噂される猿楽師、斎藤十郎兵衛のもとを訪れる。 だが、斎藤の口から語られたのは、「東洲斎写楽の名で出た絵のうち、幾枚かは某の絵ではない」「(自分は)本物の写楽には及ばない」という驚愕の事実。さらに斎藤が「描いていない」絵のなかには、写楽の代表作とされる「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」も含まれていた。 写楽はふたりいた――。そう知った喜右衛門は、喜多川歌麿とともにもう一人の写楽探しに乗り出す。しかし、写楽を売り出した張本人である蔦屋重三郎が妨害しはじめ……。果たして、本物の写楽の正体とは。そして、蔦屋重三郎と写楽との関係とは。 大田南畝、山東京伝、歌川豊国など、この時代の文化人たちも次々と登場! 蔦屋重三郎を主人公とする2025年大河ドラマ「べらぼう」と共通する世界で繰り広げられる時代ミステリです。 -
まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖
本格ミステリ×捕物帖! 大胆トリックの意欲作 本所一帯を縄張りに、十手を預かる若い岡っ引きの佐吉。 「相生町の親分」と呼ばれた亡き父の人徳で、周囲の人々に顔を立ててもらってはいるが、いまだ自分の生業に自信が持てずにいる。 ある朝、大川で若い女の死体があがった。裸に剥かれ、真新しいあざと傷だらけ。顔は腫れあがり髪まで剃られているという惨たらしい有様だった。 佐吉はさっそく女の身元を調べ始めるが、いくら聞きまわっても杳として知れない。 下手人は誰か。それ以前に、殺された女はいったい誰なのか? 町医者の秋高とタッグを組み、突き止めた事件の真相とは―― 新婚早々に殺された妻と消えた夫。 死体のそばに二十四文銭を残す辻斬り。 寿命が尽きる寸前に殺された男…… 男たちの意地。女たちの覚悟。執念と因縁が渦を巻く。 江戸を舞台に仕掛ける大胆不敵なトリック。 著者渾身の時代物本格ミステリ連作集。 -
火の神の砦
愛と裏切りと、衝撃の真実! ときは戦国。陰流の祖・愛洲久忠(移香斎)は、神々の国・出雲で「この世にないはず」の刀剣と出会います。 「とうに滅びた備中青江鍛冶の新作に見えた……」 この刀こそ、若き剣豪の理想を体現していました。 久忠は又四郎という陽気な若侍と、山奥をさまよいます。ようやくたどり着いたのは、年寄から赤子まで、女だけで暮らしている隠れ里。そこで出会うのは、女たちの驚くべき風習、いのちを脅かすものたち、雪舟という奇妙な老人……。 なんとしても生きのびようとする誇り高き女たちは、久忠の求める刀をつくることを条件に、「私たちを守ってほしい」と、次から次へと難題を持ち込みます。 久忠たちの運命や、いかに? -
火定
パンデミックによって浮かび上がる、人間の光と闇。これほどの絶望に、人は立ち向かえるのか。時は天平、若き官人である蜂田名代は、光明皇后の兄・藤原四子(武智麻呂、房前、宇合、麻呂)によって設立された施薬院の仕事に嫌気が差していた。ある日、同輩に連れられて出かけた新羅到来物の市で、房前の家令・猪名部諸男に出会う。施薬院への悪態をつき、医師への憎しみをあらわにする諸男に対して反感を持つ名代だったが、高熱に倒れた遣新羅使の男の面倒をみると連れ帰った行為に興味も抱く。そんな中、施薬院では、ひどい高熱が数日続いたあと、突如熱が下がるという不思議な病が次々と発生。医師である綱手は首をかしげるが、施薬院から早く逃げ出したい名代は気にも留めない。だが、それこそが都を阿鼻叫喚の事態へと陥らせた、“疫神”豌豆瘡(天然痘)の前兆だったのだ。病の蔓延を食い止めようとする医師たちと、偽りの神を祀り上げて混乱に乗じる者たち――。疫病の流行、政治・医療不信、偽神による詐欺……絶望的な状況で露わになる人間の「業」を圧倒的筆力で描き切った歴史長編。 -
レオン氏郷
先の見えすぎた男が背負った重き十字架――織田信長が惚れこみ、豊臣秀吉がその器量を畏れた武将・蒲生氏郷の生涯を描く長篇小説。信長に見出されて娘婿となり、その薫陶を受けて武将として成長する蒲生氏郷。世界とわたり合える国をつくるために天下統一を急ぐ信長の志を理解し、その実現をめざして邁進していた氏郷だったが、長島一向一揆での惨劇を目にして、心が大きく揺らぎ始めていた。信長亡き後、その遺志を受け継ぐと思われた秀吉に従い、数々の合戦で功を立てた氏郷は、会津百万石の太守になる。しかし、秀吉が私利私欲にとらわれていた事実を知り、志を遂げるために独自の道を歩むことを決断したのであった……。茶人やキリシタン大名としても知られている蒲生氏郷には、文武に秀でた器量に危機感を覚えた秀吉が毒殺したとの説もある。その謎を解き明かすと共に、著者独自の解釈とグローバルな視点で、蒲生氏郷の人生を骨太の筆致で描いた力作。 -
ロココの裏の欲望
モーツァルトはあらゆるジャンルで名曲を残していますが、彼自身は音楽形式の中で総合芸術たるオペラを最高峰に位置づけていました。本書ではモーツァルトの名作オペラ7作品を、「愛」をテーマに読みといていきます。18世紀の優雅、華麗なロココ社会では、表面は徹底的に上品にとりつくろわれ、人間が本来持っている感情や欲望を表すことはタブーとされていました。オペラもまた、ひたすら美しく心地よいものであることを求められていた中で、モーツァルトはあえてタブーを破り、決してきれいごとだけではないありのままの人間の姿を、オペラの中で描きだしてみせたのです。最も具象的な表現形態であるオペラでは、モーツァルト自身の愛の苦しみや喜びが、一音一音にのせられて、または歌詞の中で如実に吐露されています。時代によりモーツァルト像はさまざまに変貌していますが、人間としてのモーツァルトの真情を聴きとり、その真実の姿に近づくために、多くの方にぜひ読んでいただきたい一冊です。 -
天保釣り合戦顛末記
爆笑!爆釣!エンターテインメント時代長編! 刀や槍ではなく竹竿を手に、庄内侍たちが藩の危機に立ち上がる! いまこそ磨き上げた“釣道”で、幕府の黒幕・水野忠邦を釣りあげろ!! ある日、こっそり城を抜け出し、磯釣りに興じていた庄内藩藩主・酒井忠器の元に驚愕の知らせが届く。それは幕府から出された、あまりにも理不尽な所替えの沙汰だった。実はこの命令の裏には老中・水野忠邦の企みがあり……。 突然訪れた藩の危機に忠器の決断は――「明日より、藩をあげての釣り勝負を行う!」 えっ、もしかして殿ご乱心? 一体どうなる庄内藩!? 『超高速!参勤交代』『幕末まらそん侍』『引っ越し大名三千里』など、映像化作品多数の著者による、爆笑!爆釣!一気読み必至のエンターテインメント時代長編!! 日本中の釣り好きたちよ、嵐の日にはこれを読め。 -
高野山
鮮烈の密教小説誕生! 信長の骨、光秀の首―― 霊山に眠る謎の扉が、いま開く。 天正八年、高野山大門がノブナガ配下「黒母衣衆」により火をつけられ炎上する。 高野客僧・木食応其は、比叡山の二の舞になるのを避けるべく、密教秘術を使いこなす修験者ナビキらにノブナガ軍との戦いの準備を始めさせる。 一方、高野の地には、折檻状をつきつけられ、織田家筆頭家老の座を追われた佐久間信盛が流れてくる。 ノブナガの佐久間への非情な仕打ちを知ったミツヒデは、自らの心に溢れ出た主君への不信を次第に抑えられなくなっていく――。 霊山・高野に滾る静かな鼓動。 それはやがてノブナガの野望を打ち砕く“あの事件”を引き起こす。 誰にも描けなかった戦国秘話がここに。 鮮烈の密教小説誕生!! -
ツタンカーメン 古代エジプトとファラオの黄金時代
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エジプト史で最も有名な王の一人、ツタンカーメン王の生涯を、美しい写真を使ってひも解く。様々な遺跡を訪ねながら古代人の生き様を探る。 異端と混乱の時代に生まれたツタンカーメンは、幼くしてエジプトの王位を継承し、莫大な富と権力を手に入れた。そして10代でこの世を去り、想像を絶する財宝と共に埋葬された。それから3300年以上の後、彼の墓が発見され、世界中で古代エジプトブームが巻き起こり、彼は一躍有名になった。今日でも彼の類まれなスター性は衰えていない。 本書の前半「Part 1 古代の王、現代の偶像」は謎に包まれたツタンカーメン王の生涯を、美しい写真をふんだんに使ってひも解いていく。また、後半の「Part 2 エジプトの墓と財宝」では、ピラミッドや王家の谷などのエジプト遺跡を訪ねながら、ミイラと来世に執心した古代人たちの生き様を探る。 -
えにし屋春秋
身寄りの子どもたち十五、六人と暮らす孤児・信太。物乞い稼業で糊口をしのぐ毎日だ。だが、どうしても実入りのなかった日、信太は一緒に物乞いをするおみきさんに連れられ、〈えにし屋〉を訪ねる。信太たちを出迎えたのは、お初という妖しくも美しい女。一方同じ頃、三十路を過ぎと見える、やけに疲れ果てた夫婦もお初を訪ねていた。五年前行方知れずとなった一人息子を探してほしいという。今になって何故。二組の客になぜか心を揺さぶられるお初。つなぐも切るも容易ではない縁(えにし)。真剣に扱うならなおのこと――。人生の光と影を描く、身も心も震える傑作時代長篇サスペンス! -
口出し屋お貫
「口入れ屋は商売だけど、口出しするのは性分なんで」 若き女主人と元花魁が、人にからまる糸を解く! 著者好評の江戸人情話、最新作! 二十七にして三度目の奉公先から暇を取ったおれんは、昔馴染みの口入れ屋を訪ねた。帳場には見慣れぬ小娘。 口入れ屋の主人と言えば、酸いも甘いも噛み分けた食えない年寄りが相場である。ただの留守番に違いない――が。 「あたしは先代時三の孫で、貫と申します。二年前にこの店を継ぎまして、今年二十二になります」 それぞれの奉公先を辞めた経緯を語らせるお貫に反発して、おれんは店を飛び出す。別の口入れ屋に断わられ、通りで再会した元の主人には不義理をなじられ、疲れ果てて戻った部屋には、お貫が待ちかまえていた……。 -
海賊忍者
【第15回 小説 野性時代 新人賞受賞作】 選考委員・冲方丁賞賛! 「書き手の心をとらえて離さない面白い何かを、 渾身の力で形にしようとする熱量に圧倒されました」 伊賀忍者・向井正綱は、甲賀衆に襲われている市女笠の少女を助ける。少女――雪姫は伊勢の戦国大名・北畠具教の愛娘。織田信長の子・茶筅丸への輿入れが決まっていたが、不本意な婚礼を嫌い、織田家の非道を京の幕府に訴え出ようとして狙われたのだった。 「北畠を、伊勢を、お助けください!」 姫君の懇願を聞き入れた正綱。山野を駆け滄海を渡り、甲斐の武田を引き入れ熊野水軍をも動かす。敵は信長。織田の大軍との大勝負が、はじまる……! -
最後の甲賀忍者
幕末・ミッション・インポッシブル! MISSION 『幕末最後の戦いで見事活躍し、甲賀忍者ここにありと知らしめ、武士の地位を獲得せよ!』 幕末、江戸幕府が大政奉還をし、旧幕府と薩摩・長州の間で大きな戦が起ころうとしているその時、〝元〟忍びの里・甲賀は揺れていた。忍びとして戦国では大いに活躍したにもかかわらず、戦がなくなると時の権力者たちは難癖をつけて身分と領地を没収。気づけば忍びの術は失われ、百姓として困窮するまでになっていた。そんな折の大戦。忍びの技を再び世に示し、甲賀忍者ここにありと知らしめれば、武士の身分につけるのでは――。そんな願いのもと、集められた甲賀の里の若者たち。その中でも、鬼っ子・山中了司、宮司見習い・安井金左衛門、箱入り息子・大原伴三郎、誇り高き血筋・鵜飼当作、少々年の行った薬術師・間瀬勘解由の五人組は喧嘩ばかりのはちゃめちゃで!? 幕末を駆け抜けた「最後の忍者」の活躍を描くノンストップ・エンターテインメント時代小説! -
歴屍物語集成 畏怖
歴史小説家たちが紡ぐ時代の違う5つの物語が、あるひとつの「怪異」で繋がる。 読後に訪れるこの震えは、恐怖か、驚愕か――? 異端にして傑作の歴史小説集、ここに誕生。 5つの「畏怖」が、この国の歴史を塗り替える 矢野 隆 有我 ――鎌倉時代、壱岐。元寇に抗う男に訪れたある異常。 天野純希 死霊の山 ――室町時代、近江比叡山。霊峰に現れた狐憑きの正体は。 西條奈加 土筆の指 ――江戸時代初期 中部地方。墓の土饅頭から土筆が生え……。 蝉谷めぐ実 肉当て京伝 ――江戸時代後期、江戸市中。山東京伝の妻は、自らを「人魚」だという。 澤田瞳子 ねむり猫 ――江戸時代末期、大奥。城内に現れる不可思議な病。 -
気散じ北斎
希代の絵師・葛飾北斎とその娘・お栄。 数十年にわたる奇妙な親子の絆。 そして蔦重や写楽、歌麿らとの 交わりのなかで浮かび上がる、驚愕の真実とは? 25年大河ドラマ主人公・蔦屋重三郎も登場の傑作時代小説! あんたは私で私はあんた―― 絵師・葛飾北斎は後妻の連れ子であるお栄(後の葛飾応為)と初めて出会ったとき、 手本と寸分たがわぬ線で蛇の絵を見事に描く姿に驚く。 お栄が酒癖の悪い実の父親から虐待を受けていたことを告白すると、 北斎は一生をかけてお栄を守ると誓うが… 合わせ鏡のような北斎とお栄の奇妙な親子関係と版元の蔦屋重三郎、東洲斎写楽、喜多川歌麿、渓斎英泉ら絵師との交わりのなかで、 ある驚愕の真実が浮かび上がる――綿密な時代考証と斬新な着想で描く傑作長編小説! 「「狂」を生きる北斎の知られざる豊かなエピソードを活写した傑作」 菊池仁(文芸評論家) -
王の綽名
禿頭王、肥満帝、青歯王、合羽王、長脛王、金袋大公、ドラキュラ公、助平ジジイ……今も伝わる55の王の綽名から、近代ヨーロッパのなりたちがわかる。ゴシップとスキャンダルに彩られた、華麗で野蛮な中世・近世欧州史! 『小説フランス革命』や『ナポレオン』をはじめ、スケールの大きな歴史小説で多くのファンを持つ直木賞作家・佐藤賢一氏が、中世から近世にかけてのヨーロッパの王の「綽名」にまつわる逸話を在位の時代順にひもといていく歴史エッセイ。1話=4ページのエスプリの効いたコラム集という趣きで、寄席の謎解きのように軽妙な語りが時空をまたいで逸話と逸話をつないでく。読んでいるとはっと掌を打ったり、思わず吹き出したり。 本書に登場するのは、9世紀のフランス・ドイツ・イタリアの元となったフランク王国の王から19世紀の二月革命で廃位されるフランスの「市民王」まで56人。北欧のヴァイキングや戦乱やまぬイベリア半島の王も登場し、星雲状態だった中世ヨーロッパがほぼ現在の国々の勢力図になっていくまでの1000年が活写される。残虐非道な謀略、親子兄弟の骨肉の争い、結婚や世継ぎを巡る醜聞、そこにカトリック教会など宗教がからみ、時に100年も続く戦争に発展する。まさに血で血を洗う歴史である。 -
ヘルンとセツ
小泉八雲とセツ。2人の奇跡の出会いが、異文化を乗り越え、『怪談』を生みだした。 ギリシア生まれのジャーナリスト、ラフカディオ・ハーンと上士の血を引くセツ。2人の宿縁の出会いと文学作品に結実するまでをドラマチックに描く。日本に憧れ東京に上陸したハーンは、英語教師として松江に赴任、誤解からヘルン先生と呼ばれるようになる。版籍奉還により生家は財産を失い、働く場も失ったセツは旅館に滞在中の異国人の女中として奉公する。はじめは会話にも不自由するが、ハーンの日本男性にはない優しさ、セツの武士の娘である毅然とした佇まいに互いに惹かれあうようになる。あるときセツの語る説話にハーンが高い関心を示した…。こうして奇跡的に出会った二人が愛を育み障害を乗り越え、『怪談』を世界に発表する。 -
小説 戦国北条記―伊豆箱根天嶮・関八州の王者
北条氏を取り巻く歴史の流れと、社内的背景、地下(農民や庶民)の暮らし、 人間の運命、各地の地勢・地形を包括に捉え、 北条氏領時代の修正の江戸を表現した第一部 天正十八年(1590年)の小田原の役を中心に、小田原城や伊豆箱根・関八州の百五十余りの支城の戦線を描いた第二部 膨大な史料を索探し、戦場となった現地を取材して制作された、著者デビュー作の歴史小説 (※本書は2009/11/1に発売し、2021/11/11に電子化をいたしました) -
鷗外青春診療録控 千住に吹く風
橘井堂(きっせいどう)医院には今日も子細ありげな患者が訪れる――。東大医学部を卒業後、父の診療所を手伝う森林太郎(鷗外)。ドイツ留学を熱望し、みずからの進路について煩悶しつつも、市井の一医者である父に「理想の生」のあり方を見出してゆく。明治14年、「青年医」の人間的成長を描く連作短篇集。 著者紹介 山崎光夫(やまざき・みつお) 1947年、福井市生まれ。早稲田大学教育学部卒業。85年『安楽処方箋』で小説現代新人賞、98年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で第17回新田次郎文学賞を受賞。小説に『北里柴三郎 雷(ドンネル)と呼ばれた男』『殿、それでは戦国武将のお話をいたしましょう 貝原益軒の歴史夜話』など。医学・薬学関係に造詣が深い。 -
酔芙蓉
武士の世の到来を告げ、貴族の支配を終わらせた平安末期の「保元・平治の乱」。長承三(1134)年。父を亡くした11歳の藤原忠雅は、白い花を携えて末茂流への婿入りの日を迎えていた。手に持つのは、明け方から夕方にかけて色を少しずつ変化させる「酔芙蓉」。その邸で完璧なまでに整った容貌を持つ美少年・藤原隆季と出会う。低い家柄である隆季は、やがてその美貌ゆえに権力者たちの我欲に翻弄されていく。だが龍のごとき男・平清盛と盟を結び、隆季は家のため、出世の階段を登り始める。守るべきは心か、家か--ーー政争を繰り返す貴族たちから一族を守るため、青年は美しき冷たい仮面を被った--高貴な家柄を持つ男と、類い稀なる美貌を持つ男の運命は。 -
日本史10人の女たち
推古天皇(飛鳥時代)、清少納言(平安時代)、葛飾応為(江戸時代後期)……時代の制約にしばられ反発しながらも懸命に生き抜いてきた10人の女たちが、波乱の人生を自らの言葉で語ります。当時の資料、研究成果に基づき主人公たちのキャラクター、台詞に思いをはせた筆者が現代の言葉に置き換えて描く異色の女性史。時代を超えて語りかける10人の言葉は、今まで見えてこなかった「日本女性の歴史」、さらには「もうひとつの日本の姿」を浮き彫りにします。 [目次] 野の声、森の声 縄文のシャーマン 女王と呼ばないで 台与 日出処のわたし 推古天皇 この平城京の片隅で 笠女郎 おもろい女たち 清少納言 水の音 建礼門院右京大夫 森に溺れる 森女 私たちの戦国 高台院おね 月が私について来る 遊女勝山 世界はこの手の中に 葛飾応為 おわりに [人物紹介と解説] 【著者】佐々木 和歌子(ささき・わかこ) 青森県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。専門分野は日本語日本文学。(株)ジェイアール東海エージェンシーにて歴史文化講座の企画運営に携わりながら、古典文学の世界を、やさしくわかりやすく解き明かす著作を重ねる。著書に『やさしい古典案内』(角川学芸出版)『やさしい信仰史―神と仏の古典文学』(山川出版社)など。『古典名作本の雑誌』(本の雑誌社)では中古文学・中世文学を担当。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『日本史10人の女たち』(2018年9月20日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。 -
大友落月記
「新人離れしたデビュー作」と各紙誌が絶賛した『大友二階崩れ』のその後を描いた新作が早くも登場。「泣く英雄」を描いた前作に対し、「武に生きる」男たちがやはり「義」をめぐり繰り広げる熱き物語。大友義鎮(のちの大友宗麟)が当主となった「二階崩れの変」の6年後、強大化した大友家に再び熾烈なお家騒動が出来。通称「小原鑑元の乱」を重臣たちを通して描く。 物語を引っ張るのは『大友二階崩れ』の主人公の長男。当主・義鎮が「政」より美と女を重んじた結果、「二階崩れの変」を平定した重臣たちと当主との間に権力の二重構造ができあがり、政変が勃発する 前作で描かれたのは「義と愛」だったが、今作はもうひとまわりスケールが大きく、一寸先は闇の乱世における「義と利」「情と理」のせめぎあいがダイナミックに描かれる。一貫して流れているのは戦国の世とは言え、誰も戦を望んでいないこと。やむなく戦に臨まねばならなくなった時、どこで人としての筋を通さねばならないか、を各人各様に考え抜いている姿が描かれ、現代にも通じる普遍的なテーマが隠されている。 -
武蔵坊弁慶
源平争乱の時代、悲劇のヒーロー源義経と運命をともにした荒法師・武蔵坊弁慶。後世に怪力無双の豪傑として知られる弁慶のロマンと哀愁を見事に描いた名作を全巻セットで一挙電子化。NHK時代劇、テレビドラマ原作などで何度も映像化された傑作。 ■目次 一 ひぐらし 水鏡 初瀬の夢 笛 貝合せ 雁渡る 市女笠 鎖 八条の女院 別れの月 逢うも哀しき 問答無用 脱兎 巨椋の池 春の跫音 ほくろ 遙かな人 男舞 主従 二 峰の白雪 ちろりん 花にぞめずる 磯天狗 雲の通い路 御輿振り 火つけ猿 青葉日記 夜の鶴 鞦韆 歎きの男 逆浪 馬に寄せて ちちははの唄 かげ弁慶 野ざらし かきつばた 忍ぶ旅路 源氏揃 水鳥 黄瀬の里 三 木匠の響き 夏木立 車大路 怒りの虫 ちろりん流行 雪の陣 旭の抄 緑の中に 遊びをせんとや生れけむ 鼓判官 迅雷 巴の章 地震 大松明 一の谷 都の風 闘鶏記 虹のかけ橋 夢消えにし 禍福 四 小八葉の車 あひる 義経と景時 屋島の灯 玉虫の扇 旗雲 潮 壇の浦 明石の女院 人心表裏 腰越 天南星 玉虫抄 大将軍禍 祝の例 灸 討手選び 堀川夜討 苦悶の人 力ない蛙 五 京の夢 都落ち 亡魂 雪の吉野 ひとり合戦 行衛も知らず 影 地に潜む 鬼謀 瀬を飛ぶ魚 残照 矯め逃げ記 賤のおだまき 白波 黒い風 行家討たれ 静・大姫 六 網の目 比叡 悪僧 静かな怒涛 おのこ・めのこ 静の生涯 奇襲 終りの夜を 富樫 勧進帳 哀しき主従 高館抄 闇 陸奥と鎌倉 錦木 春雷 衣川 -
桎梏の雪
【第15回小説現代新人奨励賞受賞作】 家元の誇りを賭け、青春を捧げ、戦う若き棋士たち。江戸の将棋家の興亡を鮮やかに活写する傑作時代小説。 「江戸時代の棋聖たちが鮮やかに甦る感動の将棋小説。今、若手がしのぎを削る棋士たちの源流がここにある!」―加藤一二三九段 「将棋に関する描写の的確さには感心した。定跡とか詰将棋とか、一行一行が深い知識に裏付けられていなければ、物語はたった一行で瓦解する。しかし作者の将棋への圧倒的な知識に、読み進めていくうちに安堵感に包まれていった。江戸期の将棋界。そこにこんなにも壮大なロマンが広がっていたことに、胸がときめく」―大崎善生(『聖の青春』著者) 「ミステリーの要素も加わり、読者の興味を離さない。真相の描き方も新人離れしている。とんでもない力量の持ち主なのだ。さらに個々のキャラクターも魅力的である」―細谷正充(文芸評論家) あらすじ) 文化六年(1809年)、江戸将棋界の重鎮・九世名人大橋宗英が惜しまれつつ世を去る。しかし、将棋三家、大橋家・伊藤家・大橋家の分家(宗与家)の間での名人後継ぎ選定は家元間の政争激しく、伊藤家の宗看が十世名人を襲名するまでには16年もの歳月を要してしまう。大橋分家七代目当主・宗与は、その間に生じた将棋家の衰退を憂いていた。自身は父宗英から棋才を継ぐことができなかったものの、鬼才・英俊を養子に迎え将棋家再興のため尽力する。養子ゆえの気後れを見せつつも、英俊は名人宗看に次ぐ実力者へと成長していった。妹で初段棋士の弦女も宗与家に活気を与える存在であった。まだ幼い宗与の嫡子・鐐英も、大橋家の弟子・留次郎(後の天野宗歩)と友情を分かち合いながら日々研鑽を積んでいく。しかし、それとは裏腹に本家と分家の間には確執が生じていた…… -
藩邸差配役日日控
“なんでも屋”の日々を綴る静謐な時代小説 江戸時代の総務部総務課とも言える藩邸差配役・里村が、藩邸内の厄介事から政争に至るまで、あらゆる問題を見事に解決する『藩邸差配役日日控』シリーズ2作目です。 里村五郎兵衛は神宮寺藩の江戸藩邸内の揉め事の差配役。“なんでも屋”と揶揄されるほど、揉め事や雑事が大小問わず持ち込まれますが、「誰もやらぬ…いや、できぬお役」を果たすために次女・澪の隠された出自や神宮寺藩の派閥争いを心にしまい、日々の務めに精を出します。 『星月夜』でも、家老の無骨な懐刀と御用絵師の関わりや、澪が小太刀の稽古をつけている奥女中が抱える思いなど、悩みや騒動が巻き起こります。そして、家族が巻き込まれた収賄事件の真相が明らかに…。 人が暮らす中で生まれる思いに誠実に向き合う、五郎兵衛の差配が垣間見える全6編の連作短編集です。 -
八州の風手控え帳
江戸の最強バディ、ここに誕生! いつの時代も子どもから大人まで皆の心を掴んで離さない、あさのあつこの生み出す新捕物帳! ◆あらすじ◆ 「八州廻り」と呼ばれる関東取締出役の任に就く若人・一柳直四郎。最も若く新参者で、村役人にもてなしをねだる術にも、宿の値引き交渉にも通じていない。 目元の下がった色白の童顔は争いごとを好まぬが、理にかなわないことはもっと好まない。好きなものは、少し塩気のある甘い饅頭とうまいお茶。 「揉め事や争いごとは無いがいい。平穏が一番だ」と言いながら村をゆく直四郎のもとへ飛び込んできた一報、それは――「死人が出ました」。 林の中の木にぶらさがっていた首吊り死体は、どうやら自死と言い切れないようで……? 調べるうち、直四郎は巷でその名を轟かす「みみずくの銀蔵」の存在に行き当たった――。 お人好しの若同心×腕利き家人の最強主従《バディ》に魅了されること、まちがいなし! -
三国志
周瑜から陸抗まで、三国志の世界は奥深い! 勇敢な父の孫堅と兄の孫策を継ぎ、長江流域に広大な王朝を築いた孫権。 大国「魏」と対峙し、赤壁の戦いに勝利した。 周瑜、魯粛、張昭をはじめ、この「呉」の国を支えた人物に、新しい光をあてる。 1800年の時を越え、初めて見出された真実とは? 著者の長年のライフワークともいえる「三国志名臣列伝」シリーズ、堂々の完結! 目次 周 瑜(しゅうゆ) 魯 粛(ろしゅく) 張 昭(ちょうしょう) 甘 寧(かんねい) 陸 遜(りくそん) 朱 然(しゅぜん) 陸 抗(りくこう) あとがき『三国志』支流の景色 -
貸本屋おせん
事件を呼ぶ本の虫・おせんが導く出版捕物帳 デビュー作『貸本屋おせん』で歴史時代作家協会賞新人賞を受賞、 業界最注目の著者による、看板シリーズ第2作! 文化年間の江戸浅草。 主人公は女手ひとつで貸本屋を営む〈おせん〉。 謎があるとつい首を突っ込んでしまう、事件を呼ぶ「本の虫」です。 表題作「往来絵巻」は、神田明神祭りが舞台。 宝くじが当たるより稀有でありがた~い、特別な「行列」を出すことになった与左衛門は、我らの偉業を絵として残そうと提案した。 金に糸目を付けず、1年待ってようやく仕上がった祭礼絵巻がついに完成。 しかし…… 絵には一人足りない人物が。消えた「あいつ」は何者だ? 〈おせん〉の推理がさえわたります。 蔦谷重三郎を巻き込んだ江戸出版界を揺るがす謎や、 〈おせん〉の父の死の真相、本仲間で絵師の「燕ノ舎」の最期……。 ちょっとビターで、心温まる、本好き必読の一冊です! 時代を超えて本好きを魅了する出版文化の豊饒さをお楽しみください。 -
まんまこと
大好評「まんまこと」シリーズ、ついに第10弾! 子が生まれ、張り切る新米父の麻之助だが、相談事は待ってくれない。 悪友に妻たちまで巻き込み、 時に怠けながら、今日も果敢に揉め事を捌く! (※よく叱られます) * * * 〈あらすじ〉 「ふじのはな」 高利貸しの婚礼話。めでたい席の前に各所が荒れ模様に―― 「おとうと」 “町名主見習い”の義弟を手伝う麻之助は猫探しを相談されて 「ああうれしい」 “ああ嬉しい”と思わせて欲しい――って、それ町名主の仕事!? 「縁談色々」 縁談の相手探しを次々頼まれる麻之助。ふと見つけた妙案とは 「むねのうち」 与力の屋敷の台所で高価なかんざしが消えた。盗人はどこに? 「だいじなこと」 友人の家で病に倒れた麻之助は“何か”を忘れてしまった気が…… -
かぶきもん
オール讀物新人賞最年少受賞! 歌舞伎小説の新星現る ◆あらすじ 時は文化文政。江戸の芝居は華盛り。 今をときめく色男・菊五郎に芝居の現人神・團十郎が揃い咲けば、たちまちそこはこの世の極楽。 天才狂言作者・鶴屋南北の筆は次々傑作を生みだすも、金が敵の世の中で、ケチな金主とあの手この手の化かし合い! すかっと笑える歌舞伎ものがたり、始まり、はじまり~。 * 文政2(1819)年。江戸歌舞伎の二大スター三代目尾上菊五郎、七代目市川團十郎はそれぞれの芝居小屋で時期を同じくして「助六」を演じる。江戸芝居イチ「粋な男」という役どころの助六は、成田屋市川團十郎が代々演じてきた演目で、上演すれば必ず大入りになるお家芸。対して、”圧倒的劣勢”と見えた菊五郎の助六に人々はなぜか沸き立ち、團十郎の助六は途中で打ち止めになってしまう――(「牡丹菊喧嘩助六」)。 文政3年。助六で喧嘩別れしたままの團菊。「菅原伝授手習鑑」寺子屋の段で難しい見せ場を持つ松王丸を演じることになった團十郎は、なんとか菊五郎の助六をしのぐ工夫(その役者ならではの演じ方)をしたいと悩む(「ためつすがめつ」)。 文政6年。共演こそ再開したが、いまだわだかまりの残る團菊を仲直りさせようと奔走するは、立作者の鶴屋南北。「浮世柄比翼稲妻」で二人を配役するが、鞘当の場面に差し掛かると、二人はなんと舞台上で真剣を抜いてしまう(「伊達競坊主鞘當」)。――他3編 幼い頃から歌舞伎や演劇に親しみ、どっぷり浸かってきた著者が全身全霊で書き上げたデビュー作にして会心の勝負作。 -
うちの部下が使えなさすぎて日本一の兵になった 真田幸村と十勇士
徳川の次は、真田だ! ベストセラー&映画化『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の著者が挑むのは、真田幸村(信繁)が十人十色のポンコツ部下たちをマネジメントしていく物語。関ケ原の戦い後、九度山に逼塞している幸村のもとには、のちに「真田十勇士」と呼ばれる男たちがいたが、「情報収集能力しかない」「人が苦手」「我慢ができない」「めんどくさがり」……と、彼らはまさに“使えない部下”だった! 「在宅勤務」「フリーランス」「パワハラ」「PDCA」などのフレーズが飛び交う中、果たして幸村は、十人の部下たちを最強チームにできるのか!? そして彼らは大坂の陣で、敵をして「日本一(ひのもといち)の兵(つわもの)」と言わしめたほどの活躍を見せられるのか――。笑いあり、涙あり、学びありの歴史&ビジネス&エンタメ小説、ここに爆誕! -
尼子姫十勇士
「尼子は負けぬ。出雲はわれらのものじゃ」神の化身八咫烏に導かれ、滅亡した尼子(あまご)氏残党が姫のもとに結集。〈出雲国奪還〉の戦いが始まった!室町後期。応仁の乱に際し出雲国の大半を手中におさめ、山陰山陽に強大な勢力を築いた戦国大名・尼子氏。永禄9年(1566)、毛利軍の猛攻を受けた尼子軍は本拠地の月山富田城を開城して降参、ここに尼子は滅亡する。 物語はその2年後の永禄11年、秋たけなわの京の都からはじまる――。 歌舞伎、講談などで日本人に親しまれてきた物語に新たな生命を吹きこんだ、著者初の壮大な歴史ファンタジー!! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください -
天保十四年のキャリーオーバー
七代目市川團十郎vs悪の奉行・鳥居耀蔵。積もり積もった100万両をめぐる史上最大の騙し合いが始まる! 天保十四年十一月。七代目市川團十郎は、自分を捕縛し江戸から追放した南町奉行・鳥居耀蔵を討つべく、息を潜めてその時を待っていた。絶好の機会が訪れ、短刀を抜いたその瞬間、何者かの拳をくらい気絶してしまう……。それが、父・矢部定謙を無実の罪で陥れられ、同じく鳥居への復讐に燃える鶴松との出会いだった。聞けば、鶴松は別の方法で鳥居に復讐しようとしていた。なんと、鳥居が富くじの裏で溜め込んだ、100万両を根こそぎ奪おうというのだ。果たしてその方法とは!? 『1985年の奇跡』『リカ』の著者が、『安政五年の大脱走』『相棒』に続いて贈る、一気読み必至の歴史エンタテインメント。 -
暁天の星
本書は故・葉室麟が最期に書きたかった「近代」に挑んだ作品。「これだけは書いておきたい」と願い、病と闘いながら書き続けた物語である。明治新政府で外務大臣として欧米列強と対峙し、不平等条約の改正に尽力した陸奥宗光――。日本の尊厳を賭けて強国に挑んだ陸奥の気概は、どこで育まれたものなのだろう。陸奥が生まれたのは幕末の紀州。坂本龍馬に愛され、海援隊で頭角を現し、明治新政府では県知事などを務めたが、政府転覆を企てたとして投獄されてしまう。そんな不遇の時代を経て、伊藤博文内閣のもとで外交官として、その才能を花開かせる。外務大臣となった陸奥は、日本を欧米に伍する国家にすべく奔走するのだが……。本書は残念ながら未完。しかしながら葉室麟の溢れる想いが感じ取れる貴重な作品でもある。陸奥宗光のその後は、解説の細谷正充氏が、連載中の想いは長女の涼子氏が紹介。坂本龍馬の姉を描いた短篇「乙女がゆく」を特別収録。 -
火花散る
この世に思いを残した人の姿が見えるという不思議な能力を持つ娘おいちは、父のような医者になることを夢見て、菖蒲長屋で修業を積んでいた。そんなある日、おいちの前に現れた女が、赤子を産み落としてすぐ姿を消し、殺される。女は一体、どんな事情を抱えていたのか。そして母を亡くした赤子の運命は? 殺された女の、聞こえるはずのない叫びを聞いたおいちは、思わぬ事態に巻き込まれていく。一方、おいちの父のもとには、老舗の薪炭屋の主人と内儀が訪ねてきていた。母・おきくの病を治してほしいという。店を訪ねたおいちは、鬼女の顔を宿したおきくの心の闇を感じ取る。二つの出来事は、思いがけない展開を見せていき……。悩みながらも強く生きたいと願うおいちに想いを寄せる新吉、凄腕の岡っ引・仙五朗、そして個性的なキャラでおいちを見守る伯母おうたも健在。人気の傑作時代ミステリー「おいち不思議がたり」シリーズ第四弾。 -
軍師 島左近
石田三成の名補佐役であり、関ヶ原の合戦の影の仕掛人とも言われる島左近。これまでの通説では関ヶ原合戦で戦死したとされていた。しかし実際は首級も上がらず、戦死は確認されていない。記録によっては西国に落ちのびたとするものもあるのである。 現在、左近の墓と称するものが京都と奈良にある。だが、対馬にもあることはあまりにも知られていない。著者はかつて別件の取材で対馬を訪れた際、この墓を見つけ、以来ずっと気になっていたという。それが最近になって、対馬の国守・宗氏の系図をたどっていた著者は、その支流に島新六(左近の幼称)を見つけたのである。 左近の生涯を語った資料はほとんどない。そこで著者はこの新発見を元に想像を働かせ、左近は島津義弘隊と共に九州に落ちのびたと推理した。そうすると対馬の墓の謎も解け、全てのつじつまが合う。本書はその他、左近と柳生一族との深い関わり合いなど、意外な事実も取り入れた歴史小説である。 -
碧血の碑
堂々たる「敗者」たちの、知られざる物語。 三条大橋、養浩館、江戸城、横須賀造船所、碧血碑。 現代にも残る所縁の地に宿る、堂々たる「歴史の敗者」たちの、知られざる物語。 時代を超え、魂震わす傑作小説集。 「総司、三条大橋で京娘と恋をしてこい」 近藤勇の命を受けた沖田は医師の娘と逢瀬を重ねるも、任務の真の目的を前に恋と大義の間で揺れ動く(「七分咲き」)。 「されば、御免!」 福井藩主・松平慶永との初引見で、突如池に飛び込んだ藩士こそ橋本左内。夭折の志士が、養浩館に残した秘密とは(「蛟竜逝キテ」)。 「これは女子(おなご)の戦いであらしゃいます!」 政略結婚のため江戸城に入った和宮。大奥は京風と武家風で激しく対立するも、和宮自身は夫の徳川家茂、そして義母の天璋院篤姫に惹かれていく(「おいやさま」)。 「日本人が、私の期待に応えられるか否かは知らないがね」 立身出世の野望を胸に横須賀へ来た、若きフランス人技師ヴェルニー。一本のネジを後生大事に持ち歩く風変わりなサムライ・小栗上野介との友情の行方は(「セ・シ・ボン」)。 「赤神氏は、隠れた人生の機微を「敗者」の歴史から掘り起こす天才だ」榎木孝明氏(俳優) -
新陰の大河 上泉信綱伝
戦国武将にして剣聖が辿った艱難辛苦の道。 上泉信綱は剣槍を縦横無尽に振るっていた。 相模国小田原城主・北条氏康の機略により、武蔵河越城を落とし損ねた関東管領・山内上杉家憲政と扇ガ谷上杉家朝定、関東公方・足利晴氏の連合軍を救うため、一騎当千の働きをせねばならぬのだ。 しかし、獅子奮迅の活躍虚しく、主君である上野国箕輪城主長野業政の嫡男・吉業は護りきれなかった。 肩を落とす信綱に、業政は無能な関東管領を見限るという。 甲斐国躑躅ヶ崎館・武田晴信の誘いにもなびかず、我が道を行く主君に仕える信綱だったが、ついに業政の命運が尽きてしまう。 信綱は「兵法を極めよ」という業政の遺言を成し遂げるべく、弟子の疋田文五郎、神後宗治とともに諸国修業の旅に出る決意を固めることに。 出立後、信濃国諏訪大社で奉納演武してからというもの、長坂釣閑斎をはじめ、諏訪四郎左衛門、武田晴信、小山田信茂らが、兵法家として名高い信綱を引き留めては策を弄してくる。 なんとか魔手を振り切り、常陸国へ向かう一行。 ようやく辿り着いた、武の神を祀る鹿島神宮を詣でていると、なんと剣聖・塚原卜伝が現れた。 教えを乞う信綱に卜伝は……。 戦国武将剣豪ロマン。 -
またうど
人はなぜ、身に余る位や物を望むのか。 「この者は、〈またうど〉の者なりーー」 徳川家重の言葉を生涯大切にし続けた老中・田沼意次。 彼は本当に、賄賂にまみれた悪徳政治家だったのか? 【またうど】愚直なまでに正直なまことの者 全てを奪われても、志を奪うことは誰にもできない。 いつか必ず、次の一里を行く者がある。 財源としての年貢が限界を迎え、江戸税制の改革者として商人にも課税。 身分の低い者も実力さえあれば抜擢し、交易に役立つ俵物のため蝦夷地開発を決定。 前例や格式にとらわれず、卓見と奮迅の働きで日の本を支えた田沼意次は、 なぜ突如老中を罷免され領地を失ったのかーー。 -
うそつき光秀
「この世から上下を無くす」大志を抱いた天涯孤独の青年・十兵衛は、出自を偽り、武家と宮中の礼法に通じた「明智光秀」という武士として振る舞う道を選ぶ。己の夢を叶えるために。塗り固められたうそは「真実」へと変わるのか。――そこに信長の目が光る。2020年大河ドラマで最注目!戦国武将・明智光秀!ライトノベル界を席巻した風雲児が心機一転、挑む渾身の歴史小説!カバーイラストは大ヒット漫画『ベルセルク』の三浦建太郎!!「世の中の上下なんかくそくらえだ! すべてぶっ壊してやる!」熱い思いを抱いて諸国を放浪した天涯孤独の青年・十兵衛は、比叡山の僧兵に殺されかけたところを伊勢兵庫頭貞良という男に救われる。十兵衛の才を買った貞良は「明智光秀」という名を与え、名門伊勢家が確立した武家の礼法を伝授し、十兵衛を武士として仕立てる。室町幕府末期の混乱の中で頭角を現した光秀は、やがて信長と出会う・・・・・・!出自を偽り、名前を騙り、武士の振りまでして求めた「上下無き世」という夢。明智光秀の知られざる顔を描ききる、著者渾身の歴史小説! -
かぜゆら
「風鈴って、まるで人みてえだ……不揃いで、どれも音が違う」 若き風鈴職人と、孤独を抱えた者たちが織りなす、優しくて力強い再生の物語。 師匠夫妻を亡くし、大道芸で糊口を凌ぐ若き風鈴職人・宇多次。 己の未熟さに悩み、型破りな硝子(びいどろ)師・国平のもとで働き始めた彼は、献身的な商家の奥女中・お櫂、奉公先で傷ついた少年・小丸と出会う。 訳あって宇多次は小丸を引き取るが、そこに六年前に出奔した師匠の娘・お勢が突如帰還。 裏長屋での奇妙な三人暮らしが始まった。国平に導かれ、宇多次が新しい風鈴の創作へ挑む一方、お勢の言動には拭いきれない違和感が漂い始めて……。 江戸の市井を描く名手・西條奈加の真骨頂! -
べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~
貸本屋から本屋となった若き蔦屋重三郎が、才能を開花させ、ヒット作を手掛けていく 親なし、金なし、画才なし・・・ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児となった蔦屋重三郎の生涯を描く大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」を完全小説化。 江戸中期、吉原に生まれた蔦重こと蔦屋重三郎は、引手茶屋「駿河屋」の養子となり貸本屋を営む。吉原の妓楼に貸本を運び人気者であったが、さびれていく吉原をなんとかしたいと考えていた。あることがきっかけで『吉原細見』を手掛けた蔦重は、本屋業を始める。しかし経験と実績は浅く、蔦重の前に大きな“壁”が立ちはだかる――。数々の試練に見舞われながらも、蔦重は自らの才能を開花させていく。 折しも、時の権力者・田沼意次が創り出した自由な空気の中で江戸文化が花開き、平賀源内など多彩な文人を輩出していた。蔦重は多くの文化人たちと交流を重ね、ヒット作を次々と連発していくーー。 -
異聞・光秀に成り損ねた男たち――本能寺の変 明智の三日天下の真実
明智光秀は何者だったのか? 一体、光秀は、その行動を通して何を訴えたかったのか? あるいは何を主張したかったのか? その「真実」を検証する一冊。 本能寺の変で織田信長とその息子・信忠を討った明智光秀は、寺に身を潜め 驚くべき策を立てていた――本能寺の変そして「明智の三日天下」をめぐる史論。 金峯山寺長臈・田中利典氏推薦。 ◼️目次 ・第一章 阿弥陀寺の場 ・第二章 坂本城天守閣の場 ・第三章 丹後宮津城の場 ・第四章 大坂城の場 ・第五章 安土城接見の間 ・第六章 備中羽柴秀吉の本陣の場 ・第七章 寂蓮寺地蔵堂の場 ・第八章 大坂城本丸の場 ・第九章 丹後宮津城の場 ・第十章 大和郡山城の場 ・第十一章 吉田兼見邸の場 ・第十二章 羽柴筑前守秀吉の本陣 ・第十三章 明智光秀の本陣・御坊塚の場 ・第十四章 小栗栖の場 ・第十五章 安土城大広間の場 ・最終章 坂本城の場 ◼️著者 窪寺伸浩(くぼでら・のぶひろ) 神棚マイスター クボデラ株式会社代表取締役社長 東京都神棚神具事業協同組合理事長 昭和36年 東京都生まれ 東洋大学文学部哲学科卒業 クボデラは、昭和20年創業の老舗木材問屋。 台湾、中国等からの社寺用材の特殊材の輸入卸を行う。 東京証券取引所TOKYO PRO Market上場。東京都神社庁御用達。 一方で、神棚マイスターとして神棚の存在意義を普及する活動を行い、社寺用材の納入、 神棚セットの販売や企業の朝礼で神棚の祀り方などをアドバイスしている。 また有名神社にて子ども向けの神棚づくりワークショップを行っている。 著書に『明智光秀の原像』『なぜ、成功する人は神棚とご先祖様を拝むのか?』(ともにあさ出版)、 『すごい神棚見えない力を味方にして成功する方法』(宝島社)、 『大天狗が教えてくれた本当のスピのこと』(かざひの文庫)などがある。 -
ヤマンタカ【上下合本版】
時は幕末。府中から日野にかけての甲州街道沿いに辻斬りが出現。一方、大菩薩峠で、深編笠の武士によって老巡礼が惨殺される。4年に1度開かれる奉納試合と関係があるとみた土方歳三は、自分もその試合に出るため天然理心流に入門する。出場するのは「音無しの構え」で知られる剣客・机竜之介、甲源一刀流の師範・宇津木文之丞ら猛者たち。そしてついに奉納試合の日が。自分の強さを見極めるため剣に賭け、激しく白刃を交える男たち。彼らは善も悪もない、ヤマンタカ(閻魔大王をも殺す最凶の明王)の世界を生きている――。死闘の先にある、数奇な運命とは……。そして、竜之助が使う「音無しの構え」の正体は? 時を超え蘇った『大菩薩峠』、ここに完結! 上下合本版。