京屋の女房

京屋の女房

小説・文芸
1,730円 (税込)

8pt

3.9

山東京伝とふたりの妻、そして江戸出版の黎明期を
賑わせた重鎮たちが躍動する!

2025年大河ドラマの主役で話題の
蔦重が見出した江戸時代のマルチクリエイター
山東京伝が主人公の長編小説!

山東京伝には前妻と後妻、二人の妻がいた。
後妻のゆりは少々浮世離れした夫との暮らしに戸惑い、
「出来た前妻」の影に嫉妬を覚えながらも、
完璧な妻を目指して奮闘していく。

京伝と二人の妻にまつわる感動的な場面や、
スカッとして笑える悪者退治の騒動など、
読み応え満載の物語。

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京屋の女房 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    もう最高!いまちょうど大河ドラマの「べらぼう」にハマっているので、なんともタイミングよく読めました。これを読むと山東京伝役が古川雄大さんというのがもうぴったりで、頭の中では少し老けた古川さんを妄想しながら読んでいました。
    京伝の吉原出身の前妻と後妻がなんともよくできた奥さんで、読んでいてスカッとする瞬間が何回もあった。
    とにかく話に引き込まれて一気読み。
    最後まで驚きの展開で飽きさせない筆致が素晴らしい。

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    面白かった!!夜中まで読むのをやめられなかった。お菊さん、ゆりさん、京伝、相四郎、京屋の奉公人、みんな大好き!

    0
    2025年06月05日

    Posted by ブクログ

    最後は少し出来すぎ感はあるが、ハッピーエンドで読後が気持ちいい。
    人に嫌なことを言われて、凹んでいては駄目だと思った。巧くかわすことが幸せに繋がる。それにしても、馬琴とその妻は最低過ぎる。

    0
    2025年07月03日

    Posted by ブクログ

    山東京伝の前妻菊と後妻ゆりの物語。ゆり視点で書かれているが京伝のお人好しで人情に厚い才人ぶりと妻への愛で満たされている。こんな男と相思相愛、羨ましい限りです。
    それにしても滝沢馬琴の厚かましさいやらしさは腹立たしい。

    0
    2025年04月18日

    Posted by ブクログ

    江戸随一の売れっ子戯作者であり、浮世絵師、そして煙草入れ屋〈京屋〉の主人でもあった山東京伝と、彼を支えた二人の妻の絆を描いた物語。

    第一章と第五章、第六章は後妻・ゆりの視点で描かれ、
    吉原の遊女から京伝の妻となるも「できた前妻」であった菊との比較に悩んでいたゆりが、徐々に自分の「居場所」を見つけていき、逞しく成長していく姿が良かったですね~。

    第二章から第四章は京伝の視点で、前妻・菊との馴れ初めエピソードが描かれていて、京伝をはじめ、昨年の大河ドラマで注目されたの蔦屋重三郎や喜多川歌麿といった、江戸の粋人たちが生き生きと描写され、当時の江戸にタイムスリップしたかのような気分を味わいながら読みました。
    印象的だったのは、幕府からの厳しい規制で思うような活動ができなくなり、戯作者や絵師達の心が折れそうになった時、
    「江戸が潤うことを一番に考えていた。
    読み物や画を楽しむことは、皆の心持ちが豊かになると信じていたんだよ。
    庶民の知識欲も満たすことが出来るとね。
    それに、錦絵に描かれた品物が売れる、役者の紋を入れた手拭いだって売れる。
    まさに銭金が回るようになる。文化が広く行き渡ることは、すなわち江戸が栄えることに繋がる」
    ・・として、京伝たちクリエイターを支え続けた、江戸一番の版元、蔦屋重三郎の心意気ですね。
    彼らのおかげで、今日の多彩な出版物を楽しめる恩恵にあずかれたのだなぁ・・と感謝の念が湧いてきた次第です。

    ということで、江戸の粋が伝わってくる人情ストーリーを堪能させていただきました。

    それにしても、滝沢馬琴はどの作品でも偏屈な描かれ方をしていますよね(本作でもめっちゃ嫌味なヤツやった)。実際クセツヨな人だったんかな~・・「八犬伝」は大好きなんですけどね。

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    25.3.8の日経新聞の縄田一男さんの書評で興味を持った。江戸時代、戯作者山東京伝とその後妻ゆりの話。吉原界隈の話だけど読後爽やか。著名な戯作者、浮世絵師が多く出てきて楽しい。ゆりが前妻お菊への嫉妬から解放されていく姿が心地よい。

    0
    2025年06月09日

    Posted by ブクログ

    山東京伝が吉原の女性を二人も妻に迎えたという話は知っていたが、京伝の詳しい人物像などは知らなかったので興味深かった。

    二人目の妻・ゆり視点と京伝視点で描かれる物語。
    現在放送中の大河ドラマでもすこし登場している京伝だが、本作の京伝もしなやかで、つかみどころがなさそうで、でも情が深い。
    ドラマの方では今後どのように描かれるだろうか。

    一人目の妻・菊との出会いから短い結婚生活の話
    二人目の妻・ゆりの、今はいない菊に対する苦悩と京伝への想い、そして自身の生い立ちに関する物語

    ゆりとの出会いのきっかけとなった若き侍の仇討ちエピソード、蔦重や歌麿、鶴屋などとの交流と享保の改革山東京伝が吉原の女性を二人も妻に迎えたという話は知っていたが、京伝の詳しい人物像などは知らなかったので興味深かった。

    二人目の妻・ゆり視点と京伝視点で描かれる物語。
    現在放送中の大河ドラマでもすこし登場している京伝だが、本作の京伝もしなやかで、つかみどころがなさそうで、でも場が深い。

    一人目の妻・菊との出会いから短い結婚生活の話
    二人目の妻・ゆりの、今はいない菊に対する苦悩と京伝への想い、そして自身の生い立ちに関する物語

    ゆりとの出会いのきっかけとなった若き侍の仇討ちエピソード、蔦重や歌麿、鶴屋、滝沢馬琴などとの交流と松平老中との闘いなどが描かれる。

    戯作はあくまでも趣味だと言っていた京伝が、やがて人気作家となり戯作だけでも暮らしていけそうなのだが、彼の本業はあくまでも煙草入れ屋。だが本業が絶好調なのも京伝人気があってのこと。
    一方の馬琴は戯作だけで生きているのは自分だけと大口を叩いて憚らない。
    馬琴はどの作品を読んでも図々しく皮肉屋に描かれるところを見ると、本当にそういう人だったのだろうか。
    だがゆりも菊も元吉原の女。馬琴の皮肉に頭に血を昇らせるようなへまはしない。

    ゆりも菊も相当の苦労をしたはずなのに、スレたり陰気だったりというところがないのが良い。
    きっと京伝も二人がそういう人だから妻に迎えたのだろう。
    最後はちょっと出来すぎの感もあるが、史実なのだろうか。だが苦界の女性たちにこんな明るい希望もあったという話があっても良い。

    0
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    なるほど、大河ドラマと一緒に楽しめる本だ。次々に戯作者、絵描きの人物描写がとても活き活きしていて豊か。中弛み感もあったけれど、後半の展開に驚いた。

    0
    2025年03月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戯作者の山東京山は、吉原から2人の女房を迎えているが、菊は病で亡くなり、後妻に入ったゆりは、家のそこここに漂う菊の気配を感じ、引け目を感じてしまう。その葛藤が描かれる。

    戯作の裏話のようなエピソードと、2人の女房の物語を描いて、想像と、史実の部分をうまく組み合わせ、飽きさせない展開だ。今の大河ドラマとも重なるので、とても楽しめた。
    それにしても、山東京山の、粋で惚れ惚れするような男っぷりが、これでもかと描かれる。読んでるこちらも惚れてしまうくらい、江戸の粋人の見本のような人物だ。

    そして、相変わらずの、馬琴の面憎さ(笑)悪妻と言われる女房のお百も登場する念の入り用だ。あちこちの小説に書かれるが、どの馬琴も相当なもの。本当に嫌なやつなんだなと思ってしまう。木内昇のが一番辛辣だったけど。
    歌舞伎役者のように顔の整った若い武士の仇討ち話や、ゆりの出生や家族のドラマもあって、最後まで面白い。

    0
    2025年01月23日

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