はしからはしまで―みとや・お瑛仕入帖―(新潮文庫)

はしからはしまで―みとや・お瑛仕入帖―(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

4.3

看板娘のお瑛と兄の長太郎が営む三十八文店の「みとや」。のんきで憎めない兄が仕入れる品々は、毎度ちょいとした騒動を巻きおこす。その日も長太郎は、仕入れの荷も解かずに、笑顔で出掛けていったのだが……。残された板紅や水晶に込められた優しい思いとは。かけがえのない思い出と喪失を胸に、それでもお瑛は生きていく。兄と始めた、小さいけれど大切なこの店で。シリーズ第三弾の六編。(解説・大矢博子)

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はしからはしまで―みとや・お瑛仕入帖―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月23日

    驚きました。しかない。死んだと思わせて毒が抜けて生き返る、おちゃらけ路線を明確にするのかと思いきや、事実が告げられて、本当に亡くなったよ長太郎。2人で生き抜いて困難克服していたのが、あっさり死んじゃう。清吉に寛平に安定感のある日常風景がお栄1人になると途端にもの悲しいですが、辰蔵が?直が?恋人になる...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月13日

    シリーズ3作目。
    のんきで憎めない兄としっかりものの妹との二人三脚でやってきた「みとや」だったのに・・。二親に続いてなので、本当に寂しくなる。
    それでも周囲の助けでなんとか店を続けるお瑛。仕入もお瑛が行うことになり、仕入帖を元に兄の足跡を追うことになるが、本のタイトル「みとや・お瑛仕入帖」がこういう...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年10月01日

    切ない一冊になりました。

    生きていれば、出会いと別れがあるのは当然で、その時期を選ぶことなんてできない。

    今回は辛い!

    でも、生きてる人間は生きていかなくてはいけないんだと、改めて思う一冊でした。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年11月24日

    202110/長太郎とお瑛の兄妹二人で営む「みとや」シリーズ第三弾。ここに来て長太郎がまさかの…。これからも兄妹で続いていくと思ってたのでこの展開はショックだし悲しい。周囲の人達に助けられながら懸命に前を向いて進もうとするお瑛、猪牙舟を操り進んでいく描写がよりいきる今作だった。

    0

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