谷治宇の作品一覧
「谷治宇」の「さなとりょう」「さなとりょう 【タテヨミ】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
タイトルから勝手にイメージすると、
女性2人が主役のようだから坂本龍馬暗殺の謎に迫ると言いながらも
軽い感じのエンタメ小説かも?って思ってました。
いやいや、全然軽くないよ。
十分に歴史小説が好きな方達に満足していただけるんではないかなぁ。
龍馬の暗殺事件から6年が経過していて、
東京では鬼小町として知られた千葉道場の佐奈が道場を守っていた。
そこへ龍馬の妻・りょうが現れる。
龍馬暗殺の鍵を握る人物を探すために尋ねて行く先で
殺人事件が起きる。
危険なことをしていることに気づいて、
彼女を守るために佐奈がボディガードとして同行する。
楽しい。
危険なことで、しかも血生臭さが付きまとう内
Posted by ブクログ
坂本龍馬の暗殺から六年。
元許嫁の千葉さなの元に、妻お龍が現れる。
亡き竜馬を挟んでの新旧二人の女の激突に加え、竜馬暗殺の首謀者を追及する二人の前で次々起こる殺人。
竜馬が残していった片袖だけを思い出にいまだ彼への想いを引き摺るさなの方に肩入れしてしまう。
それにしても彼女は強い。剣の腕は勿論、竜馬への想いを乗り越えた彼女にも安心した。
お龍の方もまた、さなにライバル心剥き出しで胆の座り方も良い。
真相の方は誰もが知ってる大物だけに、ちょっとありがち?でもこういうこともあるだろうな、と思えた。
その後の二人の生き方は対照的だが、それぞれの竜馬への想いの抱え方が表れているように思う。
結構好き