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作家・長谷川伸は幕末の「赤報隊」隊長・相良総三の軌跡を追い、草莽の志士たちの生死をたどることで「歴史」というものの姿をあらわしました。明治維新について記された書物はあまたありますが、その叙述の志の高さにおいて本書をこえるものはまずないでしょう。軽薄で声高な「改革史観」がはびこりつつある昨今、「偽官軍」の悲劇をあますところなく描いた本書がふたたび多くの読者に迎えられることを切望します。(講談社学術文庫)
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Posted by ブクログ
長谷川伸 相楽総三 とその同志 相楽総三と赤報隊を調査記録した本 *賊として処刑された相楽総三の汚名をはらすための孫の調査記録 *相楽総三の壮絶な刑死の記録など 相楽総三の汚名をはらすために、相楽総三の孫は、板垣退助、渋沢栄一らに話を聞きに行くが、知っているのに話さない感じ。彼らは志士とい...続きを読むうより政治家。自分に不利なことは言わない。新聞に史料を公開し、真実にたどり着いてよかった。 斬首を仕損じた太刀取りに「代われ」と叱りつけ、首が三尺飛んだという 刑死のシーンは壮絶。刑死の地(上諏訪)の人々が、相楽総三の祟りを畏れたエピソードは 汚名の事実を知っていた後ろめたさか? 池波正太郎 平岩弓枝 村上元三 ら多くの弟子を育て、大衆小説家として成功した著者が、この本のような売れない本に 13年以上を費やした理由は 相楽総三らの仏前に花を供える感覚であり、著者の最後の言葉「赤報隊の殉国人柱の紙の記念碑とし、我が捧ぐる文筆香華とする」に現れている
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相楽総三とその同志
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