ある市井の徒―越しかたは悲しくもの記録

ある市井の徒―越しかたは悲しくもの記録

539円 (税込)

2pt

3.5

母との生き別れと一家離散、小学校中退、その後の職業遍歴など、逆境にありながら独学をかさね人生を学んでいく。小説・戯曲に数多の傑作を生み出した著者が、東京で新聞記者になるまでの半生を回顧する自伝随筆。
(※本書は2001/7/1に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)

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ある市井の徒―越しかたは悲しくもの記録 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年04月14日



    中公文庫
    長谷川伸 「ある市井の徒」

    作家になる前までの半生記。生き別れた母との再会で終わる構成


    副題「越しかたは悲しくも」の意味は「過去に後悔することが多いが、生きていれば 誇らしいこともある」と捉えた


    一家が離散して、スリ、遊女、詐欺、人殺しが 近くにいる環境のなか、そちらに行かな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年12月22日

    人気作家の自伝かと思いきや、前半生のことしか書いていない。新聞記者から作家になるあたりについては書かれていない。
    とはいえ、明治中期から大正にかけての世相を描いている部分は面白い。
    土建屋の父や職人(といっても渡世人と言いたくなる感じの人々)と一緒に渥美湾の埋め立て事業をしに行き、地元の人々と剣呑な...続きを読む

    0

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