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母との生き別れと一家離散、小学校中退、その後の職業遍歴など、逆境にありながら独学をかさね人生を学んでいく。小説・戯曲に数多の傑作を生み出した著者が、東京で新聞記者になるまでの半生を回顧する自伝随筆。 (※本書は2001/7/1に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)
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Posted by ブクログ
中公文庫 長谷川伸 「ある市井の徒」 作家になる前までの半生記。生き別れた母との再会で終わる構成 副題「越しかたは悲しくも」の意味は「過去に後悔することが多いが、生きていれば 誇らしいこともある」と捉えた 一家が離散して、スリ、遊女、詐欺、人殺しが 近くにいる環境のなか、そちらに行かな...続きを読むい人生、踏みとどまってきた人生は 誇らしい生き方だと思う。読書と夜学により人生が少し好転しているように見える 著者の「与えても求めない」生き方は 祖父の影響〜自分の家に入った盗人に槍を突きつけてお金を与えて逃したり、囚人を土工として雇い、看守と囚人の便所を分けて、囚人の便所にお酒の入った筒や煙草を置いたり 「子供のときの写真を見ることが出来た大人は幸福である、その大人が幸福だと思っても思わなくても、幸福であるのに変わりはない」
人気作家の自伝かと思いきや、前半生のことしか書いていない。新聞記者から作家になるあたりについては書かれていない。 とはいえ、明治中期から大正にかけての世相を描いている部分は面白い。 土建屋の父や職人(といっても渡世人と言いたくなる感じの人々)と一緒に渥美湾の埋め立て事業をしに行き、地元の人々と剣呑な...続きを読む関係になって夜中に襲撃されたり、和解したと思わせつつ狙撃されたりするあたりが一番面白い。 友人と一緒に遊女屋の遊女たちを1人ずつ連れ出して自由廃業させたりするくだりも面白いかな。 それと、よくラーメンの歴史について書くときに言及される、明治中期の横浜南京街の遠芳楼の「ラウメン」について書かれているのはこの本である(102頁あたり)。
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ある市井の徒―越しかたは悲しくもの記録
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