作品一覧

  • その糸を文字と成し
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    高校生時に『ちとせ』でデビューした、現役大学生による待望の小説第二作目。不況や政治改革に揺れる激動の明治初期を舞台に、運命に引き裂かれた少年たちの葛藤と成長を描く感動作。
  • ちとせ
    4.4
    1巻1,760円 (税込)
    【第3回京都文学賞〈中高生部門〉最優秀賞受賞作】 京の街は、夢の見方を教えてくれる―― 明治五年、博覧会の開催に沸く京。故郷丹後で天然痘にかかり失明の不安を抱えた少女ちとせは、鴨川でひとり三味線を弾いていた。 素朴な調べに声をかけてきた俥屋の跡取り藤之助に誘われ、見知らぬ街をめぐるちとせ。閉じてゆく視界の中で懸命に焼き付ける、折々の風景、都の人々。 一心に弾く三味の音は、やがて新たな光となり……。 揺れ動く少女の葛藤と成長を、17歳の新星がみずみずしく繊細な筆致で描く。

ユーザーレビュー

  • その糸を文字と成し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昭和の御代から江戸後期までの時間間隔とこの時期までの時間間隔はそんなに違わないんだなあと。明治末期生まれの爺さんばあさんたちから聞いた彼ら彼女らが子供のころに年寄りから聞いた話の中にはご維新で戻ってきたお腰元のはなしとかご維新の後の士族の話というのがあったが、その時代。と思いながら読んだ。鴨居の上の写真と同時代の。

    0
    2026年02月08日
  • ちとせ

    Posted by ブクログ

    京都文学賞中高生部門最優秀賞受賞作。いや、この作品を神奈川の高校生が書いたってことに驚きを隠せない。素晴らしい。ちゃんと明治維新後の京都の雰囲気を出してるし(私は経験してないが)、京都のいいところ、悪いところもかけている。主人公の成長も分かるし、お菊や藤之助に稔、ツバメの話も見事に織り込まれていることに感心する。素晴らしい!

    0
    2024年05月15日
  • ちとせ

    Posted by ブクログ

    明治初期の京都舞台に、流行病で視力を失いつつある少女ちとせが、三味線を通じて出会う人々との温かい交流を描いた一冊。三味線の師匠であるお菊さん、ちとせに淡い感情を抱く車屋の跡取りである藤之助と、その親友である稔。この頃の京都は明治維新の直後で、新しい街に脱皮しつつある時期。この変化と、若者たちの変化が重なる巧みな演出。高校生が書いたとは思えない完成度だが、登場人物の関わり方が中途半端なまま物語は終わる。ちょっと残念だけど、作者の今後の作品に注目したい。

    0
    2023年04月29日
  • ちとせ

    Posted by ブクログ

    登場人物たちの考えが、丁寧に文字になっている。京都の美しさも、故郷の懐かしさも、三味線の音色も、人の思いを通して読む。
    ままならない現実があっても、運に恵まれ、己で考え、しっかりと歩みを進めるちとせは、とても可愛らしく、美しく成長していった。
    綺麗な景色を深く息をしながら眺めたような心持ちだった。

    0
    2023年04月19日
  • ちとせ

    Posted by ブクログ

    瑞々しい。目が見えなくなっていく儚さと芸を追求する真摯さとそれを支える様々な出会いが、京の街の天皇がいなくなった新しい時代の躍動とが合わさって、素晴らしい作品になっている。

    0
    2023年02月19日

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