絢爛たる奔流

絢爛たる奔流

1,826円 (税込)

9pt

3.7

戦国から江戸へ時代が移り変わる慶長年間、京都に「水運の父」と呼ばれた男がいた。豪商・角倉了以は金融業や海外貿易で得た莫大な資金を投じ、京の都をさらなる繁栄に導くため、大堰川や高瀬川を開削する大プロジェクトに挑み、江戸幕府の命により、さらに大規模な富士川や天竜川にも手を広げる。偉大な了以を支えながらも、自らは書や文芸に親しむ生活に魅力を感じる息子・与一。角倉親子の挑戦の年月を描く、長編歴史時代小説。

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絢爛たる奔流 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    角倉了以。
    名前は見たことがあるのです。確か秀吉の頃?何をした人?そもそもカドクラだと思い込んでいたし。
    正しくはスミノクラ、江戸初期(近い!)の京都で茶屋四郎次郎、後藤庄三郎らと並んで「京の三長者」と呼ばれた人物でした。元々角倉家の商売は土倉(質屋・金貸し)ですが、了以はツルハシと綱を持った木像が

    0
    2021年06月30日

    Posted by ブクログ

    角倉了以、豊臣から徳川へと世の中がまだ平安を取り戻そうかという時代、朱印船貿易で私財を得て、その私財を投じて、大堰川、富士川、高瀬川など水運を開き、大規模な事業を成功させていく。
    ある意味、日本経済を作り上げた偉人であり、戦国大名以上であろう。

    0
    2022年07月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    水運業を開いた角倉了以父子。
    事業を広げ過ぎてしまう商人肌の父。息子は学者肌で造本の道楽。娘は不治の病でふさぎがち。

    父子の確執は破綻的なものではない。
    趣味の世界を手放して、一生かけてやり遂げる仕事に邁進しはじめた息子の決断の下り、こころに響くものがあった。

    序盤が退屈なので読み投げしようと思

    0
    2017年08月21日

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