小説作品一覧

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  • 黄昏ゆく街で
    4.0
    1巻528円 (税込)
    〈別れがあまりにも残酷なことならば、許すということはあまりにも切ないものだ。(中略)黄昏はそんな人間の心を影絵のように彩って、まるで叶えられなかったすべてをもとの場所へと連れ戻してくれそうだ――本文より〉真実の愛を求めるがゆえに、孤独な迷路をさまよう青年のやさしさと苦悩を描いた、未完の長編ラヴ・ストーリー。
  • 新釈雨月物語
    4.0
    1巻528円 (税込)
    巨匠石川淳が、奔放な想像力と流麗な文体を駆使し、この上田秋成の『雨月物語』を現代に蘇らせる
  • 彼と彼女
    4.7
    1巻528円 (税込)
    夫婦には会話が成立しないのだ。何か言いかけると、センテンスは意味をもたないまま立ち消えていく。――わたしは退屈のあまり泣いている、夫もまた……。(「欠伸」) すれ違い、誤解、傷つけあい、絶望、それなのになお、何かを期待し、求めつづけてお互いにひかれあう男と女の不思議。ソフトタッチで描く孤独な都会のショート・ラブ・ストーリー31編を収録。彼と彼女、夫と妻、僕と君、あなたとわたしのそばにいるすべての男女に贈ります。
  • 女ざかり
    -
    1巻528円 (税込)
    私の女としての人生は、何なのか、何だったのか? それぞれに自問をはじめた女ざかりを生きる3人の女性たち――家庭の平和、自分の愛がおびやかされると、わき眼もふらずに立ち向かっていく加世、髪ふり乱したり泣き叫んだりするよりは沈黙を選ぶ乃里子、初めて自分の将来に不安を覚える独身のキャリア・ウーマン、麻子。輝やくような若さが刻々と朽ちつつある実感、今でなければ何もかも取り返しようもなく遅いという切迫感のはざまで、女たちのひたむきな自立がはじまった――。
  • 悪魔の圏内(テリトリー)
    -
    会社へ出勤する代りに、好きな時間に街に出て、若者の嗜好を探る自由勤務。給料は保証され、遊ぶ金まで支給されるこの恵まれた条件に、諸橋は二つ返事で飛びついた。だが半年もすると、会社だけでなく社会からも取り残されたような疎外感に、彼の心は蝕まれていく。一方、一人暮らしの老女が複数の犯人に惨殺される事件が発生。やがて犯人の一人とおぼしき若者の死体が山中から発見された。この二つの事件に共通する遺留品は、一匹の猫の毛だった! 歪んだ現代を描く本格長編推理。
  • 亜愛一郎の逃亡
    5.0
    フツ国国王、トレミー大博士の病状が回復。世界中の人々が愁眉を開いたというニュースの後、テレビは北海道・東北地方を襲った地震をマグニチュード7と告げた。突然の地震と大雪で、北国のホテルニューグランド宮後は一人の客もいなかった。追い打ちをかけるように殺人事件が発生、直後に犯人とおぼしき男が二人飛び込んできたが、追いつめた時、人魂が二つ飛んで二人はかき消えてしまった。亜愛一郎最後の事件簿、そして逃亡。
  • 亜愛一郎の狼狽
    4.0
    人けのない宮前空港で、折からの驟雨にずぶ濡れになって、約二時間も佇んでいる中年男がいた。宮前署の羽田刑事だ。彼はまもなく到着予定の旅客機を待っていた。この機の離陸直前、何者かが爆破を予告したのだ。ふと目を転じた羽田は、写真機のそばを動き回る三人の男に気がついた。中でも、長身の美青年の奇妙な動きが……。隙のない服装と端麗な顔立ち、だが、その挙動は常におどおどして落ち着きがない。ユニークな名探偵亜愛一郎が次々と難事件に挑戦する傑作事件簿!
  • ライフ・ゴーズ・オン
    3.0
    「これで二十三回目だ」病院のICUで死にかけてる僕は、ミスター・ソンブレロといっしょに記憶を辿る旅に出る。壊れたギター。人生二本目の煙草。夜明けの団地。選ばれたものと、選ばれなかったもの――。少年のゆるやかな破滅を描いた青春ノワール小説
  • 凍花
    3.6
    仲の良い3姉妹だったが、長女が次女を殺害した。残された長女の日記を手にした三女は、その動機を探る。――人の本心はどこまで知ったほうがいいのか。知りたいけれど、知らないままでいたほうが幸せなのかもしれない。ある家族をめぐる慟哭のミステリー。
  • 星がひとつほしいとの祈り
    4.2
    時代がどんなに困難でもあなたという星は輝き続ける。売れっ子コピーライターの文香は、出張後に立ち寄った道後温泉の宿でマッサージ師の老女と出会う。盲目のその人は上品な言葉遣いで、戦時中の令嬢だった自らの悲恋、献身的な女中との交流を語り始め――「星がひとつほしいとの祈り」。このほか、20代から50代まで各世代女性の希望と祈りを見つめ続けた物語の数々。「楽園のカンヴァス」で注目の名手が静かな筆致で描く、極上の短編集。
  • 暖簾
    4.0
    一介の丁稚から叩きあげ、苦労の末築いた店も長子も戦争で奪われ、ふりだしに戻った吾平の跡を継いだのは次男孝平であった。孝平は、大学出のインテリ商人と笑われながら、徹底して商業モラルを守り、戦後の動乱期から高度成長期まで、独自の才覚で乗り越え、遂には本店の再興を成し遂げる。親子二代“のれん”に全力を傾ける不屈の気骨と大阪商人の姿を描く作者の処女作。
  • 前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理
    4.0
    裏道にひっそりと立つ「カフェ・フロリアン」。夜はゲイバーとなる店のママは前世がみえると評判で、毎夜、相談者が訪れるが…。前世の因縁と現世の謎を解き明かす、とびきりゴージャスな女装探偵の名推理。
  • きんきら屋敷の花嫁
    2.0
    平凡だけがとりえの知花は見合いを勧められる。相手は資産家の飯盛家の長男。なぜか気に入られた。奥深い森の洞穴で”新妻は見た!” 第8回「幽」怪談文学賞で審査員を唸らせた和風ゴシックロマンス。
  • 13歳のシーズン
    3.9
    中学に入学してひと月。茉里(まり)は同じクラスの男子・真吾(しんご)から告白される。しかし、それが罰ゲームだったとわかり、傷つく茉里。一方、クラスに馴染めない茉里を理解し応援してくれる深雪(みゆき)、そして幼馴染の千博(ちひろ)。四人は、自分のため、そして友達のために、ある挑戦を始めた。さまざまな困難や壁を乗り越えて逞(たくま)しく成長する姿を描いた甘酸っぱくて、でも爽やかな青春小説。
  • デビュー
    3.4
    19歳、童顔のアイドル・高梨美和子はデビューすぐさまトップの座へのぼりつめた。その実彼女は、カリフォルニア大を卒業、理論物理学と哲学の修士号をもつ天才だった。虚栄にまみれた芸能界では、クスリや秘密売春、大手芸能プロの暴力沙汰など事件がいっぱい。行きつけのジャズ・バー「ゼータ」でそれを知った美和子は、持ち前の頭脳と正義感で自らおとりになり、マネージャーの岡田、情報通の作曲家・井上、凄腕スタントマン・長谷部の協力を得て、芸能界のワルどもを一掃するのだ。
  • 帰らざる街、小樽よ
    -
    東京の下町で居酒屋「北国」を営む合田勝郎。彼がどこで生まれ、どこで育ったのか、どんな経歴かを、周囲の誰も知らなかった。その彼のもとに、訳ありげな若い女・水沼江美が転がり込む。だが食事に誘おうとした日に、突如失踪してしまう。女も自分と同じ小樽出身であることを男が知った翌日、新小樽新聞の東京支社長・池永実が四谷の支社内で何者かに殺される。池永は小樽出身の作家・小野寺圭に新聞連載「小樽ストーリー」を依頼し、資料集めに奔走していた。この作品で、小野寺は、明治時代の政治家で北海道開拓長官を務めた黒田清隆はじめ、小樽の問題点を正面から書くと勢い込んでいた。ふたつの事件につながりはあるのか? 男はなぜ故郷を追われたのか? 捜査を開始した十津川警部は、事件の真相を探るため小樽に飛ぶが、新聞社の周辺ではさらに不審な動きが……。
  • やさしい関係
    3.6
    食品会社広報室のOL佐代子は、十年前からの男友だち加賀美と一年ぶりに再会した。しかし仲間を交えて定期的に会ううち、佐代子の心に違う感情が芽生えはじめた……。恋という一瞬のときめきが欲しいのか、それとも友情という永遠の休息を求めるのか? 自らの気持ちと真剣に向き合い、ためらいつつも歩んでいくひとりの女性。男女の友情という永遠のテーマに挑んだ、心あたたまる物語。
  • ファミリー
    3.0
    最愛の恋人を不慮の交通事故で亡くした傷心の弓子は、数か月後、上司の薦めで見合いをし、結婚した。優しい夫と、理想的とも思える仲の良い家族関係。彼女はとても幸せだった。だが、しばらくすると、少しずつ微妙な違和感を覚え始めた。家族間の円満さの裏側に異常を感じたのだ。そして、それは彼女の胸の中で次第に膨れ上がっていった……。怪奇サスペンス。〈書き下し〉
  • ドールハウス
    3.8
    常軌を逸した強権の父と、身を飾ることを狂気じみて嫌悪する母。一人娘の理加子は29歳になっても「不良になるから」と、髪をのばすことも、気ままに電話することも禁止されている。そんな理加子の前に、仲のよい家族のもとで育った江木という男が現れ、強引に接近してくる。理加子は初めて「男性とつきあう」ということに向かい合うが、毒親の呪縛が立ちはだかる……。初版1992年、「毒親」という言葉がまだなかった時代に、毒親育ちの葛藤を描いた先駆けの小説。
  • 藤堂志津子 恋愛傑作選
    4.0
    結婚を焦るあまりに社内の男二人に同時に秋波を送り、手痛いしっぺ返しを食らう25歳。気ままに男を捨ててきたはずの自分が男にとって都合のいい女にすぎなかったことに気づく26歳。去ってゆく恋人の後ろ姿に打ちのめされながら、それでも仕事にのめり込んでゆく32歳。泥沼の関係が妻子ある恋人の精神に変調をもたらしていることを知り、別れを決意する34歳……。25歳から34歳まえのヒロインが織りなす九つの恋愛模様。胸にしみこむような切なさと熱い想い。極上の恋愛傑作選。
  • 雀鬼くずれ
    4.0
    「博打うち」とは本当に因果な商売だ。プロである以上勝たねばならないが、勝てば勝つほど、客の足は遠のき、揚句のはては飯の食い上げだ。この難問が解決できない以上、「博打うち」とは、ギャンブルにのめり込んだ多くの男達の永遠の幻想といえるかもしれない。麻雀必殺技、“二の二の天和”に骨身を削るイカサマ師を描く「天和くずれ」。ギャングバー経営の女衒の達、ドサ健と寺の息子との息づまる秘技の応酬を描く「天国と地獄」など11篇を収録。
  • 黒魔術白魔術
    4.0
    大災害や大事件がひんぱんに発生する世紀末のいま、世界は明らかに大変動をきたしているといえよう。その暗黒世界に対応するには、世界史上“裏の学問”として迫害され続けてきたオカルトの世界を、正しく理解する必要がある。黒魔術、悪魔礼拝、錬金術や呪い、秘密結社など、危険な知識の数々を、秘密のベールをはがし、いまここにご紹介しよう。
  • 彼女が愛した男
    5.0
    平凡な毎日を送っていた美穂は、社長令嬢の令子に誘われて軽井沢の山荘へと遊びに出かけた。同日、二人の青年が、その山荘近くの別荘に泥棒に入る。留守宅を狙ったはずが運悪く人が残っていたため、彼らは殺人を犯して山荘へ逃げ込んでくる。人質となった美穂と令子、管理人の老夫婦は、恐怖におののいたまま、夜を明かす。突然の異常事態の中で、六人が迎えた思いがけない結末は……!? 息をもつかせぬ迫真のタッチで男女の愛憎を描いた、傑作サスペンス長編!!
  • 風祭
    4.0
    叔母の莫大な財産を相続した新倉三重子は、欧州旅行の途中で体調を崩し身動きできなくなった。だがスイスで十年ぶりに再会したばかりの佐和木良行が駆けつけ、危機を救われた。過去にプロポーズを断わった相手だったが、この親切が彼女の心を佐和木に傾斜させ、やがて三重子は結婚を決意する。佐和木には二度の離婚歴があり、前妻は二人とも外国旅行中に事故死していた。三重子はこれを偶然と考えていたが、やがて周辺に恐ろしい事件が……。国際色豊かに描く大型ミステリー・ロマン。
  • 愛を乞うひと
    3.7
    複雑な家庭事情により、孤児院に預けられていた照恵は、十歳の時、再び母に引き取られた。だが、いたいけな少女にとってそれはあまりにも苛酷な日々の始まりだった。情容赦のない母の仕打ち。何度も殺されかけた八年間。それでもひたすら母に愛を欲した。だが、祈りは届かなかった……。母への限りない憎しみと愛への渇望。その狭間で何年も彷徨い続けた照恵はいま、親子の絆をさがす旅へと向かう。各界から絶賛を浴びた生命を余すところなく描ききる感動の長編小説。
  • 家族トランプ
    3.4
    風見窓子は33歳。会社の給料は決して高くないけれど、自宅通勤なので不自由はないし、寿退社する後輩を妬むこともない。友人以上恋人未満の交際相手と結婚するつもりもない。しかし、世間体を気にする両親からは、「こうして家にいられるのも、干支三回り=36歳が限度」との宣告がなされる。そんな窓子に「しないの、結婚?」と声をかけてきたのは、やり手の独身女性上司、47歳の有磯潮美。東京下町・三ノ輪で居酒屋を営む潮美の実家との交流を機に、窓子の日常は突如変容をみせる。八方塞がりのヒロイン・窓子が選ぶ、しあわせのかたちとは……? サスペンスの女王が「イヤミス」を封印して放つ新境地。“脱力系”未婚女性の居場所探しの物語。

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  • 東京ピーターパン
    3.7
    平凡な営業マン・石井は、仕事の途中で事故を起こしてしまう。パニックになり、伝説のギタリストでホームレスのシンゴ、バンドマンのコジーも巻き込んで逃げた先は、引きこもりの高校生・聖矢の土蔵で……。
  • 完黙
    3.7
    所轄は本庁の犬にあらず! 定年間近で交番勤務の巡査部長、所轄に飛ばされた元捜査一課のエリート刑事、はじめての捜査に空回る新米女刑事、容疑者に惚れるアナーキー刑事、家族より仕事を選んだ警視庁の窓際警部補――日の当たらない場所で、もがき、諦め、鬱屈した感情ややり場のない情熱を抱えながらも、職務に生きる非エリート警察官たち。不器用ながらまっすぐに生きる彼らの姿を緻密な筆致で描くほろ苦ドラマ。「東京からきた男」「秘密捜査」「昔の男」「完黙」「師匠」の全5話を収録する人情系警察小説短編集。

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  • はれのち、ブーケ
    3.6
    キャリアとか、恋とか、結婚とか、子どもとか――30歳の岐路に立つ男女のこたえ探し。学生時代を同じゼミで過ごした裕人と理香子の結婚式に、仲間たちが集まった。かつて横並びだった男女6人は、30歳を迎え、仕事も生活環境もそれぞれ。アパレルメーカーに勤め、気ままな生活を謳歌している鈴子、映画監督を目指し、ハードな日々を送る亮、バツイチで年の離れた彼との恋や結婚に揺れる奈緒、家庭を持ち大学職員として堅実な日々を送る章太郎――。それぞれが、旧友との再会によって自分の生き方を振り返り、仲間の生き方に自分を重ねて未来を見つめる。揺れる世代の瑞々しい感情を、ていねいに描いた連作長編。

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  • アルバイト・アイ 毒を解け
    4.0
    「最強」の親子探偵、冴木隆と涼介親父が活躍する大人気シリーズ第二弾! 毒を盛られた涼介親父を救うべく、東京を駆ける隆。残された時間は48時間。調毒師はどこだ? 隆は涼介を救えるのか?
  • 野ばら
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 銀色と黒蜜糖-。白い野ばら咲く庭に住みついた2匹の美しい猫と同じ名前を持った2人の少年は何者なのか?目覚める度により深い眠りにおちてゆく少年月彦。その不思議な夢の中で繰り広げられた真夏の夜のフェアリー・テール。
  • 天体議会 プラネット・ブルー
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 水蓮との友情。兄との確執。自動人形と噂される謎の少年との不思議な出会い。そして少年たちをのせた船は、南へと出航したのか。兄を想う少年・銅貨をめぐって、星の少年たちの孤独を描いた、長野まゆみの"星の王子さま"。
  • モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵
    3.5
    舞台は私立女子校。腕貫探偵が導く真相は――学校関係者が連続死。新任講師・住吉ミツヲは混沌とする記憶を抱えたまま事件に巻き込まれていく。彼は同僚の妻を殺してしまったらしいのだが……。封じられた記憶の鍵を握るのは魔性の女性事務員なのか? 交錯する時間軸と人間関係に惑うミツヲを救うため、愛くるしい女子高生、ド派手な女大富豪、腕貫着用の公務員――三人の個性派探偵が集結。幻惑の舞台が開演する!

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  • 腕貫探偵、残業中
    3.7
    有能な公務員探偵はオフタイムも大忙し! 「市民サーヴィス課臨時出張所」で、市民の相談に乗る腕貫着用の男。明晰な推理力を持つ彼のもとへは、業務時間外も不可思議な出来事が持ち込まれる。レストランに押し入った強盗の本当の目的は? 撮った覚えのない、想い人とのツーショット写真が見つかった? 女教師が生前に引き出した五千万円の行方は? “腕貫男”のグルメなプライベートにも迫る連作ミステリ6編。

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  • 腕貫探偵
    3.8
    大学に、病院に、警察署に……突如現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」。そこに座る年齢不詳の奇妙な男に、悩める市民たちはついつい相談を持ちかけてしまう。隣人の遺体が移動した? 幸せ絶頂の母がなぜ突然鬱に? 二股がバレた恋人との復縁はあり? 小さな謎も大きな謎も、冷静かつ鋭い洞察力で腕貫男がさらりと解明! ユーモアたっぷりに描く連作ミステリ7編。

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  • 私はなぜにしてカンヅメに大失敗したか
    3.3
    いつまでも原稿が進まない!? マンボウ氏が遺した爆笑私小説――シベリア抑留をテーマに純文学を書くことになった私は、ホテルにカンヅメになる前に、ふと立ち寄った場外馬券場で思わぬトラブルに見舞われ、さらにホテルでも大騒動が……いつまでも原稿が進まない作家の悲哀を描く爆笑の表題作ほか、孫との交流が微笑ましい「デンヤ」、破天荒なユーモア野球小説「日米ワールド・シリーズ」の全三作。

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  • ため息の時間
    3.6
    1巻528円 (税込)
    愛したことが間違いなんじゃない。ただ少し、愛し方を間違えただけ──。完璧に家事をこなす妻を裏切り、若い女と浮気する木島。妻が化粧をするのを許さなかった原田。婚約寸前の彼女がいるのに社内で二股をかけた洪一。仕事のために取引先の年上女性に近づく孝次…。裏切られても、傷つけられても、性懲りもなく惹かれあってしまう、恋をせずにいられない男と女のための恋愛小説9篇。

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  • 笑う怪獣 ミステリ劇場
    3.0
    突如出現する巨大怪獣。地球侵略を企むナゾの宇宙人。そして人々に襲いかかる驚異の改造人間。いい年齢をしてナンパが大好きな、アタル、京介、正太郎の3バカトリオに、次々と恐怖が襲い掛かる! 彼らを救うヒーローは残念ですが現れない! 密室、誘拐、連続殺人。怪物たちは、なぜか解決困難なミステリを引き連れてくるのであった。空前絶後のスケールでおくる、本格特撮推理小説。

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  • 水の肌
    3.7
    妻の実家の金で留学した男が旅先で資産家の娘と知り合い、妻の前から姿を消す。彼は妻に落ち度があれば離婚が成立すると、私立探偵を雇い、密かに動向を監視し続ける。ところが知らぬ間に、彼が軽蔑していたかつての同僚と妻が再婚していたのを知った時、男の心に理不尽な怒りが湧く…。表題作をはじめ計りがたい人間の愛憎と欲望をテーマに、現代社会の不確実な内面をえぐる傑作短篇5話を収録した推理小説集。

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  • 天国の本屋
    4.1
    1~2巻528円 (税込)
    さとしはアロハシャツの不思議なおっさんに誘われ、突然天国の本屋でアルバイトをすることになった。この店の売り物の、朗読サービスを受け持つことになったさとし。そして緑色の目を持つ少女ユイに恋心を抱く……。でも、ユイの心は、この世でできた大きな傷に塞がれていた──。慌しい毎日に押しつぶされそうな貴方にお勧めします。懐かしさと優しさが、胸一杯に込み上げてきます。

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  • 情事の終わり
    3.7
    結婚しても人は恋に落ちる――“一線”を超えた男と女の物語。42歳の雨宮奈津子は大手出版社に勤める文芸編集者。反抗期の娘を持ち、姑と同居するが、夫婦仲は良好といえない。人気作家・榊聡一郎の接待がきっかけで、7歳年下の営業部員・関口諒と恋に落ちた奈津子は、さらに榊からも言いよられて……。働く女性の本音や葛藤をリアルに描き続けてきた著者が贈る初の恋愛小説。切なくも一途な奈津子の恋に、未来はあるのか? 大ヒット『書店ガール』著者による新境地、職場恋愛小説の新たな傑作誕生!

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  • 天に遊ぶ
    3.8
    1巻528円 (税込)
    見合いの席、美しくつつましい女性に男は魅せられた。ふたりの交際をあたたかく見守る周囲をよそに、男は彼女との結婚に踏みきれない胸中を語りはじめる。男は、独り暮らしの彼女の居宅に招かれたのだった。しかし、そこで彼が目撃したものは……(「同居」)。日常生活の劇的な一瞬を切り取ることで、言葉には出来ない微妙な人間心理を浮き彫りにする、まさに名人芸の掌編小説21編。

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  • 銀盤のトレース age16 飛翔
    3.6
    高1の秋、中部ブロック大会で優勝した竹中朱里は2カ月後、全日本ジュニア選手権大会へと駒を進めていた。世界ジュニアの出場権がかかった試合当日、朱里は体調を崩し、スケート靴のトラブルにも見舞われ、絶体絶命のピンチに。ところが、演技中に朱里の取った行動は周囲をあっと驚かせる……。スケート少女の苦悩と成長を活写する人気シリーズ続編!

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  • 銀盤のトレース age15 転機
    3.9
    中三の秋、竹中朱里は試合中のジャンプの失敗で足首を骨折。しかし数カ月のリハビリ期間に猛勉強し、フィギュア王国・名古屋でも屈指のスポーツ強豪進学校に合格した。学内のフィギュアスケート部でライバル達と切磋琢磨の日々を送るが、怪我で芽生えた恐怖心を拭うため、ある重大な決断をする――。競技と勉強の両立、家族やコーチ、仲間との関係などを活写した青春フィギュアスケート小説の傑作!

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  • 下町の迷宮、昭和の幻
    4.0
    田端にある古い銭湯の「昭和湯」の主人が旧式の柱時計を見るうちに……。飛鳥山公園の坂を上るたびに、母親の顔から「癒しの天使」となる女は……。かつての人気漫才師が、古巣の浅草にある蕎麦屋で聴いた歌謡曲は……。三十年ぶりに谷中を訪れた紙芝居屋が、千代紙を買った後に向かうのは……。現代の下町を舞台に、郷愁と恐怖が横溢する昭和レトロホラー。

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  • 眼の気流
    3.9
    車の座席で戯れる二人づれに憎しみの執念をもやす若い運転手。愛人に裏切られた初老の男のひそやかな怒り――二人の男の接点に生じた殺人事件を追う表題作。立身出世のために愛する女性を殺すが、女は奇蹟的に息を吹き返し、記憶を失ったまま男の前に姿を現わす……非情なエリート官僚を描く『たづたづし』等全5編。日常生活に潜む怖ろしい生の断層、現代の憎悪を抉る推理傑作集。

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  • 巨人の磯
    3.8
    大洗海岸に巨人と見紛うほどに膨張した死体が流れ着いた。警察は苦心の末に、海外旅行中の県議会議員と特定したが、その腐爛状態には驚きのトリックが隠されていた(表題作)。実力はありながら、地味な風貌が災いし、どの組織でも決してトップの椅子にはつけない元銀行副頭取。男が三十一歳も若いバーのマダムと再婚したとき、悲劇が幕を開ける「礼遇の資格」など傑作短編五編。
  • 母の国から来た殺人者
    2.3
    連続殺人事件の謎を解くカギは「母恋」という駅名にあった! 製薬会社の社長が毒殺された現場から、若い女性が姿を消した。捜査で浮かんだ地名を追って、北海道室蘭に飛んだ十津川警部は奇妙な事実につきあたる。犯人と思われる女性と同じ名前の女は、すでに死亡しているというのだ。さらに帰京した十津川警部を待っていたのは、第2、第3の殺人事件だった。果たして被害者たちに接点はあるのか。第4の事件は阻止できるのか?

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  • 新訳 十二夜
    3.8
    伯爵家の女主人オリヴィアを熱愛するオーシーノ公爵。だが兄を亡くした哀しみに暮れるオリヴィアはけんもほろろ。その頃難破船から救われ、女であることを隠して公爵に仕え始めたヴァイオラは、優しい公爵に恋心を抱く。さらに、そんなことはつゆ知らぬ公爵が恋の使者として遣わしたヴァイオラに、なんとオリヴィアが一目惚れ……!? もつれにもつれた恋の糸。ロマンスと笑いと風刺が絡みあう、シェイクスピア喜劇の頂点。
  • まざあ・ぐうす
    4.3
    ナンセンス、なぞなぞ、レジスタンス、諷刺などさまざまな要素を軽やかなリズムのうちに包み、英語圏で大切にはぐくまれてきた伝承童謡、まざあ・ぐうす。残忍で陽気で、奔放でとりとめがなく、そのおもしろさは不思議な魅力を秘め、暮らしの中に、文学の世界に深く息づいている。言葉の魔術師白秋が、愛をこめて子供たちのために訳出した幻の名著。
  • 本日もセンチメンタル
    5.0
    成屋詩織は17歳。とってもセンチで感激屋。「死ぬ前に、思いきり甘いものが食べたい」という犯人の引き起こした強盗事件に巻き込まれ、なぜかその妻・啓子と赤ん坊を引きとることに…。ところがその親子が次々に蒸発。なんと啓子は暴力団の娘だった! 成屋一家は親子をかくまっていると誤解され命を狙われるが、そこに花八木というとぼけた刑事があらわれて、もう大混乱! 感激して泣いてばかりはいられない。さあ詩織、この決着どうつける?
  • ロマンティック
    4.5
    女は傷ついているんだから。ずっと、奥の、目に見えないところが……。そんなの男の人にはわからないんだ。志村奈美。17歳。――お嬢様学校として知られている私立女学院高三年生。親友の爽子と彼女のかつての恋人史雄のよりを戻させようと、男三人、女三人で湖のほとりの避暑地へと出かけるが……。17歳の少女の夏の一週間の休暇。退屈と、混乱と、恥ずかしさと、感激と……。そして大人へ。人気最高潮の赤川次郎が放つ、オリジナル青春ラブ・サスペンス。
  • クリスマス・イヴ
    5.0
    クリスマス・イヴの夜、恋人たちで賑わうSホテルが企画したイベント〈ミステリー・ナイト〉。ホテルを舞台に推理劇が演じられ、宿泊客がその謎を解いていくというゲームだ。推理劇に出演する俳優、人目を避けてイヴの夜を過ごす大女優、ホテルの従業員、婚約中の恋人たち……。ホテルに集う人々の運命が複雑に絡み合い、ゲームは思わぬ方向へ転がりはじめた! 聖なる夜に繰り広げられる、ロマンチック・サスペンス。
  • こちら、団地探偵局
    5.0
    1~2巻528~550円 (税込)
    毎日が退屈な団地の主婦政子が、高校以来の友人並子に再会したのは団地の公園だった。並子は学生時代、美貌・才知・人柄の三拍子揃った才媛であったが、二歳の男児を持つ現在もちっとも変わらず若々しい。その秘密は、何と内職がわりに私立探偵をやることだった!! 早速、政子は日頃気がかりな事態を相談した。いつのまにやらワトソン役を引き受けさせられた政子と、団地の名探偵並子の活躍ぶりは? 長編ユーモア・ミステリー。
  • さびしがり屋の死体
    3.5
    「あのね、彼……死んだの、車にはねられて」遺書ともいえる言葉を残し、マリは恋人武夫のあとを追い自殺した。可哀相なマリ……。そういえばマリは、彼のいない人生なんて生きる価値がないって、いつも言ってたっけ……。だが、死んだ筈の武夫は生きていた。そして、天国へ行ったマリが一人では寂しいと招きよせるように、武夫のまわりで次々と起こる謎の殺人事件! 表題作「さびしがり屋の死体」ほか、実力派赤川次郎が、趣向をこらしたミステリー四編を収録。
  • 幻の四重奏
    4.3
    〈ユミ四重奏団〉のメンバーの一人、ヴィオラをひく有沢美沙子が両親宛ての遺書を残して死んだ。だが彼女には、駈け落ちを約束した恋人がいてとても自殺する理由が見当たらなかった。その上、美沙子から自分の告別式の模様を書いた手紙が届くに及んで、弓子ら仲よし三人組は恐慌状態に陥った。《美沙子が天国から私達を呼んでいるのかしら!?》美沙子の死には何かある。三人でそれを探るのだ!! 青春ユーモア・ミステリー。
  • 招かれた女
    4.0
    売春をしていたらしい女子中学生の死体が発見された。ベテラン刑事宮本と若手刑事谷内は、容疑者の三島を逮捕しようとするが、谷内は三島に射殺され、三島も車に轢かれて死亡した。その責任を問われ宮本は退職し、事件は解決したかにみえた。だが、第二、第三の殺人が……。有力画商・中路とその愛人で美貌の画家・昭子、谷内の婚約者爽子と友人の淳子。宮本をとりまく華やかな女性達。果たして真犯人は誰か? 昭子が描いた一枚の肖像画が事件解明の鍵に!
  • 世界は破滅を待っている
    5.0
    月代和也は41歳。平凡な家庭を持つある出版社の雑誌編集者である。編集長の代理で、首相主催のジャーナリストの懇親パーティに出席したことが事件の始まりだ。月代を見た時の首相の驚いた顔。その後、編集長が何者かに殺された。まてよ、あの首相、どっかで前に会ったことが……。あの男に出会ったばっかりに、こんなことになるなんて!? 世界を破滅に導く計画が、いま着々と進行中――。ユーモア&サスペンス。
  • 静かなる良人
    3.0
    夫が自宅で殺された。血まみれで居間に倒れていた夫は、最後にひとこと「ゆきこ」と言い残して息絶えた。平凡で、無口で、退屈だけれども「いい人」。それだけが取り柄だった夫が、何故殺されたのか? 「ゆきこ」とはいったい誰なのか? 夫の生前を探り始めた千草の前に、思いもかけない事実が次々とあらわれて……。夫婦の絆を切なく描く、長編ミステリー。
  • 冬の旅人
    4.0
    汐見は独身の29歳、Nスイミング・クラブの指導員だ。女子大生紀美子の水泳練習のため、人には内緒で、個人的にプールを開放し始めてからもう半月がたつ。だがそこで、奇怪な事件が……。捜査一課の迷刑事片山と名探偵ホームズ、それに『幽霊列車』で鮮烈デビューしたおかしな大学生永井夕子が、豪華競演する『三毛猫ホームズの水泳教室』ほか、3編を収録した傑作短編集。
  • 眠りを殺した少女
    4.0
    大丈夫、誰も追いかけてなんかこない。誰も私がやったことに気づかない。昨日までと変わらずにおなかいっぱい食事もとれるし、夜はぐっすり眠ることができる。大丈夫、私には何も起こらない。ただ、人を殺しただけなのだから……。正当防衛で人を殺してしまった女子高生・智子。誰にも言えずに苦しむ智子のまわりに奇怪な出来事が続発、事件は思わぬ方向へ展開しはじめて……。少女の心理を描く長編サスペンス・ミステリー。
  • 名探偵はひとりぼっち
    3.0
    僕の名は酒井健一。N高校の一年生だ。不治の病の美少女との空想の恋物語を友達に喋ったら、クラス中の評判になり、学校にも行けず、とうとう家出する破目に……。それから僕の大冒険が始まった。現実の美少女と出会い、ニセ札づくりの事件に巻き込まれ、殺人が起こり……。これからぼくはどうなるんだ。美少女と自称美少年のコンビで綴る、青春ラブ・ミステリー。
  • 輪舞─恋と死のゲーム
    4.5
    高校三年の冬。喧嘩ばかりの両親を思い、暗い気持ちで雨にうたれていた久美子。だが、彼女の〈孤独〉はその日が最後になった。見知らぬ男性が、優しく暖かく傘をさしかけてくれたのだ。彼への憧れと淡い恋心を支えに生きる久美子が、ある日、彼の家で見てしまったものは……! 様々な喜びと哀しみを秘めた人間たちの、出逢いやすれ違いから生まれる愛と恋の輪舞〈ロンド〉。オムニバス・ラヴ・ミステリー。
  • 恋愛届を忘れずに
    4.0
    憧れの課長から昼食に誘われ、「我が社のために重要書類を届けてくれ」と指示された新米女子社員の恭子。ところが細心の注意を払ったはずなのに、その書類を届ける途中で、盗まれてしまったのだから大変だ。偶然知りあった、おかしなアベックと3人でシロウト探偵になって、事件の調査に乗り出すのだが、いきなり死体に出くわして、てんてこ舞い! 若さと大人の陰謀が対決する表題作〈恋愛届けを忘れずに〉など4編を収録。元気いっぱい、大事件続発の青春ミステリー。
  • 薄妃の恋―僕僕先生―
    3.8
    あれから5年目の春、ついに先生が帰ってきた! 生意気に可愛く達観しちゃった僕僕と、若気の至りを絶賛続行中の王弁くんが、波乱万丈な二人旅へ再出発。さっそく道中の漉水のほとりで、男女の熱愛現場に遭遇した一行。しかしそれは、人間の男と、すでにこの世のものでなくなった女との、悲しい恋の目撃だった──新しい旅の仲間も増えて、ますます絶好調の僕僕シリーズ第二弾!

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  • 白雪姫―グリム童話集I―
    4.0
    ドイツ民衆の口から口へと語りつがれてきたメルヘンを、こまめな熱意をもって収集し、文学的才能によってナイーヴな詩に高めたグリム兄弟。本書は、世界中に愛読されるグリム童話のなかから、表題作をはじめ、『歌う骨』『金の鵞鳥』『強力ハンス』『勇ましい豆仕立屋』『灰だらけ姫』『千匹皮』『鉄のハンス』『金の鳥』『藁と炭といんげん豆』など23編を収録した傑作集である。

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  • 化粧の素顔
    4.0
    もっと開いて。もっと受け入れて。もっと満たして――。理想の女性を求めて遍歴を重ねる河島文也。大胆で細やかな文也のアプローチとテクニックは相手を歓ばせるが、燃え上がった官能は、なぜかいつも途中から醒めてゆく。甘美な性愛のさなかに、身体と身体で交わされる男と女の駆け引きの行方をシニックに描く。もう一段、恋愛上手になるための秘密が詰まった六篇。大人の小説集。

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  • いじわるペニス
    -
    1巻528円 (税込)
    3年間を捧げた同僚に振られて、29歳の私は会社を辞めた。彼は同じ会社の別の女と結婚したのだ。あの時から、私は、普通の恋愛というものから、なるべく遠ざかるように生きている…。勃たないウリセンボーイに募る想い、哀しいため息、膨らむレディースローン。最後に二人を結ぶのはお金?それとも愛?このまま、私はどこに行ってしまうんだろう…。

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  • 格闘する者に○
    3.8
    これからどうやって生きていこう? マイペースに過ごす女子大生可南子にしのびよる苛酷な就職戦線。漫画大好き→漫画雑誌の編集者になれたら……。いざ、活動を始めてみると思いもよらぬ世間の荒波が次々と襲いかかってくる。連戦連敗、いまだ内定ゼロ。呑気な友人たち、ワケありの家族、年の離れた書道家との恋。格闘する青春の日々を妄想力全開で描きます。直木賞受賞作家の才気あふれる小説デビュー作。(解説・重松清)
  • サラダ記念日
    4.3
    生きることがうたうこと、うたうことが生きること…24歳のひたむきな言葉から生まれた、きらめくような短歌たち。与謝野晶子以来の天才歌人とうたわれた、教科書でもおなじみの俵万智の第一歌集。刊行されるやたちまち話題となり、社会現象にもなった280万部突破の大ベストセラー!

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  • 白夜 緑陰の章
    -
    チエホフは「医学は本妻で小説は愛人だ」といったそうだが、そのようにわり切れるものだろうか……。医学に、文学に、そして愛に、自信と不安のなかで熟成する青年外科医の内面を、清冽な北の都を舞台に鮮やかに描く自伝的長篇第四弾。
  • すべて知ったら呪われる~学校の七ふしぎ~
    3.0
    1巻528円 (税込)
    わたしの学校は恐怖でいっぱい……。悲鳴注意!学校にまつわる七不思議。あなたはいくつまで知っていますか? これはある学校でおこった、七つの怖いお話。あかないトイレ、血に染まる保健室、呪いの机、歌ってはいけない校歌……。七不思議をすべて知ってしまったら? あなたはもう、この世界にはいられない。

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  • クリスマス・キャロル
    3.9
    並はずれた守銭奴で知られるスクルージは、クリスマス・イヴにかつての盟友で亡きマーリーの亡霊と対面する。マーリーの予言通りに3人の精霊に導かれて、自らの辛い過去と対面し、クリスマスを祝う、貧しく清らかな人々の姿を見せられる。そして最後に自分の未来を知ることに――。話題の映画原作を古典新訳で!【光文社古典新訳文庫】

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  • デッドエンドの思い出
    4.2
    幸せってどういう感じなの? 人の心の中にはどれだけの宝が眠っているのだろうか――。時が流れても忘れ得ぬ、かけがえのない一瞬を鮮やかに描いた傑作短篇集
  • 私が愛した高山本線
    2.0
    十津川警部が挑む女探偵怪死の謎! 飛騨高山、越中八尾で突きとめた驚きの真相とは!? 女探偵の遺品に薬の袋が……十津川警部は飛騨高山へ! 十津川警部の元部下の橋本豊は仕事仲間の佐々木恵美と二人で探偵事務所を立ち上げた。しかし、恵美がある女性失踪に関する調査に向ったまま、連絡が取れなくなってしまう。その後、その調査の依頼人である建設会社の社長が刺殺され、恵美もビルから転落死したとの知らせが……。事件の背後に隠された真実を求め、十津川は飛騨高山、越中八尾へ!
  • ガレキノシタ
    3.2
    瓦礫の下に日常は消えた。僕らは目を背けない――。突如崩壊した高校校舎。築年数も浅く、皮肉なことに地域の防災拠点にもなっていた学校は、信じられないほど簡単に崩れ落ちてしまったのだ。数多の命が一瞬で奪われた一方、瓦礫の下で生き残った生徒たちがいた。すれ違っていた双子の兄弟、いじめっこといじめられっこ、たったひとりで取り残されながら恋人の無事を祈る少女、水と油の生徒と教師……淡々と過ごしていた毎日、「日常」のなかでは交わることのなかったはずの彼ら。生と死の狭間でそれぞれの問題に直面したとき、彼らの脳裡にはなぜか一人の少年の姿が浮かんだ――。青春ミステリーの旗手・山下貴光のみずみずしく鮮やかな筆致を存分に堪能できる本作。青春のさなかにいる少年、少女から、かつて青春を過ごした大人たちまで、今を生きるすべての人にこの物語を送りたい! 極限状態におかれた命が輝く、傑作青春小説。
  • 十津川警部 わが屍に旗を立てよ
    -
    武田信玄vs織田信長。怨念と狂気が連続殺人を呼ぶ! テレビの骨董鑑定番組に女が武田信玄の掛軸を持ち込み、3人の鑑定家のなかでひとりだけが500万円の値を付けた。その戦国史を研究する大学准教授が後日、女が経営する喫茶店「風林火山」を訪ねると、店内で見知らぬ女が絞殺されていた。そして壁には「風が殺した」の文字が……。被害者は誰なのか? 手がかりを追って、十津川警部は滋賀県大津市へ飛んだ!! 歴史トラベル・ミステリーの醍醐味!
  • ダナエ
    3.8
    惜しまれながら逝った著者の傑作中篇集 若くして成功した画家・宇佐美の描いた肖像画が、切り裂かれたうえ硫酸をかけられた。犯人は「これは予行演習だ」と告げるが――
  • 十津川警部 陰謀は時を超えて リニア新幹線と世界遺産
    -
    雑誌編集者の若杉誠は、世界遺産の白川郷を取材したが、その裏に別の目的があった。かの地に伝わる秘薬を入手すること。秘薬をめぐる殺人事件まで起き、十津川警部もかけつけた。錯綜する関係をほぐしていくと、リニア新幹線計画との意外な関係が浮かび上がった――。過去と未来がクロスする社会派トラベル・ミステリー。
  • 陰の季節
    3.9
    『64』で話題沸騰! 横山秀夫「D県警シリーズ」はここから始まった! 警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下りポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた……。「まったく新しい警察小説の誕生」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第一弾! 表題作他、「地の声」「黒い線」「鞄」の短篇四篇を収録。
  • 極楽行最終列車
    2.8
    深夜の遠出を思い立ったカメラマンは、上野発急行「妙高」に乗り込んだ。気ままな旅行になるはずだったが、乗り合わせた奇妙な団体が気になって仕方ない。年齢、服装ともにバラバラで重苦しい雰囲気がただよっている。好奇心も手伝い、カメラマンはそっと彼らに向けてシャッターを切った。しかし、その行為をはげしく見とがめる視線が……。まもなくして、列車から女性の絞殺死体がみつかる。不気味な一行は事件と関係があるのか? 十津川警部の推理が光る表題作ほか、名場面三篇。
  • プラナリア
    3.9
    「何もかもが面倒くさかった。生きていること自体が面倒くさかったが、自分で死ぬのも面倒くさかった。だったら、もう病院なんか行かずに、がん再発で死ねばいいんじゃないかなとも思うが、正直言ってそれが一番恐かった。矛盾している。私は矛盾している自分に疲れ果てた。」(本文より)乳ガンの手術以来、25歳の春香は、周囲に気遣われても、ひたすらかったるい自分を持て余し……〈働かないこと〉をめぐる珠玉の5短篇。絶大な支持を得る山本文緒の、直木賞受賞作!
  • 諜報新撰組 風の宿り 源さんの事件簿
    値引きあり
    3.8
    近藤勇、土方歳三と壬生浪士に参加した井上源三郎。人の好い井上は、長州を脱藩した佐伯又三郎と親しくなり、長州、水戸、会津の政争にまきこまれていく。ある日、井上は、土方から、芹沢鴨らが大和行幸を企てる浪士集団と通じていることを聞く。激怒した土方は、芹沢を陥れる、恐るべき計画を立てていた――。新選組結成の真実を描く時代長編。
  • 戦国史譚 徳川家康
    -
    「人の一生は重荷を負うて、遠き道を行くがごとし」――三河の小大名の子として生まれ、人質、敗戦、嫡男信康の切腹と、数々の辛酸をなめながらも、心の片隅に野望を待ち続け、耐えに耐えて、ついに天下を掌中にした家康。その生涯のうち特に波乱万丈の前半生に焦点を絞って、家康がどのような重荷を背負い、それを糧としてどう成長していったかを克明に探る。本書は、大成後の家康を描く多くの類書とはひと味違った、人間・家康の原点に迫る会心の人物伝である。
  • 人びとの季節
    -
    見ず知らずの家出娘をやさしく見守るパン屋の夫婦。グミの木のある寺で子供に戻る、痴呆症の老人。離れ離れの3人の継母と結婚式で再会を果たす花嫁。あふれる愛情、微かな胸の痛み、ささやかな幸せ。――何気ない夫婦の会話、隣人たちとのふれあい。そんな日常のひとこまが生んだ小さなドラマの数々を、等身大で描く。心にしみる優しさと、温かな想いが息づく珠玉の24編。
  • 人びとの情景
    -
    後継者のいない老舗の豆腐屋を継ぐと言いだした孫息子。一人娘を嫁がせようと大芝居を打ったクリーニング店主。少年に約束したクワガタムシを渡そうと病院の待合室に通いつめる老人。何気ない市井のひとこまの人の情、忘れていた記憶、ささやかな幸せ。――心の機微が失われゆく現代という時代を静かに見つめながら、そこにひっそりと息づく人間の善意と無償の愛情を、そのままの大きさで描きだす。「木綿豆腐」「待合室」ほか珠玉の二十四編を収録。
  • 鬼子母神
    値引きあり
    3.2
    保健センターに勤める保健婦の工藤公恵は、渡井敦子という若い母親からの異常な電話を受けた。ただならぬ様子を察して駆けつけた公恵が目にしたのは、敦子の三歳になる長女・弥音が血まみれとなった姿だった。幼児虐待――そう直感し、渡井母子を注意深く見守り続けるが、事態は意外な方向へ……。平凡な家庭に潜む地獄図を描く衝撃作。 しかしながら、これは今、起きている現実だ! 新進気鋭の作家、渾身の物語。
  • 彼女のため生まれた
    値引きあり
    3.6
    母親を高校の同級生・渡部に殺されたライターの銀次郎。犯行後自殺した犯人の遺書には、高校の頃、銀次郎が原因で自殺した女生徒の恨みを晴らすためと書かれていた。なぜ母は殺されたのか。母の死の真相と身に覚えのない汚名を晴らすため、奔走する彼を次々と襲う衝撃の真実。どんでん返しの連続に、一時も目が離せない傑作ミステリ!
  • ガラスの巨塔
    値引きあり
    3.3
    巨大公共放送局で三流部署ディレクターから名実ともにNo.1プロデューサーにのし上がった男がいた。手掛けた「チャレンジX」は視聴率20%超の国民的番組となり、特別職に誰よりも早く抜擢される。しかし、天皇と呼ばれる会長が失権すると事態は一転し……。組織内部に渦巻く野望と嫉妬を、元NHK看板プロデューサーが描ききった問題小説。
  • 烙印
    値引きあり
    3.4
    東京の公園で男が絞殺された。身元を調べるうちに、被害者の地元・兵庫県養父市でも数日前に白骨体が発掘されていたことがわかる。発見場所も殺害時期も異なる二つの遺体――。だが、警視庁捜査一課の戸田刑事は、事件の関連性を疑い始める。そして捜査を進めるうちに、ひとりの新進気鋭のカメラマン鈴木太郎に辿り着く。執念の刑事・戸田と、己の宿命に抗おうとする男の壮絶な闘いが幕を開ける。
  • 渇水都市
    値引きあり
    3.0
    フランス資本の多国籍企業ウォーター・エンバイロンメント社(WE社)が水資源を牛耳る北東京市。深刻な水不足でテロが頻発する中、貧しい市民に十分な水が供給されず、しかも幼児に謎の病が蔓延し、水道水を飲んだことが原因だという噂が広がっていた。その原因究明を命じられたWE社の社員・海原剛士は、調査に訪れたダムで突如発生した高波に呑み込まれ、地底に広がる自然豊かな「水の国」にたどり着く。そこで剛士は衝撃の事実を知らされる……。
  • 空とセイとぼくと
    値引きあり
    3.8
    父親を亡くし、犬のセイとホームレス生活をしていた零。ある日、病気になったセイの治療費を捻出するためホストになるが、読み書きもできない零は失敗ばかり。だが、その犬並みの嗅覚を使って、次第に頭角を現し始め……。犬と二人きりで育った少年が、犬との絆を守りながら成長する姿を、ユーモアとリアリティ溢れる筆致で描いた傑作青春小説。
  • みなさん、さようなら
    値引きあり
    3.9
    2013年1月26日、映画公開! 小学校の卒業式で起きたとある事件をきっかけに、団地から出られなくなった少年・渡会悟。彼はそこで一生を過ごす決意をする。だが月日が経ち、同級生は減り、最愛の恋人も彼の前から去ろうとしていた。限られた世界で生きようとした少年が、孤独と葛藤の中で伸びやかに成長する姿を描く、青春小説に革命を起こした鮮烈なるデビュー作。
  • 魔法使いクラブ
    値引きあり
    4.0
    「朝、黄色い車を三台見たから、今日はいいことがあるかもしれない」。魔女になりたい十歳の結仁は、葵と史人と毎日魔法の練習をしている。三人でいると一番元気なのに、なぜかクラスでは上手にしゃべることができない。さらにある日、七夕に書いた願い事を嘲られ孤立を深めていく……。繊細で透徹した視点で描く、揺れ動く少女の心と自立の物語。
  • 死刑基準
    値引きあり
    3.5
    弁護士・大伴の妻が自宅で強姦され刃物によって殺害された。やがて逮捕されたのは、粗暴犯の前科をもつ男。強姦は認めたものの殺人は頑強に否認する。しかし検察は「死刑」を求刑。虚言か冤罪か。大伴の親友でありながら被告の弁護につくことになった新人弁護士・水戸が法廷で見た真実とは……。我々は何を根拠に命を裁けばいいのか? 人が人を裁くことの意味を問う、現役弁護士が放つ衝撃のリーガル・サスペンス。
  • 弘海 息子が海に還る朝
    3.7
    1巻530円 (税込)
    「ぼくはついに出会った。うれしくて、少しだけ泣きたくなった」……小学生・弘海は体に異変が起こり、水の中を好むようになる。心配した両親は、世界中に同じような子供がいることを知るが――少年少女の淡い恋心と家族の絆を優しく切なく描く『いま、会いにゆきます』に連なる長編小説。

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  • 月曜日の抹茶カフェ
    値引きあり
    4.3
    3年連続「本屋大賞」にノミネートされた青山美智子さんの最新文庫本。川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日にだけ「抹茶カフェ」を営むことに。ついていない携帯ショップの店員、妻を怒らせてしまった夫、恋人と別れたばかりのシンガー、時代に取り残されたと感じている京都老舗の元女将……。思い悩む人々が誰かの何気ない言葉で前向きな気持ちになっていく――。人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押している。――これは、一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心温まるストーリー。『木曜日にはココアを』のおなじみのメンバーも登場する、シリーズ続編がついに文庫化です。 ※本書は2021年9月に刊行された単行本『月曜日の抹茶カフェ』を文庫化したものです。
  • 千夏の光 蘭学小町の捕物帖
    値引きあり
    3.5
    江戸で指折りの蘭方医を父に持つ、十八の千夏。周囲に猛反対されるも蘭学に傾倒し、習い事にも綺麗な着物にも外見のいい男にも全く関心がない。そんなある日、千夏は旧知の同心から問屋の番頭が殺されたという話を聞く。勝手に調べ始めると、父が信頼する薬屋が関係していて……。跳ね返り娘が科学の知識を駆使して難事件に挑む時代ミステリー。
  • 極道の嫁
    値引きあり
    -
    かつて「ミナミの宝石」とまで呼ばれた、武闘派やくざの組長の妻・瑠依は、ラブホテルの一室で縛られていた。M字開脚の状態で身悶える瑠依。「だ、誰や、あんた」。敵対する暴力団に雇われた色事師・蛭田が舌なめずりする。「匂ってきましたね、姐さん。発情したメスの匂いが ……」。勝気な〝極妻〞が、抵抗虚しくメス奴隷に調教されていく――。
  • 十五夜草 小烏神社奇譚
    値引きあり
    3.5
    父親の命日に墓参りへ行った泰山が、何者かに取り憑かれてしまう。竜晴が妙見の呪をかけると墓守の鬼が現れる。死んだ親兄弟を忘れたり、死者を嘆かせるようなことをしなければ害は与えないと言うが、泰山は何か思い悩んでいるようで……。竜晴もまた、夢の中で繰り返し聞く「ある声」に苛まれていた。竜晴の真の使命が明らかになる最終巻!

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