小説作品一覧

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  • 忌憶
    3.7
    直人の幼い記憶はいつも現実離れしていた。だが、現実の世界で不幸な目ばかりに遭遇する彼はやがて、幼いころの記憶が本当と思うようになり…。人間の記憶を独自の世界で紡ぐ3つの連作短編集。
  • 綺麗な生活
    3.3
    1巻550円 (税込)
    美容整形クリニックに、院長の秘書として勤務する港子は独身の30歳。両親は、子供の頃から永く別居しているが、経済的には何不自由なく育てられてきた。フリーライターの翔一、生花店を経営する金持ちの室田と二股恋愛も楽しんでいる。そんな港子の前に、美しい顔を持つ男・泰生が現れて……。異様なほど美に執着する女の生態と、禁断の恋の行方を描いた長編。 解説・柴門ふみ
  • コボルト
    -
    1巻550円 (税込)
    長期化する不況の嵐の中、三人の息子をかかえ、低賃金労働に耐えなければならない摩耶は、苦しい日常に疲れ切っている。そんな中年の主婦、摩耶に忍び寄る黒い誘惑。陰湿な悪と出会った摩耶に、再び神秘の力を発揮する機会が訪れる。善悪を超越したヒロインの活躍を描く連作サスペンス第三弾。
  • 暴れ蛇~くりから女刑事~
    -
    元警視庁の巡査部長・桐原夕紀は二年前、暴力団「石神会」の男に婚約者を殺害された。白い肌一面に彫った刺青は、その彼が殺された当時、復讐を誓ったときに入れたものだった。彼女は事件を機に警察から退くが、ある日、仕事相手の夫婦が殺されたのを知り、再び美しい体を利用して事件を追いかけた……。男と女の人間模様を見事に描いた傑作サスペンス!
  • 弥彦・出雲崎殺人ライン
    -
    新潟県・出雲崎で「ヤヒコニイッテ ウラ」という言葉を遺し、女が殺された。取材で、現地を訪れていた編集者の笹谷美緒と、恋人・黒江壮は、その女を三度目撃。その後の調べで、被害者は、横領の疑いをかけられ、失踪中の銀行員・水原千秋だったことが判るが……。数日後、弥彦神社裏から被害者のイニシャル入りの指輪が見つかった! 最期の言葉の謎とは?
  • 主治医
    -
    首都医大の助教授・霧島透は、主任教授・川石倉雄の後継者と目されていた。しかし、突然、川石が薬物自殺で他界した。川石は肺炎を患っており、その治療の主治医は霧島であった。さらに、霧島の誤診が川石の自殺を招いたと、マスコミが騒ぎ立てスキャンダルに! 孤立を深める霧島を、名誉教授の大蔵が自らの主治医に指名するが――。医学界の“重大問題”を問う意欲作!
  • 医療事故
    3.0
    花城(はなしろ)病院で、看護婦・小美島裕子(こみじまゆうこ)の点滴ミスによる死亡事故が発生した。医者で弁護士の朝比奈博士(あさひなひろし)は、院長の花城一也に、和解調停の弁護を依頼される。だが、その裁判の最中に、被告の一人である裕子が失踪。博士は行方を追うが……。奥多摩で女性の焼死体が発見され、なぜか、手に点滴用の部品を握っていた! 現役医師の著者が医療現場の実態を鋭く抉(えぐ)る問題作!
  • 秘薬の処方箋
    -
    医者で弁護士の朝比奈博士(ひろし)は、様々な調査依頼を受ける。今回は、不能症(インポテンツ)の内服薬・プロスタートX(PX)を常用している柿山剛児の診察結果に関することだった。彼には、PX服用による異常血圧の疑いがあったが……。その柿山が車の中から死体で発見された! 事故死? 病死? それとも……!? 朝比奈の推理が冴える! 現役医師ならではの傑作医学推理!
  • 恐怖の万歩計~銀座紅色診療所~
    -
    妻から、ダイエットのため、1日1万歩を歩くようにと万歩計を渡された今立達三(いまだちたつぞう)だが、なかなか、そのノルマをこなすことができない。そこで、今立が考えた方法とは……? (「恐怖の万歩計」より)銀座七丁目にある紅色診療所を舞台におこる、ちょっとHな珍事件の数々。自らも現役の医師である著者が現場での体験もおりまぜ描いた診療所シリーズ!
  • 女医彩子の欲望クリニック
    -
    彩子は自分の患者の病名を「3H(スリーエイチ)―シンドローム」と名付けた。3Hとは何の略なのか。彩子は、ヘッド(頭)、ハート(心臓)、ヘモ(痔(じ))の略だと医局長に説明するが、本当の意味は……!? (「駆け込み病棟」より) 医療現場では時として、男と女の人間模様が浮きぼりになる。そこで働き成長していく若き女医の姿を描いた傑作4編。
  • 女医彩子のミステリー病棟
    -
    ゆうれい? まさか? 彩子の髪が逆立った。うわさだが、ここ六本木の診療所に幽霊が出るという。東京の大歓楽街のど真ん中では、どんな事件だって起こる。……しかし、こんなミステリアスな難問も、女医彩子の親身でけなげで理知的な診断の敵ではない。――人の生と死を直視する場所。そこで悩み、推理し、そして発見する若き女医の姿を描いた、心を動かす物語。
  • 誤診の壁~日系女性殺人事件~
    -
    医学博士で弁護士の朝比奈博士(あさひなひろし)、彼のもとへはさまざまな事件がもちこまれる。偶然目撃した若い女性の投身自殺で、この事件は開幕した。謎の糸をたぐるうちに朝比奈は、日系三世の女性の毒殺に遭遇。どうやら核心には、彼の母校P医大の医師たちも深くかかわっているらしい。――医師である著者が、最新の医療情報を解説しつつ描いた、朝比奈シリーズ第2弾!
  • 猫の舌に釘をうて
    -
    最愛の女有紀子が、友人塚本の妻になるや私の塚本への殺意はおさえられなくなった。だが塚本を殺せば有紀子も不幸になる。そこで考えたのが代償殺人行為だ。行きつけの喫茶店の常連に塚本そっくりの男がいる。彼のコーヒーに“毒”を入れよう!! ところが展開は意外や意外。ミステリの難題一人三役に挑んだ傑作。
  • 四人家族
    4.0
    二十年も専業主婦だった妻靖子が、突然、仕事をしたいと言い出した。しかも就職先は京都・山科のデザインルーム。「私、波風を立てたいの、この家に」そう言い残して、妻は軽やかに単身赴任をした。残された夫の信之、娘の友紀、高校生の息子・徹也は混乱し、やがて初めてお互いに向き合い始めるが――。空気のようだった家庭に生じた大きな波紋が四人の家族を急速に変化させていく。東京と京都を行き交いつつ、危うくも力強い家族の絆を育んでいく感動作!
  • 中国怪談
    3.3
    山奥の庵に、ずいぶん前に死んだ友人が訪ねてきた。その晩、麓の村では、葬式前の遺体が消える事件が起きて……。今夜死ぬ、という占いが出た男。家族の寝ずの番も空しく命を落としたが、その死には意外な真相が……。本来の寿命より前に殺された女。肉体のすでに朽ちた女を、現世に戻す秘策とは?童子の耳の中に不思議な国が広がり、金色の鰻が7人もの命を奪う。中国の長い歴史が育んだ、奇妙な味わいの傑作怪談集。
  • タンポポの雪が降ってた
    4.7
    甘美な恋の思い出と裏切りの痛みをたどりなおす、グレイハウンドの旅を描いた表題作はじめ、ふとした感傷が時をへだてて突きつける人生の哀しみを綴る「歳月」など、乾いてせつない珠玉七編を収録。
  • 刹那の街角
    4.3
    新宿の裏社会とアジアの地下銀行の取引の陰で、幸薄いひとりの女が命を落とした。表題作「刹那の街角」をはじめ、運命に翻弄され心ならずも犯罪に巻き込まれる人生の悲哀を描いた計七編を収める連作短編集。
  • スノーフレーク
    3.7
    函館に住む高校3年生の桜井真乃。東京の大学に進学が決まった彼女の前に、小学生のときに亡くなり、遺体が見つからないままの幼なじみ、速人によく似た青年が現れた。本当は、速人は生きているのかもしれない。かすかな希望を胸に、速人の死にまつわる事件を調べ始めた真乃だったけれど、彼女のもとに亡くなった彼のノートが届き――!? 美しい冬の函館を舞台に描く、切ない恋愛青春ミステリー。
  • 国境のハーモニカ
    3.5
    1巻550円 (税込)
    「北に帰るわ」そう言い残して、日本を去っていった在日朝鮮人の少女、スーイン。想いを寄せ合いつつも、ついに成就することのなかった初恋の記憶。鋳物職人の章之は、出稼ぎ外国人達との心の交流を通じて、冷え冷えとした日常に温かな血が通いだすのを感じる。彼らに導かれるように、かつてスーインが託していったハーモニカを章之は探し始める。体がちぎれるほどに疼く悔恨と恋情。ピュアな心を呼び覚ます感動長編。
  • 棺中の妻
    -
    許婚の帰りを待ちわびながら病に臥せり不帰の客となってしまった姉のかわりに、自分と駆け落ちして欲しいと迫る妹。戸惑いながら妹を妻とした許婚に、信じられない事件が起こる表題作の他、恋人にだまされ遊里に売られ夜来香と呼ばれた女や、犬に正体を暴かれる美貌の妻、はたまた意地悪な後妻と入れかわってしまった死んだ前妻などなど……。世にも奇妙な夫婦の愛と裏切りを描いた、大好評の中国の怪談シリーズ第2弾。
  • つりわベイビイズ
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 摩訶不思議なキャラクターたちが、思いもよらないひとことで、こころのエクボをくすぐりだす。新感覚のイラスト詩集。
  • 校本唐物語
    -
    1巻550円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 尊経閣文庫蔵本を底本とし、宮内庁書陵部蔵本及び清水浜臣校板本に依って対校した異文を各々傍注として示した主校本文と、これら三本以外の伝本を三系統に分類し、各系統別の校異を示した頭注部分との、二つから成る。巻末に「書陵部蔵本注記出典本文」の翻刻を付載。
  • 黒異本
    4.1
    怪談作家とは忌まわしい話ばかり聞き込み、文にする商売だ。―「犬神」「エマージング」など、数々の話題作を手がけたホラー漫画家・外薗昌也が、『異能怪談 赤異本』(竹書房)に続き、背筋も凍る実話怪談の数々を披露する。 巻末付録には怪談の名手・黒史郎氏との特別対談を掲載。読後、人間が嫌いになる。 2014年11月8日発売の「キスカ」(竹書房)12月号より、コミック連載開始!

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  • ヴィヨンの妻
    3.8
    1巻550円 (税込)
    傷つきやすい心をごまかすように、金もないのに飲んだくれる詩人の動静を、妻が奇妙な明るさで語る表題作をはじめ、未完の絶筆「グッド・バイ」のほか「パンドラの匣」「眉山」「トカトントン」の5篇を収録。 ※本書は一九九八年に刊行された角川文庫『グッド・バイ』を改題したものが底本です。
  • 海潮音・牧羊神
    -
    1巻550円 (税込)
    英・独・仏・伊等の西欧詩を美しい日本語にうつしかえ、その韻律と色彩の薫りをたきこめて、わが国の詩歌にかつてなき荘厳さをもたらした不朽の名著「海潮音」に、劇作詩「牧羊神」を併せ、上田敏詩集に編まれた部分をも含めて完璧なものにした本詩集はその流麗典雅な諧調と新鮮な感覚により強く今日に生きている。
  • 十津川警部捜査行 東海道殺人エクスプレス
    -
    鶴見線、身延線、ブルートレイン……十津川警部、東海道を駆ける! 東京湾岸の運河に面した無人駅で、デートを楽しむ若いカップル。だが数日後、ここを訪れた女性が絞殺死体で発見される。彼女には殺されるような事情はなく、十津川班の亀井警部は、別の事件との関連に目をつける……。「運河の見える駅で」のほか、「死を呼ぶ身延線」「殺人は食堂車で」「長良川殺人事件」「十七年の空白」――東海道を東から西へ向かう十津川警部事件簿5編収録。
  • 不倫判事~女裁判官物語~
    -
    京都地裁の裁判官・松宮亜紀子は、写真週刊誌やストーカー傍聴人に追われる美貌の持ち主。私生活では夫と別居、青年弁護士と不倫している……。そんな彼女が担当した大学教授殺害事件の公判が、意外な方向に展開した。提出された現場の遺留品が、すべて亜紀子の所持品だったのだ。次第に窮地に立たされる彼女の運命は……!?
  • 冬の奥嵯峨殺人事件
    -
    春待ち遠しい京都で首吊り事件発生! 老舗呉服屋「沢宗」の元常務・浜野修吉は、五千万円着服の発覚を苦に自殺したのか?……だが、暗号めいた検眼表(!?)のメモが遺留されているなど、状況には不審な点が多い。捜査陣は、「沢宗」の社長・沢村宗平を徹底マークするが……ここで第二の犠牲者が! ユニーク警部補・音川音次郎が名推理!
  • 悪夢の女相続人
    3.0
    三十五億円の遺産をめぐるトラブル!? 大手レストラン経営者・松岡宗太郎が殺された! 弁護士の日高は、殴られて気絶する直前、現場で犯人を見たといい、宗太郎の養子・信夫だったと断言。有罪ならば信夫に相続資格はなく、妻・香代子がすべてを受け継ぐが……赤かぶ検事は会心の妙手を放つ! 犯人、そして相続人は誰か? ドンデン返し鮮やかな法廷推理。
  • 信州 湯の町殺しの哀歌
    -
    二十億円もの大金を横領し、服役中だった矢部亨が脱走した。外に待たせた仲間の車で逃げるという計画的な手口だった。脱獄囚の行方が知れないなか、かみさんの春子と温泉旅行に出かけた赤かぶ検事。ところが、露天風呂に入って腰をぬかした。風呂に女の死体が浮かんでいたのだ! しかも現場の遺留品から矢部の指紋が……(表題作)。事件続出、赤かぶ検事困惑!?
  • 転勤みやげは死体付き
    -
    新任地・信州松本に降りた赤かぶ検事が見たものは、なんと強盗犯の捕り物だった! ところが、犯人・吉野秀昭は保釈金を払い、そのまま姿をくらました。転勤早々、難事件!?──そんなある日、赤かぶ検事のもとへ届いた引越し荷物のなかに、吉野の死体が発見された!(表題作)美貌の警部補・行天燎子ら、新たなキャラクターが登場、新展開をみせるシリーズ記念作!
  • カミュの客人
    -
    青山の表通りから少し入った閑静な住宅街に、カミュという小さなバーがある。入口に“Camus”というプレートのある店が、この小説の舞台である。カウンターのなかにいるマスターの秋月(あきづき)の目からみる“人間模様”は、あくまでクール。常連客とは一線を引く秋月だが、いつしか渦中に巻き込まれ……。バーの照明は、訪れる客を役者に変える。
  • 夢魔の標的
    -
    「犯人を捜し、呪い殺していただきたいのです」……表参道にある『明日見(あすみ)心霊研究所』。そこで魔女業を営む立花あすみのもとに初老の男がやってきた。彼の依頼は、惨殺された娘の敵(かたき)討ち。巨大な獣に食い千切られたような見るも無残な死体だった。魔女の能力を駆使し、調査を始めたあすみの前に美貌の青年が現われて……!? 過激に面白い、超迫力のハード・バイオレンス!
  • 円卓の七人
    -
    スイスのホテルで円卓を囲む謎の七人。国籍も人種もまちまちな彼らが謀るのは、日本のある企業の強制的乗っ取りだった。「株が買い占められている」依頼を受けた国際政経興信所の黒石は見えない敵の正体と狙いを追う。外人投資の実態とスイス銀行の内幕を、独自の情報で暴く、国際経済小説の力作。
  • ボランティア・スピリット
    3.3
    地方都市・K市の市民センターで開かれている外国人労働者向けの日本語教室。講師を務めるのは「ボランティア」の日本人たち。国籍も年齢も習慣も生活環境も異なる生徒や講師たちが集まるこの場所で起こる奇妙な事件。盗難疑惑、ストーカー、恋愛騒動――。善意・悪意・偏見・嫉妬・打算・甘え……。「普通の人々」の裡(うち)にある“本音”が生々しく映し出される傑作ミステリー。
  • 信州・高原列車殺人号
    3.0
    爽やかな信州の高原のプチホテルと、日本の鉄道最高の標高1375メートルを走る小海(こうみ)線を舞台に、繰り返される惨劇。2年前に起きた放火殺人事件の犯人がわからないまま、営業を再開したホテル。事件当日の宿泊者が招待された翌日、再び死体が!? 家族で居合わせたトラベルライター・瓜生慎は、またまた探偵役を押しつけられて……。好評! 鉄道ミステリー。
  • つぶやく骨…秋吉台殺人事件
    -
    警察庁嘱託警視・千々岩乱(ちじいわみだれ)は、嫁の雪子と共に、山口県・萩地方へと旅に出ていた。その旅先で、12体もの白骨死体が発見された! 現場は、秋吉台の鍾乳洞・秋芳洞(しゅうほうどう)にある通称「地獄穴」。穴の中に整然と並んだ遺体には、なんと幼い子供のものも含まれていた。集団自殺か? それとも大量殺人の跡なのか!? 背後に隠されていた血も凍る真相。戦慄の怪奇幻想ミステリー!
  • 海賊島
    -
    マラッカ海峡は、昔から、海賊が跋扈(ばっこ)していたが、近年、その略奪行為は、狂暴化、大規模化してきた。背後に黒幕組織があると睨んだJSA(日本の防諜組織)は、どんな状況でも冷静で、最も戦闘能力の高い、草薙丈二を送り込んだ。丈二は海賊ルートを探るため、寝返ったふりをして、海賊島に乗り込み、黒幕と対面するが、そこで待っていたものは!?
  • 灼熱海峡
    -
    日本のロケット開発技術者が誘拐された。犯人の要求に従い、日本の防諜(ぼうちょう)組織JSAの諜報員草薙丈二は、ダイヤモンドを持って、サイパンに飛ぶ。中国、台湾、インド、日本各国のミサイル開発への思惑とかけひき、諜報員同士の敵愾心(てきがいしん)と友情にも似た感情が交錯する。丈二に、新しく意外なパートナーが登場して、THE KILLER CROWシリーズますます好調!
  • 八つの顔を持つ男
    3.0
    都内の出版社に勤務する松本正幸、50歳。妻と一男一女のごく平凡な家庭を営む。――彼は田舎に住む年老いた両親の行く末を案じ、また浪人中の息子の進路で悩む父親でもある。そしてまた、地域住民との親睦を図りつつ、部下の女性と秘かに不倫を愉しむ顔も持つ。様々な「顔」を持つ男の実体は……? 「企業」「恋愛」「家族」小説としても味わえる奇妙な連作長編。
  • 復讐病棟~ピロリ菌殺人事件~
    -
    弁護士で医師の朝比奈博士(ひろし)は、P医大の戸川助教授のハンググライダー事故死に関する調査を依頼された。戸川は胃癌発生原因のピロリ菌の研究で注目され、次期教授第一候補だったが、教授選を巡り脅迫を受けていた。一方、戸川の死の翌日、同じ朝霧高原で看護婦の自殺死体が見つかった。二つの事件の関連を追う朝比奈。そして第三の事件が! 最新医学情報を駆使した傑作!
  • 思い通りの結末
    -
    短編の名手が厳選する、ショート・ショートばかりを集めた文庫オリジナル作品集。 最後の数行で読者をアッと言わせるミステリー、著者には数少ないSF、怪談、そしてあなたに挑戦する推理クイズ(解答付き)、と普通の短編とは発想段階から違いがあるという著者のショート・ショートワールド豪華決定版!
  • 埋めに行く女
    -
    夏、北海道、富良野のホテルのロビー。「元気に富良野してるの」若い女性が電話で話している。その富良野で、赤ちゃん9人殺しの事件が実際に起きた。作者が街の中でふと耳にした会話。そこから想像がふくらみ、一編の小説が生まれる。短編の名手が新境地を開く新スタイル・ミステリー、「街の中の声」シリーズ。
  • 知床 忍路殺人旅行
    -
    かつて鬼警部といわれた星月源吾(ほしづきげんご)は、定年退職後、札幌に居を構えた。ある日、東京での戦友会に出席するため源吾は、空港まで知人・沢村(さわむら)の車に同乗した。沢村は、7歳の孫娘・薫(かおる)とディズニーランドに行くという。ところが、薫が空港のトイレで何者かに誘拐される! 源吾は犯人の車を追い、飛び乗るが……。意表をつくトリックが冴える長編本格推理。
  • 二階堂警視 夜明けの殺意
    -
    1995年1月17日、払暁(ふつぎょう)。降って湧いたような天変地異の衝撃が神戸を直撃した。空前の大惨事に、兵庫県警の二階堂警視は、大熊刑事とともに、人命救助と盗犯防止に全力を傾ける。その最中、倒壊した家屋の中から、金融業者・金田中(きんたなか)マサルの刺殺体が発見された……。自らも“阪神大震災”の被害者である著者が、人名の尊さと、自然の脅威を活写。長編推理。
  • パンドラ’S ボックス
    3.4
    画壇の若き寵児(ちょうじ)が突然、不可解な焼身自殺を遂げた。その死に秘められた驚くべき秘密とは?(「仮面の遺書」)大阪府警に届いた殺人を告白する手紙。少女の死体を古墳の稜墓(りょうぼ)に埋めたというのだ。捜査は、専門家による発掘調査を終えてからと命じられた刑事は……(「踊る警官」)。大胆な着想と鮮やかな謎解き! デビュー作を含む初期短篇7作と、エッセイ7編を収録。
  • あの虹に、ティー・ショット
    4.0
    わたしはユウ、16歳。ハワイ生まれの日系5世。お爺ちゃんのおんぼろゴルフ練習場で働きながら、サーフィンをする毎日だ。ひょんなことからジュニアのゴルフ大会に出ることになったけど、あるのは錆びた3本のクラブだけ。伸びたTシャツにゴムゾウリ姿はちょっと浮いてるけど、腕には自信アリ。――雑草育ちの少女がゴルフ界に旋風を巻き起こす、痛快青春小説!
  • 君を探してノース・ショア
    -
    「ハワイの本当の良さをアピールするCFを作ってほしい」。流葉爽太郎(ながればそうたろう)のもとに州知事からの依頼が飛び込んだ。観光PRではなく、現地の人々の誇りになるようなCF――爽太郎の出した答えは意外なものだった。現地に飛んだ流葉は1人のロコ・ガールをスカウトする。希望、挫折、そして再起へ……。様々な人々の想いをのせて、いまキャンペーンは走り始める!
  • あのバラードが歌えない
    3.0
    雨の夜。流葉爽太郎は、怪しげな男たちに追われる少女を救う。流葉亭で働き始めた彼女には、つらく哀しい過去があった。ある日、ギターを手に歌い始めた少女。その孤独な魂の叫びが、流葉の胸に深く沁みていった。やがて通い始める心と心……。彼女を世界一のジーンズ・メーカーのCFに起用する流葉。しかし、背後には執拗な追っ手の姿が迫っていた――。
  • ビバリー・ヒルズで朝帰り
    -
    ロス・アンゼルス。午前3時過ぎ。ロデオ通り(ドライブ)。一軒のブティックのショー・ウインドウの中、一心にディスプレイをする日本人らしき女性がいる。その真剣な横顔が、流葉爽太郎(ながればそうたろう)の心に焼き付いた……。広告主(クライアント)は全米最大の製薬会社。ロスに飛んだ爽太郎を待っていたのは、仕事に夢と誇りを持つ3人の女性との出逢いだった。人気シリーズ!
  • たとえゴールが遠くても
    3.0
    「防犯用に開発された特殊ガラスのCFを作ってほしい」。そんな依頼に、流葉爽太郎(ながればそうたろう)は、なんと本職の泥棒を起用する! 数々のセキュリティ・システムを破ってきた「伝説の男」を求め、爽太郎はハワイへ。行く手をはばむギャングたちとの闘い。そして、ひたむきにサッカーに打ち込む少女との出会い……。陽光きらめくハワイで、かけがえのない夢が紡(つむ)がれてゆく。
  • サヨナラには早過ぎる
    -
    夏の湘南。夜のビーチハウス。1人の女性シンガーの歌声が、ジン・トニックのように爽太郎(そうたろう)の心にしみていく……そのときドラマは始まった! 30秒のCFに命をかける男、流葉(ながれば)爽太郎が久々にのり出した仕事は、ある巨大キャンペーン。チームはロスへ飛んだ! 胸しめつける追憶、未来への夢……さまざまな想いをのせ、ロケ隊のカメラが回り始める!
  • 愛は生きてるうちに
    2.0
    「昔の恋人を探すCFを作ってほしい」。流葉爽太郎の元に一風変わった仕事が飛び込んできた! 依頼主(クライアント)は大企業、匠(たくみ)金属の会長。終戦後すぐ、ふとした誤解から別れてしまった恋人に再会したいというのだ。ところが、妨害者たちが次々と現れて……半世紀の時を超え、恋人たちは再会できるのか? ますます快調! 帰ってきた流葉シリーズ!
  • 六本木バナナ・ボーイズ
    -
    涼太郎と岩田は生まれも育ちも六本木。幼なじみの悪友で、ナンパもケンカも、いつも、つるんでやってきた。涼(リョウ)はヌード専門のカメラマン。岩田(イワ)は代々続いた魚屋をシーフードカフェに改め、シェフに納まった。こんな二人が、出稼ぎ外人と関わりを持ったことから、物語は始まる……。
  • さよならは、カンパリ・ソーダ
    -
    キーンとよく冷えたトロピカルカクテルのようなラヴ・ストーリー。 たった30秒のコマーシャル・フィルムに命を賭けて来た著者ならではの軽快で簡潔な文章、そしてストーリー展開。しかし、そこにはちょっぴりホロ苦い、男と女の機微が滲み出ている。 日本初の横組み小説で話題を呼んだ、著者出世作。
  • 望湖荘の殺人
    3.0
    大型家電量販店の経営者・二宮大蔵に毒の塗られた剃刀と殺人予告の脅迫状が届いた。いったい誰が……? 大蔵は、ある人物の協力を得て容疑者を五人にしぼり、信州の山荘パーティーに招待した。目的は殺人者の抹殺!――大型台風が山荘を襲った夜、招待客が次々に死んでいく。生き残るのは誰だ!? 結末が最終ページまでわからない本格推理、堂々の登場!
  • 「白鳥」の殺人
    -
    新潟県親不知(おやしらず)で、河田光雄が特急「白鳥」に飛び込み、死亡! さらに、東京で彼の上司・横山修司係長の死体が発見された。不正の疑いで証券会社を解雇された光雄が、不正の黒幕と噂される横山を殺し、自殺を……? 光雄に求婚されていた石野亜矢子は、彼の兄・河田次郎とともに、事件の真相を探る旅に出た。特急に仕組まれた謎は解けるか? 衝撃の結末が!(『白鳥は虚空に叫ぶ』改題)
  • アメリカ村の黄昏
    -
    ガキの街、大阪・アメリカ村。そこに巣くう組織(チーマー)・クラッシュのメンバー、満(みつる)。だが、暴力に怯(おび)え、パシリ、かっ払いを請け負う日々だった。救いは満の全てを受け入れてくれるかおりだけ。ある日、リーダーの李(り)から、満は馴染みの古着屋での窃盗を命じられる。この窃盗の背後には、アメリカ村の利権を巡るどす黒い思惑が! 暴力、性愛、裏切り、逃亡……十代の生き様を鮮烈に描く!(『聖・少年』改題)
  • 血まみれの野獣
    -
    世界最速と謳われた天才二輪ライダー・鶴田敏夫の前途に翳りなど微塵もなかった。ところが、悪徳金融業者の罠に陥ちた両親が自殺する悲劇が! さらに敏夫は恋人と引き離され、レース界を追放される羽目に! 両親の墓前に再起と復讐を誓った敏夫。数年後、F1界の頂点に彼の姿があった! 復讐の結末は? 三億円事件のモデルと噂された衝撃作。
  • 走る密室
    3.0
    マンションの一室で若妻が絞殺体(こうさつたい)で発見された。被害者の夫自身が捕まえてきた容疑者は、なんと16歳の少年だった! しかも2人の共犯者がいて、自白もしているというのだ。少年の母親から依頼を受けた弁護士・朝日岳之助の前に、少年事件ゆえの厚い壁が立ちはだかる! 朝日は彼らの無実を証明できるのか? 少年法の矛盾(むじゅん)に真っ向から斬り込んだ渾身(こんしん)の法廷ミステリー!
  • 巴里祭
    -
    かの子の特異な学的資質が豊かに開花している「巴里祭」は、抒情風のリズムのうちに芸術家かの子の眼に映ったパリーの姿が、単なる旅行者の観察を越えて内面からとらえられている。「河明かり」はかの子の女性観が表白されている点で最も成功した作であり、「雛妓」は芸術家の誕生を主題とした名品である。
  • 白痴・二流の人
    3.8
    敗戦間近の耐乏生活下、隣人の白痴女と奇妙な交際を続ける独身の映画演出家。極限の虚無と孤独を描き、世人に多大な共感を与えた昭和21年発表の「白痴」。優れた知略を備えながら二流の武将に甘んじた黒田如水の悲劇を浮彫りにする歴史小説「二流の人」。その他、坂口文学の代表作である「木枯の酒倉から」「風博士」「紫大納言」「真珠」「風と光と二十の私と」「青鬼の褌を洗う女」を収録。
  • 薄田泣菫詩集
    -
    藤村・晩翠時代の後を承けて泣菫有明時代を作った詩人泣菫が、日本王朝文化の深い教養と西欧詩人の研究をもとにして織り上げた古典主義的技法は、「若菜集」以来の感動を詩壇に与え、日本近代詩に革命的展開をもたらした。ここに収めた作品は現在の若い読者の理解と鑑賞に堪え得るよう精選したものである。「暮笛集」「ゆく春」「二十五絃」「白羊宮」「十字街頭」を収録。
  • エバーグリーン
    4.1
    漫画家になる夢をもつアヤコと、ミュージシャンを目指すシン。別々の高校に進学することになったふたりは、中学校の卒業式で、10年後にお互いの夢を叶えて会おうと約束をする。そして10年。再会の日が近づく。そのとき、夢と現実を抱えて暮らすふたりの心に浮かぶものは……。単行本刊行時、大反響を呼んだ青春小説の傑作がついに文庫化。恋と夢と現実のはざまで揺れ動くあなたに贈る物語。
  • 寝台特急「紀伊」殺人行
    2.8
    女性を暴行し自殺に追いやり、故郷南紀を飛び出した中西明は、両親の遺骨を抱いて十年ぶりに帰郷した。中西を迎えたのは、墓石や駅の伝言板に書かれた不気味な脅迫文と知人の怪死であった。そして、現地で逢う予定の婚約者も寝台特急「紀伊」から忽然と姿を消した。中西の帰郷が動かす黒い影…。十津川の指示のもと亀井が暴く意外な真相とは。
  • ココロ・ファインダ
    3.8
    高校の写真部に在籍する4人の少女、ミラ、カオリ、秋穂、シズ。それぞれの目線=ファインダーで世界を覗く彼女たちには、心の奥に隠した悩みや葛藤があった。相手のファインダーから自分はどう見えるの? 写真には本当の姿が写るの?――繊細な思いに惑う彼女たちの前に、写真に纏わる4つの謎が現れる。謎を解くことで成長する少女たちの青春を、瑞々しく描く。
  • 紅き虚空の下で
    3.0
    時代小説作家として人気の高橋由太は、本格ミステリーでも驚くべき傑作を書き上げていた! オカルトマニアの少女が絞殺され、両手首を切り落とされた姿で発見された。奇想天外な設定とひねりの利いた展開、絶妙なユーモア感覚が光る表題作。人里離れた山奥に捨てられた少年を襲う残酷で哀しい運命を描く「兵隊カラス」。一読、忘れがたい強烈な印象を残す全4編。
  • ベストフレンズ
    3.3
    朝倉風香は追いつめられていた。病気退職からの不運続きで、今やホームレス同然の身だ。そんな時、深夜のファストフード店で、中学時代のいちばんの親友・河野桜と再会する。だが、それがさらなる悲劇の幕開けだった。桜が、はずみで人を死なせてしまったのだ! 女たちのあてなき逃避行が始まる。未来のない旅路の果てに二人を待ち受ける、衝撃の運命とは?
  • 白馬岳殺人事件
    -
    その日、取り引き先のOL・石塚渚左との逢瀬から帰宅した久我を待っていたのは、妻の史子が登山した白馬岳で行方不明になったという報せだった。翌朝、発見された史子の遺体には不審な点があり、解剖の結果、何者かに絞殺されたことが判明する。刑事とともに調べた史子の持ち物からは、久我の知らない男が写った一枚の写真が見つかり、その男が唯一の手がかりと思われたが、三週間後、その男もまた遺体となって発見される――。久我は会社を辞め、妻の死の謎を追うことを決意する! 斯界の第一人者が描く長編山岳ミステリー。
  • このワガママな僕たちを
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【イラスト詩集】かわいらしいウソつき、かわいらしい潔癖さ、ああ、ワガママは僕達。
  • 烙印の森
    3.2
    私は犯罪現場専門のカメラマン。特に殺人現場にこだわるのは、“フクロウ”と呼ばれる殺人者に会うためだ。その姿を見た生存者はいない。何者かの襲撃を受けた私は、本当の目的を果たすため、戦いに臨む。
  • 晩年
    3.7
    1巻550円 (税込)
    「美しさは、人から指定されて感じるものではなくて、自分で、自分ひとりで、ふっと発見するものです」昭和8年から11年にかけて発表した作品15篇を集めたこの第一創作集を、作者は自分の生涯の唯一の遺著になる思いで「晩年」と名付けた。「私はこの本一冊を創るためにのみ生れた」。
  • 苦しい目 楽しい目 人生なんでんかんでん
    -
    1巻550円 (税込)
    講談社から上木された「苦しい目 楽しい目 人生なんでんかんでん」という  原題を短くして電子化したものである  もちろん初の電子書籍化である  すでに絶版になっているので稀覯本であると言ってもよい  短歌で世に出たが随筆を書くのが目的であったので  またとない申し出ではあったが  本書は朝日新聞と毎日新聞に毎週連載していた当時に  書き下ろしを頼まれたもので思いっきり疲れたことは覚えている
  • 麦の道
    3.8
    津田尚介は、県立高校の受験に失敗し、創立2年目の“落ちこぼれ救済”の市立高校に滑り込む。最初は「まあいいやどうだって……」とすべてに醒めていた尚介だったが、親友ができ、打ち込めるスポーツをみつけ、気になる女学生が現れ、しかも喧嘩相手には事欠かず――と、その高校生活は徐々に熱くなって行く。喧嘩と柔道に明け暮れた高校時代を、パワフル&爽やかに描く、自伝的熱血青春小説。
  • 走馬灯の夜
    -
    1巻550円 (税込)
    昭和恋々たる書き下ろしの小説もしくは随筆集である  集英社の「すばる」の巻頭に掲載された  同社から単行本にもなっている  世に出る二十年前から書こうと温めていた題材である  表紙は風船画伯こと浜野孝典画伯にお願いした  昭和三十年代の大阪の場末の町と少年を描く  これほどいろんな資料を渉猟して書いたのは初めてである  初の電子書籍化  昭和が懐かしい諸賢にはオススメである  俳句で章立てして読みやすいように工夫してある
  • 言うてすまんが 猫持のトホホ相談
    5.0
    1巻550円 (税込)
    朝日新聞に連載した人生相談  「猫持のトホホ相談」として二年間の連載を  新潮社が編集して単行本にしたものの初の電子書籍化である  中嶋らも氏の人生相談の跡を継いだものである  相談にそれぞれ短歌が配されているが  週に一度の連載であったので見出し程度とお考えいただきたい  愛猫にゃん吉との別れを「小説新潮」に書いた  声涙共に下る名文「キチや」を収載  絶唱である挽歌は本文をごらんいただきたい  挽歌のほうは文春ウェブにおいて電子書籍として販売されている  「猫とみれんと」のあとがきにも載っていたと記憶する  朝日新聞の手強い女性読者諸賢にけちょんけちょんに言われながら書いた  聞くも涙語るも涙の人生相談集  こっちが相談したいのである
  • サラマンダー
    -
    1巻550円 (税込)
    総合職社員として中堅商社に勤める二十代半ばの萩原摩耶は、同僚の失踪から社内で行われている不正行為を知る。高校時代の陰惨な事件を知る旧友の助けを借り、再び悪辣な陰謀に戦いを挑む。自らの秘められた能力を知る摩耶は積極的に敵地に乗り込む。善悪を超越したヒロインの活躍を描く連作サスペンス第二弾。
  • ろくでなし奮闘~淫邪教団を潰せ!~
    -
    味木法律事務所の調査員・通称“ろくでなし”こと三橋玄章は、テレビプロデューサーの北川から、新興宗教の調査を頼まれた。夜ごと、集団で淫靡な踊りを舞いながら、UFOを呼ぶというのだ。三橋は、偶然知り合った城之内千春がその霊能舞踊の会の会員だと知り、探りを入れる。が、彼女は忽然と消えてしまう。千春の行方は? 教団の真の目的とは!? 痛快悪党小説(ピカレスク・ロマン)!
  • 鬼 の 都
    -
    新宿で全身を六つに切断され、局部を切り取られた凄惨な死体が発見された。さらに横浜、秋川渓谷でも……人か、鬼か!? 犯行には筋弛緩剤が使われたらしい。警視庁捜査一課から中丘記文と検見保行刑事が所轄署応援に参加。だが、捜査中に検見が鬼に啖(くら)われ、中丘にも尾行者の一群が忍び寄る。復讐に燃える刑事と鬼との死闘を描いた、著者渾身のハード・バイオレンス!
  • 風と雲の街
    -
    元刑事・鳴神一介と風来坊の去来正成は、警察で手に余る事件を請け負う、「危機管理サービス」を始めた。最初の依頼は、突然失踪した人妻の捜索。その道すがら出会った超嗅能力犬・頑鉄。臭いを嗅覚でなく脳で嗅ぎとる頑鉄に導かれ、人妻の行方を追う二人は、旧日本帝国陸軍の極秘研究に突き当たった! 過去の恐るべき“闇の遺産”を描いた、驚愕のサスペンス!
  • 天使か女か
    -
    「それであたし、今夜はだれと寝るの?」──現在の恋人・杉山と、以前関係のあった今西。福井県東尋坊(とうじんぼう)の夜、則子(のりこ)は二人のうち、どちらを選ぶか迷っていた。(久しぶりだから、今夜は今西さんと楽しんでみたいわ)と思う則子を、杉山は許してくれるのだが……?〈「北国の夜」〉 惑いながらも、禁忌をこえる男と女。人間の葛藤を鮮やかに描きだす富島文学の珠玉集!
  • 南部殺し唄
    3.0
    御無沙汰いたしました。滝沢紅子でございます。わたしと友人の春江さん、岩手県の遠野を旅していま盛岡にいるんです。父の用事も兼ねて、物見遊山にやって来たのに、座敷わらしが出るっていう旧家の土蔵で、お婆さんが消えてしまったり、殺人事件が起こったりで、もう大変! でも犯人は私たちが探り当てなくっちゃ……。
  • 魔殺指鬼
    -
    1~3巻550円 (税込)
    「ああああああ、内部(なか)に、私の内部に蛇がああああ」……見よ、みるみる上気する白い女体の表面に次々と隆起が生じていく。指一本で相手を倒し、人間に取り憑いた魔性のものを“揉み出す”整体師二人。中年の男の名は蘭城(らんじょう)。相棒の美青年は猫馬(びょうま)。彼等は京都の資産家、葉月家の虫を揉み出しにかかるが、その背後には強力な妖術使いが!「指殺」を操る新ヒーロー登場!
  • 紅蜘蛛男爵
    5.0
    ご存知、揉め事処理屋(トラブル・シューター)・醍醐蘭馬。この美しき魔人にささやかれた女性は皆、恍惚の表情を浮かべ、烈女(ヒロイン)に変身する──。彼の前に立ちはだかる長年の宿敵は、紅蜘蛛男爵こと紅蓮田十馬(ぐれんだとうま)。奥秩父に建つ謎の洋館で繰り広げられる毒蜘蛛VS毒蜘蛛の凄絶な死闘(バトル)! さしもの蘭馬も絶体絶命の危機に陥る! 疾風怒濤の面白さ、傑作スーパー伝奇バイオレンス長編!
  • 聖杯魔団
    -
    最後の晩餐で用いられ磔刑後のキリストの血を受けたといわれる「聖杯」。妖気に充ちたその杯を求めて、永劫の時を漂う古代の騎士・ぺるしゅばる。その魔手に、“死なずの醍醐”の甥・蘭馬が挑む。近未来の東京に巻き起こる、「聖杯」をめぐる凄惨な闘いの行方は! 「聖杯」に秘められた謎の力とは何か? 美貌のもめ事処理屋(トラブル・シューター)が活躍する傑作伝奇バイオレンス!
  • 抗争~ごろつき~
    -
    有栖川組の若頭・砂田が、ヒットマンに狙われた。跡目相続を巡る抗争が勃発したのだ。一方、一度は極道の世界から抜け出したものの、悪の魅力が忘れられず、組に戻った瞳(あきら)と涼の前にまたもや事件が! だが、仲間を目の前で殺されたとき、二人の中で何かが弾けた! 熾烈な報復、リンチ! 二人の運命は? 現代ヤクザ社会に生きる若者をリアルに描く傑作異色長編第2弾!(『ごろつき 2 (抗争)』改題)
  • やすらいまつり
    4.0
    「やすらい花や――」春の京都に響く踊り子たちの掛け声、囃子(はやし)と笛の音。玉村修(たまむらおさむ)はかつて過ごした地にやって来た。決して拭(ぬぐ)えぬ罪の意識を抱えながら。残酷なほどに運命を変えた女に再会するとも知らず……(「やすらいまつり」)。京都の祭りの裏側で激しく燃えさかる欲望の炎。京女の情念と男女の愛憎を、艶やかに優美な筆致で描いた表題作含む6編の官能短編集。
  • 雨にぬれても
    -
    1巻550円 (税込)
    これでダメなら「グッドバイ」という  第三歌集を上木して文学の世界からおさらばしようと  「グッドバイ」の原稿を準備していたら  ある日突然山本夏彦のコラムに取り上げられ有頂天になり  「グッドバイ」の原稿を紛失した 損バコイタ   駄菓子菓子 それがために寒川猫持の最高傑作である  「猫とみれんと」(文藝春秋)が世に出ることになった  白状すると本歌集は別れた女房への未練よりも  たまたま「アサヒグラフ」で見た某女性歌人へのラブレターなのである  われながら豪勢なラブレターであったが見事に沈没した  ナミダがちょちょ切れるのである  この歌集を編んでいるときは面白いように  天から言葉が降って来た  枕元に鉛筆とメモ用紙を置いて寝たくらいである  世に六百冊しか存在しない歌集である  電子書籍化は今回が初めて  なんべんも言うてすまんが  「グッドバイ」が惜しまれるのである
  • ろくでなし
    -
    1巻550円 (税込)
    好きでなったのではないバツイチや  いろんな意味でどん底にあった当時  なんとかして世に出たいともがき  推敲に推敲を重ねて出した歌俳集  この推敲の過程で猫持的短歌が誕生した  朝日カルチャーセンターから自費出版した私家版  神戸のジュンク堂書店が十五冊並べてくれたら  一ヶ月で完売した  手応えを感じたが世の反応は冷たかった  駄菓子菓子  この本で司馬遼太郎先生や多田道太郎先生などに認められる  短歌は安田純生先生の「白珠」  俳句は後藤比奈夫先生の「諷詠」  に所属していたころの作品  わたしの手元には一冊しかない  初の電子書籍化
  • 僕の歌は君の歌
    -
    1巻550円 (税込)
    本来は数冊の小説にすべき内容を差し障りがあるので短歌に託した  ゆえに従来の猫持的短歌とは一線を画すものとなっている  波瀾万丈の人生を読み取ることができるであろう  共に週刊新潮の「夏彦の写真コラム」で名高い山本夏彦に見い出された  往年の名コンビである浜野孝典画伯の装幀と挿絵が生彩を放つ
  • 鬼譚
    -
    古来よりひとは人知のおよばぬ禍事を鬼の祟りとし、鬼はそれを恨んだ。時を超え、姿を変え、魂を狙う鬼と柳生十兵衛の攻防(鬼柳生)、古城に巣食う鬼の罠にはまった三人の男女の運命(幽霊城)、鼠小僧と勝海舟の父・小吉の意外な親交と鬼退治(熊と鼠)ほか、一条戻り橋から始まったひとと鬼との死闘を描く、珠玉の鬼譚5編を収録。息詰まる、前代未聞の時代サスペンスホラー!

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  • やまごや
    -
    山の中腹にあるペンション「やまごや」は修羅場と化していた。 出入り口は塞がれ、電話はつながらなくなり、人が一人、また一人と消えていく。 閉ざされた空間にいることからも、犯人はこの中にいることは間違いない。 はたして、その犯人は誰なのか? そして、その目的は? 残された人間はその答えを考えながらも生き残る道を探していくが・・・。
  • 旅路(上)
    4.0
    1~3巻550円 (税込)
    北海道の鉄道を舞台に、大戦をはさんだ激動の時代を力強く生きる人々を描く、愛と感動のドラマ。大正14年11月の朝、室伏雄一郎は、父と母の二つの骨壺を持って函館本線の乗客になった。父嘉一が死んだのは10年前、雄一郎が10歳のときだった。嘉一は故郷の須賀利を出て死ぬまで25年間、一度も故郷に帰らなかった。5年前に胃潰瘍で死んだ母も同様だった。雄一郎は無給の駅員見習のちにやっと本雇になり、今、故郷の南紀州の墓に両親の骨を納めるために旅立つのであった。
  • 死の逆転─京都が危ない
    4.0
    浪速の司法書士・石丸伸太(ブーやん)に亡父の戦友からの手紙が届いた。地上げ屋の度重なる横暴に苦しんでいるという。人情厚いブーやんは早速、背高ノッポの妹・由佳と京都へ向かう。ところが、二人を待ち受けていたのは突然の依頼撤回だった……。手のひらを返すような仕打ちの意図も解らぬまま、更に驚くべき事件が起こる。今度は、地上げに反対する女性が死体で発見されたのだ! 苦慮の末の自殺か? それとも――。乱開発続く京都を舞台に、凸凹コンビが活躍する社会派推理。
  • 女の四季
    -
    久仁子は母の戸美子に夫との同居を持ちかけたが、戸美子は別居を主張した。戸美子は佐賀錦の教室を都内に三つ持っていて毎日多忙らしく、久仁子たちの新居には十日に一度ほどしか来なかったが、孫の英子が生まれると二日おきくらいに顔を出すようになった。この新居の費用の多くも戸美子が出した。しかも、時々久仁子が渡すお金も久仁子の名前で貯金してしまっている。そんな戸美子の還暦祝いのことでちょっとした事件が持ち上がった。(「秋の日」) 女の翳と人情が織りなす短編集。
  • 詩とエッセー 煌めきの瞬間
    -
    1巻550円 (税込)
    私たちの育った時代はテレビが普及する前のラジオの時代で、月刊漫画雑誌の人気漫画が劇になって放送されていたりしました。また、一家団欒は高座の落語中継や講談、浪花節をラジオで聴くことでした。テレビは駅前の電気屋さんで見せてもらうか、お金持ちの家に見せてもらいに行くのが普通でした。そのような体験は現代の日本では考えられません。しかし発展途上と言われる国の殆どの国民が、私たちの子供時代と変わらない生活を送っていることを、これもまたテレビが教えてくれます。 そのことを考えると、豊かさを享受し、全てが揃っているのを当然のこととして暮らしている現代の日本の若者たちが、私たちおじさん世代の感性に触れることで、自分とは異なる環境で生きてきた人たちの感性を知るきっかけになるのではないかと思います。または劇的な変化を体験してきた我々と同世代の人たちにも、共感してもらえることがあったり、ある種の郷愁を感じていただけるのではないかと思い、この本を出そうと考えたわけです。 私の詩やエッセーを読んで、共感したり楽しんだりしてもらえれば嬉しいです。 おじさんにだって青春があって、人生について考えたり、人を愛して悩むこともある。そうやって感性を研ぎ澄ましてきたのだと知ってもらいたい。そう願っています。 (はじめに より)
  • ホノルル臨時探偵局 過酷な楽園
    3.0
    1巻550円 (税込)
    ハワイを舞台にした痛快探偵物語。 ワイキキ中を駆け回り、知恵と度胸で問題を解決します。 読めばよむほど、快適なハワイの風を感じることができます。 ハワイ好きの方はもちろん、ミステリーファンにも楽しんでいただけるでしょう。
  • 書詩感哲
    -
    1巻550円 (税込)
    日常を積み重ねた思いを走り書きした飾りのない素の心を言葉と文字で表した散文。 文字の表現と言葉の表現を視覚的にも楽しめる詩画集のような一冊です。 だれかの日記を見るような、自分の日記を見るような、そんな普遍的な言葉の印象をお楽しみください。
  • 仮面の女
    3.5
    国道沿いにあるコーヒー店。店の名前は絵里花。落ち着いた雰囲気だし、何よりもコーヒーが旨いので、広告代理店の編集部員をしている木原は、週に三度はこの店に通ってくる。木原はそこで、お坊ちゃん育ちの貝崎夫妻と知り合った。だが木原は、その美しい夫人と前に一度だけ会ったことがあった……。女性はいろいろな顔を持っている。恋人の前、知人の前、他人の前で様々な役を演じている。仮面の下に隠された女の小さな秘密とは? 阿刀田高のオリジナル・ブラックユーモア集。
  • みずうみ/三色すみれ
    -
    シュトルムの異なる側面を代表する中編3つを収める。「みずうみ」は老人が青春時代を回想する形式のうちに、予期せぬ人と結婚した若き日の愛人に湖のほとりで再会する哀愁をこめた物語。「三色すみれ」は継母とままこの心の葛藤から明るい和解へいたる道を描く人間味あふれる物語。「アンゲーリカ」は時代と社会の大きな波のまにまにただよわされる人間の運命を描く、フランス心理小説的な佳品。

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