無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
数年前、SMAPの中居くんがかつてラジオ番組で本作の感想を話したことから、ベストセラーになったそうなのですが、そんなこととはつゆ知らず手に取りました。タイトルとジャケットから暗く冷たい物語が想像されますが、予想に反して(軽くはないけれど)温かみが感じられます。語り手は女子大生なのにキャピキャピしすぎることもなく、不思議に落ち着けると思ったら、著者の年齢が私に近かったからのようです。
女子大生の柚香は三人姉妹の末っ子。柚香と6つちがいの長女・百合は冷静沈着な美人。4つちがいの次女・梨花はちょっとケバいがこれまた美人。柚香にとってふたりはどちらも自慢の姉。近所で評判の仲良し姉妹で、最強の三姉妹だと柚香は自負している。ところがある晩、百合が梨花を撲殺する。百合には「ついカッとなって」などというのはあり得ないこと。腑に落ちない柚香は百合について調べようと思い、百合のブログで情報提供を求める。そこに寄せられた数件のメールには、信じがたいことばかりが書かれていた。やがて百合が隠していたとおぼしき、10年間に渡る日記を発見。読んでみると家族の悪口のオンパレード。優しかった姉がこんなドス黒い感情を抱いていたとは。悲しさと怒りを募らせる柚香だったが……。
見た目だけではわからない、各人にさまざまな苦悩があります。百合は多重人格なのかな、いやそれはつまらなすぎるやろと安直に思いながら読んでいたら、日記の真相があきらかになる段で目の前がかすみました。まさか涙がこぼれ落ちる展開になるとは。家族の中に事件の加害者と被害者がいた場合、残された家族はどうなるのか。より結束するか離れてゆくのか。そんな柚香の言葉にも考えさせられます。あなたたちならきっと大丈夫。そう声をかけたくなりました。読後感も○。
Posted by ブクログ
三姉妹の長女が次女を殺した。
…にしては、全体的にサラリとした感じ。ドロドロを期待していたのだが…
動機は何?出できた日記を読み進めるうちに変化する感情。
感情の変化は理解できるところもあり、首を傾げるところもある。母親が理解できず、そうじゃないだろ!とツッコミを入れる。
ただの姉妹喧嘩で済んだはずが、こうなるとはね…
でも、ほぼこうはならない。
解説より「人は自分の信じたいように信じる」
皆がそうなら、それでいいよと思う。二面性なんて誰にでもあるでしょ?表裏一体だよ。当たり前すぎ。
大事な人ならきっとわかってくれる。
裏切られたも幻想。自分が信じたいように信じてるだけ。読みが甘かったわ…で済ますしかない。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。