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大学に、病院に、警察署に……突如現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」。そこに座る年齢不詳の奇妙な男に、悩める市民たちはついつい相談を持ちかけてしまう。隣人の遺体が移動した? 幸せ絶頂の母がなぜ突然鬱に? 二股がバレた恋人との復縁はあり? 小さな謎も大きな謎も、冷静かつ鋭い洞察力で腕貫男がさらりと解明! ユーモアたっぷりに描く連作ミステリ7編。
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Posted by ブクログ
中学生の頃好きだったシリーズの1弾を再読。 全く覚えていなかったのが幸いし、2度楽しめた。 この重すぎないミステリーの短編と、絶妙に交差する人間関係の描き方が良いな〜。
何とも不思議な読み心地(^ ^; まず、探偵は主役ではない。 櫃洗市という地方都市を舞台とした、連作短編集。 舞台設定や時間軸は連続していて、 各章の出演者同士も微妙に絡みがあったりする。 その「狭い世界」の中で起きる様々な不思議を、 市役所の「よろず相談窓口の臨時出張所」みたいな 神出鬼没な場...続きを読む所に陣取る男が解決していく。 その男の風貌が、特に特徴もとらえどころもない 「公務員顔」で、今どき腕貫(腕カバー)をはめている。 ...ということで「腕貫探偵」となる(^ ^; 探偵は(全作品通して男の名前すら出てこない)、 相談者から話を聞いただけで、本質をズバズバ言い当てていく。 正に快刀乱麻の活躍...ではあるのだが、 当人は無表情&無感情(^ ^; 徹底して「我関せず」(^ ^; 相談者から持ち込まれる内容は、 殺人事件から「ちょっと不思議」まで、様々。 また登場人物も事件もバラエティに富んでいて、 アハハと笑い飛ばせるものからホラーテイストまで、 一冊で何作品も読んだような充実した読後感(^ ^ 基本的には明るく楽しい文体で、 微笑ましい恋愛事情なども絡んでたりして、 ほっこり幸せな気分で読める(^ ^ エンタメとしては、とても上質かと(^ ^ 文庫版の巻末解説が秀逸(^o^ 本文より後書きで吹いた(^ ^;
探偵といっても現場に現れて謎を解き明かす訳ではなく、相談という形で解決に導いてくれるという、珍しいタイプのお話。 一言で言えば面白かった。 架空の市内のお話なので、相談者(=語り部)がすれ違っていたりするのも楽しい。 そして腕貫さんの存在が薄い事で、それぞれの相談者のキャラクターがたっているのかな?...続きを読むと思った。 短編集ながらも繋がりがあるのも、架空の市の存在が本当にありそうな感じがして、お話の世界に入りやすいです。 続編も楽しみ。
思わぬ伏兵。よみやすくて、読後スッキリで、謎解きも鮮やか。定型文通りの切り口で描かれる腕貫探偵の描写がテンポよく物語の導入を果たしてくれる。
1話がちょうど通勤読書によいページ数で、それでいてミステリーが読めてよかった。冴えない探偵役の公務員の推理で、謎がぱーっと回収されていくのはおもしろかったです。中には、読後感のよくない話もあって、人も死にますが、重すぎることはなく気軽に読めます。まだ続きがたくさんあるようなので、また買い足します。
1つ1つが短くて読みやすい。 腕貫探偵が神出鬼没過ぎて最後辺りまで人に害がないタイプの怪異だと思って読んでたそんなことは無かった
連作短編ミステリ 姿かたちは公務員だけど、神様型の名探偵 腕貫さんに推理のヒントをもらって登場人物が謎を解いたり、腕貫さんが真相を推理して物語が終わったり、色々 読後感も色々 モヤッとしたり、ゾクッとしたり、ニヤッとしたり 腕貫さんは基本的に人間味のないキャラクターなんだけど、最終話で登場人物...続きを読むと会話をするシーンがあって、そこが意外ポイントで好きです 本当に他愛のない世間話のような会話なんだけど、なんか良かったなぁ 収録作では『恋よりほかに死するものなし』が一番好き 西澤作品といえば珍名さん……は慣れたんだけど、地名まで難読地名にするのはやめてー!(笑 またはフリガナをずっとつけておいて……お願い……
街のいろいろな所に、今まで見なかった簡易机と折りたたみいすに無愛想そうな腕抜男が出現する。「市民サーヴィス課臨時出張所うんぬん」とあるので、興味を惹かれた人がいろいろ悩みや不思議なことを相談してみると、最後に何かひとことくれて、はいお終いとなって仕舞う。ところが、その言葉をもとに相談者が思いを巡らせ...続きを読むてみると、するすると問題が解けてしまうのだ。この腕抜男よりも、相談する人々の物語がなかなか面白いのだ。どうしようもないやつも出てくるが、最初2編の大学生の男女のお互いへの思いが成就してよかったね。最後の画伯の話はなかなかいい。
市民サーヴィス課臨時出張所、そこに座る腕貫をした男に相談をもちかけると、なぜかさらりと解明する。短編7編、あっという間によんでしまいました。
どんなに眼と鼻の先に置かれていても、 心身ともに健やかな者の視界には 絶対に入ってこないというものがこの世にはある。
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西澤保彦
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