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ネオウイルス学
新型コロナパンデミックで注目されるウイルス学の新領域。ウイルスと生命、共生と進化の未来を探る! ウイルス学の世界的権威、河岡義裕を領域代表者として2016年に発足した新学術領域ネオウイルス学。従来のウイルス学は人間に害を及ぼすウイルスを主とし研究が進められてきた。だが、ウイルスには害だけでなく益を及ぼす側面もあることに注目し、人獣のみならず温泉や海、植物にも存在しているウイルスすべてを研究対象にしたのがネオウイルス学だ。また、新型コロナの次のパンデミックに備えることも含め、ウイルス研究における基礎研究の厚み、さらにウイルス学、生物学、獣医学、医学、数理学等、領域横断的研究の重要性も明らかにしている。本書はこの領域の諸研究と可能性を専門家二〇名が平易に解説する。 -
ウィリアム・アダムス ――家康に愛された男・三浦按針
徳川家康の外交顧問、三浦按針とは何者か。関ヶ原合戦の半年前、英国人ウィリアム・アダムスが日本に辿り着いた背景には、大航海時代の激動する欧州事情があった。彼が見た戦国時代末期の日本では、カトリックのイエズス会がキリスト教の信仰を広げ、英蘭の東インド会社が貿易の機会をうかがうなど、スペイン、ポルトガル、イギリス、オランダ各国の思惑が交錯していた。家康の側近としてその渦中にあったアダムスは何をなしたのか。二代将軍・秀忠のもとで禁教と鎖国が進むなか、どんな晩年を送ったか。アダムスの生涯から世界史の中の日本史をとらえ直す。 -
フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔
21世紀の現代の善と悪の原点こそ、フォン・ノイマンである。彼の破天荒な生涯と哲学を知れば、今の便利な生活やAIの源流がよくわかる! 「科学的に可能だとわかっていることは、やり遂げなければならない。それがどんなに恐ろしいことにしてもだ」 彼は、理想に邁進するためには、いかなる犠牲もやむを得ないと「人間性」を切り捨てた。 <本書の主な内容> 第1章 数学の天才 ――ママ、何を計算しているの? 第2章 ヒルベルト学派の旗手 ――君も僕もワインが好きだ。さて、結婚しようか! 第3章 プリンストン高等研究所 ――朝食前にバスローブを着たまま、五ページの論文で証明したのです! 第4章 私生活 ――そのうち将軍になるかもしれない! 第5章 第二次大戦と原子爆弾 ――我々が今生きている世界に責任を持つ必要はない! 第6章 コンピュータの父 ――ようやく私の次に計算の早い機械ができた! 第7章 フォン・ノイマン委員会 ――彼は、人間よりも進化した生物ではないか? ******** ノイマンがいかに世界を認識し、どのような価値を重視し、いかなる道徳基準にしたがって行動していたのかについては、必ずしも明らかにされているわけではない。さまざまな専門分野の枠組みの内部において断片的に議論されることはあっても、総合的な「フォン・ノイマンの哲学」については、先行研究もほとんど皆無に等しい状況である。 そこで、ノイマンの生涯と思想を改めて振り返り、「フォン・ノイマンの哲学」に迫るのが、本書の目的である。それも、単に「生涯」を紹介するだけではなく、彼の追究した「学問」と、彼と関係の深かった「人物」に触れながら、時代背景も浮かび上がるように工夫して書き進めていくつもりである。 ――「はじめに」より ******** ノイマンの思想の根底にあるのは、科学で可能なことは徹底的に突き詰めるべきだという「科学優先主義」、目的のためならどんな非人道的兵器でも許されるという「非人道主義」、そして、この世界には普遍的な責任や道徳など存在しないという一種の「虚無主義」である。 ノイマンは、表面的には柔和で人当たりのよい天才科学者でありながら、内面の彼を貫いているのは「人間のフリをした悪魔」そのものの哲学といえる。とはいえ、そのノイマンが、その夜に限っては、ひどく狼狽(うろた)えていたというのである。クララは、彼に睡眠薬とアルコールを勧めた。 ――第5章「第二次大戦と原子爆弾」より ******** 人類史上 最恐の頭脳! -
ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」
「ラストマンになれ」 私がこの言葉を聞いたのは、三〇代のころです。 当時の私は日立工場に勤めていて、たしか設計課長に昇進したときのことだったと思います。 日立工場長だった綿森力さんが、工場の執務室の窓の前でこう言いました。 「この工場が沈むときが来たら、君たちは先に船を降りろ。 それを見届けてから、オレはこの窓を蹴破って飛び降りる。 それがラストマンだ」 ――そのときから、私の胸に「ザ・ラストマン」という言葉が深く刻まれています。【序章より】 * * * * * * 「自分の後ろには、もう誰もいない」――ビジネスマンに必須の心構えとは。 決断、実行、撤退…一つひとつの行動にきちんと、しかし楽観的に責任を持ってやり抜けば、より楽しく、成果を出せる。 7873億円の赤字から会社を再生した元日立グループ会長が、苦境の日本経済で戦い続けるビジネスパーソンに贈るメッセージ。 新規収録原稿「若い企業人の皆さんへ」「ポストコロナ時代の企業」 ※本書は二〇一五年三月に小社から刊行された同名の単行本を加筆・再編集したものです。 -
知らないと恥をかく「性」の新常識
セクハラや性犯罪がようやく社会問題として認められてきた現在、「性」について学ぶことはひとつの必須科目となった。イシューは多岐にわたるが、必要なのは性と社会の関係にいま起きている変化を大づかみに理解することだ。#MeTooをはじめとした近年の様々なムーブメントの分析や、多彩なアクティビストへのインタビューなどを通じ、「性」をめぐるこの国の現在地を鮮やかに抉り出す批評。 -
民主主義とは何か
トランプ大統領をはじめとする「ポピュリスト」の跋扈、旧社会主義諸国および中国など権威主義国家の台頭など、近年の世界の政治状況は、民主主義という制度の根幹を揺るがすかのような観を呈しています。日本の状況を見てみても、現行の政権が「民意」の正確な反映、すなわち「民主主義的な」政権だといわれると、頸をかしげる人も少なくないのではないでしょうか。はたして民主主義はもう時代遅れなのか? それとも、まだ活路はあるのか? それを議論するためには、まず何よりも、民主主義とは、そもそもどのような制度なのかを「正しく」知らなければならないでしょう。今では自明視されている「民主主義」という制度ですが、人が創ったものである限りそれもまた歴史的な制度として、さまざまな紆余曲折を経て現在のようなものになったのであって、決して「自然」にこのようなになったわけでではないのです。 そこで本書では、ギリシア・アテナイにおける民主主義思想の「誕生」から、現代まで、民主主義という制度・思想の誕生以来、起こった様々な矛盾、それを巡って交わされた様々な思想家達の議論の跡をたどってゆきます。その中で、民主主義という「制度」の利点と弱点が人々にどのように認識され、またどのようにその問題点を「改良」しようとしたのか、あるいはその「改革」はなぜ失敗してしまったのかを辿ることにより、民主主義の「本質」とは何なのか、そしてその未来への可能性を考えてゆきます。 またあわせて、日本の民主主義の特質、その問題点についても分析してゆきます。 民主主義という思想・制度を知るための、平易な政治思想史の教科書としても最適です。 -
インド倶楽部の謎
生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。神戸で私的に行われたリーディングセッションに参加した〈インド倶楽部〉のメンバーが相次いで殺される。 前世の記憶を共有するという仲間の予告された死。 臨床犯罪学者・火村英生が論理の糸を手繰る〈国名シリーズ〉第9弾。 ★ミステリーランキングに続々登場した本作の待望の文庫化★ 2018年国内本格ミステリランキング第5位!(2019年本格ミステリベスト・ベスト10) 2018年ミステリ・ベストランキング第9位!(ミステリマガジン/2019年1月号) このミステリーがすごい! 第14位!(このミステリーがすごい!2019年版) BOOK OF THE YEAR 2018 第14位!(ダ・ヴィンチ 2019年1月号) 自分の死ぬ日が、わかるとしたら……。火村&有栖の絶妙コンビ「国名シリーズ」最新作! -
動物裁判
法廷に立つブタ、破門されるミミズ、モグラの安全通行権、ネズミに退去命令……13世紀から18世紀にかけてヨーロッパに広くみられた動物裁判とは何だったのか?自然への感受性の変化、法の正義の誕生などに言及しつつ革命的転換点となった中世に迫る「新しい歴史学」の旅。 -
いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか
いじめはなぜ蔓延するのか? 画期的理論をうちたて注目される〈いじめ研究〉の第一人者が、学校でのいじめ問題の本質を平易に語る。第1章 「自分たちなり」の小社会 / 第2章 いじめの秩序のメカニズム / 第3章 「癒し」としてのいじめ / 第4章 利害と全能の政治空間 / 第5章 学校制度がおよぼす効果 / 第6章 あらたな教育制度 / 第7章 中間集団全体主義 逃げ出すことのできない恐怖と絶望と悪意の世界=いじめはなぜ蔓延するのか? 画期的理論をうちたて注目される〈いじめ研究〉の第一人者が、学校でのいじめ問題の本質を平易に語る。 -
文字世界で読む文明論 比較人類史七つの視点
ラテン文字圏、ギリシア・キリル文字圏、アラビア文字圏、梵字圏、漢字圏-- 五つの文字圏を比べてみると、世界の見方が変わる! ・科挙はなぜ中国社会内部の凝集力を高めたのか? ・日本は長子相続、イスラム世界では? ・箸、フォークとナイフ、右手指食、なぜ違う? ・洋装はいかに非西欧世界に受容されたか? ・なぜ音楽は国境、民族を越えるようになったのか? ・古代ローマと現代アメリカの同化力の限界とは? ・「異才」を育てるための条件とは? ・モンゴル帝国などの開放空間型集団が瓦解した理由 ・文明成熟のためのキーワード「フィードバック」とは? 楽しみながら世界史のツボがわかる! -
「自閉症」の時代
近年、「自閉症」について多くの書物が書かれ、論じられるようになっています。これは、21世紀になって突出してきた現象で、20世紀にはなかったものです。しかもこれは、日本に限った話ではないのです。 著者は、21世紀という時代の1つの特徴が、この「自閉的傾向」の突出化には現れているのではないかと考えています。その1例に伊藤若冲のブームがあります。前世紀まで若冲は「奇想の画家」として、美術史においてはアウトサイダー的な存在に過ぎませんでした。ところがその彼が、今では昨今の「日本美術ブーム」を引っ張る存在になっています。あるいは、『君の名は』『天気の子』が立て続けに大ヒットになったアニメ作家の新海誠。彼の作品もその「自閉症的」傾向が初期の段階からしばしば指摘されていました。 この2人に共通するのは、ディテールへの過剰なまでのこだわりです。それゆえに画面は異常なまでに高精密になり、と同時に非常にフラットなものになります。一言で言えば、非常にデジタルな感じがするのです。デジタルとは、完璧なコピーと同一なものの繰り返しが可能になる技術ですが、この「高精密」で「完璧に同一なもの」の繰り返しこそは、まさに自閉症者が大好きなものです。現代アートに革命を起こしたアンディー・ウォーホールを早い例として、「ミニマルアート」と呼ばれるものの現代美術、現代音楽における流行も、この同じ時代の「好み」に即したものなのではないでしょうか。 そしてこの時代精神をもっとも端的に表すのが、コンピュータの存在です。開発の祖に当たるチューリング、ノイマンから始まって、スティーブ・ジョブスやフェイスブックのザッカーバーグなど、IT、AIに関わる科学者、技術者に「自閉症的傾向」が強いことは、つとに指摘されている通りです。というか、そのような人たちの存在があってこそ、コンピュータ的なものは、ここまでの洗練を見たのです。いまや「デジタル的なもの」は、否応もなく21世紀人の感性の基盤になった感があります。とすればその底に自閉症的な美意識が伏在しているのは、むしろ当然ではないでしょうか。 本書は、上記の視点のもと、21世紀という時代そのものの「自閉症的傾向」を明らかにするものです。 -
大学で学ぶゾンビ学~人はなぜゾンビに惹かれるのか~
近畿大学の超人気講義が1冊に! ゾンビはいつから速く走るようになったの? 『鬼滅の刃』はゾンビのものか? ゾンビの歴史はヴードゥー教から始まる。そこから金字塔的ゾンビ映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を経て、映画、マンガ、アニメなど、「ゾンビ」という存在は人々を惹きつけてきた。特に昨今は、『ワールド・ウォーZ』、『カメラを止めるな!』、『屍人荘の殺人』、『ゾンビランドサガ』など、ゾンビコンテンツの大ヒットが続き、ハロウィンともなれば街はゾンビメイクの人々であふれる。 そもそも「ゾンビ」とは何か。映画、ゲームなどのコンテンツでどのように発展してきたか。いつからゾンビは全力疾走するようになったのか。『鬼滅の刃』はゾンビものなのか。日本独特の「カワイイ」文化に取り込まれたゾンビや、ゾンビでの町おこしなど、本書はあらゆる角度からゾンビを分析したゾンビ総合研究書である。 -
宗教の現在地 資本主義、暴力、生命、国家
動乱の源に宗教あり。最強コンビが世界の肝となる宗教を全方位から分析する! いま、そこに危機はある。本当に怖いものは習俗の皮を被ってやってくるのだ。 各国で起きるテロや、EUやアメリカで生じる排外主義・外国人嫌悪(ゼノフォビア)、めまぐるしく変転する中東情勢など。 世界各地で民族・宗教といった、冷戦後には“古い”とされた問題が噴出し続けている。 私たちの現実社会に影響を与えている「宗教思想」といかに向き合うかは、避けては通れない時代になったのだ。 習俗の皮を被ってやってくるものにこそ、目を凝らさなくてはいけない。原理主義が現代日本で広まることは十二分に考えられる情勢だ。 世界に大きな影響を与え続ける宗教を、資本主義、暴力、生命、国家から語りつくす! 私たちがいま、どこにいるかを知るのが教養である。 宗教の現在地を抑え、いまどこに私たちは立っているかをつかむ濃厚対談! ※本書は『宗教と資本主義・国家』『宗教と暴力』『宗教と生命』(いずれもKADOKAWA)各巻の「第一部」に、新章と書きおろし原稿を加え、再構成したものです。 【目次】 まえがき(池上彰) 序 論 いま宗教とは(池上彰)/人間の思考と魂の根底に迫る(佐藤優) 第一章 宗教は資本主義を超えられるか 第二章 宗教は人を殺す思想とどう対峙するか 第三章 宗教はAI社会で誰の心を救うのか 第四章 宗教は国家を超克するのか あとがき(佐藤優) -
売れる広告 7つの法則~九州発、テレビ通販が生んだ「勝ちパターン」~
「売れない広告」がなぜあふれているのか? 効果的な広告を作る鉄板法則と、購買心理「A・I・D・E・A(×3)(アイデアスリー)」モデルを、通販広告のプロと心理学者2名が解説! 鉄板法則1『呼びかけ&問いかけ型導入』/鉄板法則2『小公女型商品説明』/鉄板法則3『煽り型CTA』/鉄板法則4『トリプルリフレイン』/鉄板法則5『答え合わせ型街頭インタビュー』/鉄板法則6『中2でも分かる特徴紹介』etc. -
新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】
医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。東城大学の落第医学生・天馬大吉はある日、幼なじみの記者・別宮葉子から奇妙な依頼を受けた。「碧翠院桜宮病院に潜入してほしい」。終末医療の先端施設として注目を集めるこの病院には、黒い噂が絶えなかったのだ。やがて潜入した天馬の前で、患者が次々と不自然な死を遂げる! 天馬、そして厚生労働省からの刺客・白鳥らが、秘された桜宮の闇に迫る。傑作医療ミステリ! ★豪華電子版特典付き! 【電子書籍・共通あとがき】 【著作解説】電子版あとがき『螺鈿迷宮』 【関連小文】1 「自作解説」 初出『ジェネラル・ルージュの伝説』 【関連小文】2 「ミステリー?」 【関連小文】3 「医学はミステリー」 付録1【海堂尊・全著作リスト】 付録2【作品相関図】 付録3【桜宮年表】 付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】 付録5【「桜宮サーガ」構造】 付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】 付録7【関連小文索引】 -
生物学探偵セオ・クレイ 森の捕食者
教え子の殺害は本当に熊によるものなのか? 生物情報学者のクレイは偽装を見破り、背後にいる恐るべき殺人鬼の存在に迫るが……新シリーズ開幕! -
原民喜 死と愛と孤独の肖像
『夏の花』で知られる作家・詩人、原民喜(1905―51)。死の想念にとらわれた幼少年期。妻の愛情に包まれて暮らした青年期。被爆を経て孤独の中で作品を紡ぎ、年少の友人・遠藤周作が「何てきれいなんだ」と表した、その死――。生き難さを抱え、傷ついてもなお純粋さをつらぬいた稀有な生涯を、梯久美子が満を持して書き下ろす、傑作評伝。※(以下、新刊案内2018年7月6頁掲載の引用文)「私の文学が今後どのやうに変貌してゆくにしろ、私の自我像に題する言葉は、/死と愛と孤独/恐らくこの三つの言葉になるだらう。」(原民喜「死と愛と孤独」一九四九年) -
本当に日本人は流されやすいのか
グローバル・スタンダードに沿おうとする構造改革路線が続く中、日本人は権威に弱く、同調主義的であるとの見方が強まっている。だが、本来、日本人は自律性、主体性を重んじてきた。現在、改革をすればするほど閉塞感が増すという一種の自己矛盾の状態が続いているが、文化と伝統のある社会で日本人が持ち合わせてきた自律性と道徳観について、『菊と刀』や『リング』『貞子』『水戸黄門』なども題材にしながら論考していく。さらに、人々がよりいきいきと暮らせる安定した社会を取り戻すためには何が必要か、真っ当な国づくりについても考察していく。気鋭の政治学者で、話題作『英語化は愚民化』著者による画期的日本論。 -
〈新版〉自分を支える心の技法(小学館新書)
「怒っている人」はなぜ手強いのか? 赤ちゃんは泣くことで不快を訴え、お母さんは「ごめんね」とおむつを替えたりします。この繰り返しで刷り込まれていくのは、怒れば他人をコントロールできるということと、怒っている人には丁重に対応してしまうという不幸なコミュニケーションのあり方。そのせいか日本人は、わけもなく怒っている怪獣や怒り混じりに大声で主張する政治家、街頭インタビューで怒りをぶちまける一般市民などになぜかシンパシーを抱いてしまう、「怒りに甘い文化」を持っているのです。 しかし、怒りにまかせたコミュニケーションは、結局ストレスの元になるだけ。家族関係、友人関係、仕事上の人間関係などで生じるストレスの多くは、不幸なコミュニケーション=対人関係に行き着きます。 自分の心を見つめ、怒りの正体に気付き、怒りをいなしてストレスをためない方法などを、テレビでもおなじみの精神科医・名越康文氏が詳説。大ヒット単行本『自分を支える心の技法』に大幅加筆をした完全版です。 -
浄土真宗ではなぜ「清めの塩」を出さないのか
浄土真宗、浄土宗、真言宗、日蓮宗、曹洞宗、天台宗、臨済宗の、日本仏教の7大宗派。どうして「焼香」のしかたや回数が違うのか? 住職の呼び方が「和尚さん」「お上人さん」「方丈さん」と違うのはなぜか?……日々のお参りで、法事で、寺院観光の際に、“大人の教養”として知っておきたい各派の教えやしきたりの違いをわかりやすく解説した一冊。 -
あなたの脳のはなし 神経科学者が解き明かす意識の謎
脳ほど私たちの関心を引きながら誤解されているものもない。衝撃の前作『あなたの知らない脳』で「意識は傍観者にすぎない」と看破した著者が、自ら関わった数奇な症例・実験を豊富な図版で紹介、あなたの脳への固定観念を次々と覆す待望の最新脳神経科学入門 -
学び合う教室 金森学級と日本の世界教育遺産
オランダはじめ、教育先進国でも絶賛!! 約50年間「生きる力」を育て続けた名教師が、 その教育法を集大成!! すべての大人に捧げる。 世界に通じる「本物の教育」は、日本の非主流にあった! オランダはじめ、教育先進国で絶賛された金森学級。そこでは子どもたちが「学ぶ力」だけでなく仲間と学び合う、競争社会を超える「生きる力」を身につけていた。 金森実践の根幹には、“非主流”とされてきた生活綴方教育・生活教育があった。『窓ぎわのトットちゃん』に登場するトモエ学園はじめ、実は連綿と受け継がれてきた教育である。 誇るべき日本の世界教育遺産が、いまこそ求められている。 まちがいだらけの教育論から子どもを取り戻す! ■人間はふたつの現実をもっている ■圧力を包み込め! ■社会構造を変えるのは大変だが、生き方に影響は与えられる ■どの子もみな「生活の論理」を持っている ■Educationという言葉は「引き出す」という意味だ <目次> まえがき 第一章 子どもたちはガキ時代を奪われた ――まちがいだらけの教育論 第二章 子どもたちは大人の思想をこえる ――金森学級の実践 第三章 金森実践はオランダで受け入れられた ――本当の「教育の主流」 第四章 生活綴方・生活教育が金森実践をつくった ――金森学級の源泉 第五章 日本には世界教育遺産がある ――教育遺産の力 第六章 子どもと世界を読み解く ――共育・響育・協育 あとがき 主要参考文献 -
悩みどころと逃げどころ(小学館新書)
ちきりん、ウメハラ流「いい人生」の探し方。 月間200万ページビューの社会派ブロガーちきりん氏と、世界一のプロゲーマー梅原大吾氏の異色人生対談。「梅原さんは学校が嫌いで、授業中は寝てばかりいたという。それなのに私の周りにいる、一流大学を出た誰よりも考える力が凄い。いったいどこで学んだの? 学校の役割って何なんだろう……」。そんな、ちきりん氏の疑問から始まったこの対談は、「いい人生の探し方」にまで発展しました。 小さい頃からゲームという“人生で唯一無二のもの”に出あいながらも、「自分の進む道はこれでいいのか?」と悩み続けた梅原氏。一方、いわゆる“エリートコース”を自分から降りたちきりん氏は「頑張って、頑張って、それでもダメだったら、自分の居場所を探すために“逃げる”のも幸せをつかむ方法」と言う。立ち位置も考え方もまったく違う二人が、足かけ4年、100時間にもわたって語り合い、考え抜いた人生談義。学校で真面目に勉強してきたのに競争社会で行き詰まっている人、やりたいことが見つからなくて悩んでいる人必読! 今日から人生が変わります! -
暗記しないで化学入門 無機化学編 酸化還元でわかる無機化学
電子のやり取りを見れば、無機はわかる。「電子のやり取り=酸化還元」が無機化学を理解する鍵だ! 「電子のやり取り」のことを、化学では「酸化還元」と言います。暗記するしかないと思っていた無機化学は、実は「電子のやり取り=酸化還元」で、その大部分を、すんなり理解することができるのです。化学の「理屈と面白さ」がわかる、絶好の入門書。(ブルーバックス・2006年3月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
科学・考えもしなかった41の素朴な疑問 突飛なようで奥が深い!
ちゃんと答えられますか? なぜ空気は積もらないの? 読めば世界が変わって見える! 「えっ」思わず絶句する41の疑問があなたを「科学アタマ」にする! ●なぜ空気は積もらないの? ●乾電池は使うと軽くなるの? ●なぜ深海魚は水圧に押しつぶされないの? ●海岸に打ち寄せる波はどうやって帰るの? ●なぜ石油は中東でばかりたくさん出るの? ●なぜタコ墨のスパゲティはないの? ●なぜ熱が出ると寒気がするの? (ブルーバックス・2008年9月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
暗黒宇宙の謎 宇宙をあやつる暗黒の正体とは
観測されない宇宙のダークサイドに迫る。私たちに見えている宇宙の質量は宇宙全体の数パーセントにすぎない。残りは「暗黒物質」、「暗黒エネルギー」と呼ばれる正体不明なもので満ち溢れている。宇宙にはびこるさまざまな「ダーク」暗黒星雲、星間ガス、ブラックホールなどの実体を検証しながら、宇宙の誕生と進化を支配し、宇宙の運命をあやつる黒幕の正体を突きとめる。(ブルーバックス・2005年10月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
7人目の子
誰かぼくたちをもらってくれますか?――児童養護院の一室で撮られた7人の幼子の写真。それが載った古い記事とベビーソックスの入った封筒が、デンマーク国務省に届く。中に養子縁組申請書も同封されていた。項目欄には「ヨーン・ビエルグストラン」という名前。この子は誰の養子になり、なぜこれがここに? 局長長官はおそれを抱く。彼自身、養護院の秘密を隠しており……北欧最高のミステリ賞〈ガラスの鍵〉賞受賞。 -
日本を追い込む5つの罠
震災後の日本は"見えない罠"に取り囲まれ、大きな危機を迎えている。罠は5つある。TPP、財政緊縮、沖縄基地問題、そして――。欧州から日米を30年間見つめてきたジャーナリストの日本論。 -
本当に残酷な中国史 大著「資治通鑑」を読み解く
資治通鑑とは、 坂本龍馬、西郷隆盛、水戸光圀、北畠親房、 そして毛沢東が愛読した“幻の歴史書” 資治通鑑を読まずして中国は語れない! 中国人を理解することはできない! 紀元前500年から1500年間の中国の歴史を描いた『資治通鑑』(司馬光・編)は、1万ページ、全294巻にも及ぶ空前絶後の大作である。 長い歴史の中、幾度も繰り返される激しい権力闘争と粛清、そして桁外れの蓄財など、社会の負の側面は、現代中国にそのまま共通する。また、虐殺や食人など戦慄すべき悪行の数々……。その一方、命を捨てて義を貫く「スーパー善人」も数多く登場する。 この大著には、中国人の倫理観や歴史観に影響を与えてきた事実が詰まっているのだ。 私たち日本人の多くが持つ疑問、「孔子孟子の時代の道徳が、なぜ現代中国からは感じられないのか?」についても、その答えが見えてくる。 歴史から現代を知る画期的な一冊。 【著者紹介】1955年、大阪府生まれ。リベラルアーツ研究家、博士(工学)。京都大学工学部卒業、同大学大学院工学研究科修了、徳島大学工学研究科後期博士課程修了。1980年、住友重機械工業入社後、カーネギーメロン大学工学研究科に留学。2000年に独立し、ITベンチャーの顧問などを歴任。その後、カーネギーメロン大学日本校プログラムディレクター、京都大学産官学連携本部准教授を務める。現在は「リベラルアーツ教育によるグローバルリーダー育成フォーラム」を設立し運営している。また、講演活動や企業研修を行っている。 -
キス・キス〔新訳版〕
目の前の世界をがらりと変えてしまう、不思議で魅惑的なお話を読みませんか? 「死の淵にある男が知人の医師から勧められた驚愕の最後」「従順な妻が横暴な夫から受けた仕打ちの行方」「詐欺牧師による狡猾な手段とその結末」「不倫妻が夫をだしぬく意外な方法」「養蜂家がとった恐るべき行動」――淑女の口づけとみせかけて悪魔の噛みつきのように刺激的。読書の愉悦にどっぷり浸らせてくれる短篇11篇をご賞味あれ。新訳決定版。/掲出の書影は底本のものです
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