作品一覧

  • 林達夫のドラマトゥルギー
    4.0
    1巻3,762円 (税込)
    戦前・戦後を通じ、岩波、中公、平凡社などの編集者として反戦と自由主義を貫き、時代の言説を編み続けた知識人の生涯と活動の軌跡。
  • 増補改訂 加藤周一を読む
    3.0
    1巻1,881円 (税込)
    書く・読む・語ることを中心に営まれた90年近い生涯。「詩人の魂」と「科学者の方法」により紡がれてきた著作の全軌跡を展望する。
  • 丸山眞男と加藤周一 ──知識人の自己形成
    3.0
    1巻1,705円 (税込)
    戦後を代表する知識人である丸山眞男と加藤周一は、いかにしてその思想を育んだのか? ともに青少年期に戦争を体験し、その時代の空気の中で「日本人のものの考え方とはいかなるものか」という問題意識を深めてきた。当時の政治や文化の動向を丹念に追い、その思索や行動の跡を示すノートやメモ等の豊富な資料とともに、出生から敗戦まで二人の自己形成過程を比較対照し、20世紀の日本に生まれた知的風土の根源に迫る。
  • 書く力 加藤周一の名文に学ぶ
    5.0
    上手い文章とは、どういうものなのか? これから文章を学ぼうとする人への、このうえない入門書 【おもな内容】 戦後日本を代表する思想家・加藤周一は、平凡社の『世界大百科事典』編集長を務めた知識人であり、海外の20を超える大学で教鞭を採った国際人でもある。 著書は300冊以上。 名文家として知られるが、その短文は簡にして要を得た珠玉の文である。 本書では、厖大な作品群から現代日本語の精髄ともいうべき短文を厳選。 「読点」「起承転結」「三点整理」「比較対照」「比喩表現」など24項目を採りあげ、文章を書くうえでの心髄に迫った。
  • 宅配便130年戦争
    3.3
    日本人の暮らしを変えたコンビニ、自販機、宅配便。このなかで、民間宅配便業は、明治の「飛脚」以来百三十年間、常に官立組織の風下に立たされてきた。とりわけ、今日の「宅急便」を実現させるまでにヤマト運輸が監督官庁と繰り広げた闘いは長期に渡った。現在、民営化を控えた「郵政公社」が、民業に対抗し、宅配便事業を着々と進めている。国際資本の参入や、新事業の展開など諸問題を抱えた宅配便の未来は?

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ユーザーレビュー

  • 書く力 加藤周一の名文に学ぶ

    Posted by ブクログ

    #ヨンデルホン
    #書く力 #加藤周一の名文に学ぶ / #鷲巣力(#集英社新書)
    #ドクリョウ #ヨミオワリ
    主題以外にも様々な知識を得られる、それが良書の条件の一つである、と考える。本書は良書であり、著者に選ばれた加藤氏の文章は素晴らしい。膨大な文献から本書を書き上げた労力は計り知れない。

    0
    2025年02月19日
  • 書く力 加藤周一の名文に学ぶ

    Posted by ブクログ

    2022年10月。
    加藤さんの文がどういう構造になっているのか、だから説得力もあり面白いのかを解く。ただでさえ好きな加藤さんの文、その魅力と秘密を分析して興味深いことこのうえない。

    0
    2023年04月15日
  • 林達夫のドラマトゥルギー

    Posted by ブクログ

     前半の評伝部分は知らなかったことが多かった。
     後半の評論的な部分は、やはり書いて残された資料が少ないから、どうしても事実を以て語らしめるという具合にはならないな。
     逆に言うと、ほんとうに、これだけしか刊行物が無いのに、思想的な立場を異にする様々な人達が話題に上らせる存在というのは素晴らしいな。思えば、林達夫の存在を知ったのは、谷沢・向井さんたちの著作であった。また、文庫本の解説は庄司薫が書いていたバージョンもあった。
     

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    2025年04月29日
  • 宅配便130年戦争

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ここ数十年で、日本人の消費生活を大きく変えたのが、コンビニ、自販機、そして宅配便なのだという。
    確かに私が子どもの頃、家の近所にコンビニはなかったし、宅配便はもちろんなかった。
    自販機はあったけれど、これほどの数も種類もなかった。
    今では当たり前だというのに。

    そのうちの宅配便。
    江戸時代、荷物や手紙を運んでくれるのは飛脚だった。(民営)
    それが明治時代に郵政事業が国の事業となり、全国一律の金額で配達してくれるとはいえ、ポストや郵便局まで持ちこまなければならないし、サービスとしては明治に作られた法律から逸脱することなく、時代に合わないものとなっていた。

    そこに切り込んでいったのがヤマトだ。

    0
    2019年12月27日
  • 増補改訂 加藤周一を読む

    Posted by ブクログ

    編集者として加藤周一に親しく接し、立命館大学の加藤周一現代思想研究センターのセンター長を務めた著者が、加藤の生涯と思想について解説している本です。

    本書は、加藤の著作を年代順に収録した『加藤周一自選集』全10巻(岩波書店)の「解説」として書かれた文章をまとめ、増補したもので、多方面にわたる加藤の仕事が手際よく整理されています。また、「私は「政治」を好まない」とくり返し語った加藤が、「戦後」の終わりが語られる状況のなかで危機感を強め、時代の流れに抗するための行動へと踏み込んでいった経緯についても、著者自身の視点からの考察がおこなわれています。

    一方で西洋と日本の文化についての独創的な見解を語

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    2025年06月18日

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