災厄の絵画史 疫病、天災、戦争

災厄の絵画史 疫病、天災、戦争

1,210円 (税込)

6pt

ベストセラー「怖い絵」シリーズ著者最新作!

パンデミック、飢餓、天変地異、戦争……
人類の歴史は災厄との戦いの歴史でもある。

画家たちは、過酷な運命に翻弄され、抗う人々の姿を描き続けてきた。

ムンクは疫病で死にゆく者が生き残る者へ示したあふれる愛を、
ミレイは天災から立ち直ろうとする若者の強靱さを、
ゴヤは怒りでいっぱいになりながら人間の蛮行を、
それぞれキャンバスに塗り込め、叩きつけた。

本書は、そんな様々な災厄の歴史的背景を解説しながら、現在も人々の心をつかむ名画の数々を紹介する。

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災厄の絵画史 疫病、天災、戦争 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月14日

    テーマがテーマなのでこんなことを言うことは不謹慎かもしれませんが、終始とても勉強になりました。習った歴史に登場した人物が実はあの疫病に関わっていたことやこれまでの認識を改めさせられること、理解が深まったことなどたくさんありました。今まで興味のない分野の災厄や絵画、歴史でしたがこの本のおかげでこれから...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月10日

    世にも奇妙な人の歴史…やはり語り部として中野京子先生は最強。

    想像を絶する人類の歴史や美術などの解説を聞いていると、コロナ禍なんてハナクソじゃねーかって気がしてくる。

    やはり私たちはいい時代を生きていますね。

    中野京子さんはどのような方法で知識を仕入れているのだろう。

    どのように振る舞えばあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月06日

    中野京子さんのヨーロッパ絵画を裏の物語から見ていくシリーズですが、いかにもこのタイミングらしいテーマでの連載をまとめた本になります。厄災なのでテーマ的には怖い絵に通じるものがあるのですが、同じ作品を取り扱う時も怖い絵とは違う切り口で話を進めるのは流石です。
    やはり今のパンデミックでも新たな芸術が生ま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月25日

    タイトルのとおり有名な疫病・天災・戦争について絵画を使って歴史を説明されている。説明がわかりやすくて世界史に詳しくない人でも理解しやすいし、説明が簡潔でボリュームが多すぎないため読みやすい。
    ただし紙の本では絵画の印刷が見開きにまたがる場合に間が見えづらいのが残念。絵画の解説で見開きの合間の見えない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月11日

    絵画で見る災厄のお話。
    洪水や飢饉などの自然災害はもちろん、ペストやコレラ、梅毒などのパンデミック、戦争などの人災まで。
    ナポレオンの進撃もここでは「災厄」として取り上げられていたことには驚いた。
    戦争も災厄、まして侵略される側にしてみれば、どこかの英雄も災いか。
    ましてナポレオンは自国民へ与えたダ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月10日

    面白い。
    テーマがテーマなだけにカタストロフな作品が続くけれど、
    事象が大きいだけに読みごたえもある。
    できれば、サブタイトルのテーマごとに一冊ほしいくらいだ。

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    Posted by ブクログ 2023年03月12日

    戦争、天災、パンデミックなど人間を襲う災厄を、画家達が想像力と創造力を駆使して描いた絵画を紹介している本です。現在なら写真や動画などで表現されるのかもしれませんが、現実を超えた想像力と表現力でその災厄を見事に描き出しています。擬人化などの表現もすごい。若干もったいないと思ったのは、本の判型がノベルズ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月09日

    「絵画は見るものではなく読むものだ⁉」と教えてくれた中野先生。災厄は遭うものではなく、鑑賞するものでありたい。自然災害に戦争、そして疫病。ペスト、梅毒、コレラ、結核、天然痘。医療が未発達の時代のパンデミック。未熟な土木での天災。身近に迫る死の恐怖に感情を揺さぶられ筆を執る。出来上がった作品は後世に残...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月12日

    個人的にはあまり見ることのない作品であり非常に興味を持って読むことができました。今のコロナ時代を芸術家たちはどういう風に捉えるのか作者ともちょっと被ってますが非常に興味のある命題です。

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    Posted by ブクログ 2023年04月25日

    表紙にもなってるローマのペストが印象的。
    天使は人間の味方ではなく、あくまでも神の御使い。
    天使のイメージ変わった。
    天然痘やペスト、コレラや梅毒
    画家とは本当に色々なものを主題にするなあと思った。

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