DES(解離体験尺度)
・気がつくと別の場所にいて、どうしてそこまで行ったのか自分でも分らない。
・自分の持ち物の中に新しい品物がある。しかし自分では買った憶えがない。
・身に憶えがないのに、嘘をついたと人から責められる。
・自分の体が自分のものではないと感じる時がある。
これらは、多重人格などの
...続きを読む解離性障害の患者を見つけるために用いられているスクリーニングテストの質問項目の一部です。実際には、28項目の質問があり、経験がなければ0を経験が多いほど100に近い値を選ぶようになっています。
多重人格障害と判定された宮崎勤の2回目の精神鑑定においては、このテストは行われなかったのですが、もしも行われていたとしたら、鑑定の有力証拠の一つになっていただろうと言われています。たかだか、こんなテストが・・・
なぜ、精神鑑定において被告が正直に答えるなどと考えられているのか、全く理解できません。質問のうち、たった9項目に該当すると答えるだけで、解離性障害の疑いあり、と判定されてしまうのですから。刑事訴訟上の精神鑑定の危うさを、痛切に感じました。