超常気象~異形コレクションLIV~

超常気象~異形コレクションLIV~

小説・文芸
1,210円 (税込)

6pt

〈超常気象〉――果たして耳慣れない単語と思われるでしょうか? 異常高温、異常低温。文明がもたらしてしまった地球温暖化。気象災害の規模も大きくなってきました。ならば、「異常気象」すらも異化するほどの〈超常気象〉をイメージすることも、このような時代を生き抜くためには意義があることではないでしょうか。あるいは、私たちは〈超常気象〉のただなかにいるのかもしれません。(編集序文より)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    超常気象~異形コレクションLIV~
  • タイトルID
    :
    1267880
  • 電子版発売日
    :
    2022年12月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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超常気象~異形コレクションLIV~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    全編ハズレなしで素晴らしい!
    「気象」という人の手に負えないものが怪異になる恐怖、切り取り方の違いでこんなに多彩な作品群になるなんて。

    柴田勝家『業雨の降る街』、篠たまき『とこしえの雨』、平山夢明『いつか、やさしい首が……』が特に好き。

    0
    2023年02月19日

    Posted by ブクログ


    『金魚姫の物語』、「三種の低気圧」、「とこしえの雨」がお気に入り。
    「地獄の長い午後」は妙に明るい血なまぐささと釈迦のポップさ、阿弥陀が世俗的で読んでて楽しい。
    「いつか やさしい首が……」はちょっと吐きそうになったけど好き。リアルな絶望……

    0
    2022年12月19日

    Posted by ブクログ

    いつか 優しい首が……
    久しぶりにかなり重い話を読んだ。

    業雨の降る街
    おもしろかった

    金魚姫の物語
    斜線堂さんはいつも痛い!
    心も身体も。

    堕天児すくい
    異形で泣くとおもわなかった!


    地獄の長い午後
    趣向変わってファンタジー!

    0
    2026年04月12日

    Posted by ブクログ

    異形コレクション54冊目。
    超常気象がテーマなので、怪異を呼び込む雨のようなものを想像していたら、気象そのものに焦点を当てている。
    天から降るというは雨であり雪であり、知識で知っている上空から生成されたものだと知っていても、じっくり考えてみるとホラーになり得るのだと感じる。
    なんだかわからないものが自分の上へと降り注ぐのである。好きなものは
    空木春宵の堕天児すくい
    田中啓文の地獄の長い午後
    平山夢明ののいつか、優しい首が
    天候が落ち着いたのに次の変化に向けて臭いの変わったのを感じるようなそんな読後感。

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    前半に好みの作品が多かった。

    特に好きなのは「業雨の降る街」。
    歪なひと夏の友情とラストがとても好きだった。

    あとは

    「『金魚姫の物語』」
    「三種の低気圧」の中の「雷が落ちても」

    が好きかな。

    0
    2023年08月31日

    Posted by ブクログ

    雨が降るというシチュエーションが共通しているホラー短編集。いろんな雨が降ります。雨じゃない何かも降ります。
    どの話も気持ち悪くておもしろい。

    0
    2023年07月24日

    Posted by ブクログ

    それぞれの面白さがあったけど、
    個人的には怪雨は三度降る、いつかやさしい首が…、三種の低気圧、赤い霧、地獄の長い午後がお気に入り。

    以下、一作ずつの感想。

    ●星の降る村 大島清昭
    字面だけで読んでると面白いんだけど、想像すると怖すぎ。屍体集めたり、売買するって。でも屍体とはなんなのか、を考えさせられる。唯一無二の肉体でないなら、それはもはやただの「もの」なのか。じゃあ私たちがいつも恐れる屍体とはなんなのか。死者の奢りのことを思い出しちゃったり。

    ●とこしえの雨 篠たまき
    the・怪談!恐怖は官能と隣り合わせ。こういうのを今の作家さんが書いてるってのが面白い。雨、エロい。旅館は、思ったより高級旅館でウケた。

    ●件の天気予報 宮澤伊織
    好き。繋がりそうで繋がらない怪異の諸々が愛実(ちゃんと生きてる人間?)と件の天気予報を起点に、現実と異界の境目をぼやかしながら蠢いていく感じがいい。オチをSiriでつけることで他のあやふやなものがあやふやなままにされて、とても良き。

    ●豪雨の降る街 柴田勝家
    怪奇現象に科学的な根拠はあるものの、本人に「見える」ことに変わりがない、というところから生まれるラストの恐怖。本物?幻覚?わー!なんで?!っていうのが、百合的な関係とあいまって、甘い恐怖の読後感。

    ●赤い霧 澤村伊智
    都合の悪いことをなかったことにしながら今を謳歌することが罪だとするなら、この話は罪を罰する怪奇現象だ。「怖くなかった」っていう言葉がなん度も出てくるんだけど、他人の罪を罰するものだから神様みたいなもので、怪奇だとしても別に怖くないんだろうね。小心者で、でも自分勝手な人間が追い詰められていく怖さだな〜廃ニュータウン、っていう舞台もとても効いてて、こういう言い方良くないかもだけど、うますぎる。

    ●『金魚姫の物語』 斜線堂有紀
    無差別に突如訪れる不幸について、現実をいくら見つめても仕方ない。出来るだけ美しく、『物語』ることだけしか供養にならない。希望の物語が逆にそら恐ろしい事実を突きつける。

    ●三種の低気圧 坂入慎一
    低気圧の中で守りぬかれる私(たち)だけの世界、三部作。少しズレた世界の怖さ。おもしろかった。

    ・雷が落ちても
    世界を破壊に導く百合ユートピア。世界観好み。

    ・骨が降る
    主人公が少しおバカな設定であることが、この短い話の中でこの展開を納得させるに効いている。

    ・二人きり
    偏執的な主人公が怖いはずなんだけど、おかしいだろ!が効いてて、面白くなってる。霊媒性低気圧しかかたん。

    ●堕天児すくい 空木春宵
    ラストシーンのエモさ。LIMBOの世界感が完成してて、怖いというよりは、イメージ小説。

    ●成層圏の墓標 上田早夕里
    SF。雨坊の登場シーン怖い。生成AIの例えが面白かった。

    ●地獄の長い午後 田中啓文
    笑かし方の強弱(細かいパロディとしょーもないダジャレ)も絶妙で、最後の展開も秀逸。地獄が舞台なのも効いてる。短編集にこういうのが一作入ってるとよいですね。

    ●千年雪 黒木あるじ
    イメージはキレイだけど、ギミックの理解がちょっと難しい。どこからどこまでがループしてるんだろ?チユは人魚のイメージで語られてるけど、雪女の美しさある。ホラーと衝動的に動く自分勝手で小心者の男とは相性がいいんだなと思った。

    ●彩られた窓 井上雅彦
    登場人物たちの名前、部室のイメージ、小道具、どれも幻想的で麗し。過去と現在の対比から始まり、事件の真実が明らかにされていくごとに逆にそれがないまぜになっていく感じがよき。

    ★怪雨は三度降る 朝松健
    怖すぎるー泣!!!これぞホラー。
    味覚で恐怖を感じさせるってなに?怖過ぎる。
    なんの罪もない(とは言えないかもだけど)、人々が非情な怪と暴力に飲み込まれていく。歴史とはそういうものだし、権力とはそういうものなのかもしれない。
    斜線堂有紀の『金魚姫〜』が極私的で内向きの救いのなさだとすると、これは大きな時間の流れの中で社会が持つ外向きの救いのなさ。前者に祈りはあれど、後者に祈りは通じない。祈りとは個人のものなのか。そういう意味で恐ろしすぎる。

    ★いつか やさしい首が… 平山夢明
    とってもよかった。小学生女子目線の日常的な描写がとてもよくて(ビックリしておなら出ちゃった、とか)、災難は日常にこうやってやってくるのだな、という恐怖がせまってきた。最初の解説に、ウクライナの子供たちに、というのがあって、小説のチカラへの信頼を感じた。

    ●虚空 加門七海
    空のかけら、確かにヨガの人なら持ってそう。仙人的な。ラジオの感じがよかった。結構長い年月の話、というのが肝で、日常が変わっていく感じのリアル感あってそこがこの小説の一番怖いとこかもしれない。


    0
    2023年05月07日

    Posted by ブクログ

    異形コレクションシリーズ54冊目。
    テーマは「超常気象」

    大島清昭さん、篠たまきさん、と好みの作家さんが初登場していて嬉しい。
    収録作はバラエティに富んでいて面白い。
    印象的なのは「件の天気予報」「豪雨の降る街」「赤い霧」、不気味なのは「怪雨は三度降る」かな。

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    ホラーのアンソロジーでテーマは『超常気象』
    ひと作品はそんなにページが多くないけれど、15人の先生が書かれているのでページ数が多く、読むのに時間がかかりました
    かなり読みごたえがあります
    大島清昭『星の降る村』澤村伊智『赤い霧』坂入慎一『三種の低気圧』平山夢明『いつか優しい首が……』が特に面白かったです
    どの作品も『超常気象』というテーマをしっかり練られていて、なるほどこうきたか~となる作品ばかりでした
    ただのホラーという枠に収まらない作品も多くて全体的に面白かったです
    このコレクションが好きでついつい買ってしまう

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    超常気象をテーマに15名の作家さんによる短編集。誰から読むかも楽しみだし、一編が短いので少しの待ち時間でもサクッと読める。長編だとおどろおどろしさに辟易する事もあるが、どれも面白く読みおえた。

    0
    2023年01月22日

超常気象~異形コレクションLIV~ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社文庫
  • タイトル
    :
    超常気象~異形コレクションLIV~
  • タイトルID
    :
    1267880
  • 電子版発売日
    :
    2022年12月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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