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昭和三十八年十月、東京浅草で男児誘拐事件が発生。日本は震撼した。警視庁捜査一課の若手刑事、落合昌夫は、近隣に現れた北国訛りの青年が気になって仕方なかった。一刻も早い解決を目指す警察はやがて致命的な失態を演じる。憔悴する父母。公開された肉声。鉄道に残された“鍵”。凍りつくような孤独と逮捕にかける熱情が青い火花を散らす――。ミステリ史にその名を刻む、犯罪・捜査小説。
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Posted by ブクログ
奥田英朗の長篇ミステリ作品『罪の轍』を読みました。 奥田英朗の作品は、2年前に読んだ『町長選挙』以来ですね。 -----story------------- 昭和38年、東京 男児誘拐事件に人びとは震撼した── 絶対零度の孤独を抱える容疑者×執念でホシを追う捜査一課刑事 昭和三十八年十月、東京...続きを読む浅草で男児誘拐事件が発生。 日本は震撼した。 警視庁捜査一課の若手刑事、落合昌夫は、近隣に現れた北国訛りの青年が気になって仕方なかった。 一刻も早い解決を目指す警察はやがて致命的な失態を演じる。憔悴する父母。 公開された肉声。 鉄道に残された〝鍵〟。 凍りつくような孤独と逮捕にかける熱情が青い火花を散らす──。 ミステリ史にその名を刻む、犯罪・捜査小説。 ----------------------- 2016年(平成28年)から2019年(令和元年)に新潮社が発行する月刊小説誌『小説新潮』に連載された『霧の向こう』を改題して、2019年(令和元年)に刊行された作品です。 刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年……浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ、、、 事件を担当する捜査一課の落合昌夫は、子供達から「莫迦」と呼ばれる北国訛りの男の噂を聞く……世間から置き去りにされた人間の孤独を、緊迫感あふれる描写と圧倒的リアリティで描く社会派ミステリの真髄。 事件の描写がノンフィクションのように細部まで行き届き、東京オリンピック前の昭和38年という時代の空気が物語全体を支えており、800ページ超の長篇にもかかわらず、驚くほどテンポ良く、飽きずに読み進められましたね……警察の捜査手順、通信網の限界、交通手段の不便さ、そしてテレビという新しいメディアの影響力という、昭和38年ならではの制約と可能性が混ざり合い、事件の進展に直接影響を与えていく展開が捜査の一手一手に重みを与えていて読み応えがあり、物語の世界観に浸ることができました、、、 そして、物語の中で印象的だったのは、犯人の生い立ちに潜むやるせなさ ですかね……貧困、家庭環境、社会の隙間に落ちていく若者、単なる警察小説にとどまらず、犯人が背負っていた過去が丁寧に描かれており、刑事たちの執念の捜査で、その全貌が明らかになったとき、読む側は罪の重さを感じながらも、どこかで「もし別の環境だったら」と考えずにはいられませんでした。 このやるせなさが、物語に深い余韻を残すんですよね……長篇でありながら冗長さを感じさせず、むしろページをめくるほどに昭和の空気が濃くなっていく作品、、、 事件のリアリティ、犯人の人生の哀しみ、社会の変化……それらが重なり合い、読者を一気に昭和38年へ連れ戻す そんな作品でした。
面白かった。見事な群像劇。今自分の中で奥田英朗がブーム。これまで伊良部シリーズしか知らなかったのは何故なのか…でも今知ったお陰でめちゃ面白い過去作を読む楽しみが味わえている。
ミステリーにも警察小説にも見えるけど、ジャンルを越えた「奥田英朗さんの小説」としか言いようがない唯一無二の味わいがあります。話の中身は辛いけど「人の清き心」に触れて生きることが少し楽になる、そんな小説だと思いました。
東京オリンピックの1年前の東京。実際に東京の下町で発生した誘拐事件をモデルとした刑事物の小説。 礼文島出身の青年と警視庁捜査一課の若手刑事。特に刑事が地道に足で操作を行い、また当時は個人の力量に頼りスタンドプレーや尋問での暴力など時代を感じる。 当時の風俗を活かした描写が絶品だが特急の名前を「しらと...続きを読むり」にしたのはなぜだろうか?実際は「はくつる」かと。オリンピックの前年には存在しなかった架空の列車だからだろうか。
後半は息つく暇もない、緊迫の展開。 こいつが犯人なのか?いやでもそうじゃないと信じたい…と思わされる人物描写が圧巻。 空き巣の宇野と刑事の落合のダブル主人公の様な構成だが、2人の掛け合いなどが多いわけではなく周りを固める登場人物達が本当に魅力。特に落合のバディの大場が少しずつ落合を認めていく描写...続きを読むが良かった。
日本中を震撼させた『吉展(よしのぶ)ちゃん誘拐事件』をモチーフに、奥田英朗が書いたフィクションミステリー。 昭和38年というこの時期は東京オリンピックを目前にして 日本中が沸き立っていた。刑事の捜査もアナログで、足で聞き込みし、恫喝し罪を白状させる力技… そして何故誘拐し、殺してしまったのか…犯人...続きを読むの背景についても想像ではあるが描いている。実際の吉展ちゃん事件同様に、犯人は逮捕されるが、子供は帰ってこなかった… 小説を読んだ後に、実際の事件について書かれている記事などを読むと、かなり忠実に物語化していることがわかるので、なかなかリアリティある内容であるのは間違いない。 もちろん実際の犯人は当然に、その犯人のことを描いた小説の主人公も身勝手な犯行で情状酌量の余地も無いのだが、誘拐に対する捜査方法(逆探知、報道協定と公開捜査、ポリグラフ…ウソ発見器の導入等)の変遷がこの事件をキッカケに変わっていったということが何となくわかる。 800ページあるので、読み応えはなかなかでした。
奥田先生のこの時代の小説、面白すぎます。 オリンピックの身代金が大好きで、期待して読み始めたら期待通り。 罪の轍、、読み終えてタイトルの意味を考えて、、心が暗くなる。
文庫で再読。800ページは大作だが飽きない臨場感、スピード感。1960年代の東京五輪前夜、今はインターネットだが、この頃はテレビが新しいメディアだった。匿名の人々の心根の醜さは今に通じるようだ。表紙にも注目の価値あり。実際の写真だそうです。
800頁以上の長編だが、登場人物毎の視点、先の読めない展開、緊迫した捜査に手が進む。最後のシーンは、犯人に向けた憐れみもあるのかと思うと複雑。
重厚な推理、刑事小説。犯人はうっすら気づいてたけど、その人ではありませんようにと思いながら読みました。不幸な寛治の生い立ち、境遇に悲しい気持ちになりましたが、罪を犯して良いわけでは決してないです。ページ数多かったですが、続きが気になり一気に読むことができました。
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罪の轍(新潮文庫)
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