豊田徹也の作品一覧
「豊田徹也」の「蟲師 外譚集」「アンダーカレント」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「豊田徹也」の「蟲師 外譚集」「アンダーカレント」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
コーヒーにまつわる短編集。一つ一つのエピソードが、少しほろ苦かったり、ちょっと笑えたり、どこか不思議だったりと、色々な味わいがあって、それぞれ違う種類のコーヒーを飲んだ時のような優しい満足感に浸らせてくれる優しい物語たちでした。こういう作品大好きです。
Posted by ブクログ
夫が突然蒸発、銭湯を切り盛りするかな。
組合からの紹介で働きたいとやってきた男。
探偵下請けの山﨑が追う、夫の行方。
人のことを本当にわかっているのか?そう、そんなことはわからない。でもわかったような顔をしてしまう。興味を持って聞かないといけないし、興味を持っていることが相手にとって本当に大切なことなのかもしれない。失ってわかる重さはいつも興味を持っているかどうか、から始まっている。
言いたくても言えなかったんだ、という夫の告白と、働いている男、そして過去の失踪事件がどれも重なり合っていく見事な構成と展開に、ぐっと引き寄せられていく感覚は本当に素晴らしい。心の底をえぐられたような、そんな読後感
Posted by ブクログ
初・豊田徹也
なんだこれ
凄まじい緊張感、迫力が全ページ、どのコマにも満ちている。
シリアスなトーンが通底していながらも、ところどころでコミカルな描写がしっかりと差し挟まれており、それらがシリアスさを中和するのではなく、むしろひとつの雰囲気の醸成に奉仕しているようなのが凄い。
主人公の描き方が良すぎる。
ジェンダーレスでハードボイルド、格好いいのもそうだし、人と改まった形で会うとなった時には「女性的」な身なりをしなければならないことの、なんとも言えない哀愁と切なさよ。
最後、出かける前に口紅を手に取っても結局つけなかったこととか、ビンタすると言ってマフラーをかけてあげることとか、凄まじい