豊田徹也のレビュー一覧

  • 珈琲時間

    無料版購入済み

    コーヒーにまつわる短編集。一つ一つのエピソードが、少しほろ苦かったり、ちょっと笑えたり、どこか不思議だったりと、色々な味わいがあって、それぞれ違う種類のコーヒーを飲んだ時のような優しい満足感に浸らせてくれる優しい物語たちでした。こういう作品大好きです。

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    2025年09月18日
  • 蟲師 外譚集

    購入済み

    蟲師の世界

    漆原友紀本人は一遍も描いていませんが、見事に蟲師の世界の話でした。久しぶりに、蟲師の世界にはまり込む事が出来ました。
    ギンコは出てきません(いや、ほんの少しだけ...?)
    でも蟲師ファンなら納得の短編集ではないでしょうか。ギンコは出てきませんが、確実にギンコが居たあの世界と繋がる同じ世界のお話でした。何となく、漆原友紀本人の作品を入れていない事も、何となくわかったような気がしました。
    大満足です。

    #切ない

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    2024年12月28日
  • アンダーカレント

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    夫が突然蒸発、銭湯を切り盛りするかな。
    組合からの紹介で働きたいとやってきた男。
    探偵下請けの山﨑が追う、夫の行方。
    人のことを本当にわかっているのか?そう、そんなことはわからない。でもわかったような顔をしてしまう。興味を持って聞かないといけないし、興味を持っていることが相手にとって本当に大切なことなのかもしれない。失ってわかる重さはいつも興味を持っているかどうか、から始まっている。
    言いたくても言えなかったんだ、という夫の告白と、働いている男、そして過去の失踪事件がどれも重なり合っていく見事な構成と展開に、ぐっと引き寄せられていく感覚は本当に素晴らしい。心の底をえぐられたような、そんな読後感

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    2024年04月28日
  • アンダーカレント

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    ネタバレ

    初・豊田徹也

    なんだこれ
    凄まじい緊張感、迫力が全ページ、どのコマにも満ちている。

    シリアスなトーンが通底していながらも、ところどころでコミカルな描写がしっかりと差し挟まれており、それらがシリアスさを中和するのではなく、むしろひとつの雰囲気の醸成に奉仕しているようなのが凄い。

    主人公の描き方が良すぎる。
    ジェンダーレスでハードボイルド、格好いいのもそうだし、人と改まった形で会うとなった時には「女性的」な身なりをしなければならないことの、なんとも言えない哀愁と切なさよ。
    最後、出かける前に口紅を手に取っても結局つけなかったこととか、ビンタすると言ってマフラーをかけてあげることとか、凄まじい

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    2024年02月18日
  • アンダーカレント

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    映画を観てから。映画がすごく丁寧に作られてたのがこちらを読んでよく分かった。原作を一本の映画を観ているような、と評するものがあったが、確かに。
    映画のパンフで、原作のラストは完璧、との監督の言葉があった。でも堀さんが去るのをやめたのかどうかを読者に任されたことよりも、映画の方が良かった。

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    2023年10月29日
  • アンダーカレント

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    面白かったー。
    久しぶりに漫画を読んでものすごく面白かった。

    少し…と言ってCharaのduca歌えるのとか、いいね☺︎

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    2023年10月22日
  • 珈琲時間

    心地良い読了感

    珈琲にまつわる短編集です。一部連作になっているものもありますが、珈琲一つでまとめ上げたこの作品の空気感はぜひ味わって頂きたいです。
    それぞれ珈琲が物語中の舞台装置として活きており、読了後には珈琲の魅力が伝わってくるでしょう。日頃珈琲を嗜む人にはオススメの一冊です。

    #深い

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    2021年06月06日
  • アンダーカレント

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    ふとした時に読んで、そして毎回考えてしまう。
    けれど私はこういう本が好きで、こういう本で悩んでしまう、人間関係に繊細な自分で良かったと思えたりもする。内容についてはうまく言えないけど、私にとってそんな本。

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    2020年07月03日
  • アンダーカレント

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    ネタバレ

    “人を理解するということ”
    ただ長く一緒にいるから、たくさん話をしたから、家族だから、、それでも「わかる」ということにはならないんだな…
    哲学的であり、様々な感情を抱かせる作品

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    2020年06月25日
  • 珈琲時間

    購入済み

    不思議な本

    生活の中でふと珈琲を飲む瞬間に立ち会っているような不思議な漫画。

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    2020年02月15日
  • アンダーカレント

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    コミック。Yに借りた。銭湯を営む主人公の女性と、その周りの人々の物語。ときどきはさまれる怖い記憶も、最後には明かされる。バッドエンドでなくてよかった。さらっと読めてじんわり良い作品だった。

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    2018年04月13日
  • アンダーカレント

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    他人をわかるってなんだろう。改めて考え直す漫画でした。登場人物には語らせず表情などから考えを読み取らせるような構成がよかったです。

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    2017年11月30日
  • 珈琲時間

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    この作家さんの作品を谷口ジローさんが評価してらしたと聞いて読んでみました。13ページの短編17本からなるシリーズ短編集。それぞれまったく関係のない物語にみえて、実は繰り返し登場するキャラがいたり、重層的に物語が重なる面白い一冊でした。

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    2017年06月24日
  • 蟲師 外譚集

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    本家「蟲師」をモチーフに、5人の漫画家さんが短編書いてくれました。

    どの話も、蟲と蟲師は脇役。人の営みの中で、不意に此岸と彼岸を行き来してしまった、まれな出来事として話は進んでいます。
    本家でも同じですね。ギンコが存在しているので、彼が主導してるように感じますが。外譚でそこにきづいたりして。

    登場人物としての関わり方が、蟲と蟲師と人々との関係に思えてとても好きです。

    5本それぞれ面白いので、1番を挙げるのは難しいなぁ。読んだ時によって違ってきそうです。季節・年齢・感情それぞれに状況・状態でね。
    読み返すたびに、好みが変わる作品というのは、新たな発見があるっていうこと。本好きにとって、幸せ

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    2016年11月07日
  • アンダーカレント

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    まいった。人の底流。ほんとうのあなたの心の奥底に流れているものは、誰かに伝えていますか。
    これは傑作。

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    2016年08月31日
  • 蟲師 外譚集

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    ネタバレ

    あの蟲師の他の作家達が書いた短編集。
    全部で5作品が収録されていて、内4作品は舞台が現代であった。いつもと違う舞台設定で、現代ではこんなとこで蟲とかかわることがあるんだなと新たに想像の幅が広がっていきます。

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    2015年04月25日
  • 珈琲時間

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    最近お友だちになった編集さんからのおススメの本。
    珈琲にまつわる話ではなく、「コーヒーでも飲む?」な感じで、それぞれの人間関係に少し関わってくる短編集。

    サラッと読めますが、また読みたくなる本。
    そして、珈琲が飲みたくなりますw

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    2014年05月16日
  • アンダーカレント

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    すばらしい。映画的表現を使っているけど、登場人物がシャベルのはごくわずか。音がないのに、心情がありありと伝わってくる。

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    2014年05月15日
  • ゴーグル

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    「ゴーグル」と「とんかつ」が、だんとつに良い。深刻な題材をすっとぼけた感じで描いているのが、それも良い具合にすっとぼけているので、呼んでいて心にしみる。でも「とんかつ」に出てくる妹の親父は、やっぱ許せない。

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    2014年03月10日
  • アンダーカレント

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    ネタバレ

    ネットで評判になってて、ずっと気になってた漫画。
    けど、近くの本屋でなかなか見つからなくて……。
    この前寄ったときに見つけたのは嬉しかった。

    なんか淡々とした感じの話だと思った。
    初め、失踪した旦那が新しく派遣されてきた人だと思ってたけど、全然そんなことなかった。
    途中でラブコメ入るのかなと思って、少しわくわくしたけど全然違ったよ。
    脇役さんたちもいい味出してた。モブにならない。
    最後の結末は、彼は再び主人公の元へ戻ろうとしている、という意味で取ったけどはたしてどうなのかしら。気になる。
    いいお話でした。機会があれば、同じ作者さんの別の話も読んでみたいなあと思う。

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    2014年03月01日