豊田徹也のレビュー一覧

  • 珈琲時間
     スーパーとかでインスタントコーヒーの詰め替えを探したことがない人は知らないと思うが、マキシムの詰め替えパックにはいくつかの銘柄がある。もちろん私のお気に入りはキリマンジャロ。かつて松本零士のマンガに「キリマンなんて、切り売りしてるみたいだな」という名ゼリフがあったことを不覚にも思い出してしまった。...続きを読む
  • アンダーカレント
    さらっとした絵柄だけど、ふとしたところがかなり書き込まれていたり、ちょっと可笑しいシーンがあったり。正直なところそんなに大した話ではないけど、構図とか話の流れとか、すごい良いと思った。
  • アンダーカレント
    「あのね さっきからずっとお話聞いてて思ったんだけど、なんかこう見えてこないんですよ。あなたのご主人悟さんのパーソナリティーみたいなものがさ。人当たりがいい、面倒見がいい、責任感がある。そんなのはその人がその人たりえてるモノとはなんの関係もないですよ。」
  • 珈琲時間
    短編17話 1話12ページ メモした台詞もあるし、ちょっと苦いような読後感の話もあれば、意味不明な話や、珈琲とほぼ関連しない話も含まれてるけどヒトの人生と珈琲との距離感ってそうゆうものか、と思った。珈琲飲みながら読んでみた。
  • アンダーカレント
    人を知ること、それをどんなに求めたところで、どうしても知られたくないことはある。対話や過ごした時間ではどうにもならないとこもある。だから世界はこうなっている。
    そんな風に考えてしまうのは、悲観的だろうか。
  • 珈琲時間
    珈琲飲めないけど読んじゃった
    珈琲飲んだ時の感じが分かんないけど、寂しい時とか不安な時とか一杯飲むとホッとするんだろうな
    この本もそんな感じ
    いい感じに一息つけた
  • 珈琲時間
    前、読んだ漫画を
    もう一度、読み直してみる巻 Vol.32

    「珈琲」関して短編が沢山、入ってて楽しめて好きなんだよなー。改めて読んでも。 特に第3話”すぐり”と第7話”深夜+1”がGood!! 因みにおいらは珈琲が好きです。
  • 蟲師 外譚集
    本編が好きならこれらも嫌いではないだろけど、ギンコはシルエットでくらいしか登場しないので過度な期待をかけるとガッカリするかも…?ただの外伝集かと思ってたらいろんな作家の持ち回りの短編集でした…。個人的には「アンダーカレント」の豊田哲也の短編が収録されていたのがポイント高かったです!
  • アンダーカレント
    何となく読んでたらいつの間にか終わってた。
    って感じ。
    夫婦も所詮他人何だからわからない事だらけだよねってお話。
  • 珈琲時間
    「アンダーカレント」「ゴーグル」でも感じたので、もはや言わずもがなだが、映画的。
    それもゆるやかな離合集散が心地よいタイプの、えー例を出すのも恥ずかしいがジム・ジャームッシュを想起するタイプの。
  • ゴーグル
    スライダー
    ミスター・ボージャングル
    ゴーグル
    古書月の屋買取行
    海を見に行く
    とんかつ

    マンションのベランダと、道。
    空を見上げる青年と少女を、見上げる壮年。
    映画的構図。
  • 蟲師 外譚集

    余り感動しなかった

    ギンコの出てくる本編が余りに良かったのでこのアンソロジーにも期待して読んでみたのだがいいなあともひどいなあとも感じませんでした。
  • 蟲師 外譚集
    多分私はあんまりアンソロジー好きじゃないっていうのが前提なんだけど、同じような時代設定の話って本人以外が描く必要あるか?と思ったり。それなら、舞台を現代にがっつり変えた話の方が面白く読めた。
    ただ、それでも、これって「蟲師」なのかな?と思わなくもない。
  • 珈琲時間
    なんとなく絵柄だとかタイトルに惹かれて読んでみましたけれども、うーん…そこまで感じ入る話はなかったかな、と…。いや、決してつまらなくはないんですけれどもアレですね、なんとなくオシャレと言いますか、外国風な雰囲気を持った短編集でしたね…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、「コーヒー」「喫茶...続きを読む
  • 珈琲時間
    珈琲がよいわき役をえんじているきがする。あるときはエスプレッソだったり、あるときはアイスコーヒーだったり。そして、よくない豆を選別していたりするけど、中心はそれぞれの登場人物の短編集。

    最後に監督の言った
    「さあ珈琲を飲もう今すぐに、なぜなら人はいつ死んでしまうかわからないからだ」という言葉がなん...続きを読む
  • アンダーカレント
    よくできたストーリーで、評判が良いのも頷けるけど、漫画としてみるとパンチ不足。映画化されそうでされない不思議。私は最後まであの旦那が好きになれなかった...。
  • ゴーグル
    帯にある「在庫一掃大放出!珠玉もそうじゃないのもとにかく描いたものあるだけ・・・」というのが正直なところ。この人は本当に寡作だなあ。

    「海を見に行く」のあとがきを見て、改めて海のシーンを見直した。確かにこれは入魂のトーンなんだろうなと思う。漫画を見る中で初めてそういう見方をした。今度から気をつけて...続きを読む
  • ゴーグル
    デビューから10年間の短編を集めた作品集。前作の「珈琲時間」と同じく豊田徹也らしい作品ばかりなのだけど、読みたかったのはこれじゃないという印象のも同じ。どの話もいい話ではあるけど、行動の動機や考えがいささか表層的。どこかで読んだような作品になっているので、もうひとひねりふたひねり欲しい。
    あと、豊田...続きを読む
  • 珈琲時間
    吉田秋生とか、動物のお医者さんの佐々木さんとか、そこらへんの世代のマンガの香りがする作品。

    初めて読んだ作家さんの作品なのに、妙に懐かしい感じ。

    なにごともないことが、なによりも大事。

    てわけで。
  • 珈琲時間
    アンダーカレントから四年豊田徹夜の四年ぶりの単行本。前作『アンダーカレント』は、日常の中の葛藤を切り出した中編だったが、今作は珈琲をモチーフにした連作短編集。珈琲が出てくること以外は、作品間にほとんど共通点はない。やり方としては黒田硫黄『茄子』や山川直人『コーヒーもう一杯』と同じ。前作から四年もあっ...続きを読む