国内小説の検索結果

非表示の作品があります

  • あずかりやさん
    4.1
    「一日百円で、どんなものでもあずかります」 東京の下町にある商店街「明日町こんぺいとう商店街」のはじっこで、物静かな店主がひっそりと営業するお店「あずかりや・さとう」。店を訪れる客たちは、さまざまな事情を抱えて「あるもの」をあずけようとするのだが……。大人気「猫弁」シリーズの著者が紡ぐ、ちょっと不思議で、せつなく心あたたまる物語。
  • どうぶつ寺のもふもふ事件簿
    3.5
    幽体離脱OL×イケメン僧侶がお悩み解決! 階段から落ちた如月那美は、目が覚めると幽体離脱をしていた。 幽霊を視ることができる動物霊園の僧侶の孝信と一緒に迷えるペット霊と飼い主の想いを紡いでいくちょっと切なく心温まる物語。 第一話 幽体離脱、してしまいました 第二話 あったかご飯が目に染みる 第三話 実はモフ好きですが、それが? 第四話 最後の事件。元の体に戻っても、私を見つけてくれますか? ■著者 藍川竜樹(あいかわ・たつき) 兵庫県出身。「秘密の陰陽師―身代わりの姫と恋する後宮―」で2011年度ロマン大賞受賞。コバルト文庫に受賞作を改題・加筆改稿した「ひみつの陰陽師」シリーズなど。 著書に『孤高のぼっち令嬢は初恋王子にふられたい ―呪いまみれの契約婚約はじめました― 』(一迅社)、『後宮女官の事件簿』(光文社)などがある。 ■イラストレーター くにみつ
  • 空にピース
    4.1
    東京郊外の公立小学校に新しく赴任したひかりは衝撃を受ける。ウサギをいじめて楽しそうなマーク、ボロボロの身なりで給食の時間だけ現れる大河、日本語が読めないグエン。これまでの経験がまるで役に立たない現場で一人一人と向き合ううち、いつしかひかりは子どもたちの真の輝きを見つけていく……。新米教師の奮闘と成長に心震える感動作。
  • 限りない権力の犠牲者たち
    -
    1巻880円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 その日も、ナタリアにとっては、いつもと同じ朝のはずだった。しかし、目覚めたのは全く見知らぬ部屋だった。私は記憶を失ってしまったのか……いや、違う。何かがおかしい。傲慢な人間たちの歪んだ欲望と権力が交差する狭間で、ナタリアの「自分自身」を取り戻すための戦いが始まる。サスペンスタッチで綴る緊迫の物語。
  • 近松よろず始末処
    4.0
    時は元禄、大坂は道頓堀の竹本座。人気浄瑠璃作者・近松門左衛門に命を救われた虎彦は、彼の裏稼業「近松万始末処」に引っ張り込まれる。「悩める町の者の人助け」とうそぶく近松にこき使われるまま、失せ人捜しにお犬さま騒動、井原西鶴の幽霊退治など、さまざまな事件の解決に奔走する虎彦だが、近松にはある思惑が――。正体不明の美貌の剣士に賢い忠犬、からくり細工師見習い少女ら始末処の面々が繰り広げる人情時代小説。
  • ミス・パーフェクトが行く!
    4.1
    真波莉子はキャリア官僚。「その問題、私が解決いたします」が口癖の人呼んでミス・パーフェクト。ある日、総理大臣の隠し子だとバレて霞が関を去ることになるが、次の勤め先はまさかのファミレス!? 政治家の不適切発言の後始末、不倫CAの転職先探し、赤字続きの病院の立て直しなど、なんでもござれ。実在してほしい人材NO.1! 痛快世直しエンタメ。
  • ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~(上)
    -
    二宮和也、中谷美紀、大沢たかおトリプル主演で話題のドラマが完全ノベライズ! 逃亡犯、報道キャスター、孤高のシェフ――。 バラバラに思えた3人の人生が運命的に交錯する!  12月24日。クリスマス・イブの喧騒の中、受け入れがたい現実に直面する3人。 「記憶を無くし、警察と組織に追われる逃亡犯」 「世代交代を迫られる地方局の報道キャスター」 「クリスマスディナー直前にすべてを失った洋食屋のシェフ」  絶望の中で起こる数々のハプニング。それぞれの出来事にさまざまな人々が輻輳的に関わり、事態はまったく予期せぬ方向へ転がっていく……。クリスマス・イブの昼夜、横浜・関内の街を舞台に、目まぐるしく展開する3人の運命は、どのような方向に突き進んでいくのか。
  • いちばんすきな花 シナリオブック 完全版〈上〉
    4.8
    1~2巻1,650~1,760円 (税込)
    「男女の間に、友情は成立しますか?」 フジテレビ系木曜10時ドラマに共感の声が続々! SNSで話題沸騰! いちばん「語りたくなるドラマ」のシナリオブック完全版 多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠主演! 『silent』の村瀬健プロデューサー×脚本・生方美久が“クアトロ主演”という新しいスタイルで描く年齢も性別も過ごした環境も違う4人の友情と愛情の物語
  • 海辺のモザイク
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 とつぜんの転勤で、北の海辺にやってきた松崎一家。なまり色の海に黒い砂。それまで住んでいた明るい瀬戸の海辺と比べては、気を滅入らせる。小六の卓は不登校に。中三の明日香はあやしげなグループに。父さんはつまずきかけ、母さんはヤキモキして…。そんな中でも、新しいたくさんの出会いがあり、また別れもあった。いま、親と子は、それぞれに言葉をさがしはじめる。語り合いたい!わかり合いたい!と。ヤング・アダルトに贈る文芸シリーズ第一作。 ※本書は2001/2/13にてらいんくより刊行された書籍を電子化したものです。
  • ドグラ・マグラの世界/夢野久作 迷宮の住人
    5.0
    巻頭に置かれるのは、夢野久作が読書界から顧みられることのほとんどなかった1962年に鶴見俊輔が雑誌「思想の科学」に発表した「ドグラ・マグラの世界」である。この評論により、日本の戦後期には忘れられた存在となっていた夢野久作は「再発見」される。 「ドグラ・マグラの世界」の発表がきっかけとなり、鶴見と夢野久作の長男である杉山龍丸の交流が生ずる。やがて杉山龍丸の著書や杉山が編纂した夢野久作の日記などを資料としてじゅうぶんに咀嚼したうえで、鶴見は夢野久作論『夢野久作 迷宮の住人』が書き下ろされる 夢野久作について少年期の鶴見俊輔が出会った夢野久作の『犬神博士』の紹介から、『夢野久作 迷宮の住人』の第一部は始まる。そして『氷の涯』という日本軍のシベリア出兵をモチーフにした作品、さらに異色の長篇推理小説『ドグラ・マグラ』へ。そして、これらの作品が昭和初期の読者にどのように受けとめられたのかと問いが生まれる。 第二部では作家夢野久作の本名である杉山泰道の側からその生涯が辿られる。泰道の伝記的事実の多くは、さらにその長男杉山龍丸の著書によるが、伝記的事実と時代背景を結びつけて読み解くことで、より作品世界に深くわけ入ることができる。 第三部では、夢野作品受容の変遷が綴られる。江戸川乱歩ほか同時代の探偵作家たちにはやはり異形のものとして解されている。しかし年少の読者だった福永武彦や中井英夫たちには強烈な印象が残っていた。敗戦後、占領期に夢野久作が思いおこされることはなかったが、1960年を境にふたたび関心が寄せられるようになり、作品研究・分析が進む。そこで見えてきたものは、中央から遠い地方で、土地の日常言語を駆使して人間の根本問題に迫る、きわめて独創的な作家の姿であった。 本書により、夢野久作というきわめて独自性に満ちた作家に多角的に光が当てられ、読者にとってもそのイメージが鮮明となることが期待される。
  • その扉をたたく音
    3.8
    ミュージシャンの夢を捨てきれず、親からの仕送りで怠惰に暮らす、29歳無職の宮路。ある日、余興の時間にギターの弾き語りをするために訪れた老人ホーム・そよかぜ荘で、神がかったサックスの音色を耳にする。演奏していたのは年下の介護士・渡部だった。「いた、天才が。あの音はきっと、俺を今いる場所から引っ張り出してくれる」――神様に出会った興奮に突き動かされ、ホームに通うようになった宮路は「ぼんくら」と呼ばれながらも、入居者たちと親しくなっていく。人生の行き止まりで立ちすくんでいる青年と、人生の最終コーナーに差し掛かった大人たちが奏でる感動長編!
  • 九代目長兵衛口入稼業
    3.0
    1~5巻649~792円 (税込)
    江戸で人材派遣業を営む口入屋の九代目を継いだばかりの長兵衛。江戸に集まってくる人々に職を斡旋して面倒見がいいと評判だった先代のような店主を目指している。ある日、長兵衛の店で中間の世話をした友蔵が、旗本の中間部屋で賭場を開き、荒稼ぎしていると噂を耳にする。その賭場の博打で負けたと三次が店にやってきて新しい奉公先を見つけたいというが……。中間部屋を渡り歩く友蔵の裏になにかあると睨んだ長兵衛は探索に乗り出す。粋でいなせな口入屋長兵衛の活躍。文庫書き下ろし時代小説の新シリーズ。
  • P+D BOOKS 緑色のバス
    3.0
    1巻770円 (税込)
    小説と随筆をシームレスにつなぐ小沼の世界。 「グリイン・コオチと云ふ緑色の長距離バスがあつて、それを利用して娘と小旅行した。このバスは倫敦を出ると田園風景のなかを走る。巨きな樹立の続く竝木路とか、緩かな起伏を持つ牧場、森蔭に覗く町の教会の尖塔……そんなものを見てゐるだけで愉しかつた。」  早稲田大学の在外研究員として半年間ロンドンに滞在した経験から書かれた表題作のほか、江戸時代にロシアに漂着したある日本人が、現地で日本語教師として活動し、ついには世界初の露日辞典まで編纂したという史実に基づいた「ペテルブルグの漂民」、師と仰ぐ井伏鱒二ら文学仲間との東北旅行を描いた「片栗の花」など、小説と随筆を取り混ぜて11篇収録。  旧仮名遣いながら、ユーモアを交えた流れるような文章で、読者を小沼ワールドに誘い込む。
  • P+D BOOKS マカオ幻想
    4.0
    1巻770円 (税込)
    亡くなった年に発表された遺作短篇集。 「もしも日本に帰れずに、かの地で死ぬようなことがあったら、私は必ず前歯にジェズスの教えのみしるしを刻みこんで置きます。」  本家の敷地内から発見された壺の中から、365年前にマカオに流された先祖の“遺言”が発見された。遺骨の行方を捜しにマカオを訪れた千葉裕平は、亡くなった娘・由紀子に生き写しの女性、葉銘蓮と出会う。果たして、“みしるし”を刻んだ遺骨は見つかるのか、そして葉銘蓮の正体は――。  マカオへの幻のような旅を綴った表題作に、八甲田山雪中行軍の外伝「生き残りの勇士」、イギリス公使オールコックが外国人として初めて富士山頂に立った顛末を描く「富士、異邦人登頂」など8篇を収録した短篇集。亡くなった年に出版された遺作のひとつ。
  • 3分で不穏! ゾクッとするイヤミスの物語
    3.5
    シリーズ累計130万部突破!宝島社大人気ショートショートシリーズの中から おぞましいラストから鬱展開、ドロドロの愛憎劇まで深~~い闇を抱えたイヤミスの物語だけを集めました! 妹を排除できてすっきりしたはずが……。(中山七里「ふたり、いつまでも」) 僕が出会ったのは誰にも愛されない可哀想な子。(武田綾乃「かわいそうなうさぎ」) ある日を境に、不気味な贈り物が届くようになって……。(林由美子「ギフト」) 愛の手料理、召し上がれ。(佐藤青南「私のカレーライス」) 後味がいやなイヤミスの物語、25作品を収録! 【著者】※五十音順 伽古屋圭市/桂 修司/貴戸湊太/佐藤青南/新藤卓広/高山聖史/武田綾乃/辻堂ゆめ/塔山 郁/中村 啓/中山七里/ハセベバクシンオー/林 由美子/深沢 仁/深津十一/降田 天/堀内公太郎/森川楓子/柳原 慧
  • 真犯人の貌(かお)
    3.6
    教師夫婦が謎の失踪を遂げた「川口事件」。現場には大量の血痕が残されていたが死体は発見されていない。逮捕された被害者の実兄は容疑を否認、事件の翌年に無罪が確定する。疑念を抱いたジャーナリストの杉山康平は、人権派弁護士の妨害に悩まされながら取材を続けるが、関係者の多くが重要な部分で口を閉ざしてしまう。一体彼らは、何を隠しているのか? 後味の悪さがクセになる著者の真骨頂、フェイク・ドキュメントの傑作!
  • 動物警察24時
    -
    物言えぬ犬猫を虐待する者を、私たちが逮捕する! 東京都に実験的に設置された動物保護を目的とする〈東京アニマルポリス〉通称TAP。動物看護士師からTAP職員に転身した北川璃々は、同僚たちや警察ともタッグを組み、さまざまな動物虐待事件へと切り込んでゆく――。有名タレントによる愛犬虐待疑惑、多頭飼育崩壊、高級ペットショップが抱える闇……。次々と立ちはだかる問題に彼らはどう立ち向かうのか!?
  • あなたも人を殺すわよ
    -
    ひとり息子の死をきっかけに、互いに気持ちが離れていった早紀と信夫。ある日、早紀のもとに信夫が列車転落事故に巻き込まれたという連絡が入る。遺体が夫のものと確信のもてない早紀は、知人のジャーナリスト・篠山の協力を得て夫の足跡を探り始めるが、そこには信夫の不倫相手として疑っていた女と、謎の男の影が見え隠れしていた……。数々の名ドラマの脚本を手がけてきた著者が放つ、戦慄のノンストップ・サスペンス!(『人生脚本』改題)
  • ひょうたん 新装版
    4.0
    本所五間堀の鳳来堂は、音松とお鈴が縁あって所帯を持ち、立て直した古道具屋。店番の合間に、店の前に出した七厘でお鈴が作る料理は、道行く人の腹の虫を鳴かせ、音松の友人たちを招き寄せる。そして、数奇ないきさつで集まって来る“訳あり”の品物たちは江戸町人の喜怒哀楽を浮かび上がらせ――。『甘露梅』に続く、人情ものの名手・宇江佐真理の時代連作集、新装版第二弾! 巻末エッセイには朝倉かすみ氏が寄稿。
  • ワンダフル・ライフ
    4.2
    読書メーター of the year2021 第1位! 事故による頸椎損傷で、寝たきりの「妻」(49)を介護している「わたし」(50)。設計士の一志(39)と編集者の摂(38)夫婦は妊活が実らず、特別養子縁組の話が。様々な悩みを抱える男女の「過去と未来」が照らし出したものとは――。『デフ・ヴォイス』シリーズなどで現代社会の歪みを描き続けてきた著者渾身の傑作長編。
  • バイター
    4.2
    伊豆半島沖の大川豆島にゾンビが大量発生!? 政府によってバイター(=他の人間を咬む者)と名付けられたゾンビは血肉を求めて人を襲い、島内は凶暴なバイターで溢れた。そんな折、相澤総理大臣の娘・彩香が島に滞在していることが判明する。絶望的な状況のなか、自衛隊と警察の混成チーム「ブラッド・セブン」が結成された。彼らに課せられた密命は「彩香の救出」。7人の精鋭は死地から彩香を救出することができるのか!?
  • 好色五人女
    -
    駆け落ち、心中、不義密通……。“お夏清十郎”や“八百屋お七”など、当時起こった実際の事件をもとに西鶴が創り上げた極上のエンターテインメント小説五作品。鋭い人間観察が可能にした性愛と「義」をめぐる物語から、はかない今を恋に賭ける五人の女たちのリアルが浮かび上がる。噺家の語りを駆使した、臨場感あふれる迫力満載の新訳。恋の悲劇と喜劇が交錯する度肝を抜く面白さです。
  • ヘーゼルの密書
    4.0
    1939年、上海。語学教師の倉地スミは、極秘裏の日中和平工作に通訳として参加していた。いったんは頓挫する和平の道だが、今井武夫陸軍大佐のもと、新たな交渉〈桐工作〉に乗り出してゆく。日中双方の謀略が渦巻く中、スミと仲間たちは想像を絶する困難なミッションに挑むのだが――。歴史の巨大なうねりに命をかけ立ち向かう人々の姿に、心震える傑作長編。
  • 佐伯泰英 1冊読み切り作品合本版(4冊)
    -
    1巻2,970円 (税込)
    佐伯泰英の「一冊読み切り」4作品を1冊にした合本版が登場! 江戸の庶民が熱狂した船のレースをテーマに描く『新酒番船』、北山杉を育てる少年と簪職人を夢見た少女の『出絞と花かんざし』、江戸・日本橋を懸命に生きる姉妹と、それを見守る火消の少年の物語『浮世小路の姉妹』、この世にない三味線を造り出そうと協力する男女の『竈稲荷の猫』。若い主人公たちが活躍する爽やかな時代小説をたっぷり堪能あれ。
  • 吉原裏同心シリーズ合本版1~40
    -
    1巻30,800円 (税込)
    意に添わぬ婚姻に苦しむ汀女と共に故郷の豊後岡藩を出奔。妻仇討の追手に怯えながら、江戸は吉原遊廓に流れついた神守幹次郎。剣の腕を見込まれ、廓を守る陰の用心棒「吉原裏同心」となった。千金の集まる吉原を狙い、次々に現れる敵から、遊女たち、廓の人々の暮らしを守るために奔走する幹次郎と、周囲の人々との絆を描く大人気シリーズ。40巻までを一冊にした合本版(41巻以降も刊行予定です)。
  • 犬がいた季節
    値引きあり
    4.4
    夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。生徒の名にちなんで「コーシロー」と名付けられ、その後、ともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら……。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の友情や恋、逡巡や決意をみずみずしく描く。2021年本屋大賞第3位に輝いた、世代を超えて普遍的な共感を呼ぶ青春小説。
  • 皿の上のジャンボリー : 上
    4.0
    1~2巻792~847円 (税込)
    1944年、東條首相暗殺の極秘任務に失敗した陸軍中尉のグンゾー。朝鮮半島にひん死の状態で流されたが、焼餃子を食べて生き長らえた。未体験の幸福感と美味……この究極の食べ物を世界に広めるのが新たな使命だと気づいたグンゾーは、旅に出る。朝鮮のマンドゥ、満州の蒸し餃子、モンゴルのボーズなど様々な餃子に出会い、いつしか仲間も増えて「究極の餃子」とはなんなのかが見えてくる。食欲そそる熱々のグルメ冒険小説!(文庫化にともない『焼餃子』を改題)
  • 奈落で踊れ
    4.2
    1巻1,045円 (税込)
    接待汚職「ノーパンすき焼きスキャンダル」発覚で大蔵省は大揺れ。黒幕の大物主計局長、暴力団幹部、総会屋総帥、敏腕政治家らの思惑が入り乱れるなか、大蔵省始まって以来の変人・香良洲圭一はこの危機にいかに立ち向かうのか? スリリングな官僚ピカレスク小説。
  • 風に立つ
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度――補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が訪れて……。家族だからこそ、届かない想いと語られない過去がある。岩手・盛岡を舞台に、揺れ動く心の機微を掬いとる、著者会心の新たな代表作!
  • 錠剤F
    3.4
    ひとは、「独り」から逃れられない。 著者史上最もグロテスクで怖い10の物語から成る、最高精度の短編小説集。 バイト先のコンビニに現れた女から、青年は「ある頼みごと」をされて――「ぴぴぴーズ」 男を溺れさせる、そんな自分の身体にすがって生きるしかない女は――「みみず」 刺繍作家の女は、二十数年ともに暮らした夫の黒い過去を知ってしまい――「刺繍の本棚」女たちは連れ立って、「ドクターF」と名乗る男との待ち合わせに向かうが――「錠剤F」 ……ほか、あなたの孤独を掘り起こす短編10作を収録!
  • Sunlight
    -
    自らの出身地・壱岐に戻った著者は、島民たちにインタビューを重ねる。多くの声が重なる16の短編集。 福岡から85キロ離れた小さな島、壱岐。そこで生まれた著者は、島に戻り島民たちにインタビューを重ねる。「医師の家」の運命に翻弄される者、そしてその一家をとりまく人々。フィリピンからやって来た一人の女性の淡い恋の記憶。軍人の父を持つ少女の強く、美しい生き様。島に暮らす人々に残る戦争の記憶……。日本の島の生活についての洞察は、多くの声が重なる魅力的な短編集となった。プラダ主催の国際文学賞「プラダ・フェルトリネッリ賞」を日本人で初受賞した松嶋圭のデビュー作を、英訳版でお送りする。 【目次】 Introduction 1. Sunlight 2. A Barge 3. Tug-of-War in the Moonlight 4. Knees 5. Gessekai 6. Kakizome – The First Calligraphy of the New Year 7. The Balloon 8. Mother and Child 9. The Prom 10. Fusuma – Paper Doors 11. Roppei 12. The Horizon 13. Taiki – A Big Tree 14. Stone Walls 15. Medicine Bottles 16. Flying Alone 【著者】 松嶋圭 1974年、長崎県壱岐市生まれ。精神科医。 2016年、『Conversations with Shadows』にて、第3回プラダ・フェルトリネッリ賞(プラダ主催・国際文学賞)受賞。 2018年、『陽光』(梓書院)。
  • レストア家族
    4.0
    壊れた家族と潰れかけている工場の再生物語。 ある日、ヤハギ自動車商会の社長・矢作雄造のもとに女性と男の子が現れた。交通事故で亡くなったひとり息子・秀一の元嫁・裕子と孫の悟だ。悟を連れて実家に戻ってから八年もの間、ずっと顔を合わせていなかったのに、今さらなぜ? 話を聞けば、雄造と一緒に働きたいという。元夫がなぜあれほど車好きだったのか、どうしても知りたくて、専門学校に通ってまで、自動車整備士の資格を取ったらしい。裕子と悟を受け入れた雄造だったが、実は工場の経営は危機的状況にあって……。 雄造の弟でライバル会社を経営する敬司の妨害、友達のできない悟の小学校生活など、次々と困難が降りかかる雄造と裕子。 力を合わせるふたりを見て、工員の鈑金名人・荒井鉄也とミュージシャン・弘中恵、そして、元工業高校教師の芝田紀文が奮闘する。 家族と工場再生の感動物語。文庫書き下ろし。
  • 星になれない君の歌
    4.5
    この涙を、私は一生忘れない。 「このまま死にたくなかったら、俺に協力して。お願い!」 夭折した幼馴染み・拓朗の幽霊に体を乗っ取られた都萌実は、あの世とこの世の境目に連れて来られてしまう。 生前ソングライターを目指していた拓朗は、片思いしていた人へ贈る歌を作っている最中に亡くなってしまい、どうしてもそれを完成させたいらしい。 幽霊という存在に恐怖が拭えない都萌実だったが、姉弟同然に育った拓朗に“お願い”と言われたら断れない。 こうして都萌実は拓朗とひとつ屋根の下、一緒に歌を作ることになり――。 幽霊となった幼馴染みと過ごす最期の日々。ラストは涙、感動の物語!
  • 鳴かずのカッコウ
    3.5
    日本社会に対する「警告の書」。 公安調査庁は警察や防衛省の情報機関と比べて、ヒトもカネも乏しく、武器すら持たない。そんな最小・最弱の組織に入庁してしまったマンガオタク青年の梶壮太が、ある日のジョギング中、偶然目にした看板から国際諜報戦線に足を踏み入れることに。“ミス・ロレンス”こと西海帆稀とともに、神戸に暗躍する謎のウクライナ人を追跡する―― 〈インテリジェンスにあまりに無頓着だった日本社会に対する「警告の書」として本書を読むべきだろう〉――ジャーナリスト・後藤謙次氏(解説) 【「ウルトラ・ダラー」シリーズ・スピンオフ】 ※この作品は単行本版『鳴かずのカッコウ』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 家政夫くんと、はてなのレシピ
    3.5
    家政夫のバイトを始めた男子大学生・泉竹志は妻を亡くしたばかりの初老の男性・野保の家で働き始める。大きな喪失感に覆われた野保の家で竹志はとあるノートを発見する。それは、亡くなった野保の妻が残したレシピノートだった。夫と娘の好物ばかりが書かれてあるそのノートだが、肝心のレシピはどれも一部が欠けている。竹志は彼らの思い出の味を再現しようと試みるが……。「さあ、最後の『美味しい』の秘密は、何でしょう?」一風変わった、癒しのレシピに隠された優しい秘密とは。
  • ねこの湯、営業中です! 函館あやかし銭湯物語
    3.6
    祖父の葬儀のため生まれ故郷である函館に戻ってきたみゆりは、八年前に死んだ愛猫のさくらと再会する。猫又となってみゆりの元へと帰ってきたさくらは、祖父の遺産である銭湯をなくさないで欲しいと頼み込んできた。みゆりはさくらとともに、なんとか銭湯を再建しようと試みるが、そこにアイヌのあやかしたちが助けを求めてきて……。ご当地ネタ盛りだくさん! 函館愛大大大増量のほっこり不思議な銭湯物語。
  • 鎌倉古民家カフェ「かおりぎ」
    3.8
    恋も仕事も上手くいかない夏芽は、ひょんなことから鎌倉にある古民家カフェ【かおりぎ】を訪れる。そこで彼女が出会ったのは、薬膳について学んでいるという店員、稔だった。彼の優しさとカフェの穏やかな雰囲気に救われた夏芽は、人手が足りないという【かおりぎ】で働くことに。温かな日々の中、二人は互いに惹かれ合っていき……古都鎌倉で薬膳料理とイケメンに癒される、じれじれ恋愛ストーリー!
  • こちら、地味系人事部です。 眼鏡男子と恋する乙女
    -
    会社員が行き交う街、品川。『株式会社フロムワンキャリア』の社員・三郷芙美は、営業部員として月末月初の慌ただしい日々を送っていた。入社三年目を迎え、今後のキャリアに向かって動き出す同期達を横目にルーティンをこなす毎日。将来に悩みつつも何もできないでいた彼女は、人事部に所属する先輩社員・藤堂厚に出会う。地味な容貌ではあるものの、ハッキリとした物言いと真っ直ぐな働き方の藤堂に惹かれた芙美。久々の恋に浮かれつつ、改めて頑張ろうと決意する。そんなある日、芙美は突然の辞令で藤堂が所属する人事部労務課に異動することになり――。部署が変われば働き方も変わる!? 新米人事部員のお仕事奮闘記!
  • 後宮の華、不機嫌な皇子 予知の巫女は二人の皇子に溺愛される
    -
    「予知の巫女」と呼ばれていた祖母を持つ娘、春玲は困窮した実家の医院を救うため後宮に上がった。後宮の豪華さや自分が仕える皇子・湖月の冷たさに圧倒されていた彼女はひょんなことから祖母と同じ予知の能力に目覚める。その力を使い「後宮の華」と呼ばれる妃、飛藍の失せ物を見つけた春玲はそれをきっかけに実は飛藍が男であることを知ってしまう。その後も、飛藍の妹の病や湖月の隠された悩みを解決し、心を通わせていくうちに春玲は少しずつ二人の青年の特別な存在となり……掟破りの中華後宮譚、開幕!
  • 黄金舞踏 俳優・山川浦路の青春
    5.0
    1巻1,029円 (税込)
    日本の近代演劇草創期に女優として活躍した 山川浦路(やまかわ・うらじ)を主人公とする歴史小説。 日本人離れした体格と美貌とによって女優として高い評価を受けた山川浦路は、 映画『バグダッドの盗賊』で知られる夫・上山草人(かみやま・そうじん)とともに 活躍し、アメリカに渡って波瀾万丈の非常に魅力的な人生を送ったといわれる。 また、浦路と草人の結婚の際、仲人が後に内閣総理大臣となる 犬養毅(いぬかい・つよし)であり、女優になることをめぐって浦路が 乃木希典(のぎ・まれすけ)と対峙しているほか、谷崎潤一郎、森鴎外などをはじめ 歴史上の著名な人物が次々に浦路の人生にはかかわっていく。 今まであまり知られていなかった歴史の一側面についても 垣間見ることができる魅力のあふれる著者渾身の小説! 【あらすじ】 1947年、日系二世の野正琴(のまさ・こと)は、 ロサンゼルスのリトルトーキョーを訪れていた。 戦時中、ヒラリバー収容所に移住させられていた際に 近所に住んでいた老女が、今はこの小さな日系人街にある 古いガレージの二階に住んでいる。 彼女の名は、三田千枝(みた・ちえ)。 かつてUra.Mitaとしてハリウッド映画に出演していた女優であった。 映画が好きな琴は千枝に、いつか女優だった頃のことを 聞かせてほしいと頼み込んでいたのだ。 その約束を実現してもらうためにやってきたのである。 そんな琴に千枝の口から語られたのは、日本で山川浦路という名で 活躍をしていた輝かしい日々のこと、 そして千枝のかつての夫・上山草人(かみやま・そうじん)との 関係についてだった……。
  • 雨滴は続く
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    芥川賞受賞“前夜”の知られざる姿を描いた遺作 連載中に著者が急逝、刊行時に話題を集めた遺作が、三回忌を前に早くも文庫で登場。 2004年の暮れ、北町貫多は、甚だ得意であった。同人雑誌に発表した小説「けがれなき酒のへど」が〈同人雑誌優秀作〉に選出され、純文学雑誌「文豪界」に転載されたのだ。次いで、「群青」誌の編集者から、貫多は小説を依頼される。純文学雑誌に小説を発表することは、私淑してきた不遇の私小説作家・藤澤清造の“歿後弟子”たる資格を得るために必要なことであった。しかし、年が明けても小説に手を付ける気にはなれなかった。恋人を得たいとの欲求が、それどころではない気持ちにさせるのだ。貫多は派遣型風俗で出会った川本那緒子の連絡先を首尾よく入手し、デートにこぎつける。 有頂天の貫多は子持ちの川本と所帯を持つ妄想をする。ところが貫多は、取材に来た若い新聞記者・葛山久子に一目ぼれをしてしまう。小説家志望の葛山に貫多は自作掲載誌を送るが、その返信はそっけないものだった。手の届く川本と脈のなさそうな葛山、両者への恋情を行きつ戻りつしながらも貫多は「群青」に短篇、匿名コラム、書評を発表していく。そして渾身の中篇「どうで死ぬ身の一踊り」が掲載されたが、その反響は全く感じられなかった。同じころ、葛山からは返信が途絶え、川本にはメールが通じなくなり、前途に俄かに暗雲が立ち込めるのだった。 完成直前で未完となった、著者、最後、最長にして最高の長篇1000枚。巻末にヒロイン”葛山久子”による特別原稿を収録。 ※この電子書籍は2022年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • あやかし婚活相談はじめました~鎌倉古民家カフェで運命の赤い糸見つけます~
    -
    何度生まれ変わっても、あなたに会いたい 猫と猫、人と人、人と猫がつながり、連綿と紡がれていく物語。ツンデレ猫神見習い×意中の人の自覚ナシな新米店長 鎌倉古民家カフェの新米店長・香帆が経営に頭を悩ませていると、突然同居する白猫の「公爵」が語りかけてきた。曰く、自分は猫神見習いで多くの猫を幸せにする必要がある。故に猫相談を始め、集客に一役買う、と。半信半疑の香帆の前に現れたのは、公爵から依頼を受けたという美青年・青藍。青藍≠公爵設定に付き合いつつも、香帆は大いに助けられるが、公爵の助力の裏には香帆との長い輪廻転生の縁があって…? 新井テル子・装画
  • ぼくの姉ちゃんとセックスしてください
    4.6
    1巻1,650円 (税込)
    Netflix『サンクチュアリ-聖域-』の脚本家が描く、笑えて泣ける、ある姉弟の物語。装画は、ゴトウユキコさん。 二十歳なのに姉ちゃんは、おそらくもうすぐ死ぬ。 Netflix『サンクチュアリ-聖域-』やTBSテレビ『半沢直樹』の脚本家・金沢知樹が描く、ある姉弟の物語。 「私はねー、チンチンば入れてみたか」旅先で、“姉ちゃん”から衝撃の告白を受けた“ぼく”は、その願いを叶えるため、友人のツトムと二人で奔走する―― 笑い、泣き、悲しくも温かい気持ちに包まれる感動作。そして、読者だけに語られる、この小説の本当の意味とは? 装画は、『R-中学生』『ウシハル』『水色の部屋』『きらめきのがおか』『夫のちんぽが入らない』(原作:こだま)『フォビア』(原作:原克玄)『36度』『天国』などの、漫画家・ゴトウユキコさん。 金沢知樹(かなざわ・ともき) 長崎県出身。2023年、世界中で大ヒットしたNetflix配信ドラマ『サンクチュアリ-聖域-』の脚本を手がけた。同作で、アジア太平洋地域で最も優れたクリエイティブを表彰する『Asian Academy Creative Awards2023』にて、最優秀脚本賞を受賞。テレビ番組の構成作家などを経て、2022年に地元を舞台にした映画『サバカン SABAKAN』で監督を務めたほか、TBSテレビ『半沢直樹』でも脚本を担当した、今注目の脚本家。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。

    試し読み

    フォロー
  • 【合本版】チョコレート・コンフュージョン 全3巻
    値引きあり
    5.0
    バレンタインすら残業の、仕事に疲れたOL千紗。お気に入りのヒールが折れ、まさに泣きっ面に蜂。そんな千紗を救ったのは、理想の王子様――ではなく、凶悪な目つきから社内で「殺し屋」と恐れられる龍生だった。 千紗はお礼のつもりで義理チョコを渡すが、勘違いした龍生に交際を申し込まれてしまう。「断ったら殺される!?」命の危険を感じた千紗は、偽の恋人になることに。だけど強面の龍生が提案してきたのは、なぜか交換日記で!? 凶悪面の純情リーマン×がんばり過ぎなOLの、涙と笑いの激甘ラブコメを合本版でお届け! ※本電子書籍は、『チョコレート・コンフュージョン』・『チョコレート・セレブレーション』・『チョコレート・リジェネレーション』全3巻を1冊にまとめた合本版です。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • わたしは灰猫 そして、灰猫とわたし
    -
    “謎”を追う緊迫した物語 力を背景とした一方的な現状変更の試みやテロ、暴力的過激主義の拡大、未知の感染症など、これまでにない不安の時代が続いている。人間の命をめぐるその情況に、この物語は新しい鮮やかなカタルシス、新しい生き方を暗示する。 「アラスカ育ちの若い女性咲音。山中でひとり暮らす老婆『灰猫』の謎。何年かに一度、出現する森の中の湖。青山さんが、こんなにみずみずしい感性を持ち続けていたことに驚く。コロナ時代の『復活』の書、清冽な水の音が聞こえるような小説だ」 ――『月刊Hanada』編集長・花田紀凱 文庫化に伴い”後日譚”を新たに書き下ろし!
  • ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく
    3.8
    音楽史上最大のスキャンダル「会話帳改竄事件」。宮部みゆき氏絶賛の衝撃的歴史ノンフィクション、待望の文庫化! 現代に語り継がれるベートーヴェン像は、秘書により捏造されていた!? 「会話帳改竄事件」の真相に迫る、衝撃的な歴史ノンフィクション。「会話帳」とは、聴力を失ったベートーヴェンが周囲の人とコミュニケーションを取るために用いた筆談用ノートのこと。 100年以上にもわたり多くの人々を騙し続けた「犯人」の名は、アントン・フェリックス・シンドラー。音楽家でもあり、誰よりもベートーヴェンの近くで忠誠を誓い、尽くした人物である。なぜ、何のために彼は改竄に手を染めたのか? 音楽史上最大のスキャンダルの「犯人」・シンドラーの目を通して、19世紀の音楽業界を辿る。音楽ファンもミステリーファンも絶賛した名作がついに文庫化! ◎解説=栗原康
  • 小説 ゴルフ人間図鑑
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    ゴルフは人間の「善」と「悪」を暴く。 芝生の上の人間劇八話。 ここに描かれているのはあなたかもしれない――。 ・スーパーマーケット企業の社長・榊原は昔から勝利への執念が強く、勝つためならグリーン上での不正も当たり前かのように犯す。秘書室長・望月は榊原を諫める役割を任じられるが、実は榊原は高校時代の同級生で距離感の取り方が難しい。望月は榊原の悪癖を咎められるのか…?(第一話 榊原社長のパット) ・テレビ局会長には二つの悩みがある。一つ目は頻繁に社長交代して後継者の芽を摘んでしまうこと。もう一つの悩みはゴルフで「卵を産んで」しまうこと。OBを誤魔化すために別のボールでプレーを再開してしまうのだ…(第二話 篠田会長のOB) ・部長のいやがらせに耐えかねた修一は部署のゴルフコンペで一矢報いる復讐を計画。その秘策とは?(第三話 肥料部桂木のシャンク) 豊富な社会経験を活かしてビジネスマンの群像を活写し続けてきた著者による、ゴルフを通して人間の本性を露わにする短編集。職場での人間関係やプレッシャー、組織の価値観と自分の信念の乖離、招かれざる理不尽、そんな束縛や重圧を抱えながら日々を乗り越えているすべての人々に、ゴルフを通して「ヒント」と「エール」を届ける。 笑いあり、涙あり、学びありの現代人必読の一冊。
  • オニガムラ 奇妙な伝説
    -
    1巻1,650円 (税込)
    あなたは都市伝説を信じますか? 「オニガムラ 奇妙な伝説」は著者が初めて書いたホラー作品。 [鬼蛾村]という小さな村を舞台にした小説で、主人公の砂糖 瞳と友人の紫波 君枝、フリーライターの道端 工事の視点で書かれてます。 都市伝説と連想されるのが死者と思いますが、本作は死者ではなく 登場してくる生者たちです。 本作の中心となるのは、主人公が友人の家で見つけた 村民新聞の記事と電話の会話の“生け贄”の言葉から 謎の行方不明者が続出する事件です。 謎に満ちた物語は一見“正常”に思える人間のたがが少しずつ外れていくさま…。 ホラーとしてはもちろん、サスペンス要素楽しめる本作です。
  • 愛しみに溺レル
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    よるべなき若者たちの孤独と、痛みと、共生を活写した鮮烈な「トー横文学」の誕生! 「これが新宿の片隅のリアル。どこまでも希望のない物語だ。だからこそ、深く胸を穿つ」――カツセマサヒコ(『明け方の若者たち』) 家庭にも学校にも居場所がない女子高生ジウは、救いを求め単身東北から東京を目指す。 たどり着いた新宿歌舞伎町の東宝ビル周辺、通称・トー横で出会ったのは、自分と同じ境遇の仲間たち。 売春、オーバードーズ、リストカット――。 彼らの生き方に憧れ、引き込まれて行くうちに、ジウは生きる意味を見出していくが、幸福な時間は長く続くはずもなく……。 ずっと隣にだれかがいてほしかった。 それ以上のこと、わたしは望んでない。 混沌として、人間の掃き溜めみたいな街。 でもそれがわたしたちの居場所なんだ。(本文より)
  • 桜の夢
    3.0
    1~3巻330円 (税込)
    一人の語り手によって語られていく、いろいろな恋の物語。表題作「桜の夢」は、桜の夢に導かれた春日の君が、気持ちがよく春の野辺にて寝てしまいます。目が覚めてみると、突然目の前に美しい女が現われ……。他「花橘の香り」「真珠の野」の二編を収録。

    試し読み

    フォロー
  • サバティカル
    -
    1巻550円 (税込)
    親の愛を知らずに育った二人。そして国境を超えて育まれた出会いの行方は。家族とは? 母親に捨てられた英文科講師の雨宮。ゼミ生の帰国子女みどりは親に見放されて祖母と二人暮らし。同行した銀座のスナックで出会った英国の留学生ミュリエル。1960年代の外見と、古めかしい落ち着いた生活を愛する鈍感な雨宮をめぐっての二人の女性のつば競り合い。やがてみどりは退学してスナックで働き、ミュリエルは京都へ去り新しい愛に巡り合う。 祖母の死で明らかになってきた秘密の過去、それに巻き込まれてゆくみどりの運命は?そしてミュリエルの愛の行方は。 【著者】 三田村元 上智大学英文科卒。在学中はシェイクスピア研究会に所属し五作品で舞台を踏み、喜劇を得意とした。国際広告会社に入社後、企画部門でニコン、資生堂、日本経済新聞、等を担当。その後オランダ支社長、シンガポール支社長を経て、退職後は国際展示会業務に従事。
  • おおつごもりから
    -
    1巻1,089円 (税込)
    認知症高齢者グループホームを経営するとも子は大晦日の夜、道で倒れている女性を助けた。ユキと名乗る女性はお金も帰る家もないという。とも子はユキにホームで働くことを勧める。ユキは入所者の言動に戸惑いながらも懸命に働く。初めて心を開いて話せる貴田とも出会い、ホームの生活に馴染んだユキだったが、誰にも言えない闇を抱えていた。介護現場のリアルと社会の闇が交差する小説。
  • 有内麗(ありうちうらら)のスピリチュアルな冒険
    -
    1巻1,089円 (税込)
    「南西諸島研究所」でアルバイトをしている有内麗(30代前半)は、神秘体験者たちと接触することが多い。自身も占いを習得し、占い師として鑑定をしていたこともあったが、現在は行っていない。結婚を控えた2022年のある日、研究所の先生の仲介で北方アジアのシャーマンに鑑定してもらうこととなった。麗をはじめ、30代から90代と幅広い年齢層の人々のスピリチュアル鑑定報告。
  • 指切り宗佐 愛恋譚
    -
    1巻1,320円 (税込)
    ストーリーの独自性が際立つ作品集 表題作は、小泉八雲編「耳なし芳一の話」を恋愛物語にオマージュし描いた作品です。 江戸時代の初め、盲目の侍である奥貫宗佐が、悲運の姫君である沙代里と出会い、 深い愛に落ちることから物語が始まります。このほかにも、「谺」「或る一日」など、 物語の構成や語り口、人物造形が秀逸な作品が収録されています。 江戸から昭和の初めを舞台にし、 史実を基にしながらも小説としての面白さを追求した、至極の短編集。 完成度の高い短編小説に触れてみたい方におすすめです。 指切り宗佐 愛恋譚 谺(こだま) 或る一日

    試し読み

    フォロー
  • 赤いカラス
    -
    過去も現在も未来もない、あるのは断片的な記憶だけ―― 夢から夢へと自由に行き来する男は、文明の栄枯盛衰を垣間見る。 これは虚構か現実か。時空を超えて展開される摩訶不思議な旅行奇譚。 「どっちみち死ぬんだから食ってあげましょうね、あなたの夢を」 妻との死別をきっかけに仕事を辞めた男は、思い出が残る中国を訪れる。 道中で出会った奇妙な仲間とともに、文明を辿る旅が始まった―― 夢と現実が交差する世界を描いた、予測不能なファンタジー小説。

    試し読み

    フォロー
  • 紅葉山高校茶道部
    3.3
    1巻1,408円 (税込)
    ここは僕らの大切な場所 紅葉山高校茶道部部長・高2の桧山柊は二学期始業早々、 顧問から校内の茶室「紅葉楼(こうようろう)」の移転を告げられる。 紅葉山を借景に、池を抱く広い茶庭に四季折々の花が咲き、 観月にもふさわしいその茶室は、柊自身にも部員皆にもかけがえのない場所だった――。 「紅葉楼」を、そこでしか得られない時間を守るため、少年たちの熱い闘いが始まる!

    試し読み

    フォロー
  • 雨の中のレインボー
    -
    1巻1,584円 (税込)
    現実逃避にさえ、僕らは一生懸命だった。 「勉強ができる」ことを、当たり前だと思っていた。 東京の名門大学に入学したものの人生初の挫折に打ちひしがれていた僕は、 一人旅のために始めたバイトで、金沢から来た大学生ユミと出会う。 ユミが書いた一編の小説、旅中に携えていた数冊の本、そして彼女と目にした“あるもの” ——。 自尊心が傷つき、自分自身とうまく向き合えなかった僕を揺り動かしたものとは。 遠く離れた地での青春が、次第に重なり合ってゆく。 1970年代の東京、北海道、そして金沢を舞台にした、レトロでモダンな青春小説。

    試し読み

    フォロー
  • 昭和の青春物語
    -
    1巻1,683円 (税込)
    「今後の数百年を経て、大きな時代の転換点として私の生きてきた昭和は回顧されるものと思います。何が変わったのか?」(「おわりに」より)。“昭和”と聞いて、あなたは何を感じますか? 将来への確かな切符を手に入れるため、二郎が向かった先には──。今の世に迷いを持っている人たちに贈る、〈生き抜く〉術がわかる、米寿を直前にした男の自伝的小説。
  • 三代の過客
    -
    1巻1,760円 (税込)
    伝統の早慶戦でつながれた三代の生き様 戦前、戦後の激動期を経て国づくりに一所懸命だった祖父の世代、高度経済成長期に育ち新聞記者として一世一代の特ダネに挑んだ親の世代、失われた25年につかりながらも未来の希望を抱く子の世代…。早慶戦を軸に祖父、父、息子三代に渡って時空を超えて受け継がれる矜持が綴られた重厚な自叙伝風小説。

    試し読み

    フォロー
  • 目には目を 第1話
    -
    1~10巻220円 (税込)
    重い罪を犯して少年院で同室になった六人。彼らは更生して社会に戻り、二度と会うことはないはずだった。だが、ある殺人事件に六人のうちの二人が関わっていると判明する。一人は被害者、もう一人は犯人の協力者だった。報道規制により事件関係者が特定できない状況で彼らに接触を試みると、最初に現れたのは、愛嬌のある顔立ちの人懐っこい少年。少年院で過ごした日々を彼は「楽しかった」と話し始め……。
  • おしゃべりオコジョと秘密のアフタヌーンティー 霧摘み紅茶と日向夏のタルト ~冬毛のオーナーを添えて~
    値引きあり
    4.0
    「いらっしゃいませ。『オコジョのティールーム』へようこそ!」  幼い頃からの夢を絶たれた23歳・無職の青年コウが偶然たどり着いたのは、愛らしすぎる「しゃべるオコジョ」がオーナーを務める英国喫茶店。香り高い紅茶と、ダジャレ好きなイケオジパティシエによる絶品スイーツ、そして不思議なほど人の心の機微を読み取るオコジョさんのうんちく。訪れる人々をほっこり魅了するこの店でアルバイトをすることになったコウは、店のさらなる秘密に触れて……?
  • アルマジロの手―宇能鴻一郎傑作短編集―(新潮文庫)
    4.0
    彼は「手が……アルマジロの手が」というばかりだったのです――。不気味な緊張感を孕む怪奇な作品「アルマジロの手」、美しい姫君に恋をした狸の哀切「心中狸」、むさぼり喰らう快楽にとり憑かれた男の無上の幸福「月と鮟鱇男」の他、「海亀祭の夜」「蓮根ボーイ」「鰻池のナルシス」、そして甘美な爛熟世界に堕ちた男を描く傑作「魔楽」を収録。官能の深みと生の哀しみを短編に昇華させた七編。(解説・鵜飼哲夫)
  • 婚活1000本ノック(新潮文庫)
    3.9
    1巻693円 (税込)
    これは実話であり、登場するすべての人物・団体は実在する――。南綾子31歳、独身、売れない小説家。冬の夜、かつて「クソ男・オブ・ザ・イヤー」を授与した山田が現れ、わたしに婚活を命じる。遊び相手に殺されて幽霊となった山田は、わたしの婚活成功を頼みに成仏を狙うらしい。お料理合コン、お見合いパーティ、漁師の嫁募集。奮起しては絶望する綾子だったが。熾烈で切実な婚活小説!(解説・豊島ミホ)
  • 破天荒(新潮文庫)
    4.0
    1巻737円 (税込)
    スクープ連発の若き業界紙記者がいた! 高校中退ながら、石油化学新聞社に入社した杉田亮平は、生意気といわれようが、言いたいことを言うのが信条。その圧倒的な取材力に、大手経済紙も高級官僚も驚愕した。企業トップと堂々と渡り合い、誰よりも早く情報を掴み、ダイナミックな経済の現場に立って、亮平は日本経済の真ん中を駆け抜ける。人間ドラマを見つめてきた著者の自伝的経済小説。(解説・加藤正文)
  • ただ、それだけでよかったんです【完全版】
    4.4
    男子生徒Kが自殺した。『菅原拓は悪魔です』という遺書を遺して――。  背景には、菅原拓による、Kを含む四人の生徒への壮絶なイジメがあったという。だが、拓は地味な生徒で、Kは人気者の天才少年。またイジメの目撃者が誰一人いないことなど、多くの謎が残された。  なぜKは自殺したのか? 次第に明かされていく壊れた教室。 「革命はさらに進む」  悪魔と呼ばれた少年が語り始める時、驚愕の真実が浮かび上がる――!  空前の衝撃作にして、松村涼哉の衝撃の原点が、大幅修正&書き下ろし収録の完全版で甦る! 
  • 華のかけはし―東福門院徳川和子―(新潮文庫)
    4.0
    1巻1,045円 (税込)
    家康の孫娘、和子(まさこ)は「徳川の血を引く天皇の誕生」という悲願のため、後水尾天皇のもとに入内した。二度と、江戸の土は踏めぬ――。一触即発の朝幕関係、待望した皇子の夭折(ようせつ)、夫帝の突然の譲位。次次と襲いかかる荒波を持ち前の天真爛漫(てんしんらんまん)さと芯の強さで乗り越え、彼女は両家の対立を超えた存在となってゆく。歴史上唯一、皇后となった徳川の姫の、稀有(けう)な生涯を描いた大河長編。『華の譜』改題。(解説・近藤サト)
  • 阿修羅草紙(新潮文庫)
    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    最高の忍びタッグ誕生! 無駄な殺しはしないくノ一・すがると、手段を選ばない伊賀忍者・音無。正反対の考えを持つ二人は奪われた「呪いの巻物」を取り返すため、陰謀渦巻く京の都に向かう。伝説の忍びとの死闘や大名家への潜入を通して、徐々に真相に近づいていく二人。そして明かされた驚愕の真実と二人の想いとは……。任務のために陰で命を捧げた忍者たちを描く一気読み必至の傑作長編。
  • 【合本版】百鬼夜行とご縁組 全6巻
    値引きあり
    -
    「このホテルを守るため、僕と結婚してくれませんか」  結婚願望0%、仕事一筋の花籠あやね27歳。上司とのいざこざから、まさかの無職となったあやねを待っていたのは、なんと眉目秀麗な超一流ホテルの御曹司・太白からの“契約結婚”申し込みだった!  しかも彼の正体は、仙台の地を治める大妖怪!? 次々に訪れる妖怪客たちを、あやねは太白と力を合わせて無事おもてなしできるのか――!?  杜の都・仙台で巻き起こる、契約夫婦のホテル奮闘記!全6巻の合本版で登場! ※本電子書籍は、『百鬼夜行とご縁組』全6巻を1冊にまとめた合本版です。
  • ブレイク
    3.5
    震災や環境保護の影響で脱原発、脱炭素が叫ばれ、代替エネルギーの開発競争が熾烈を極める現代。地熱発電推進派の切り札として、宮城県で巨大な「蔵王復興地熱発電所」の開発が進められていた。人気の若手衆院議員・仁科良一の見守る中、ついに巨大な熱水層が掘り当てられる。仁科は、かつて日本最大の地熱発電所を手がけた開発業者のトップ安藤幸二と共に期待に胸を膨らませるが、熱水層はすぐに枯れ、蔵王の地熱発電は暗礁に乗り上げてしまう。実は開発前の調査データの改ざんがあったというのだ。誰が何の目的で改ざんを行ったのか? 巨大なエネルギー利権をめぐって政財界の謀略と駆け引きが過熱する中、不可能と言われる夢の発電方式「超臨界地熱発電」が実現に向けて動き出す。エネルギー問題が最も注目される今、「予言の書」と言われた名作『マグマ』の正統なる後継作がついに登場!
  • 【合本版】いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 全7巻
    値引きあり
    -
    東京、浅草。下町の一角に明治時代から四代続く老舗『甘味処栗丸堂』はある。  端整な顔立ちをした若店主の栗田は、無愛想だが腕は確か。普段は客が持ち込む騒動でにぎやかなこの店も、訳あって今は一時休業中らしい。  そんな秋口、何やら気をもむ栗田。いつもは天然なお嬢様の葵もどこか心配げ。聞けば、近所にできた和菓子屋がたいそう評判なのだという。  あらたな季節を迎える栗丸堂。葉色とともに、和菓子がつなぐ縁も深みを増していくようで。さて今回の騒動は?全7巻の合本版で登場!  ※本作品は『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂』シリーズ全7巻を収録しています。  ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 2023文藝春秋電子書籍ベスト100【文春e-Books】
    無料あり
    4.0
    2023年、もっともよく読まれた作品は? 文藝春秋の電子書籍のダウンロード数を元に集計したベスト100、今年もお贈りします 2023年の1位は、衝撃の芥川賞受賞作。2位は、外資系コンサルティング会社を12年間生き延びた著者が明かす「最速仕事術」。3位は、8年連続ベスト3入りとなったベストセラー小説です。 またコミックのほうは、あの「ラスボス倒して転生した」作品がベスト5を独占! 昨年はベスト3独占でしたから、その勢いは増すばかりです。 読書計画にも役立ていただける内容です!
  • 喫茶 香風は今日も一人の話を聞く為に開店する - 忘れられない
    -
    ただ一人の客の話を聞くだけのみに開店する喫茶 香風。その二代目当主の祖母が逝き三代目を継いだのは孫であり、まだ学生の風香だった。彼女が出来る事はコーヒーを淹れることと事前に電話で聞いた客の声だけで決まるメニューを差し出すことと客の話を聞く事だけだ。それでも彼女は今日も一人の客の為にカウンターに立つ。 今回は新しい「お客様」についての話です。 本文参考文字数 1212文字(奥付の部分を除く)
  • 暗い青春
    値引きあり
    3.2
    青春ほど、死の翳を負ひ、死と背中合せな時期はない――。同人誌を編集するため、あるじが自殺して間もない芥川龍之介の旧宅に通った日々。苦悶がしみついているかのように陰鬱な部屋が思い起こさせるのは、青春時代に死んでいった仲間たちの姿だった。人間の喜怒哀楽の舞台裏に潜む、振り払い難き「死」の存在に、無頼派の旗手が独自の視点から肉迫を試みた。表題作「暗い青春」ほか、火花の如き輝きを放つ短編10編を収録。
  • 君の青が、海にとけるまで
    値引きあり
    4.3
    看護師3年目の胡麦は、医療事故の責任を押し付けられ、休職することに。 気分がどん底まで落ち込む中、 胡麦が紹介されたのは、海辺のカフェ・SESTA(セスタ)だった。 そこでは医師の唐麻から、 美味しいコーヒーとともにカウンセリングを受けられるという。 物腰柔らかな彼と話し、心が軽くなった胡麦は、 意外にもカフェで働くことに。 そこで働く個性豊かな仲間たちも、 見えない傷を抱えていると知り……。 温かな「居場所」が見つかる物語。
  • 君だけに紡ぐこの声を聞いて
    -
    常に〈優等生〉な木下柚葉は両親からの期待を一身に背負い、 カメラマンになる夢すらも諦めて勉強ずくめの日々を送っていた。 とあるきっかけで、柚葉はクラスで〈暴力男〉と噂されている広瀬絃と知り合う。 不器用だが悪評とはかけ離れた優しい性格の広瀬と親しくなる中で、柚葉は少しずつ自分の本心と向き合えるようになる。 しかし、ある事件を境に広瀬は教室に居場所を失い――。 「自由に生きる」方法を探す、感涙の青春物語。 ◇◇◇著者からのメッセージ◇◇◇ 誰かのなにげない言葉で救われたり、支えられたりすることってありますよね。 言葉ではなくても、そばにいるだけで心強くなることもある。 生きていたら嫌なことも辛いことも悲しいこともたくさんあるけれど、きっと人生はそれだけじゃない。 ほんの一瞬でも、この物語が誰かの心にそっと寄り添えるものになれば嬉しいです。 水月つゆ
  • つよがりの君に、僕は何度だって会いにいく
    -
    名門私立高校に進学した未森ひなたは、入学早々いじめに遭っていた。 ひとり親の母を思うと不登校になるわけにはいかない…… 気丈に振る舞うも生きる希望を失っていたひなたを救い出したのは、幼馴染の柊太だった。 1日限りと誓って学校をさぼり、思い出の場所をめぐる2人。 ひなたの冷え切った心を少しずつほぐしていく柊太だったが、彼には今まで打ち明けられなかった秘密があって――。 まさかの展開が心揺さぶる、高純度の恋愛物語。 ◇◇◇著者からのメッセージ◇◇◇ 息苦しい人間関係の中で 自分のことを嫌いになってしまいそうなとき。 そんなときに思い出していただけるような 一冊になれればと願って書きました。 誰かの心をほんの少しでも軽くできますように。 此見えこ
  • 100日後、きみのいない春が来る。
    5.0
    1巻748円 (税込)
    風里は、控えめな性格なのが悩みの高校1年生。同じクラスでひときわ目立っている千冬くんは、幼馴染で今でも同じマンションに住んでいる。昔は仲が良かったが、地味な風里とは違い、千冬くんは中学に入った頃からどんどんカッコよくなって、あっという間に手の届かない存在になってしまった。女の子といるところを見ると胸が痛くなるけれど、この気持ちには気づかないフリをしてきた。ある日、弟の付き添いで病院に行くと、千冬くんの姿を見かけた。その後、学校を休みがちの千冬くんを心配に思い、勇気を出して声をかけてみると、不可逆性体温低下症、通称「100日病」という難病を患っていると言う。彼は、発症したら100日後には低体温で死んでしまうという不治の病だった――。大切な人のために、自分にはなにができるのか。悔いのないように一生懸命生きるとはどうすればよいのか……。風里は必死に考える。ラストは号泣必至!命と勇気の物語。
  • 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー
    4.2
    「あんた、葬式来る?」博打うちだった父の訃報を聞いても、キャバレーの下働きで糊口をしのぎ、廃屋のような寮に帰って寝るだけの章介の生活は何も変わらなかった。しかしこの年末は、キャバレーに出演する3人の芸人が、1か月共に寮で暮らすという。手品ができないマジシャンに女言葉の男性歌手、年齢不詳の踊り子。苦労の多い人生を送りながらも毎夜フロアを沸かせる3人に囲まれ、やがて章介は「淋しい」という感情を思い出していく――。舞台で出会った4人の共同生活が、1人の青年の人生を変えてゆく。 『家族じまい』『ホテルローヤル』の桜木紫乃が贈る、著者史上一番笑って泣ける”家族”小説。
  • 食っちゃ寝て書いて
    4.2
    年齢的にも仕事的にも後がない作家の横尾成吾。書くことを何よりも優先して生きてきたが、友人・弓子の思わぬ告白もあり、今後の自分の身の振り方を考えはじめる。一方、横尾の担当編集・井草菜種は、これまでヒット作を出したことがなく、焦燥感が募るばかり。やがて菜種は、自身同様に停滞中の横尾と本気で向き合い始める――。先の見えない時代に自分を信じて歩む、売れない作家と編集者。二人の人生が優しく迫る、再生の物語。
  • 白日
    3.8
    千日出版の教育部門で課長を務める秋吉に衝撃的な情報が入った。事業を率いる梶原局長の中3の息子が、謎の転落 死を遂げたというのだ。部署が一大プロジェクト――大手進学塾と合併し社を独立、IT企業との提携のもと、最新技 術を駆使した[引きこもり・不登校対策]を打ち出す新時代の高校を開校――に臨んでいたときだった。プロジェクトは一 時中止になり、事故ではなく自殺という噂が社内では急速に広まる。梶原とは家族ぐるみの付き合いだった秋吉は、部 下の前島と調査を開始するが、人事課の飴屋から警告される。以前から、社長派と専務派が対立する社内。会社の上層 部は秋吉に隠蔽を働きかける。少年の死という状況のもと、彼らが気にするのは自社の利益追求と保身だった。信頼でき ない上司、暴走する部下、情報戦の様相を呈す社内派閥抗争……。もはや社内に信用できる者はいない――。子どもた ちの未来のために新しい学校をつくる、その志を持って教育事業を推進してきた秋吉の運命は。少年の死の真相は。
  • 劇場版 SPY×FAMILY CODE:White ノベライズ みらい文庫版
    -
    ロイド――スパイ、ヨル――殺し屋、アーニャ――超能力者、そして未来予知犬のボンド。たがいに正体をかくした、かりそめの家族がここにあった。アーニャが通うイーデン校の調理実習で“星”獲得を狙うため、伝統菓子「メレメレ」を求めて家族旅行に出かけることに! でも、思わぬ大事件に巻き込まれ…!?
  • ムーンライト・イン
    3.9
    「わかっちゃった。あなたもムーンライト・フリット(夜逃げ)でしょ」。人生の曲がり角、遅れてやってきた夏休みのような時間に巡り合った男女。高原に建つかつてのペンションで、静かな共同生活が始まる。
  • 光源氏ものがたり 上
    4.7
    1~2巻1,012~1,056円 (税込)
    桐壺から真木柱まで。元祖イケメン光の君の、幼少期~源氏38歳の冬までを収録、波瀾万丈のストーリーを楽しく読み解いた源氏物語入門書。古典文学に造詣が深く、男女の機微に鋭い田辺聖子が、田辺ことばで綴る魅力満載の現代語訳。
  • 和本への招待 日本人と書物の歴史
    3.0
    平安時代の『源氏物語』から、蔦屋重三郎が手がけた黄表紙をはじめとする草双紙、山東京伝の洒落本、歌麿や北斎の挿絵入り絵本。1300年以上の歴史を持つ和本は、日本人の知恵と美意識の結晶である。結び綴とも呼ばれる、組紐を使った大和綴。高度な製本技術を必要とし、数葉ずつ重ねて糸で縫う列帖装など、手にとって愉しめる伝統文化を、神田神保町の老舗・誠心堂書店の店主が丁寧に解説。豊饒な書物の歴史を解き明かす。
  • 小説出光佐三 ~燃える男の肖像~
    -
    1巻1,540円 (税込)
    独特の思想をもとに、日本で有数の大石油会社・出光興産を築いた男の反骨の生涯。 『黒部の太陽』で知られる木本正次によるノンフィクション小説の名作が、新装版で復刊。 日本有数の大会社である出光興産を一代で築き上げ、人間中心の事業経営を生涯実践した出光佐三。 その人となりや仕事に対する向き合い方を丹念にまとめた『小説出光佐三』。 取材力に定評のあったジャーナリスト・木本正次が著した本書は、小説の体裁をとっていつつも、「出光佐三伝」と記してもかまわないと出光佐三本人が言うほど内容の濃い作品となっており、記された言葉のいたるところから、今日のビジネスシーンにも通じる出光佐三の人間性を垣間見ることができます。 ▼出光佐三の言葉(本文より抜粋) 「僕は、商人というものは、顧客に利益を与えるべきものだと考えている。 顧客に利益を与え続けて、その中で、自分も生きて行くのだ。」 「資本は人だ。 第一にも第二にも第三にも第四にも、『人』が資本なんだ。 金というものは、第五か第六に来るものなんだ。」 「石油の配給が、真の目的なのではない。 ただ人間の真に働く姿を示して、国家天下に示唆をあたえるのだ。」 戦中戦後、数々の苦難を乗り越えた出光の言葉には、本当のゆたかさとは何か、私たち人間は何を大切にして生きていくべきなのか、またこれからの日本人はどのようにあるべきか…といったヒントも詰まっています。 人間尊重を掲げ続けた出光佐三の生き様を、ぜひ本書にて体感してください。
  • 団長とエース
    4.5
    1巻1,782円 (税込)
    80年代、甲子園で怪物と呼ばれた投手・野中徹博と応援団長との友情を描くドキュメンタリーを超える青春小説(ザ・フィクション)
  • サイレントクライシス
    3.6
    1巻1,799円 (税込)
    品川桜警察署の刑事・橋口志郎は、あるマンションでのサラリーマン・高村の変死事件に臨場する。自殺という結論が出る中、志郎と同じ署の刑事である妹の紀子は、高村の婚約者の話を聞いたことから、その決定に疑念を抱く。一方、志郎は高村が勤めていた東京都下の建設会社を捜査していた。そんななか、紀子が事故に遭ったと連絡が入り、志郎自身も殺人の容疑をかけられ、身内であるはずの警察から追われる身となってしまう。逃亡を続ける志郎の前に徐々に浮かび上がる強大な「敵」と、事件の裏で進行する日本を揺るがす「ある計画」とは。衝撃のクライムサスペンス!
  • わたしはわたしで
    -
    1巻1,870円 (税込)
    直木賞受賞作『流』の続編「I love you Debby」ほか、珠玉の作品6編を収録。 人生はままならない。諦めの連続だ。 悲しくて。悔しくて。寂しくて。 一瞬成功したかにみえても 待ち受けている落とし穴は底なし。 【目次】 I love you Debby ドン・ロドリゴと首なしお化け モップと洗剤 わたしはわたしで 遡上 REASON TO BELIEVE 初出一覧 【著者】 東山彰良 1968年台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡県に移住。 2003年第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で、作家デビュー。 09年『路傍』で第11回大藪春彦賞、15年『流』で第153回直木賞、16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞を受賞。 17年から18年にかけて『僕が殺した人と僕を殺した人』で第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞、第3回渡辺淳一文学賞を受賞する。『越境』『どの口が愛を語るんだ』『怪物』など著書多数。
  • 互換性の王子
    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    「お前にしかできないことなんて、ない」――兄・実行 「あきらめたら、俺という存在はどうなるんだ」――弟・成功 順風満帆な御曹司の前に突如現れ、入れ替わろうとした異母兄。 お前は俺から、仕事も恋も奪おうというのかーー。 『犯人に告ぐ』『望み』『検察側の罪人』の著者が描く、スリリングなサバイバルレース! 入れ替わった「王子」の戦いの行方はーー。 【あらすじ】 準大手飲料メーカー・シガビオの御曹司、志賀成功(なりとし)が何者かによって別荘に監禁された。 彼は取締役就任と、意中の女性・山科早恵里との交際を目前にしていた。 半年後、絶望の中で解放された成功が会社に行くと、社内の状況は一変し、かつての彼のポストには突如現れた異母兄・実行(さねゆき)が入れ替わっていた。 そして実行は早恵里にも近付こうとしている。 「奪われたものは、奪い返さなければ」 成功は、事件の真相と自らの復権をかけて奔走するがーー。 異母兄弟がビジネスと恋で火花を散らす、一気読み必至のエンターテインメント!  【著者プロフィール】 雫井脩介(しずくい・しゅうすけ) 1968年生まれ。愛知県出身。専修大学文学部卒業。2000年、第四回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で作家デビュー。2004年に『犯人に告ぐ』がベストセラーに。同年の「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位となり、第七回大藪春彦賞も受賞した。『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『検察側の罪人』『仮面同窓会』『望み』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』など映像化された作品多数。近著に『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『霧をはらう』など。2023年、『クロコダイルティアーズ』で直木賞候補となった。
  • 2020年の恋人たち
    3.7
    母が事故死した夜から、葵の日々は一変する。遺されたワインバーを継ぐのか。同棲しているのに会話がない恋人との関係をどうするのか。仕事、恋愛、家族――。人生を見つめ直し、傷ついた過去と対峙することになったとき、32歳の葵が選んだもの、そして選ばなかったものは……。第1回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞受賞作。
  • ひとりは平気。だけど、君とは一緒にいたい
    3.0
    眠る前に読る一編で、毎日、幸せな夢を――。 ちゃんと仕事をして、好きなことにお金を使う。こんな日常に満足だけど、ふとした時、誰かと一緒にいる時間を想像したり……。 「そういえば、恋ってどんなものだっけ?」 無意識に呟いてしまった時、読んでほしい九編を集めました。 なくても困らないけど、あったらより楽しくなるときめき。 『5分でとろける恋物語 ときめきスイート編』改題
  • 掌の読書会 桜庭一樹と読む 倉橋由美子
    3.7
    一九六〇年代に登場し、熱い支持と批判を浴びつつ孤高の文学世界を創造した倉橋由美子。その多彩な短篇群から、桜庭一樹が厳選し紹介する。「パルタイ」他初期作品、「移転」他文庫初収録の後期幻想作品、人気を博した「残酷童話」シリーズ、エッセイまでを網羅した新たなベストセレクション。〈対談〉桜庭一樹・王谷 晶〈解説〉小平麻衣子
  • だまされ屋さん
    3.3
    1巻1,078円 (税込)
    夏川秋代は、夫を亡くして公団住宅にひとり暮らし。ある日、「(長女の巴と)家族になろうとしている」と語る若い男が突然やって来た。戸惑う秋代をよそに家に上がり込む謎めいた男。彼は本当に娘の婚約者なのか、それとも新手の詐欺なのか――。  秋代には実は、長女だけでなく、二人の息子にも男の来訪について相談できない理由があった。アメリカで未婚のまま娘を産んだ長女、男らしさの抑圧に悩み在日韓国人のパートナーとうまくいかない長男、借金を重ねて妻子に出て行かれた次男……こじれた家族の関係は修復できるのか。  現代文学の最前線を走る作家が、家族のあり方や人々のつながり方を問う渾身の長編。 〈解説〉大前粟生
  • 動物哲学物語 確かなリスの不確かさ
    4.1
    どんぐりの落下と発芽から「ここに在る」ことを自問するリスの青年。衰弱した弟との「間柄」のためにニワトリを襲うキツネのお姉さん。暗闇から光の世界へ飛び出し、「存在の本質」を探すコウモリの男の子。日本・南米の生き物たちが見た「世界」とは? 映画化された世界的ベストセラー『あん』著者による構想50年の渾身作は、動物の生態に哲学のひとさじを加えた21のストーリー。スピノザから老子まで哲学の入門書よりやさしく学べて、明日を「生きる」意味が見えてくる。
  • 「泣ける話」をひとつください。 あきらめの悪い編集者と忘れ去られた推し作家
    4.3
    【電子版巻末にはTamaki先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 文芸編集者の柴桜丞(しば・おうすけ)には、どうしても原稿を書いてほしい作家がいる。 その名は鈴代凪(すずしろ・なぎ)。彼は、幼い頃の柴に「物語の愉しさ」を教えてくれた恩人だ。 幼い柴に凪が語ったのは、昔話の「ハッピーエンドアレンジ」。 たとえば『マッチ売りの少女』。最後のシーンがつらくて読み進められない柴に、 凪はふんわりと幸せな要素をちりばめた、でたらめなラストを語って聞かせ――。 ……そして大人になった柴は、マイペースな執筆活動(ほぼ消息不明扱い)を貫く凪に、 彼の作風とは違うが売れ筋の「泣ける小説」を書いてもらうため、彼の開く「古書店兼小料理屋」へ今日も通い詰める。 しかし、柴が凪にそれを書いてもらいたい理由は、本当は別にあって――。
  • 紅茶と猫と魔法のスープ
    3.8
    【電子版巻末にはわみず先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 観光バス会社の空きスペースで紅茶専門のキッチンカー〈シュシュ〉を営む川澄汐里。 勤めていた紅茶専門店が閉店し、独立してみたものの売上達成にはほど遠い毎日。 そんなある日、オニオングラタンスープで人気のキッチンカー〈グラタ〉を営む 美野要の飼っていた猫が行方不明だということを知る。 〈グラタ〉の人気に引け目を感じていた汐里は、 今まで彼とまともに口をきいてこなかったが、実はその猫を偶然見かけていて――。 猫でつながる人の縁。キッチンカーを舞台に年の差コンビの贈る ハートフル・エンターテイメント!
  • 人と違うことはいいこと
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    いまから約10年前、幼稚園児の長男・琉ちゃろくんにホストの格好をさせてSNSにアップしたことで大炎上をしたYouTuberちいめろさんの『初』となる子育て本。あれから10年が過ぎて、中学生になった琉ちゃろくんが「すごくいい子」になったことで、現在ユーザーからは驚きと称賛の嵐が巻き起こっている。目下、琉ちゃろくんの目標は「いい大学に行くこと」。琉ちゃろくん曰く「ママ(ちいめろ)は100点で大好き」だという。金髪で本物のホストさながらにシャンパンにキスする画像がSNSにアップされて大きな物議を呼んだ幼稚園児ホストが、どうしてこんなに素直でいい子になったのか? そこには「ちいめろ流」の目からウロコの子育てメソッドがある。ギャルであり「2児のママでもお姫様」がキャッチフレーズの人気YouTuberが自身のYouTubeでも語っていない「子育て論」を初めて明かす。 〈ちいめろ流・子育て10ヶ条〉 上から目線で命令をしない/たっぷり褒める/否定しない/たくさん大好きと言う/ハグをたっぷりする/「愛ある人間関係」を目指す/諦めずに伝える/お金の大切さを教える/本音で向き合い信頼する/ママだけはずっと味方でいる 〈悩めるママたちに対するメッセージ〉 いい母親は世間じゃなくて子どもが決める/ママになったら○○すべきは誰が決めたん?/まずはママ自身が笑うことを心がける/こうしたらあかんは一番あかん/「女だから、母だから」は時代遅れ/周囲の人に甘えることで子どもにも優しくなれるetc. 関西在住の最強ギャルママと、いい子になった幼稚園児ホスト、そして「ちいめろ家」の人々が世の中の子育て環境に眩しすぎる光を与える一冊です。
  • 墓じまいラプソディ
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    「夫の墓には死んでも入りたくない」義母の遺言から始まった墓問題。それは親類や子どもたちを巻き込み、墓の必要性などを考えるきっかけになっていく。「遺骨は燃えるゴミに出せばいいじゃない!」と言いたくなるほど面倒な、明日は我が身の墓騒動小説。
  • 左右田に悪役は似合わない
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    左右田始、職業俳優。ベテランだがその名を知る人は少ない。しかし脇役だからこそ見えてくることがある。低予算ドラマ撮影、子役オーディション、映画のレッドカーペットイベント……様々な現場で生じる謎を左右田は人知れずに解決していく。エンタメ業界の「あるある」もふんだんに交えながら描く、ライトミステリー。
  • 暗い引力
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    わたし、悪くない。ひとりで破滅なんて絶対しない。妻に先立たれ養子の息子と向き合う老人。仕事が忙しい妻を支える気弱な夫。地方の美術館でくすぶり続ける学芸員。倒産や理不尽なリストラで無職となった同級生たち。借金苦から逃れようともがく老女。会社ぐるみで不正を隠蔽する社畜たち。彼らに正論は通じない。ひとつの嘘から、転がりだす悪意の連鎖。強がり、もがき、這い上がろうとする嘘つきたちが最後につかんだものは?

最近チェックした作品からのおすすめ