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元教員のパン屋さんが無料塾を開く! 小学校の教員を辞め、実家のパン屋で働く三吾は、店でみかける少女が気にかかっていた。彼にはかつての教え子への後悔もあって……。
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Posted by ブクログ
小学校の教師を辞め、パン屋を営む主人公。 子供達との関わりがすごく素敵で 子供達を一人の人としてちゃんと見ていて、しっかり学びになるようにアシストしている。 クロワッサン学習塾、子供の頃にあったらなー。
読みやすく、面白かったです。 黒羽さんに見つけてもらった子供達は本当にラッキーだなと。次巻も読むのが楽しみです。 近藤さんが妙にリアルに感じました。
学習塾に通う子どものそれぞれの悩みが 丁寧に書かれていて面白かったです。 クロワッサン学習塾の名前の由来がわかってスッキリしました。
「ねぇ、なんで勉強しなきゃいけないの?」 と子供に聞かれた時、ちゃんとした答えを言える大人はどれくらいいるんだろう。 私もこの本を読む前は、「勉強をしないと苦労するからだよ」と、あやふやな回答しかできなかった。 だが、主人公の黒羽三吾の答え方を読んで、私はやっと納得する答えを見つけたなと思った。 ...続きを読む小学生の頃って、なぜか分からないが、親に内緒で危ない行動をしたい気持ちがある。(私は、特に何もしなかったはず…。) だからか、息子の真司が親に内緒で冒険に出かける物語を読んで、ちょっと懐かしいなと思った。 激しく叱咤するのではなく、行動を客観的に振り返りながら、良い点・悪い点を息子自らに考えさせる、こういう怒り方も良いなと思った。
パン屋×教育。 とても興味深いお話で、教育者として学ばされることがたっくさんあった。。学ぶってどういうこと?を再確認するためにまた読みたい。
街のパン屋さんを舞台に、元小学校教諭ので現在2代目修行中の主人公が小学生の息子とその同級生達を相手に無料塾を開く。 商売でなく、また画一的な詰め込み教育ではない学習の場を、さまざまな事情を抱えた子どもたちとともに築いていく様子が丁寧に描かれていた。 自由研究を取り組ませてくれるなんて自分でも通いたか...続きを読むったかも。
日本の教育制度や担任による指導の限界を探り、元教員である主人公がそれをアシストする、という物語。おもしろい。教育とは何かを考えられる。 p.52 地域差はあるのだろうが、自分が子どものころ、宿題の丸つけを親にやってもらってから提出する、というやり方はなかったように思う。教員になるために勉強して...続きを読むいるとき、最近はこういう方法が出てきていると知ったのである。 理由はさまざまにあり、親自身に学習に参加してもらうのが大きな目的のひとつだろう。通知表の数字や教師の評価だけでなく、自分の子がなにが得意でなにが苦手かをじかに知ってもらい、親子による学習の機会を促すためである。親の負担は多少増えるが、子どもにとってもうまいやり方だと思う。 一方で、教員の負担軽減という側面も一部にはあるだろう。確認するだけなら時間も手間もかなり省ける。もっとも、きちんと見ようとすれば親による丸つけの有無にかかわらず、時間はかかるものだ。 子どものためにと使命感を持って、丁寧な仕事をしようと思えばいくらでも時間と手間はかけられるし、楽をしようと思えば手を抜くこともできる。いずれも給料は変わらない。余分にかけた手間の対価は笑顔や感謝など無形のもので、それすらないことのほうが多い。子どもの成長という、ほとんどの場合は確認のしようもない充実感、あるいは自己満足。 それが教員の仕事であり、現実でもある。 わたしを指導してくれた先輩教員も、積極的に親を宿題に巻き込む主義の人だった。 比較的早く実践していた人物かもしれない。 その理念は賛同できるものだったので、べつに楽をしたいからとかではなく、わたしもまた親に丸つけをしてもらったり、確認してもらったり、親子で取り組むような宿題を積極的に出していた。 p.56 ったのではないか。 学校からドロップアウトしたこと自体が悪いとは思えない。学校など必要のない人間もいるし、外で学ぶ方法もある。けれど彼女は、松村結梨は、自分の人生を修正する力を持てなかった。助けを求める方法を知れなかった。 教育とはなんなのか。 学習とはなんのためにあるのか。 割り算なんてできなくたっていい。電卓のほうが百倍速く、正確にやってくれる。県庁所在地なんて知らなくたって困らない。ネットですぐに調べられる。 でも、だからといって学習が不必要だなどとは思わない。学習は知識でなく、その先にある”考える力”を、究極的には“よりよい人生”を掴むためにあるものではないの か。 なぜ自分は、日本の学校は、彼女にそれを与えることができなかったのかー。 p.254 後悔、葛藤、やり残したこと、正直それらは山ほどある。 教育とはなにかー。 教員時代に見出せなかった答えを、いまも追い求めているのかもしれない。はっきりした答えは、きっと一生かかっても見つからない気がする。けれど見つけようと試行錯誤することに意味があるのではないだろうか。 この学習塾は、その答えを見つける旅の出発点になるんじゃないか。そんな予感がしていた。
元教員のパン屋さんのお父さんが、息子とその友達相手に無料塾を開催する。 親が忙しくて、宿題を見れない子供、ディスレクシアを抱えた子供、子供らしい冒険と失敗。全てを受け入れて学びにつなげる。 学習の理想、教育についても、一家言あるお父さん。 理解できるけど、理想は理想。実際には無理だよ!みんないっぱい...続きを読むいっぱいなんだよ!とも思った(笑)
元小学校教師のパン屋のおじさん黒羽三吾が、ある事件で知り合った女の子がきっかけで、息子を巻き込んで始めた『クロワッサン学習塾』。 生徒それぞれに合わせた個別指導で、時には勉強以外のことも教えてくれる。 こんな学習塾だったら勉強が好きになれるかも。
続編前に再読! 真司と同年代の子供をもつ者として為になりました。最初に読んだときもそうでしたが、大事な事を思い出させてくれました。
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クロワッサン学習塾
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伽古屋圭市
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