死んだ山田と教室

死んだ山田と教室

小説・文芸
1,881円 (税込)

9pt

自分はなぜ生きているのか、自分はなぜ死なないのか、逡巡の中にいるすべての人へ。私がずっとデビューを待ち望んでいた新人の、ユーモアと青臭さと残酷さと優しさが詰め込まれた快作です。ーー金原ひとみ


夏休みが終わる直前、山田が死んだ。飲酒運転の車に轢かれたらしい。山田は勉強が出来て、面白くて、誰にでも優しい、二年E組の人気者だった。二学期初日の教室。悲しみに沈むクラスを元気づけようと担任の花浦が席替えを提案したタイミングで教室のスピーカーから山田の声が聞こえてきたーー。教室は騒然となった。山田の魂はどうやらスピーカーに憑依してしまったらしい。〈俺、二年E組が大好きなんで〉。声だけになった山田と、二Eの仲間たちの不思議な日々がはじまったーー。


歴代メフィスト賞受賞者推薦コメント
死んでも終わらない山田の青春に、ぼくらは笑い、驚き、泣く。
(第21回受賞)佐藤友哉

くだらないのに楽しい。けれど、ほろ苦くて切ない。青春とは、山田である!!
(第49回受賞)風森章羽

最強を最強と言い切れる山田こそが最強で最高。
(第53回受賞)柾木政宗

こんな角度の切り口があったのかと驚かされ、こんな結末まであるのかと震えた!
(第59回受賞)砥上裕將

自分には経験がないはずの男子校での日々が、妙な生々しさで蘇ってきました。
(第61回受賞)真下みこと

ダサくて、眩しくて、切なくて。青春の全てと感動のラストに、大満足の一作。
(第62回受賞)五十嵐律人

校舎に忘れてきた繊細な感情を拾い上げてくれるような物語でした。
(第63回受賞)潮谷 験

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死んだ山田と教室 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    交通事故で亡くなった男子高生の山田が教室のスピーカーから聞こえてくる声だけの存在になり、クラスメイト達とコミュニケーションが取れるようになる不思議なお話


    夏休みが明け前の8月29日に、山田が飲酒運転の車に轢かれて亡くなる
    人気者だった山田の死にクラスメイト達は意気消沈
    見かねた担任の花浦先生は席

    0
    2026年09月02日

    Posted by ブクログ

    面白かったのだが、途中からウザくなってきて、最後まで読み切るのは割とつらかった。

    山田は穂木高校2年E組の中心メンバーだったが、亡くなって3日経った。急遽ホームルームが開かれる。男子校だ。山田の声が聞こえる。飲酒運転の赤い車に轢かれたはずだ。クラス全員に聞こえてるらしい。山田は席替えの提案をする。

    0
    2026年08月19日

    Posted by ブクログ

    慶応志木高か、男子校は嫌だねえ。SFに行くのかミステリーに行くのか、どっちに行くのか途中までわからんかった!死ねないのも辛いよね。

    0
    2026年06月17日

    Posted by ブクログ

    すごい青春バカなお話かと思ったら、しっかり内容の深いお話だった。確かに、人間関係ってちょっとした工夫で良くも悪くもなる。思春期真っ只中のアイデンティティーが不安定な山田の気持ちも、よく分かる。

    0
    2026年08月26日

    Posted by ブクログ

    ーほんとうの心の叫びを声に出せ!!

    事故死したはずの山田が、2-E組のスピーカーに声だけ憑依した!!みんなが話せる存在の山田となり、そして進級・卒業……。

    舐めてました、、、。
    というのも、最初の1、2話はもう、確実に男子校のノリなんですよね。そして内輪ノリ。
    そしてほとんど会話文で進む話。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    青春小説でありながら青春小説に対するアンチテーゼを描いた1冊。
    普通の高校生たちの身に起きた不可思議な出来事を中心に物語が展開していく。高校生の友情にフォーカスした物語として読んでいると、突然「まだそこにいるのか」と冷や水を掛けられたような気分となった。
    また、作中で死についての謎が提示されており、

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    死んだクラスメイト、山田の霊が教室のスピーカーに憑依する…というホラー風の始まりだけど、中身は拍子抜けするほどくだらなくも愛おしい男子高校生の青春劇。たわいない会話や日々をエンジョイする姿にクスリとさせられる。 だからこそ、死んで時が止まっても終われない山田の青春と、大人になり自分の生活を立てていく

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

     高校時代までに結んだ友情は一生モノになります。ふざけたことを話していた時間は掛け替えのない宝物です。辛いときも共感した楽しい感情を思い出して乗り越えれると良いなと思います。
     学校でグループ討議(分からない所を教え合うなど)の時間が増え、子どもの孤立が解消されることを期待します。良い友情がたくさん

    0
    2026年07月19日

    Posted by ブクログ

     教室に取り残されて声だけの存在となった山田の孤独や、クラスのみんなに隠していたことなどが徐々に明らかになっていく。教室から離れられないだけでなく、成長も止まってしまった山田が、最後どのようになるのか、気になりながら読み進めた。高校生の頃のバカバカしくて楽しい日々が思い出された。

    0
    2026年07月16日

    Posted by ブクログ

    最初は退屈な内容だと思って読み進めるうちに、山田がすぐそこにいるような感覚となり、私が思ったことと同じことを思う生徒がいる描写があったり、まるで私がこの教室にいるような気持ちになる、いわゆる引き込まれた物語。最後の終わり方が物足りない。

    0
    2026年07月11日

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