死んだ木村を上演

死んだ木村を上演

小説・文芸
1,826円 (税込)

9pt

死が、かけがえのない生を輝かせる。

啓栄大学演劇研究会卒業生の元に届いた脅迫状。
『誰が木村を殺したのか、八年前の真実を知りたければ、2024年1月9日14時、雛月温泉の宿・極楽へ来い』
集められたのは、庭田、咲本、羽鳥、井波の4人。
木村が死んだあの日の夜、劇研4年生だった皆には、それぞれ秘密にしていることがあったーー。

奇跡は、舞台で起きる!

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死んだ木村を上演 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本屋大賞ノミネートに死んだ山田が入った時に、山田も面白そうだけど、読むなら木村だ!とずっと思っていてやっと読めた。

    いやーめっちゃ面白かった。
    設定が最高だし、上演シーンが熱い。なにより後半になるにつれて話の展開がどんどん動いて行って続きが気になりすぎる。
    最後の方の言い争うシーンは完全に映画のワンシーンでした。映像化見たいなー。
    ラストは東野圭吾のあの作品を彷彿とさせた。


    基本会話で進んでいくのに、書き方が特徴的で誰が話しているのかが分かりやすかった。最初は違和感あったけど慣れると読みやすい。
    伏線回収もばっちり決まってるし、みんなの人間味がすごい。
    やっぱり舞台俳優は尖ってるイメージなのかなー。
    この作品の後に出てる短編集もかなり気になってるから早めに読みたいです!

    1
    2026年01月12日

    Posted by ブクログ

    卒業公演を控えた合宿で、美形で優しくて努力家で台本を書いていた木村が自殺した。
    脅迫状で8年ぶりに集まった合宿メンバーと木村の妹があの日を上演して真相を解明していく話が斬新だった。それぞれが抱えていた思いと木村の自殺の真相に納得できた作品

    0
    2026年05月05日

    Posted by ブクログ

    特に物語上にそういう仕掛けがあるわけではないのだけれど、読んでる自分も"上演"されている舞台の演出の一部になるような感覚に陥った。オチもそうきたか…と

    0
    2026年01月19日

    Posted by ブクログ

    相変わらず今回もまんまと騙されました。
    何を書いてもネタバレしそうなので、これくらいにしときます。
    その方が木村さんも喜ぶでしょうし^_^

    1
    2025年07月11日

    Posted by ブクログ

    なんだこれは!!と思わず唸ってしまった。
    金子玲介先生の死んだシリーズ3作目。
    これまで魅力だった軽妙な会話劇の癖になる面白さはそのままに、今回は輪をかけてぶっ飛んでいるし、圧倒的に尖っている。

    誰が木村を殺したのか?温泉宿に集められた大学の演劇研究会の卒業生たち。あの合宿の日に何があったのか、当時の出来事をその場で再現しながら真相に迫っていく。

    前半はお互い腹を探り合う当たり障りのないやり取りが続くけど、後半からの加速と怒涛の展開がとにかく凄まじい。特に終盤の展開はここまでやるか!と、この展開を描き切った著者の覚悟と勇気に圧倒された。

    スカッとするような、モヤっとするような、ほろっとするような複雑な読後感。気づけば、今回もまんまと感情を激しく揺さぶられていた。感情の揺さぶりがお上手な金子先生ならではの作品だった。

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    この作者の本は『死んだ石井の大群』以来だけど、
    間違えなくて、飽きずに面白い。
    今までもあった設定のようで、でも新しさもあって。
    どんでん返しがっていうより
    文字で本を読む楽しさが詰まってると思う。
    映像では表せない面白さだよね。
    木村の妹の璃佳の存在とか、当時を再現するエチュードとか、台詞食いまくりの掛け合いとか……。
    繰り返し読みたい、というよりは、
    こういう面白さに出会うために映像のエンタメばかりじゃなくて、本が好きなんだよな〜!と思える内容だった。

    0
    2026年08月20日

    Posted by ブクログ

    素直に面白かった。これはミステリー?かと思いきや、そんな単純な小説のはずはなく、なんなのこれは?と思っていた後半からの、怒涛の暴露合戦、心情吐露合戦、罵倒合戦の勢いがあまりにすごくて引き込まれた。相手の発言に発言を被せていく表現が秀逸だったし、ここまで冷笑的な羽鳥がなんとなく好きだったけど、ここへきての咲本のとことん下品な豹変ぶりがとにかくツボだった。「死んだ山田」よりもこっちのが断然好き。現代風な口語体な会話劇は他の追随を許さないテンポの良さがあると思うし、なんのかんのと自分の人生を精一杯生きろ!という力強いメッセージを常に内包している金子さんの小説は、この後も目が離せないな!

    0
    2026年07月22日

    Posted by ブクログ

    2025年「このミス」大賞受賞作。

    初読みの作家さんでしたが、とても面白かったです。

    「死んだ石井の大群」「死んだ山田と教室」も読んでみたい。

    ちょっと気になったのは、ある人の発言が終わる前に他の人の発言が割って入る時、とじかっこ(」)が示されずそのまま開きかっこ(「)で始まるところ。少し読みにくく感じました。

    0
    2026年07月14日

    Posted by ブクログ

    カギ括弧が重なり、真実が剥き出しになる

    『死んだ山田と教室』のバカミス、『死んだ石井の大群』のデスゲームを経て、三度目の正直(?)で挑むのは、演劇サークルの面々による「再現」ミステリー。8年前の合宿で起きた木村の死の真相を、同じ場所で、同じ配役で演じながら炙り出していく構成は、シリーズ随一の本格派と言えます。

    特筆すべきは、その圧倒的な「会話のテンポ」。
    特に、

    >「来たんだろ?脅迫状。」
    >「まぁ」
    >羽鳥が息を漏らす。「まぁ脅迫状ってい「脅迫状だろ、あれは」井波が語気を強め、羽鳥の声に被さる。

    のように、カギ括弧を食い気味に被せてセリフの重なりを表現する手法には驚愕しました!これは会話の熱量とスピード感を文字で再現する、まさに発明。最初にやった人は、誰か不明ですがすごい!Wordの校閲機能が悲鳴を上げそうな特殊な書き方ですが、この多重奏のような会話劇こそが、物語ではなく現実感を与えています。

    アイデアも会話の切れ味もピカイチな一方で、時折「小説としての筆致」に粗さを感じる瞬間があるのも事実。ですが、そこも含めて今後に期待!この構成力とセリフ回しなら、原作者や脚本家として大化けする予感しかしません。

    一箇所、設定の大きな改変(あれは現実に存在してもいいはず!)さえクリアすれば、役者の演技力が試される極上の舞台劇風映画として大成功するはずです。

    0
    2026年05月12日

    Posted by ブクログ

    読みづらかったけどたっのしかった〜!アトラクションでした!!舞台の話だけど、小説って自由だ…小説が好きだ…になった。めちゃくちゃ舞台化してほしい!でもこれは小説でないと…!

    0
    2025年10月24日

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