言葉の園のお菓子番 未来への手紙

言葉の園のお菓子番 未来への手紙

814円 (税込)

4pt

『活版印刷三日月堂』著者が心を込めて描く、
共感の声が届き続ける感動の人気シリーズ、第5弾!

『活版印刷三日月堂』などのヒットシリーズを手掛ける著者が、出会い、言葉、繋がること、喪失と再生、成熟をテーマに描く、「言葉の園のお菓子番」シリーズ5巻。

書店員の職を失ったあと、亡き祖母が所属していた連句会「ひとつばたご」に通うようになった一葉は、連句をはじめて三回目の春を迎え、新しい仕事にも積極的に取り組むようになっていた。そんななか、自分と同世代が集う「きりん座」のメンバーとの交流をきっかけに、大学時代に抱いていた想いが再び浮かびあがり……。
封印していた気持ちに向き合い、一葉は自分の心を見つめ直していく。あのとき踏み出せなかった一歩を、自分の力で踏み出すために──。

人と人が深くつながることも、ゆっくりと自分自身を見つめ直すことも難しくなりつつある昨今、深いつながりをもたらす「連句」の場と、出会った人との「言葉」を通してのやり取りのなかで、20代後半の一葉が自分の心を見つめ、人との縁に助けられながら前を向いていく、切実で、やさしい物語6話で構成された連作集。
「変化しながら前へ進み、後ろには戻らない」という連句のルールとシンクロするように、迷いながら進む道の先は新しい出来事や出会いに繋がり、過去の痛みはいつしか豊かな可能性へと変わっていきます。
過去と向き合い未来へと進む勇気がしずかに胸に満ちてくる感動の人気シリーズ、待望の最新巻!

<目次>
あたらしい風
未来への手紙
自分史上最高の夕焼け
光の痕跡
「いま」と「いつか」と
連句の神さま

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言葉の園のお菓子番 未来への手紙 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    連句のシリーズ第5弾。まだまだ続きそうでわくわく。
    連句を巻いてみたい、文芸フリマにも行ってみたい。

    0
    2024年12月16日

    Posted by ブクログ

    ひとりではなく、人と一緒に、でも誰かとの記憶、自分の記憶をめぐらせて言葉を紡いでいく時間の豊かさを感じる。

    こんな素敵なブックカフェ、近くにないかしら。

    0
    2024年06月30日

    Posted by ブクログ

    出会うときに出会えた本と感じている。今までは連句の面白さや新しいコミュニティに属すことで世界が広がっていく主人公を眩しく見つめていた。しかし、最近、自分も趣味から繋がった出会いがあり、その仲間と何か作らないかという話も出てきて、気がつくとリンクしていた。物語の中の人たちの心模様を眺めながら、ふと周り

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

    「ひとつばたご」のメンバーのあれこれ
    他の連句会との交流での出来事
    連句を巻きながら、いろいろな事を静かに考える
    自分の事、仲間の事、家族の事
    今のこと、過去の事、未来の事

    一葉が大輔さんの事を語るとき
    ビブリア古書堂の大輔さんを思い出した

    0
    2024年11月29日

    Posted by ブクログ

    このシリーズを読んでいると楽しくなってくる。
    ひとつばたごの定例会もみんなの新しい挑戦も。
    少しずつ連句のルールがわかってきたので、読みながら次は自か自他半や打ち越しだから…と考えている自分がいるのも面白い。

    前向きになる作品。
    新しいお菓子が出てくるのも楽しみ。

    次はひとつばたごの同人誌が出来

    0
    2024年10月01日

    Posted by ブクログ

    言葉の園のお菓子番シリーズ5作目。

    今までにない、これから先へのひろがりを感じられました。
    ひとつばたごというひとつの世界にあったのが、きりん座という世代的にも近い世界につながったことから、上の世代がいる場所から横のつながりの目線に移動した感じがします。
    今後どうなっていくんだろう…。

    0
    2024年08月12日

    Posted by ブクログ

    言葉の国のお菓子番シリーズ5作目
    ひとつばたごだけでなく、きりん座との関わりなどから、一葉の世界が広がってゆく。
    今回は言葉だけでなく、写真を通して、光や視覚にも注目させられた。
    今後の一葉やひとつばたごのメンバーの成長が楽しみ。

    0
    2024年08月06日

    Posted by ブクログ

    小説というよりひとりごとのような流れで落ち着いて読める
    自分は大人だけど未来に希望があるような気にさせてくれる
    主人公と同化してる?

    就職活動 フィルム写真 坂道 文芸マーケットが背景
    ちょうどぴぴろが同人誌の話をしていて共有できてよかったです

    選ばれたいと応募するのは受け身
    自分で決めて世の中

    0
    2024年08月03日

    Posted by ブクログ

    言葉の園のシリーズ第五弾。

    定期的に連句会「ひとつばたご」に通う一葉は、自分と同世代が集う「きりん座」のメンバーとも交流を持つ。
    「きりん座」で連句を経験した一葉は、軽やかでシャープな印象だと感じ、短歌から来た創設メンバーのせいか表現者を志しているように思い、自分とは違うと。
    どちらかといえば、「

    0
    2024年07月31日

    Posted by ブクログ

    「連句」の場とが人との繋がりをもたらし「言葉」を通してやり取りしながら自分の心を見つめ、人との縁に助けられながら前を向いていく過程が素敵だった。作中で披露される連句のひとつひとつからは“言葉”の凄さや温かみが感じられて良い。

    0
    2024年07月29日

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