無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「この物語、年代を問わず全ての女のためにあるのかもしれない。そして、本気で女を愛せる男たちのためにも」(あさのあつこ・巻末エッセイより)。「待っているわ・・・・・・」明日上方へ旅立つ男からの告白に幼い感傷で応えてしまったおせんが、その一途さゆえに歩むこととなった苛酷な生涯を描いた恋愛小説の傑作「柳橋物語」、万年補欠とも称すべき武家の四男としての人生を堂々とまい進する青年とその家族の物語「ひやめし物語」、あまりの世間しらずに幽霊たちもたじたじ・・・・・・講談調の滑稽譚「風流化物屋敷」。人間の諸相を巧みに、鮮烈に描き出した三篇を収録。(エッセイ/あさのあつこ、編・解説/竹添敦子)
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
山本周五郎さんの本、衝動買いしました
主人公・おせんが、勢いでしてしまった夫婦約束・・・
この後から、数々の災難、苦難がおせんにふりかかるが
周りの助けも受けながら懸命に生きていく様を描いた話でした
おせんは幼くして父母を失い、祖父と慎ましく暮らしていたけれど
年頃になり、幼なじみの庄吉から
「上方へ稼ぎに行くが戻るまで待っていて欲しい」言われ、
待っていることを約束してしまいます
そして待っている間に起きた火事から逃げる際に
拾った赤ちゃんを我が子のように育てることになって
それを上方から戻った庄吉は知ることになる・・・
そしてそれは彼女の不義理ととらえられ・・・
運命のいたずらと言うには少し違和感を感じるけど
それでも負けずに生きていくおせんの強さには感心だし、
そのおせんを何かと助けてくれる人の存在は
読んでいる側もありがたく思えたし
そんな人の存在があるのだからおせんは
決して不幸なんかではなかったと思いました
最後におせんは亡き幸太と、捨て子だった幸太郎で
心でつながった家族を形成しようとしている様子には
とても潔さ、爽やかさを感じました
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。