万葉と沙羅

万葉と沙羅

800円 (税込)

4pt

本は非常口。いつだって、逃げていいんだよ。

中学で友人関係に苦しみ不登校だった沙羅(さら)が選んだのは通信制高校。そこで再会した幼なじみの万葉(まんよう)は、古本屋でバイトする青年。「本という宝を探すにはコツがいる」と彼に教えられるうちに、沙羅も読書の奥深さに目覚めていって――。絵本や小説など著名な25冊の本が登場。大切な人と本でつながる瑞瑞(みずみず)しい青春小説。解説・若松英輔

※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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万葉と沙羅 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「ずっと、ふわふわプラプラしてる自分が悪いんだって思ってた。そのくせ、みんながどんどん前に進んでいくことに焦る自分もいた。
    でも、そんな自分も必要なんだなって思えた。」

    0
    2024年12月07日

    Posted by ブクログ

    前に歩みだすのではなく、主人公が足下以外を見れるようになる。そんな話が私は好きだ。読書初心者にも手に取りやすく、本を愛している人が書いた本なのだとひしひし伝わってきた心地よいお話。随分遠回りしたような気がしたけど振り返ってみれば案外そうでもなかった。この気持ちを大切にしていきたいです。

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    自分が何になれるのか、何になりたいのか、
    わかからなくなった。
    不安な気持ちを紛らわせようと本をとった。
    帯のこの言葉に惹かれ手に取りました。
      
     目標とかやりたい事って難しいよね。
    やりたい事が向いている仕事とは限らないし。
    本当にやりたい事を仕事にしている人ってどれくらいいるんだろう。
    でも

    0
    2025年06月26日

    Posted by ブクログ

    通信大学にはいろいろな人がいるところが興味深かったです。引きこもりの辛さ大変さが少しわかったような気がします。

    0
    2025年02月27日

    Posted by ブクログ

    今も十分に面白いけど中高生のときに読みたかった。勉強して偏差値上げて大学行く以外の生き方があることを学生の時に知りたかったし、本をもっと読んでおきたかったな。

    本当にまわり道が一番近い。

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    通信学校に通う少年少女が本を通して成長していく物語。

    読書は孤独で居て良い理由として最適だと思っていた派だったけれど、語らう楽しさを知ると一変。新たな解釈や語り相手の感性に触れることで更に奥行のある魅力的な読書体験ができるのだとこの本を読み改めて感じた。
    学生時代にそんな相手と出会えていたらより濃

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    最寄り駅内の小さな書店の新刊コーナーで見つけた一冊。
    黄色と緑と赤というとても目につく配色!
    -------------------------
    実は、
    まわり道は
    一番近いのだ。

    不登校だった沙羅は、
    通信制高校で幼なじみと再会。
    本を通じて2人が
    成長していく傑作青春小説。
    ---------

    0
    2024年08月16日

    Posted by ブクログ

    万葉と沙羅は、小学校前の幼馴染で2人が再会したのは通信制高校である。
    万葉は、両親が別れた後に母を亡くし父は再婚後にドイツへ赴任、その後叔父と暮らしていた。
    沙羅は、中学で友人関係に苦しみ不登校になり、1年遅れで通信制高校へ入ったところでの出会いだった。
    再会した万葉は、叔父の古本屋でバイトをしてい

    0
    2024年07月22日

    Posted by ブクログ

    バックが黄色で主役の2人が描かれたシンプルなデザインの表紙が素敵。中江有里さんの小説を初めて読んだ。物語を読み進めると言葉や文章では現しきれない感情の差異について考えるきっかけを貰える。派手な小説ではないけど、生きて行く上で大事なことが描かれてる小説だと感じた。

    0
    2024年06月27日

    Posted by ブクログ

    本選びは 目にあった本にすればいい
    本は生ものなんだ。いつまでもあると思っちゃいけない。
    人の本棚って面白いね。頭の中身を覗いているみたい。

    本好きの人にはあるあるネタがあって、そんな点も楽しめる。

    できるなら、登場する本をストーリーにもう少し絡ませてくれると、それらの本を読みたくなるのに、と思

    0
    2024年06月13日

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