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Posted by ブクログ
ぬっくんの新作です!
まず、設定が面白いので、いきなり引き込まれ、ぬっくんの読みやすい文でグイグイいきます。
面白かった〜〜!!
ただ、ラストまで読むと、
「えーーっ!続編があるの⁈」
と強く思う!(あるのか?)
意図せずテロ組織を関わってしまった、一条昇と、その行方を追うことになる幼馴染で自衛隊特務連隊に所属する逸見公佑。
この2人が、それぞれ、なかなかいい奴なだけに、もうちょっともうちょっと・・・・と思いながら・・・残りページが少なくなるにつれ、ええ〜〜どうやって終わるのよ?とハラハラしました。正直、期待した終わり方ではない。でもそれが、現実なのかなあ?
そういう意味でも、続編が読みたいわ!
とはいえ、いろいろと考えさせられる話で、リーダビリティ抜群。私は楽しめました。
なんにせよ、テロは最悪。でもって、どうやって仲間に引き込むか、というプロセスが怖い怖い。
そして格差社会。もしかしたらあったかもしれない日本、という設定だけど、やっぱり、今現在の日本にも通ずるところがある。いろんな場面で、自分が生きてきた時間を、いくつもの視点で思い出しながら読んでいました。
印象に残ったところ少し。
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昨日と同じように普通の人生が続くのだと、信じると表現する必要もなく無条件に思い込んでいた。(中略)実は誰もが、一歩間違えば日常を失う危険な状態に気づかずに生きているだけなのではないか。
運命を恨むのではなく、意義を見いだしたいと考えていた。
巡り合わせの悪さ、ただそれだけが一条の人生をねじ曲げたのだった。
人間の自由意志を踏みにじるような真似は、誰であろうと、どんな政治体制であろうと、許されない。
屈辱にまみれて死ぬくらいなら、屈辱に首まで浸かったまま生き続けてやる。
人間は自分の感情すら、意のままにならないのだ。それが、感情というものだ。
ーーーーー
ちょっと笑ったのが・・・
「賢い人って、ひとつのこと話してる間に連想が各方面にぱーんって広がるんよ。だから話が逸れちゃうんよねー。アホやからこんな喋り方してるんやなくて」
ってところ。私は全然賢くなくて、ただのお喋り女だけど、話してる間に連想がぱーんって飛ぶって感じがわかって、おかしかった〜〜笑
貫井さん(ぬっくんなんて呼んでごめんなさい)ぜひ、続編を書いてくださいませ。一条と辺見のその後が知りたいです〜!!
Posted by ブクログ
とにかく設定が面白い。今の日本のディストピア感というか、不満の吹き溜まり感が、暴発を招くという設定に、説得力を与えるアイデアが素晴らしい。
冒頭から一気に引き込まれてしまって、ワクワクしたのだけれど…。
組織の中身がいろいろと明らかになるにつれ、荒唐無稽感が増していき、失速したように思う。自衛官との関わりももっと膨らませられたような気もする。
問題提起は鋭いだけに、もったいない。
余談だが、この手の小説にありがちな表現がここでも。
・なぜか男性は苗字、女性は名前で話が進む(自衛官の彼女は珍しく苗字だったが、男性扱いということか)
・なぜかとても強い女性はとても美人
男性エンタメ小説家に目新しさ求む。
Posted by ブクログ
日本が大日本国(西日本)と日本人民共和国(東日本)に分断されて、ベルリンの壁が崩壊する頃に日本もひとつの国に統一される…。
その後、四半世紀を過ぎたが西日本と東日本の格差は埋まらず、再び東日本の独立を目指すテロ組織が暗躍する。
意図せずにテロ組織に関わってしまった一条を幼馴染の自衛隊特務連隊の辺見が追うこととなる。
2人の幼馴染のやりとりが少ないまま、架空の日本でのテロ。
それは東日本対西日本というより、上級国民と下層民の闘いかと思われたが、テロ組織のなかで一条が逃げようとまで思ったのがとんでもない情報を知ったからで…
アメリカにも知られてはならない…
中国やロシアまでもが、一条を追うのか…
一条の運命は…
架空の日本を舞台にしてるが、テロからあり得ない話にまで広がっていくのに驚愕過ぎて、脳内でいろんな思いが交錯する。
人間の闘争本能は必要ないのか⁈
あり得ないとわかっているのに何故か荒唐無稽だと思えないのは未来が予測不可能だからかもしれない。
そう思うと怖さを感じた。
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