国内小説作品一覧

  • フォカッチャは夕暮れに焼ける
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    1巻275円 (税込)
    とても短い物語の中に、入れ子状態でいくつもの想像力が重なり合う物語。 春の朝、朝食を終えた作家は、その日に書かねばならない短い小説について考えています。熱いコーヒーを飲み、窓の外に広がる空を見て、彼は他者と自分との対照の物語を思いつきます。そうして、彼が書いた「小品 1」は、想像上の女性との朝食の風景。しかも、その女性は小説の中でも想像上の人物なのです。さらに、コーヒーカップを手にした彼は、「小品 2」の着想を得ます。喫茶店に向かう彼女を、喫茶店のテーブルの向うに座る彼女を想像し、その彼女が消える物語。果たして、「小品 3」は必要なのか分からないまま、作家は更に想像するのです。 底本:『この冬の私はあの蜜柑だ』講談社 2015年11月 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • ティラミスを分け合う
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    1巻275円 (税込)
    ライフスタイルマガジンの編集者の日常は、目に入る全てのものが仕事に繋がって、誌面が作られていく。 藤森隆男は、20代から50代の男性向けライフスタイルマガジンの編集者です。前の日に校了してつかの間の休日。一人暮らしの彼は、トマトとソーセージ、スクランブルエッグとゴルゴンゾーラ・ドルチェでワンプレーとの朝食を摂り、サッチェルバッグを肩から斜め掛けにして出かけます。編集者の休日は、しかし半分は仕事のようなもので、ガールフレンドとの短い逢瀬も仕事と関連しています。それは月刊誌がどのようにして作られているかの一端でもあり、この小説自体が、まるでライフスタイルマガジンの特集のように上方に溢れています。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • あなたも珈琲をいかがですか
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    1巻275円 (税込)
    バーを引き継いだ夫婦は酒の時代の終わりを感じる。しかし、次に来るものは何かについて思いを馳せる二人。時代の変わり目だけに起こる、ちょっとした奇跡の物語です。 1978年の東京。キャバレーのホステスとサックスプレイヤーとして知りあった二人は結婚。男は、妻の父がやっていたバーを引き継ぎ、女は母親の惣菜店を手伝いながら、しかし、二人は、酒の時代の終わりを感じています。周囲の友人たちも口を揃えて「酒の店は終わりだ」と言います。キャバレーが衰退し、昭和のネオン街が次々と消えていった70年代の終わりの空気を丸ごと描写しつつ、では次に来るものは何かについて思いを馳せる夫婦に、悪い予感はどこにもありません。時代の変わり目だけに起こる、ちょっとした奇跡の物語です。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • グランド・フィナーレ
    値引きあり
    3.4
    「2001年のクリスマスを境に、我が家の紐帯(ちゅうたい)は解(ほつ)れ」すべてを失った“わたし”は故郷に還る。そして「バスの走行音がジングルベルみたいに聞こえだした日曜日の夕方」2人の女児と出会った。神町(じんまち)――土地の因縁が紡ぐ物語。ここで何が終わり、はじまったのか。第132回芥川賞受賞作。〈解説・高橋源一郎〉これは、「人間」も「人間」の形をしたものにすぎないものも区別できない「小説」らしきものが横行するこの時代に登場した、ほんとうに数少ない「小説」の一つなのである。――<解説より>
  • ミステリアスセッティング
    値引きあり
    3.4
    歌を愛し、吟遊詩人を夢見ながらも、唄う能力を欠いた19歳の少女シオリ。唄うことを禁じられ、心ない者たちにその純粋さを弄ばれても夢を抱き続けるシオリに、運命はさらなる過酷な試練を突き付ける。小型核爆弾だというスーツケースを託され、東京の地下深くにひとり潜ったシオリが起こした奇跡とは?
  • ピストルズ 上
    値引きあり
    3.0
    1~2巻499~587円 (税込)
    菖蒲家--甘い香りと美しい歌声に満ち、世間から隔絶された夢の花園。だがその実態は、人心を自在に操る一子相伝の秘術を用いる魔術師一家が、一二〇〇年にわたって住まうディストピアだった。自分の代で忌まわしい伝承を断つつもりだった父は、一族の遠大な呪縛に絡め取られていく。谷崎潤一郎賞受賞作。
  • IP/NN 阿部和重傑作集
    値引きあり
    3.5
    時代を小気味良く射抜いた峻烈なマスターピース、『インディヴィジュアル・プロジェクション』と『ニッポニアニッポン』。過激で真摯な言葉が吼えるように奏でるストーリーは、今なお新しく、その奇妙で暗示的な読後感は、当代無二のものがある。代表作2編を同時収録した贅沢な一冊。<解説・古泉智浩><収録作品>●『インディヴィジュアル・プロジェクション』最後の一文字に驚愕する、知的スリルに満ちた現代文学の金字塔渋谷で映写技師として働くオヌマは、かつてスパイ養成塾に在籍していた。オヌマの日記から伝えられる、プルトニウム爆弾を巡るヤクザとの攻防や、その撮影フィルムの存在……次第に気味悪く変調する日記は、一体何を明かすのか?●『ニッポニアニッポン』滑稽にすら映る少年の孤独が、テロルの可能性に変わるとき――引きこもりの童貞・鴇谷春生(とうやはるお)は、世間に対する嫌悪と怨念を一身に漲らせた17歳。「俺を一人にしたことを、この国の連中すべてに後悔させてやる……」そう誓った春生はネットを渉猟し、情報で武装。そして、ある復讐計画を企てる。文句なしに面白い! ストーリー至上主義のマンガ家であるオレが言うから間違いない!――古泉智浩氏(漫画家)なにもしないでいられない。けどなにしたいかわかんない。それならこれ読むっきゃない!――やついいちろう氏(エレキコミック)※本書は、2000年6月に新潮文庫より刊行された『インディヴィジュアル・プロジェクション』と2004年7月に新潮文庫より刊行された『ニッポニアニッポン』の合本です。
  • ジャーロ No. 69
    -
    1巻550円 (税込)
    ●新連載!:我孫子武丸「凜の弦音2」 ●ミステリー魂に刮目せよ! 連作&連載:大崎 梢、笠井 潔、近藤史恵、坂木 司、東川篤哉、前川 裕、イクタケマコト ●スペシャル・ゲスト:天祢 涼、山口雅也 ●〈特別対談in京都〉綾辻行人×道尾秀介 ●新人発掘企画「カッパ・ツー」第二期・入選作決定! ●第19回「本格ミステリ大賞」受賞記念トークショー
  • ぶたぶたのティータイム
    3.9
    ふだん離れて暮らす母親を喜ばせようと、お邸のアフタヌーンティーにお呼ばれした凪子。新緑の庭に、英国風のお菓子とおいしい紅茶を運んできたのは、想像を超えた、とてもユニークな人物(?)だった――(「アフタヌーンティーは庭園で」)。中身は中年男性、見た目はキュートな、ぶたのぬいぐるみ。おなじみ山崎ぶたぶたが、周囲に温かい気持ちを広げていくファンタジー!
  • クエーサーと13番目の柱
    値引きあり
    3.7
    アイドルのあらゆる情報を入手せよ。ネット空間で過熱するパパラッチ競争の中で、元写真週刊誌記者のタカツキリクオは若き資産家カキオカによって選ばれたターゲットEDのミカをモニターするチームの一員として能力を発揮。しかし新メンバーの加入が緻密なチームプレイを徐々に狂わせていく。
  • ABC<阿部和重初期作品集>
    値引きあり
    5.0
    読後すぐには日常に戻れない周到に張りめぐらされた言葉が、不穏な予感を暴発させる――デビュー以来、日本文学の最先端を疾走し続ける阿部和重の危険な作品世界は、いまや次々に現実となっていく。今だからこそ読みたい初期の傑作6作品。3人のゲームクリエイターによる語り下ろし特別座談会〈阿部和重ゲーム化会議〉を巻末に収録。※本書は新潮文庫より刊行された『ABC戦争』(平成14年6月刊)と『無情の世界』(平成15年3月刊)を1冊にしたものです。
  • うちの子が結婚しないので(新潮文庫)
    3.6
    老後の準備を考え始めた千賀子は、ふと一人娘の将来が心配になる。 28歳独身、彼氏の気配なし。自分たち親の死後、娘こそ孤独な老後を送るんじゃ……? 不安を抱えた千賀子は、親同士が子供の代わりに見合いをする「親婚活」を知り参加することに。しかし嫁を家政婦扱いする年配の親、家の格の差で見下すセレブ親など、現実は厳しい。果たして娘の良縁は見つかるか。親婚活サバイバル小説!
  • シンセミア(上)
    値引きあり
    3.7
    1~2巻754~770円 (税込)
    神町。どこにでもあるようなこの片田舎の町は、戦後日本の縮図でもあった。米軍の占領政策の一端を担ったパン屋とヤクザ、田宮家と麻生家は神町で絶大な勢力となり、息子の代になっても両家の固い結びつきは続いていた--あの事件が起きた炎熱の夏までは。壮大なる構想の下に始まる「神町三部作」第一部。
  • 夏の骨
    -
    1巻770円 (税込)
    子ども達はまた明日も、砂浜で骨を見つける。…… 児童小説「骨とあの子とビーチサンダル」と詩童話編「夏の骨」の2作品を収録。2007年・メリーゴーランド童話塾発表作品。imayui・文(ササハラナツミ・表紙絵)
  • 夏の城
    -
    1巻880円 (税込)
    ひまわりが向いている方向に、連綿とつらなる、巨大な、夏雲の城。 あそこに、きっと、ぼくのなくしてしまったとても大切なものがあるんだ。   ぼくは行く。 あの、夏の、城へ。…… (2006年作品・児童小説)
  • 荒ぶる魂 空気投・三船久蔵十段
    4.5
    強い、強すぎる! 今のオリンピックなら、金メダル確実!? 小柄な体格ながらも百戦百勝! 「理論の嘉納、実践の三船」と並び称された柔道家の破天荒な人生とは。岩手県久慈に生まれ、悪ガキとして育った三船久蔵は、仙台二中に進学し、柔道と出合う。小柄ながらも地元で敵なしの久蔵は、上京後、講道館に入門し稽古に励み、異例の速さで昇段、数多の強敵を倒していく。不断の鍛錬の末に辿り着いた「押さば回れ、引かば斜めに」の境地は、幾多の新技を創出し、やがて究極の神技「空気投」を生み出す。不世出の柔道家の生涯を描いた長編小説。『「柔道の神様」とよばれた男』を改題。
  • バラ色の未来
    4.4
    カジノ誘致に失敗し、身を滅ぼした元町長の鈴木一郎は、総理官邸前で「大嘘つき!」と叫んだ。東西新聞社の記者・結城洋子は、彼の境遇を知り、統合型リゾートの暗部を探る。だが、社の内外で無数の壁に阻まれ取材は難航。一方、華やかな表舞台の裏側では、それぞれの思惑を抱えた政治家や外資系企業が蠢いていた。記者たちは矜持にかけて、闇に潜む真相の解明に挑む!
  • 砂漠の影絵
    4.0
    2004年6月、イラクの武装組織に日本人5人が拉致された。商社勤務の橋本優樹はバグダッドへ向かう途中だった。組織の要求は、自衛隊のイラクからの撤退だ。日本政府はその要求を拒否、予告された処刑の日が迫ってくる。憎しみ合いと、殺し合いの果てにたどり着くのはどこなのか。人と人は分かり合えないのか。人間の生き方を問う、渾身の傑作長編小説。
  • イモムシ偏愛記
    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    中学3年生の凪が出会った嘉世子は、大好きなアイドル・ヒカルのおばあちゃんだった。嘉世子の家に招かれ、広大な庭に圧倒されていると、なんとイモムシの世話を託されることに! ヒカルに近づくためしぶしぶ引き受けるが、いつの間にか不思議な愛らしさといじらしさに満ちたイモムシに魅了されてゆく。しかしそんな穏やかな日々に不穏な影が忍び寄り……。多感な少女の心の成長を描く、爽やかでほろ苦い青春ストーリー。
  • そして、生きる
    4.0
    3歳のときに両親を亡くした生田瞳子は、盛岡で理髪店を営む伯父に引き取られる。大人になった瞳子は女優を志し、東京で開催されるオーディションに挑もうとするが、その前日、東日本大震災が起きる。その後、気仙沼のボランティア活動に参加し、東京の大学生・清水清隆と出会う。穏やかで整然と現場を取り仕切る清隆だったが、なぜか彼のほほえみに違和感をおぼえる瞳子。気仙沼で一緒の時間を過ごした瞳子と清隆は、いつしか互いに特別な感情を抱いていく――。
  • 遠い他国でひょんと死ぬるや【単行本版】
    4.2
    1巻1,870円 (税込)
    第三の“竹内ノート"を求めて、男はルソン島へ―― 戦没詩人、山下財宝、山岳民族、イスラム独立闘争……空っぽな日本人はそこで何を見たのか 注目の才能ミヤウチによる、展開予測不能の冒険小説! 第70回芸術選奨文部科学大臣賞新人賞受賞作・単行本バージョン ぼくは、ぼくの手で、戰爭を、ぼくの戰爭がかきたい――そう書き残し、激戦地ルソン島で戦死した詩人・竹内浩三。彼は何を見、何を描いたのか?  テレビディレクターの職を捨て単身フィリピンに渡った須藤は、その足跡を辿りはじめた。だがその矢先、謎の西洋人男女に襲われ、山岳民族イフガオの娘ナイマに救われる。 かつて蹂躙された記憶を引き継ぎ日本人への反感を隠さないナイマだが、昔の恋人ハサンの実家を訪ねる道行きに、付添いとして須藤を伴うことに。 ミンダナオ島独立のために闘ったイスラム一族の家で一時の休息を得た須藤だったが、ハサンの家は秘密を抱えていた……。
  • 蛙のゴム靴
    値引きあり
    5.0
    カン蛙が履いているゴム靴がうらやましくてたまらないブン蛙とベン蛙。あこがれのルラ蛙がゴム靴に興味を示し、カン蛙と婚約することになったのを知った二匹はカン蛙に嫉妬し――(表題作「蛙のゴム靴」)。 ほか、洋傘直しの男がうつくしい森をあるき、すももやひばりと語り合う幻想的な物語「チュウリップの幻術」や、山に遊びに行った少年が子猿たちにかつぎあげられ、不思議な大男と出会う「さるのこしかけ」など、生きものたちへの讃歌ともいうべき珠玉の26話を収録。
  • そんなはずない
    3.6
    松村鳩子は、三十歳の誕生日を挟んで、ふたつの大災難に見舞われる。自分を高く売ることを考えて、抜け目なく生きてきたというのに。婚約者に逃げられ、勤め先が破綻。失業保険が切れるころ、変りものの妹、塔子を介し年下の男、午来(ごらい)と知り合う。そして、心ならずも自分の過去の男たちとつぎつぎに会う羽目に。さらに、新しい職場である図書館の同僚たちに探偵がつきまとい、鳩子の男関係を嗅ぎまわっている、らしい。果して依頼人は誰? その目的とは? 大人の恋愛は純粋でもどかしい。恋愛にまつわる災難についての物語。
  • 神楽坂・悉皆屋ものがたり 着物のお直し、引き受けます。
    3.5
    鎌倉にある呉服屋の長女・紬は、どうしても着物に興味をもてず、店の経営に腐心する日々を送っていた。そんな様子を見かねた両親の強引な指示によって、彼女は神楽坂の路地裏に建つ悉皆屋で修業することになる。  仕立て直しや洗い張りなど、着物のメンテナンスを一手に引き受ける悉皆屋。飄々とした店主や軟派な大学生らと共にこの店で働くうち、紬はこれまで気づかなかった着物の魅力にはまっていく――。  瀟洒な街・神楽坂には、日本伝統の美が、よく似合う。
  • かくしごと承ります。 ~筆耕士・相原文緒と六つの秘密~
    3.7
    筆耕士、相原文緒。彼女の仕事は、卒業証書や招待状の宛名などを、毛筆で書くこと。  内気で真面目な文緒は、憧れの先生・都築尚之から請け負った数々の仕事を丁寧にこなしていく中で、文字にまつわる不思議な謎に、しばしば遭遇するのだった……。  文字。そこには、使う人の“想い”はもちろん、長い歴史に培われた知られざる“秘密”も潜んでいる――。  文豪たちに愛された静岡県三島を舞台に繰り広げられる、インテリジェンスあふれたミステリーを、ご堪能あれ。
  • アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判
    4.4
    「人がハンコを作る時には事情があります」そう語るのは喫茶店にして印章店という『有久井印房』の店主。しかしその姿はどう見ても白いアリクイで、なおかつ少々ふっくら気味。そんな店長をサポートするのは、ウェイトレスの宇佐ちゃんと、キザなカピバラのかぴおくん。「ハンコを作ってください!あれ、なんでシロクマが?」 訪れ驚くお客さんに「ぼくはアリクイです」と静かに出されるコーヒー。不思議なお店で静かに始まる、縁とハンコの物語。
  • [映]アムリタ 新装版
    4.4
    芸大の映画サークルに所属する二見遭一は、天才とうわさ名高い新入生・最原最早がメガホンを取る自主制作映画に参加する。 だが「それ」は“ただの映画”では、なかった――。 TVアニメ『正解するカド』、『バビロン』、劇場アニメ『HELLO WORLD』で脚本を手掛ける鬼才・野崎まどの作家デビュー作にして、電撃小説大賞にて《メディアワークス文庫賞》を初受賞した伝説の作品が新装版で登場! 貴方の読書体験の、新たな「まど」が開かれる1冊!
  • 本を愛した彼女と、彼女の本の物語
    4.5
    僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか――そんな恐怖を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。  これは文庫本である僕が、ある一人の少女と過ごしたかけがえのない日々の物語だ。
  • 舞面真面とお面の女 新装版
    3.7
    第二次大戦以前、一代で巨万の富を築いた男・舞面彼面。戦後の財閥解体により、その富は露と消えたかに見えたが、彼はある遺言を残していた。 “箱を解き 石を解き 面を解け よきものが待っている――” 時を経て、叔父からその「遺言」の解読を依頼された彼面の曾孫に当たる青年・舞面真面。手がかりを求め、調査を始めた彼の前に、不意に謎の「面」をつけた少女が現われて――? 鬼才・野崎まど第2作となる伝記ミステリ、新装版!
  • おバカさん
    5.0
    銀行員・隆盛を頼って、昔のペンフレンドが日本にやって来るという。現われたのはナポレオンの末裔と自称する、馬面の青年だった。臆病で無類のお人好しのガストンは、行く先々で珍事件を巻き起こすが……。
  • うさぎ通り丸亀不動産 あの部屋、ワケアリ物件でした
    3.2
    うさぎ通りにある小さな商店街の「丸亀不動産」。唯一の社員・美波の採用理由は「視えるひと」だったから。女社長は心霊現象の原因究明と問題解決のため、住人が出て行くアパートへ美波を調査に行かせるが、生来気が弱く除霊能力もない彼女には何もできない。「出た」アパートの最後の住人・華子と知り合うが、彼女は無理心中家族の生き残りだった事を知る。先に死んだ両親や弟が化けて出ていたのだが、その理由を知って美波は一策を講じる。生前妻に言った「ある一言」をわびようとするサラリーマンの話や、大音量の結婚式の定番ソングが掛かる部屋で死んだ男性が、この世に残した思いなど、なぜかやむを得ず出てくる幽霊たちにはみんな切ない事情があって……。ワケアリ物件が集まる不動産屋とライバル店のイケメン営業も絡んで、必死すぎの美波に思わず笑って共感! 死んだ人と残された人をつなぐ不動産の、新感覚お仕事小説。
  • 残業禁止
    3.8
    1巻704円 (税込)
    成瀬和正、46歳。準大手ゼネコンの工事部担当課長。ホテル建設現場を取り仕切る成瀬の元に、残業時間上限規制の指示が舞い込む。綱渡りのスケジュール、急な仕様変更……残業せずに、ホテルは建つのか?
  • 目ざめれば、真夜中
    -
    ひとり残業していた真美のもとに、刑事が訪ねてきた。ビルに立てこもった殺人犯が、真美でなければ応じないと言っている――。様々な人間関係の綾が織りなすサスペンス。
  • 光炎の人 上
    4.0
    1~2巻924円 (税込)
    日露戦争の行方に国内の関心が集まっていた頃。徳島の貧しい農家に生まれた少年は、電気の可能性に魅せられていた。電気で人々の暮らしを楽にしたいという思いを胸に、少年は大きな一歩を踏み出す。
  • ゆめこ縮緬
    4.0
    愛する男を慕って、女の黒髪が蠢きだす「文月の使者」、挿絵画家と若い人妻の戯れを濃密に映し出す「青火童女」、蛇屋に里子に出された少女の記憶を描く表題作他、密やかに紡がれる8編。幻の名作、決定版。
  • 光炎の人【上下 合本版】
    -
    1巻1,650円 (税込)
    時は明治。徳島の貧しい葉煙草農家に生まれた少年・音三郎の運命を変えたのは、電気との出会いだった。朝から晩まで一家総出で働けども、食べられるのは麦飯だけ。暮らし向きがよくなる兆しはいっこうにない。機械の力を借りれば、この重労働が軽減されるはず。みなの暮らしを楽にしたい――。「電気は必ず世を変える」という確信を胸に、少年は大阪へ渡り、すべての情熱を開発に注ぐ。そんな彼を待っていたのは、日本を揺るがすことになる、あの歴史的大事件だった――。
  • 天つ空なる人
    -
    1巻330円 (税込)
    老舗和菓子屋の一人娘。月瀬穂波は二人の男性の間で心がゆれる。相手は、藤原北家を祖とする家系、かつては清華家の家格を有した西園寺家の次男と三男。西園寺家は楽琵琶の家として受け継がれ、雅楽の楽師を生業としている家柄。次男にはかつて美しい婚約者がいた。それも同じく藤原北家を祖とする近衛家のご令嬢だった。近衛家は五摂家のひとつという家格。そして、三男は誰からも愛される才気あふれる楽師。歪んだ愛と純粋な愛が絡み合い、ある日悲劇が起こる。
  • いのちある限り ある脳神経外科医の記録
    値引きあり
    -
    車に撥ねられ、頭部を強打するという、一瞬の事故。「死んだ方がましだ」と叫ぶ患者を励まし、献身的努力を傾けつづける医師と、絶望的な苦しみに耐えて生きつづけようとする一人の人間をめぐる、愛と悲しみの記録。生命の尊厳、安楽死への疑問、医療と社会とのひずみ、植物人間や後遺症の問題を考える。著者の執刀でかろうじて一命をとりとめた人とその家族との苦闘の日々を描く。増え続ける植物人間、医療のこころを訴える、感動の力作!
  • 手のひらの京(新潮文庫)
    3.9
    京都に生まれ育った奥沢家の三姉妹。長女の綾香はのんびり屋だが、結婚に焦りを感じるお年頃。負けず嫌いの次女、羽依は、入社したばかりの会社で恋愛ざたといけず撃退に忙しい。そして大学院に通う三女の凜は、家族には内緒で新天地を夢見ていた。春の柔らかな空、祇園祭の宵、大文字焼きの経の声、紅葉の山々、夜の嵐山に降る雪。三姉妹の揺れる思いを、京の四季が包みこむ、愛おしい物語。(解説・佐久間文子)
  • 風の旅団
    4.0
    中国奥地への学術調査隊に加わった青年・早見大介が、不審な死を遂げた隊長の「密命」を受けた。早見は任務を遂行すべく、バイクを駆って、雄大な天山山脈、タクラマカン砂漠、さらに秘境の地へ……。彼を襲う謎の男たちとの闘いののちに、彼が探りあてた未踏の地の秘密とは何か? 清新、熱血のバイク冒険小説。
  • 土佐日記
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1986年に重文指定の「為家自筆本」を底本にした、最も新しい「土佐日記」。男もすなる日記という物を、女もしてみんとてするなり……紀貫之が土佐守を解かれ、京へ帰る船旅の模様を、女の筆に仮託し仮名で綴った日記。諧謔性にとむ文体と劇的構成で、仮名文学の先駆的作品。定家自筆本との校異を付した決定版。
  • クローバー
    3.9
    強引で女子力全開の華子と人生流され気味の理系男子・冬冶。双子の前にめげない求愛者と微妙にズレてる才女が現れた! でこぼこ4人の賑やかな恋と日常。キュートで切ない青春恋愛小説。
  • 波打ち際の蛍
    3.9
    DVで心の傷を負い通っていたカウンセリング室で麻由は蛍に出逢い心惹かれていく。彼を恋う気持ちと不安。相反する気持ちを抱えながら、麻由は痛みを越えて足を踏み出す。切実な祈りに満ちた恋愛小説。
  • シルエット
    3.8
    女性の体に嫌悪感を覚える元恋人の冠(かん)くん。冠くんと別れ、半ばやけでつき合った遊び人の藤野。今の恋人、大学生のせっちゃん…人を強く求めることのよろこびと苦しさを、女子高生の内面から鮮やかに描く群像新人賞優秀作の表題作と15歳のデビュー作他1篇を収録する、せつなくていとおしい、等身大の恋愛小説。
  • 一千一秒の日々
    3.8
    仲良しのまま破局してしまった真琴と哲、メタボな針谷にちょっかいを出す美少女の一紗、誰にも言えない思いを抱きしめる瑛子――。不器用な彼らの、愛おしいラブストーリー集。
  • 1985年の奇跡<新装版>
    3.0
    時は1985年。「おニャン子クラブ」に夢中だったあの頃。弱小高校野球部にスゴイ奴がやってきた。『夕やけニャンニャン』を見ること以外に何のやる気もない僕らだけど、ひょっとして甲子園にいけるかも!山あり谷あり笑いあり涙あり。青春小説の傑作が新装版で登場。
  • 春のいそぎ
    3.8
    昭和20年、終戦の日に父が自決。それは6歳の数馬(かずま)に大きな傷を与えた。成人しても信ずるものは、屏風に張る金箔の美のみ。だが、傷を負ったのは、数馬だけではなかった。姉・篤子、保江もそれぞれ不倫関係を重ね、不毛な愛に溺れてゆく。鎌倉を舞台に、滅びというテーマを、愛憎を通して描いた不朽の名作。美しくも哀しくもある純愛のかたち!
  • 要・調査事項です! ななほし銀行監査部コトリ班の困惑
    4.0
    得意先とトラブルを起こし、営業部から監査部に異動になった、ななほし銀行入行一年目の小林高。ところが異動先は、監査部なのに普通の監査はやらない(?)個人取引担当――通称「コトリ班」。配属されたはいいものの、舞い込む「要・調査事項」は予測不能の出来事ばかり。銀行から出た偽札? 毎回使えなくなる通帳? どれも一筋縄じゃいかない裏事情があるわけで……?【目次】序章/一章 偽札が出ました!/二章 通帳が使えません!/三章 それは本当に苦情ですか?/四章 グレーは白には戻れません!/五章 これがコトリのお仕事です!
  • 花芯のわななき 銀行支店渉外係長乱れ貪り喰い
    -
    1巻660円 (税込)
    白百合銀行登戸支店の渉外係長の鈴木昇は、無類の女好き。 下半身に人格なし、を自認しているだけあって、銀行の仕事で会う女性たちとのセックスを常に想像する、いわば、性の猛者である。 家庭では一男三女をもうけ、きわめて平和ながら性欲は旺盛で、それはアルコールが入ると、手がつけられないほどになってしまう。 新規に口座を開設した女性、取引している果物店の娘、結婚披露宴会場で出会ったフランス人女性、会社の慰安旅行先の温泉宿にやってきた芸者などなど。 手当たり次第に口説きまくり成功する、男の夢を叶えた痛快官能短編連作集。
  • 風の辻
    -
    風が辻を曲がるように、人生の辻をもうひとつ強引に曲がり、刑場へと消えていった男がいた。昭和50年8月23日午前5時過ぎ、台風6号が近づく嵐のとき、大阪・寝屋川の団地で、新婚の夫婦を斧で惨殺。その後、警察の目を逃れて豪遊をつづけていた神山隆は、12月7日、ついに刑事の来訪を受ける……。ほかに中編「風の塵」を収録。凄まじい迫力で殺人者の肖像を描き、殺人者の内部を通して人間の暗黒に迫る、犯罪小説の力作。
  • 海からの光
    -
    海のある風景を背に、ひそやかにはじまる光と闇の物語。海からのあふれんばかりの光は、心の闇に忍びこむ……。光みなぎる海。死の予兆をはらんだ海。さまざまな海からの光が、心の奥にわだかまる暗い淵に射し込むとき、浮かび上がるひとつの青春、そして生のかたち。彫琢された透明な文章が奏でる水晶の響き、背後の沈黙の深さは、まさに現代の神話。小川文学の全体を示す作品集。「青年司祭」「地中海の漁港」「鞭打苦行者」「父と子」「海からの光」を収録。
  • ナラタージュ
    4.2
    お願いだから、私を壊して。ごまかすこともそらすこともできない、鮮烈な痛みに満ちた20歳の恋。もうこの恋から逃れることはできない。早熟の天才作家、若き日の絶唱というべき恋愛文学の最高作。
  • 生まれる森
    4.0
    失恋で心に深い傷を負った「わたし」。夏休みの間だけ大学の友人から部屋を借りて一人暮らしをはじめるが、心の穴は埋められない。そんなときに再会した高校時代の友達キクちゃんと、彼女の父、兄弟と触れ合いながら、わたしの心は次第に癒やされていく。恋に悩み迷う少女時代の終わりを瑞々しい感性で描く。
  • 無宿人の墨縄
    -
    明治41年8月、空前の大悪党・ヤマカンこと山内勘三郎が、広島監獄で43年の強烈な生涯を閉じた。14歳で盗みの味を覚えて以来、脱獄・殺人・強姦と悪の限りを尽し、警察をキリキリ舞いさせた男。護送中に脱走して奥深い四国の山中を駆け抜け、警察に挑戦状を叩きつけた黒い疾風。月の光の中だけを生きつづけた野獣のコスモロジーを描き、その実像を丹念に追う、犯罪小説の巨編! ヤマカンと捜査の神様・郡長三郎の息づまる対決。悪の道を突っ走る男の輝く闇と沈黙の叫び。稀代の悪人の実像に迫る衝撃の長編犯罪小説!
  • 小説 三井物産(上)
    4.0
    1~2巻715円 (税込)
    幕末から明治中期、不平等条約の足かせのもと、欧米諸国に商権を独占されていた東洋市場に、独自の企業理念と創意・根性をひっさげて、敢然と躍り出た強者たちがいた――初代社長の益田孝、横浜支店長・馬越恭平、いまだ小僧の山本条太郎……。彼らの身を粉にした奮迅の活躍と、彼らが求め貫いた「商人道」の「誠」。「三井物産」疾風怒濤の草創期をダイナミックに描きながら、巨大商社の原点に迫る力作。
  • 散る花もあり
    3.5
    水産会社のフィリピン進出の尖兵となった越智は、現地で政治トラブルに巻きこまれ、危うく日本に舞い戻る。醜悪な現実に背を向け、故郷で屏息する彼のもとへ、ある日、刑事が訪れた。フィリピンで越智を救った青年ヒラリオが、ゲリラとしての密命をおび、日本に潜入したという。青年を助けねばと、越智は立ち上がった! 冒険小説の白眉。フィリピンでの恩人を案じて再起した男の死闘。男の友情が燃える鮮烈な長編。
  • ハッピネス
    -
    夫と妻、父親と息子、男と友人、主人公と隣人たち。執拗にくりかえされる対話のうちに見えてくるのは、彼自身の心の中の「町」。だが彼は、彼らは、ほんとうにわかり合えるのか? 会話の多い小気味よい文体が、一方でモノローグのように読者に訴えかける。独自の感性で、現代文学の地平に未知の領域を拓く、新鮮な短篇群。
  • 怪異収集録 謎解きはあやかしとともに
    3.0
    突然、奇妙な幻が見えるようになった大学生の花島昌磨。そのせいで授業にもバイトにも支障が出始めた昌磨は『不可思議な現象、何でも相談に乗ります』と掲げた怪しい探偵事務所を訪ねる。出てきた所長は、美形ではあるものの、どこか胡散臭い印象の男、天童。幻の正体は『怪異』だと説明する天童から、身を守る“お守り”を作ってあげようと提案された昌磨は、さらに天童に誘われるまま彼の仕事も手伝うことに。天童は『収集録』と呼ばれる本から逃げ出してしまった怪異を探し出して再び本に収めているらしい。天童や収集された怪異とともに、昌磨は奇妙な事件に巻き込まれていく?。
  • フラれ侍 定廻り同心と首打ち人の捕り物控
    -
    吉原にて、雨天に傘を持っていながら「思いを遂げるまでは差さずに濡れていく」……という〈フラれ侍〉が評判をとっていたある日。南町奉行所の定廻り同心、黒沼久馬のもとに、雨の夜の連続辻斬りが報告される。そこで友人の〈首斬り浅右衛門〉と調査に乗り出す久馬。そうして少しずつ明らかになっていく事件の裏には、傘にまつわる悲しい因縁があって――
  • 波

    -
    憐れな境遇にある教え子・きぬ子と結婚した、小学校教師・見並行介は、妻の不貞、生まれた子に対する疑惑など、「永遠回帰」の波にも似た、生の悩みの繰返しに直面する。――ヒューマニズムと理想主義を貫いて生きる、真摯な人間像を追求した名作として、海外でも大きく評価される作品。
  • 方丈記
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 失意の鴨長明が、日野の山奥、方丈の草庵に隠遁し、世の変遷と心の不安のなかに、自らの救いを求めようとする心境を、自伝的につづった、わが国随筆文学史上の不朽の名作。参考資料として、長明真跡の方丈記巻首、方丈庵遺跡を口絵に、現代語訳、解説、年譜、語彙索引を付し、川瀬一馬の名現代語訳でよみがえる。
  • 帰りなん、いざ
    3.0
    自称・翻訳家の稲葉が、2年契約で借りた民家は、美しい山里の奥にあった。東京の地上げ屋の魔手が伸びる中で、村人たちの他所者(よそもの)に対する目は厳しい。謎めく稲葉の存在も、彼らには目ざわりのはずだ。やがて稲葉も巻き込み、奇妙な事件が続発する! 恋と冒険の物語を見事な文体で描き、鮮烈な感動を呼ぶ傑作長編。美しい山里が招く冒険と恋!
  • オンリィ・イエスタデイ
    3.0
    雨の海辺で、何者かに追われる人妻を救った池内峻介は、彼女を自宅にかくまう。彼女の夫は、重大秘密を握って逃亡中。そのため彼女も、或る勢力の追及をうけているらしい。そして池内の周辺にも、敵方の手が……。意外な伏線を秘めて、事件は目まぐるしく動く! 男の特質を鮮烈巧緻に描く冒険小説。追われる女が握る秘密とは? 男の愛と闘い!
  • 枕草子(上)
    -
    1~2巻770円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『源氏物語』が「あはれ」の世界なら、『枕草子』は「をかし」の世界という。才たけた美貌の中宮・定子の豊かな文芸サロン。その自由で対等な、エスプリに溢れ、遊び感覚の男と女の交歓を、とりわけ中宮への深い敬慕をこめ、清少納言が、鋭い感性と知的批評的精神で活写した。平安の華麗な中宮生活の実態をつづった、唯一の記録文学。原文の巧みな表現を生かした、川瀬一馬の全訳付き。
  • 徒然草
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現存最古の版本といわれる流布系統本を底本に、懇切な校注、解説ならびに現代語訳を添え、連綿と読み継がれてきた、必読の随想録「徒然草」に流れる思想・哲学・人生観を、わかりやすく現代に蘇らせた、新編集。巻末に語彙索引を付す。
  • ドラフト最下位
    4.0
    ある年に、最後に名前を呼ばれた男たちを追って――。 球界の片隅にあった驚き、苦悩、思いがけない栄光を描く。 公式戦登板なしでプロ入りした男 高橋顕法/再生された男 田畑一也/最下位から千葉の誇りになった男 福浦和也/最下位を拒否した男 高瀬逸夫/球団幹部に出世した男 大木勝年/日米野球でやってきた男 鈴木弘/隠しダマの男 清水清人/9並びの男 吉川勝成/ゼロ契約の男 橋本泰由/勘違いしない男 松下圭太/2年連続最下位指名を受けた男 由田慎太郎/ありえなかった男 三輪正義/ポテンシャルが眠る男 鈴木駿也/怪物だった男 伊藤拓郎/1と99の男 今野龍太/育成の星になった男 長谷川潤
  • 【合本版】路地裏のあやかしたち 全3巻
    -
    高校生の小幡洸之介は、画家である父の作品が夜になると動き出すという怪奇現象に日々悩まされていた。そんなとき、クラスメイトから 「綾櫛横丁にいる大妖怪が、そうした事件を解決してくれる」 という噂を聞き、半信半疑で訪ねることにする。丑三つ時を狙って綾櫛横丁の奥へと足を進めると、たしかに怪しげな日本家屋が建っていた。意を決して中へと入った洸之介が目にしたのは、驚くような光景だった。そして洸之介は、加納環と名乗る、若く美しい女性表具師と出会う――。 人間と妖怪が織りなす、ほろ苦くも微笑ましい、どこか懐かしい不思議な物語。 ※本電子書籍は、『路地裏のあやかしたち』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
  • 【合本版】招き猫神社のテンテコ舞いな日々 全3巻
    -
    起業した会社が倒産したため、着の身着のまま、東京の片隅にある神社に管理人として身を寄せることになった青年。都落ちを痛感しながらも、再起に向けて意気揚々と暮らし始めようとする。 ところが、この神社には3匹の猫が棲み着いていた。大きくてブサイクな虎猫と、灰色の毛玉のような仔猫2匹。実は彼らは“化け猫”だった。 傍若無人ぶりを発揮する化け猫たち。そして、それにひたすら翻弄される青年――。 どこか憎めない化け猫たちとの人間味豊かな同棲生活を愉快に描くストーリー。化け猫も、けっこう可愛いものですよ……たぶん! ※本電子書籍は、『招き猫神社のテンテコ舞いな日々』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
  • 【合本版】φの方石 全3巻
    -
    方石――人々を魅了してやまない、様々な服飾品に変じることのできる立方体。この技術のメッカである神与島で、アトリエ・白幽堂を営む白堂瑛介は17歳の若き方石職人。方石を学ぶため、東京からやってきた下宿人の少女・黒須宵呼とともに暮らしている。 そんな瑛介は、本業である方石修繕の傍ら、人々を惑わす石――魔石の蒐集をし、その身請け人となっていた。 ある日、知人の方石研究者・涼子の依頼で連続方石窃盗事件を追うこととなった瑛介は相棒・猿渡とともに調査を開始する。しかし、そこには宵呼を巻き込んだ驚くべき真実が隠されていた――。  ※本電子書籍は、『φの方石』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
  • 【合本版】からくさ図書館来客簿 全6巻
    -
    京都の一角に佇む「からくさ図書館」は、優しげな図書館長の青年と可憐な少女とが二人きりで切り盛りする、小さな私立図書館。紅茶か珈琲を味わいながら読書を楽しめる、アットホームなこの図書館には、その雰囲気に惹かれて奇妙な悩みと出会ったお客様が訪れる。それぞれに悩みを抱えるお客様に、図書館長・小野篁が差し出すのは、解決法が記された不思議な書物で―。悠久の古都で綴られる、ときにほろ苦く、けれど温かなライブラリ・ファンタジー。 ※本電子書籍は、『からくさ図書館来客簿』全6巻を1冊にまとめた合本版です。
  • 三日月邸花図鑑 花の城のアリス
    値引きあり
    4.0
    『後宮の烏』の著者が描く和風アリスファンタジー!「早くわたしを見つけて」禁忌の庭に住む少女と、優しすぎる探偵が解く、切ない秘密。「庭には誰も立ち入らないこと」――光一の亡父が遺した言葉だ。広大な大名庭園『望城園』を敷地内に持つ、江戸時代に藩主の別邸として使われた三日月邸。光一はそこで探偵事務所を開業した。ある日、事務所を訪れた不思議な少女・咲は『半分この約束』の謎を解いてほしいと依頼する。彼女に連れられ庭に踏み入った光一は、植物の名を冠した人々と、存在するはずのない城を見る。
  • シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    はからずも医療刑務所へ期間限定の配属となった医師の工藤。矯正医官となった彼が見たのは、罪を犯しながらも民間と同等の医療行為を受けている受刑者たちの姿。さらに彼の気持ちをかき乱したのは、医師を志望するきっかけを作った男との鉄格子を挟んだ邂逅だった――
  • 揺れる心の真ん中で
    4.5
    不安な夜も、孤独な朝も。 愛を信じられるようになりたい――。 【〝あの日〟の自分を思い出して涙が止まらない(28歳女性)】 【最後の言葉に救われました(19歳女性)】 SNSフォロワー22万人超! 恋愛ツイート等で若い女性たちの共感を集める 夏生さえりさん、2年ぶり待望のエッセイ集! WEBマガジン「幻冬舎plus」大人気連載書籍化。 * * * * * * * * * * あの靴が 似合わなくなったのは、 いつからだろう――。 20代後半。 着られなくなった服。 好きになれなくなったもの。 恋ってなんですか。 愛ってなんですか。 変わりゆく心と 向かいあった日々の先で、 彼女はひとつの答えに たどり着く……。 みずみずしい感性と文体で 新時代の書き手が赤裸々に綴った、 悩める女性たちに贈るメモワール・エッセイ。
  • 女子専ハイツ、湿潤…
    -
    1巻660円 (税込)
    大学を出たものの就職が決まらない春喜は、まずは、家賃の安い部屋に引っ越すことだった──。 一階の陽の当たらない角部屋。ところがそこからは、隣の女子専用のハイツが丸見え! 最悪の条件のはずが、最高の部屋になった! 春喜はたまらず、覗きに向かった……。 ハイツの大家の翠、幼稚園の先生・未知、踊りの名取りの容子、そして容子を口説こうと狙うレズビアンの珠希の姿などなど、彼女たちの性態、痴態が丸見え。 いつしか、春喜は彼女たちの旺盛な欲望に取り込まれていく。
  • かわいい悪魔
    -
    1巻660円 (税込)
    下半身には人格がないとうそぶき、男の欲望には限りがないと開き直るオトコたち。 果たしてこんなことが許されるのだろうか。 やりたい放題、頭も身体も精液塗れ。 女子大生、OL、看護師、人妻、ホステス、風俗嬢……。外の女性たちに性欲を使い果たし、妻には欲望のかけらも残していない。 しかし、ものごとはそんなにうまくいくはずもない。 因果応報、人生どこかでツジツマの合うようになっているのだ。 かわいい悪魔たちが織りなす、ユーモラスで怖ろしい官能作品11編。
  • 蜜欲秘書課長 ビジネス官能成功ノウハウ長編
    -
    1巻660円 (税込)
    楠木雅人45歳。無尽蔵の性欲と巨大な一物の持ち主で、総社員数1万1000人を誇る建設業大手の本社秘書課長。 家では、女ばかり五人の子どもと奥さんに囲まれ肩身の狭い思いをしているが、会社では性欲を武器に、着々と地歩を固めていた。 本社の美人受付嬢をたらしこみ、大株主になっている銀行の副頭取の奥方を口説き落とす。 豊乳の若い女子社員を味方につけ、やりての熟女支社長をものにする。 楠木の野望はとどまることを知らず、専務の姪を手なずけ、社長が囲う愛人にまで触手を伸ばす。 楠木はいったいどこに向かっているのか……。
  • 白衣の蜜宴 俊才脳外科医ハード大胆官能
    -
    1巻660円 (税込)
    脳外科の名医として名が知られるようになってきた加瀬谷修司は、手術をすればするほど性欲が膨らんでくる男だ。 妻がありながら、勤務している総合病院の美人看護師を愛人にし、執刀した患者の美人妻を誘ってしまう。 のめりこんだ名医は、院内の患者向け相談室で挑みかかり、屋上でも男の欲をぶちまける。 惑乱された名医は、それでも満足しない。 はたして名医の欲望の果てはどこにあるのか……。
  • 花唇の誘惑
    -
    1巻660円 (税込)
    下半身に人格なし、を座右の銘にしている鈴木昇は、白百合銀行成城支店の渉外担当代理。 預金獲得、新規口座獲得のため、自由奔放に下半身を使いこなす。 根っからの女好きだからこその明るさと積極性が、美女、熟女、妊婦、女子大生などなど、あらゆるタイプの女性を惹きつけていく。 仕事とプライベートを両立させる理想的な生き様は、痛快そのもの。 こんな男になりたかった!
  • 愛という名の媚薬
    -
    1巻682円 (税込)
    男と女が深い仲になり、壊れていく臨場感と面白さをギュッと詰め込んだ、丸茂ジュン渾身の作。 妻子がありながらも、常に純粋な愛を求めている鉄平は、出版社のやり手専属記者の美加を追いかけ、同時に、美加の姉で既婚の真知子にも真剣に手を出す。 妻の奈穂子は、家を出た夫の鉄平を、離婚せずに歯を食いしばって待ち続ける……。 男の身勝手さと、振り回される女の哀しみと狡さと哀しみを、それぞれの立場と視点から描ききった!
  • 乱れ舞い
    -
    1巻682円 (税込)
    大学時代は新体操のキャプテンとして華やかに踊り、「乱舞蝶」と呼ばれてスターだった咲子。 卒業後すぐに結婚したが、緊張感のない生活のため、太ってしまい、かつての美貌は消えてしまった。 だらだらと専業主婦をしていて、暇潰しに電話をしたのが、大学時代の同級生で、新体操を一緒にやってきた奈津美だ。 だが、彼女はこそ、悪魔の化身のような女だった。 咲子は、夫ともども性の地獄をみることになってしまう。
  • 美唇の饗宴 銀行員の濃厚官能世界編
    -
    1巻682円 (税込)
    「下半身に人格なし」をモットーとしている鈴木昇は、血気盛んな銀行員。渉外担当の支店長代理として成城支店へ異動になった翌日から、女漁りを始めた。 仕事上で知り合った女性たちに猪突猛進、ひるむことなく口説き落とし、その巨根と情熱で女性たちを満足させる。 暇をもてあましている人妻、若き看護師、職場の女性行員、休日なしのアイドル、喪服未亡人、デートクラブのママ、レズ願望の女子大生……。 あくことのなく濃厚な官能世界を追求する10編。
  • うずく夜
    -
    1巻682円 (税込)
    東京のことを知らない地方出身の純粋な女子大生が、夜遊びをしたばかりに……。 律子は東京の名門女子大に入学し、ひとり暮らしをはじめたばかりの一年生。 高校時代の友だちに誘われ、六本木のディスコに誘われた。初めての六本木、初めてのディスコ。初めての夜遊び。 しかし彼女は舞い上がることもなく、翌日の授業のことを考え、ひとり、帰宅することにした。 深夜一時。タクシーは止まってはくれない。そんなことは律子の田舎では考えられなかった。 困り果てていたところに、手を差しのべてきた男が……。 そこから律子の人生は転落の一歩をたどっていく。
  • 女、とろり…老舗料亭 夜の競い合い
    -
    1巻682円 (税込)
    老舗料亭を切り盛りしているのは、亡くなった長男の妻、そして、先代の残した3姉妹だが、時代の流れを汲みとらない経営は苦しくなっていた。 立て直しが急務となり、俊英の経営コンサルタント轟計介が相談を受けるようになった。 だが、内情がわかるにしたがって、立ち直しの難しさがはっきりしてきた。 複雑な人間関係、愛憎が、同族ゆえに、経営の足を引っ張る。 出戻った長女、レズを隠して板長と結婚した次女、十代で短大に通う三女。そして、寡婦として生きる長男の嫁。 彼女たちは性欲を噴き出し、店の男たちを淫らに誘うが、それが元で混乱に陥っていく……。 はたして、淫悦に満ちた老舗料亭は、立て直しができるのか。
  • 不倫地帯の夜
    -
    1巻682円 (税込)
    男と女には、様々な愛のかたちがある。 激しく求める愛、優しく与える愛、耐える愛、忍ぶ愛、奪う愛、盗む愛……。 いずれの愛の形も、つまるところは互いの体を通じて、互いに確かめあう。 本書の8つの愛の物語はいずれも激しいセックスを通して描かれる。 女性作家ならではの「女の敏感なところ」を刺激する絶妙の官能小説集。
  • 華やかな狩人 芸能界の裏を抉る愛欲官能ノベル
    -
    1巻682円 (税込)
    高視聴率を続ける人気音楽番組のプロデューサー月野は、無類の女好きだ。 立場を利用してアイドル、歌手、女優と次々と関係を持つ。 彼のモットーは「下半身に人格なし」、チャンスと見れば手当たり次第に口説くのだ。 可愛いアイドル、美人女優ばかりか、SM好きのタレントやニューハーフを相手に禁断の世界にまで踏み込んでいく。 芸能界を舞台にした粘液まみれの官能色100パーセント小説。
  • 堕ちる…無自覚女子大生 本格徹底調教長編
    -
    1巻682円 (税込)
    女子大生の奈緒美は、学業そっちのけで、売れないカメラマンの恋人に貢ぐために、ノーパン喫茶などの風俗アルバイトに精をだしていた。 バカな女子大生はもっと稼ぐために愛人バンクに登録。紹介されたのが、地位も金もある経理士の男だった。 だがこの男こそ、悪魔のようなハードSだったのだ。 奈緒美は、縛られ、鞭を打たれ、監禁され、ハードマゾとして調教されていくことになる。 はたして奈緒美は、流されるまま甘美なSMの世界に堕ちていくのか。 それとも、自分にとっての真の快楽を見つけ、与えられた快楽の監禁から抜け出すのか──。
  • 麗しき狩人
    -
    1巻682円 (税込)
    「歌って踊れるミュージカルスターをめざす」。幼少のころからそう固く決めていた有紀子。 芸能界のトップに上り詰めていく過程で、彼女の肉体を多くの男が通り過ぎていく。 初体験は、地元にできた音楽専門学院に通っていた中学二年生の時。同じ学院に通う、大学生だった。 その後、所属したプロダクション社長、歌手仲間、カメラマン、映画監督などと深い関係を結ぶことで、のしあがっていく。 いつしか有紀子は、自分の体が売り物になり、芸能人として武器になることを自覚する。 魅惑の肉体を使い、男を篭絡し夢中にさせ、ステップアップの道具にしていった。 そしてスターとなった後は、最後の男と決めた年下のダンサーと激しい情事にふけり、そして結婚する……。 スキャンダルにまみれたスターの、愛と性の激しい生き方をエロチックに生き生きと描ききった力作!
  • 義姉妹 誘う蜜の糸
    -
    1巻682円 (税込)
    新婚にもかかわらず、なぜか、新妻・水菜子に夫婦の営みを拒まれつづける夫・竜二。 無理強いしても不思議ではないくらいになのに、やさしい竜二は我慢をつづける。 どうにもできないモヤモヤが鬱積する中、竜二の欲望は妻の妹でセーラー服が似合う高校生・加菜絵に向かう。 抑えられた新妻の欲望と、吐き出したい夫の欲望が絡み合い、そこに、義母の妖しい思惑と女子高生の好奇心が加わる。 個々が抱える欲望が、家族も個人も複雑にしていく。
  • 常ならぬ夜々
    -
    1巻682円 (税込)
    男と女を結ぶ縁が転がりだすと、性欲の縁も動きだす──。 父から受け継いだ洋食屋を、原価を無視し食材費にかけすぎたために潰した逸夫は、父の味のファンだったフードライターの沢味涼子に声をかけられた。 彼女が誘ったきたのは、クライアントの部屋で食事をつくるケータリングの仕事だった。 渋々はじめた仕事先で待っていたのは、性欲をもてあましている人妻だ。 次の仕事先のマンションでは、数十人が全裸になって求め合う妖しげな会場だった。 女性経験の少なかった逸夫は、五感すべてで女体を味わい、腕のいい料理人らしく欲望をあらわにしていった。
  • 母と娘 禁悦の誘惑
    -
    1巻792円 (税込)
    美貌の叔母志奈子が離婚したことで、志奈子の兄の家で、一人娘の奈緒美を預かることになった。 一人息子で大学生の譲治は、思ってもみなかった女子高生との共同生活で、毎日がワクワクの連続になるはずだった。 ところが、現実は甘くない。 奈緒美に無視されつづけてしまい、妄想を現実にすることを諦めた。 しかし、そんなつまらない毎日が、急変する。 奈緒美が急接近してきた。そして、叔母の志奈子とも、深い関係になっていく。 母娘のふたりと味わう官能の数々。譲治はとろけるような日々を送るが……。
  • 仮そめ夫婦の猫さま喫茶店 なれそめは小倉トーストを添えて
    3.8
    願いを叶えると噂の『猫さま』がいる喫茶店にたどり着いた真桜。職を失い、実家に連れ戻される大ピンチに、喫茶店のマスター・鬼塚と結婚したととっさの嘘をつくと、なぜか鬼塚から“契約結婚”を逆提案されて!?
  • 星影のセレナーデ(四)別れと妄想の巻
    -
    1巻330円 (税込)
    未亡人になった入江光子は、赤嶺が市場のアルバイトで知り合った人達を招いて送別会を開いた。近隣住民の光子の幼馴染の片山勝子はいかがわしいバーのママであえて招かなかったが仕事帰りに清水夫人と出会い送別会があった事を知り腹立ち紛れに宴の後へ押しかけた。光子と勝子と赤嶺は飲み直しをし、酔った女同士は喧嘩したが幼馴染のことで仲直りし三人で入浴した。その晩、赤嶺は夢幻に光子と一緒の布団にいた。実家に戻った光子とは永の別れになり、赤嶺は貿易英語研究部に入った。
  • 酔いがさめたら、うちに帰ろう。
    値引きあり
    4.2
    生きてて良かった! そう思える、幸せ……。アルコール依存症で離婚、10回の吐血、再飲酒(スリップ)、そして、ついにアルコール病棟に入院することになった、元戦場カメラマンの「僕」。そこで出会った個性的な面々との生活が、僕を変えた。うちに帰りたい――。依存症を克服し、愛する元妻、子供たちとの時間を取り戻したが、そこには悲しい現実が……。笑って泣ける私小説。浅野忠信・主演で映画にもなった名作――「不器用でも抱きしめようとする生き方に、心、動かされました」(浅野忠信)
  • 私が失敗した理由は
    値引きあり
    3.5
    成功の秘訣、それは失敗しないこと!? 順風満帆な人生が続くと思ったら大間違い。道を大きく踏み外してしまった男女が織りなす、疾風怒濤のミステリー! ある日、パート先の同僚イチハラが大量殺人事件を起こしたと聞いた落合美緒。美緒は事件の夜、コンビニで偶然イチハラに会っていた。それを思い出した美緒は、あることを思いつき――。イヤミス女王、真梨幸子が放つ壮絶な群像劇。
  • 和泉式部日記
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 弾正宮を喪い、人の世を「夢よりもはかなき」ものと観じ、頼りない式部の心に、四月(うづき)青葉の頃、弟宮帥(そち)宮との恋が始まる。「あやしかりける身のありさま」と嘆く身も、五月雨、七夕、紅葉やがて雪の頃と季節が移り、交わす心持も深まる。南院に迎えられるまで十ヵ月余の恋の哀歓を、贈答歌を骨子につづる。黒川家旧蔵の寛元本を底本に、「和泉式部日記は藤原俊成の作」とする川瀬一馬氏の校注になる「日記」。
  • 父のようにはなりたくない
    4.4
    中2の息子が「高校に行かない」と言い出した。その原因が自分にあるなんて……。表題作をはじめ、どこの家にも起こりうる、ささやかだけど重要な「事件」たち。泣き虫の息子と、息子を叱ってばかりの夫。娘が見せた家とは違う顔。息子のヌード雑誌にうろたえる妻。子育ての悩みがほぐれていく、8つの短編集。子育てに正解なんてない。でも、少し見方を変えるだけで前向きになれるとしたら……? 読めば気持ちが軽くなる!(収録作品=泣き虫のままでいい/ずる休みをしようぜ/久しぶりの食卓/みんな頭がついている/引き出しの奥にあるもの/捨てることのできないもの/勝とうとするから意味がある/父のようにはなりたくない)
  • 超人類生誕秘録(1)紅孔雀の巻
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    現存世界の背後に潜む幽冥な魔窟・シャンバラに、謎の女・紅孔雀を捜しに、火雷厳道が現われた。この地で春をひさぐ女たちの魂を救う火雷厳道の底知れぬ熱力に、地下空洞・シャンバラの支配者や魑魅魍魎は怯えた。妖しい美女との淫楽、羅刹の座をめぐる凄惨な戦い! 官能とバイオレンスが噴出する傑作シリーズ第一弾!
  • 紫の火花(上)
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    1~2巻660円 (税込)
    祗園の名妓とイギリス人との間に生まれた魔子は、成長するにつれ、凄艶な美貌と悪魔のような心をそなえ、男たちの注目をあつめる。古い習慣に反逆した彼女は、祗園のボスを手玉にとり、大金をせしめて東京へ。花の銀座でホステスをしながら、魔子が考え出したアイデア商法とは? 悪女の魅力を描き出す、傑作長篇小説。
  • オフィス・ゲーム オフィス空間の生理と心理
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    人間は、空間に支配される。サラリーマンには、オフィスが、仕事の場所であると同時に、生命現象の運動場である。会社本位には能率であっても、社員本位には生甲斐にからんで、人間の生理を考えなければならない。入れ物は立派でも、はたして生き生きとしたサラリーマンの生理空間になっているだろうか? オフィス空間は人間をどのように支配するのか、空間に支配される人間の生理と心理を解く。
  • 濡母 兄妹、親子、叔父叔母、甥姪が弾け灼けいく
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    1巻671円 (税込)
    親しい者は、普段何事もなければ、互いの性を意識することなく生活を送る。 だがいったん何かのきっかけ――それは事故やアクシデント、嫉妬心など――によって、異性として意識した途端、近親の者は異性となり、愛と欲の対象となる。 本書では、いくつもの近親の禁断の関係を描いている。 いずれの性愛も、激しく淫靡でありながら清冽だ。

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